「(憲法は)左翼傾向の強いGHQ内部の軍人たちが短期間で書き上げ、それを日本に押しつけたものである」――。
こんなネトウヨのような思想を持つ人物が今、総理大臣としてその座に居座り、憲法改正を目論む。そんな悪夢が日本では現実となっている。
安倍総理はこれまで、国会や書籍の中で、たびたび憲法改正に言及し、「(憲法は)日本人にとって、心理に、精神に悪い影響を及ぼしている」「(憲法が国を縛るという考え方は)古色蒼然とした考え方」などと、極度に偏った、極度に誤った見解を示してきた。
※本稿はIWJ会員・無料サポーター向けに毎朝配信している「日刊IWJガイド」2月6日号より抜粋し、リライトしたものです。
IWJ記者の太田美智子です。連日、国会で繰り広げられている、おおさか維新と安倍政権のベタベタの蜜月ぶりは、正直、正視にたえません。
2016年2月5日、衆議院予算委員会で、おおさか維新の会の足立康史議員が「来たる国政選挙でしっかりと、憲法について争点化していくことが大事」「彼ら(民主党、維新の党、共産党)の憲法観はムチャクチャです」「だいたい、彼らは安全保障法制を戦争法案と、今でも言っています」など、「アベサマの太鼓持ち」さながらの発言を繰り出し、与党議員から下卑た笑いを誘いました。