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「希望の牧場」プロジェクト経過報告記者会見 2011.10.9
2011年10月9日、自由報道協会主催、「希望の牧場」プロジェクト経過報告記者会見が行われた。福島第一原発から20km圏内にある浪江町「エム牧場」農場長の吉沢正巳氏は、住人なき町に残された動物たちを殺処分から守るため、自らも被爆しながら餌をやり続け、声を挙げ続けている。
有志議員による「放射能除染についての緊急勉強会」(児玉龍彦氏ほか) 2011.9.14
2011年9月14日、議員会館にて福島の放射被害を考える有志議員が、東京大学先端科学技術センターの児玉龍彦氏と地球快適化インスティテュートである山口祥司氏を招き「放射能除染についての緊急勉強会」が開催した。
土壌や住宅に与えるセシウムの影響について述べてから、その対策についても述べた。特に、政策においても省庁のみならず政府のもっていないノウハウや情報、新しい技術を持った民間の力を動員して除染にのぞむ必要があり、新しい枠組みを作る必要性を論じた。
鉢呂経済産業大臣 辞任会見 2011.9.10
2011年9月10日(土)、鉢呂経済産業大臣による辞任会見が行われた。
鉢呂大臣は「私の一連の発言で、国民の皆様そして、とりわけ福島県民の皆様に多大の不審の念を抱かせた。大変心からお詫びを申したい」と辞任を表明。「死の町」発言に関しては「(福島の現状を)見た率直な意見だった。しかし言うべき言葉ではなかった」と謝罪。「放射能をつけるぞ」発言に関しては「防護服をすり寄せたという事はなかったと思うが、どう言ったのかは記憶がさだかではない」と説明した。
東京電力 記者会見(18:00) 2011.9.6
2011年9月6日(火)、東京電力本社で、記者会見(18:00~、1:11′)が行われた。
午前の会見で停止報告した除染装置とセシウム吸着装置を15:13に再起動した。震災時の福島第二原子力発電所の方の状況について説明。原子炉水、使用済燃料プール水の分析結果や写真映像などから、損傷なく順調に復旧していると解説した。
東京電力 記者会見(11:00) 2011.9.5
2011年9月5日(月)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:26′)が行われた。
3号機の圧力容器温度が100℃を下回りつつある。アレバ除染装置のポンプが停まっているが、原因不明、要交換だが未定。
東京電力 記者会見 18:00 2011.8.28
2011年8月28日(日)、東京電力本店で、記者会見が行われた。
融けた燃料集合体の重量を質問すると、おおよその重量は回答があったが、正確にどうなっているかは現状では把握できないようである。福島県の居住禁止地域が長期化しそうであるが、今後必要な除染等を行って努力。可能な範囲で協力とコメントした。
東京電力 記者会見 18:00 2011.8.26
2011年8月26日(金)、東京電力本店で、記者会見が行われた。
水処理設備のセシウム吸着装置で、ポンプ過負荷で自動停止し、セシウム吸着装置および除染装置が停止した。3号機で作業員が負傷、右手指骨折。土木学会の指針による津波の予想評価について、高さが充分だったかなどについて質疑に上がった。
「国会は一体何をやっているのですか!」大手メディアに無視された児玉龍彦氏「国会での熱弁」~岩上安身の緊急インタビュー 第150回 で見せた25秒間の沈黙の意味とは 2011.8.6
「私は満身の怒りを表明します」――。2011年7月27日、国会の衆議院厚生労働委員会での参考人答弁で、福島第一原発事故後の国の対応を厳しく批判した児玉龍彦氏(東大アイソトープ総合センター長)の姿は、当時、多くの共感を呼んだ。
インターネット上の言論空間は、しばらくの間、この児玉氏の質疑でもちきりとなり、ユーチューブ(動画投稿サイト)では、その動画が次々にコピーされ拡散。再生件数は高止まりした。
東京電力 記者会見 11:00 2011.6.17
2011年06月17日(金)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:55′)が行われた。
セシウム吸着装置でラプチャーディスクの破損により水が漏れ、システムは自動停止した。ラプチャーディスクを予備のものと交換、再度セシウム吸着装置の試運転、総合組み合わせ試験を行い、本格運転を始めると発表した。セシウム吸着装置の運転現在止めているが、油分離装置、アレバ除染装置は運転を再開してる。
ラプチャーディスクの破損の原因は、内圧が高まったことで、ヴェッセル出口弁が閉まったことが原因。閉まった原因はよくわからないが、当時遮蔽板取り付け作業誤ってしまったと考えている。
※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。
東京電力 記者会見 18:30 2011.6.13
2011年06月13日(月)、東京電力本社で、記者会見(18:30~、2:22′)が行われた。
キュリオンの通水確認試験、アレバ除染装置機器の連動試験が終了し、汚染水使った試験を準備する。準備状況踏まえてどちらを先に汚染水使った試験にいれるか検討を始める。一方、循環型海水浄化装置は本日から本格運用を開始した。
協力企業の作業員1名(60代男性)が全面マスクへチャコールフィルターを付け忘れて被ばくした。ホールボディカウンターによる速報値で内部被曝2.3×10^-3 mSv、大きな内部取込は無いと評価している。
※掲載期間終了後は、会員限定記事となります。
川内・辻議員主催 東日本大震災勉強会〜講師 元日本原子力学会会長・原子力委員会委員長代理 田中俊一氏 2011.6.2
2011年6月2日、民主党の川内博史議員と辻恵議員が、東日本大震災に関わる問題について、元日本原子力学会会長・原子力委員会委員長代理 田中俊一氏を講師に招き、勉強会を開催した。
田中氏は、除染の方法と試験結果を説明し、放射性物質を含んだ土壌の処分場を各自治体に設けてほしいと述べた。
