東京電力 記者会見 11:00 2011.3.25

記事公開日:2011.3.25取材地: テキスト動画
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2011年03月25日(金)、東京電力本社で、記者会見(11:00~、0:24′)が行われた。

 作業の見直しについては保安院から口頭で指示を受けた。3号機地下の水の排出作業は確認中。保安班(放射線管理)と復旧班(実際に作業班)の密な連携をとり、どのような環境の場所でどのような作業をするのか、情報を共有していく。事前のサーベイをしたり、関連情報を集め、伝える。異なる状況があれば作業中断して当社へ報告、指示を待つなど。アラームが鳴れば作業を中断。水の汚染は原子炉か燃料プールが原因であることは間違いない。しかし、どのようなルートで汚染されたのかはわかっていない。

■全編動画

 今後の予定について、空気中、海洋のモニタリングの状況に加え、発電所等の定時的な報告も行う。できるだけ武藤副社長からの説明もしたいので、次回から3階の広い場所を会見に使いたいと説明した。
 被曝し千葉に収容された2人は現在福島県立医大におり、まだ移送はされていない。この事故に関し、統合対策本部の保安院から放射線管理員について見直しをするようにと口頭で指導を受けた。
 3号機の水の排出作業は確認すると回答。
 保安班(放射線管理)と復旧班(実際に作業するグループ)の密な連携、どのような環境の場所でどのような作業をするのか、情報を共有していく方法として、事前のサーベイをしたり、関連情報を集め、伝える。異なる状況があれば作業中断して本部へ報告、指示を待つ。アラームが鳴れば作業を中断することを考えている。TBMKY=ツールボックスミーティング危険予知の手法もとりいれる。
 作業員は線量計の警告が出たらただちに作業を中断して、除染の検査を受けるが、現場の作業環境は変わりやすく、汚染された水は移動しやすいなどのリスクの可能性をよく予知することが重要。改めて個人線量計のアラームが鳴ったら必ず立ち止まるよう指示をした。
 水漏れが発生しているが、どこから水が来たか、プラントの中の水なのか、周りの水が集約されて溜まったのか、何処からとはまだ確定出来てない。水の汚染は原子炉か燃料プールが原因であることは間違いないが、どのようなルートで汚染されたのかはわかっていない。
 今回のテレビ会議で周知事項ができたところから作業再開するが、作業班長の指示にしたがって工事作業をするのが原則である。
 現場に放射線監理員が何人いるかということがわからないと作業管理できないので、正確な人数をお伝えしたいので確認する。また、厚生労働省や労働基準監督所などへは定期的な報告はしているが、現場に来ているか、いるかはわかっていない。

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