また、放射能・放射線に関する課題として、食品から放射性物質が検出された場合、食品ごとの評価・対応をきめ細かく行うべきことなどを挙げた。最後に、緊急提言の趣旨を生かした原発事故収束への体制作りが必要だと述べた。
岩上安身によるインタビュー 第121回 ゲスト 福島みずほ社民党党首 2011.5.6
2011年5月6日、福島みずほ社民党党首にインタビューを行った。冒頭、1~20msv/年被曝しても差し支えないとする基準を文科省が進めてきた背景について説明した。また、招集手続きも議事録もなく、非公式な議論で進められたことを問題視。放射線の感受性は子どもの方が強く、放射線の測定も地上50センチで実施するのはおかしいと指摘。1~20msv/年という基準は決して安全であるというものとして示されたものではないと強調した。
同時に、浜岡原発で、作業員が8年間で50.6msv被曝し、白血病で亡くなっている事例に触れ、20msv/年が如何に高い値であるかを危惧し、子どもは2カ月避難して、その間に除染を行うべきだとした。最後に、30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が発生する確率は87%であるから、津波対策もできず、安全宣言も出せない浜岡原発については、経済産業大臣は使用停止命令もできると語った。
岩上安身によるインタビュー 第120回 ゲスト 空本誠喜民主党議員 2011.5.6
2011年5月6日、岩上安身が、民主党 空本誠喜(そらもと・せいき)衆議院議員のインタビューを行った。空本議員は、20ミリシーベルト問題で辞任した小佐古内閣官房参与の教え子であり、代理人を自認する。サポーター有志による、文字起こしとリサーチを、サポート会員ページのみ公開している。
東京電力 記者会見 11:00 2011.5.3
2011年05月03日(火)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、1:00′)が行われた。
1号機原子炉建屋内の環境改善のため局所誹風気(アララベンチ)の設置状況は、機材を搬入し、二重扉の前に制圧ハウスを設置する。運用は明日以降の予定と発表。今回は空気中のダスト除去が目的であり、床に落ちているものは今回の方式では除去できないため、今後は拭き取りのような除染はするだろうと説明した。作業時間の管理や内部取込みに気を付けて行えば、作業員の被曝は充分低減できる。ロボットを利用する除染は、建物内部の構造が平らではないのでまだできない。まず瓦礫撤去が優先。
東京電力 記者会見 18:30 2011.4.20
2011年04月20日(水)、東京電力本社で、記者会見(18:30~、1:47′)が行われた。
建屋内の線量が高く、入る前に除染、瓦礫の撤去が必要になる。特に3号機は爆発の影響が想像以上に酷くく、瓦礫の一部が落ちていて、取り除く必要があるよいう見解を示した。
1号機の水棺に向けての着手はしていない。注水して入らなかったものは、水蒸気などが凝固して、下に溜まっていると思う。水位について注視をして、何らかの対策を考えたい考えである。
海外からの支援の受け入れ、まだ一覧になっていないが口頭で発表した。
岩上安身によるインタビュー 第114回 ゲスト 南相馬市・桜井市長 2011.4.19
2011年4月19日 現地の記者、小林富久壽氏、チェルノブイリ救援・中部のメンバーが、南相馬桜井市長、秘書課星氏にインタビューを行った。桜井市長は、南相馬の被害が甚大なことに対して、国からの義捐金は少額であるとし、自治体職員は部署によって業務が複雑化し職員に負担がかかっている。後方支援、マスコミの在り方に疑問を呈した。
東京電力 記者会見 11:22 2011.4.3
2011年04月03日(日)、東京電力本社で、記者会見(11:22~、0:33′)が行われた。
東電行方不明になっていた社員2名の遺体を発見、経緯と勝俣会長のコメント資料を配布した。
4号機タービン建屋の定期検査に関わる電源操作、弁の開閉の現場調査中に行方不明になっていた東電社員2名が、30日15:52にタービン建屋地下1階において発見され、昨日までに死亡を確認した。発見後、同日福島県警に状況報告、翌日遺体回収して第2サイトに運んで除染、契約医検死、その後、昨日ご家族との対面と引渡し、協議を経て、本日発表した。死因は多発性外傷による出血性ショック、24歳と21歳。
岩上安身によるインタビュー 第108回 ゲスト 宮腰吉郎氏 2011.3.31
2011年3月31日、岩上安身は、2006年よりチェルノブイリ被災地で「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」、キエフの被災者互助団体「ゼムリャキ」を取材をした宮腰吉郎(みやごし・よしろう)氏にインタビューをした。
東京電力 記者会見 11:00 2011.3.25
2011年03月25日(金)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:24′)が行われた。
作業の見直しについては保安院から口頭で指示を受けた。3号機地下の水の排出作業は確認中。保安班(放射線管理)と復旧班(実際に作業班)の密な連携をとり、どのような環境の場所でどのような作業をするのか、情報を共有していく。事前のサーベイをしたり、関連情報を集め、伝える。異なる状況があれば作業中断して当社へ報告、指示を待つなど。アラームが鳴れば作業を中断。水の汚染は原子炉か燃料プールが原因であることは間違いない。しかし、どのようなルートで汚染されたのかはわかっていない。
東京電力 記者会見 20:00 2011.3.24
2011年3月24日(木)、東京電力本社で、記者会見(11:50~、1:54′)が行われた。
作業員3名が約180mSvの被曝を受け、内2名はβ線熱傷のおそれがあり福島県立医科大学付属病院に搬送された。作業現場には水が溜まっており、水の表面400mSv/h、空間雰囲気は 200mSv/hだったと発表した。