【IWJジャーナル号外】マクロン率いる中道勢力の衰退で、フランスのデモは大混乱! デモ騒動の裏で、欧露間の核の緊張が高まっている! 本日11月4日(水)、明日11月5日(木)午後7時から、「岩上安身によるインタビュー第1243回ゲスト 元フランス陸軍予備役将校(大尉)、元欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員 ブノワ・パレ氏」を撮りおろし初配信します! 2026.11.4

記事公開日:2026.11.4 テキスト
このエントリーをはてなブックマークに追加

(文・IWJ編集部)

 9月にフランスのパリ郊外で始まった、高校生による、教師不足や校舎の老朽化など教育環境の改善を求める抗議活動は、10月には、深刻な物価高や生活苦を訴える労働組合などが合流し、フランス全土でのデモへと拡大しました。

 デモには、反資本主義や反国家権力を掲げる過激な集団、ブラック・ブロックが紛れ込み、極左の活動家などと共に、商店を破壊して略奪したり、放火するなど、大規模な暴動へと発展していることが報じられています。

 さらに、デモとそれに伴う暴動は、フランスだけでなく、ベルギー、アルバニア、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツなど、欧州全域に広がりつつあります。

 岩上安身は10月25日、元フランス陸軍予備役将校(大尉)のブノワ・パレ氏に、このデモの背景について、インタビューを行いました。

 ブノワ・パレ氏は、ユーロ・マイダン・クーデターの直後からウクライナ戦争が始まる直前にあたる、2015年から2022年まで、ウクライナのドンバス地域で、欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員を務めた経験から、著書『What I Saw in Ukraine 2015-2022 Diary of an International Observer(私がウクライナで見たこと2015~2022年 国際監視員の日記)』を上梓しています。

 ウクライナ戦争に関する西側諸国の嘘や隠蔽を告発したこの著書をもとに、岩上安身は2025年12月に、パレ氏にインタビューを行いました。以下のURLから、ぜひご視聴ください。

 10月25日に行われたフランスのデモについてのインタビューを2分割し、本日11月4日(水)と明日11月5日(木)の午後7時から、そのハイライト版をIWJのYouTubeチャンネルで撮りおろし初配信します!

 YouTubeメンバーシップでは、より詳しいメンバー限定版を配信いたしますので、ぜひ、メンバーシップへのご登録をお願いいたします。

    メンバーシップへのご登録はこちらから
    https://www.youtube.com/channel/UCO6c-ejeQxxKArNHWieU2OQ/join

  •  また、IWJサイトでは、メンバー限定版の動画に加え、ここでしか見ることのできない会員向け完全版の動画をご視聴いただけます。会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 休会している方も、会費さえお支払いいただければ、いつでも再開できますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。

     なお、サポート会員となれば、直近2ヶ月分のコンテンツだけでなく、過去の動画と記事もすべて見ることができます! サポート会員登録もご検討ください!

    ※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。ぜひとも、皆様、会員となって、お支えください!!
    (会員登録済みの方)
    https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
    (新規会員登録の方)
    https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

     本日11月4日(水)に撮りおろし初配信する、インタビューの前半にあたる【1】では、「ブラック・ブロックとは何者なのか?」との岩上安身の質問に答えて、パレ氏は、以下のように語っています。

     「(暴動を起こした一団の中には)異なる二つの集団がいたことがわかっています。

     まず、店舗を破壊する集団です。彼らは装備を整えており、たいていは若い男性でした。店のショーウィンドウを壊すと、次の場所へ移動していました。

     その後に、別の集団が現れました。こちらは主として、大都市の周辺地域、いわゆる郊外の若者達です」。

     さらにパレ氏は、10月17日に、フランス中部の都市リモージュの歴史的な市庁舎が、侵入した暴徒に放火され、焼け落ちた衝撃的な事件をめぐり、「市庁舎内にいた女性警察官は、襲撃者達の動き方から、『訓練を受けていると感じた』と述べている」「リモージュ市長は、『県内には、左翼集団が暴力行為の訓練をするキャンプがあると、何年も前から政府に伝えてきたが、通報しても何も起こらなかった』と述べている」と明らかにしました。

     パレ氏は、「パリに来たブラック・ブロックの中には、ドイツやオランダから来た、フランス語を話さない人もいた」「彼らは白人だ」と語っています。

     パレ氏によると、「フランス警察は、ブラック・ブロックの一人一人の名前や住所、過去に何をしたかまで把握しているが、逮捕しない」のだといいます。これは、フランスで著名な犯罪問題の専門家や、女性警察官が、オルタナティブメディアだけでなく、主流メディアの主要なニュース番組でも語っているとのことです。

     その背景について、パレ氏は、現在のフランスの政治状況に深い関わりがあると、以下のように語っています。

     「現在のフランスでは、政治が行き詰まっています。議会に、過半数を持つ勢力がありません。

     マクロンは、議会で少数派のまま政権を運営しており、予算を成立させられません。これが、もう2年続いています。

     なぜこうなったのかというと、議会に3つの勢力があるからです。ナショナリスト勢力、左派勢力、そして中道勢力です。

     中道には、マクロンと、過去50年間フランスを統治してきた政党勢力がいます。それらの既成政党は、勢力が縮小し、誰にも信頼されなくなっています。

     一方には、今やフランス最大の政党(国民連合)を率いるマリーヌ・ル・ペンがいます。

     もう一方には、メランションが主導する左派(不服従のフランス)がいます。ただし、メランションの支持率は、ル・ペンに及ばず、せいぜい20%ほどです。世論調査では、ル・ペンの支持率は、35%ほどあります。

     フランスの大統領選挙は、2回投票制です。第1回投票では全候補者が争い、第2回投票には、上位2候補だけが進みます。

     現在の各種調査にもとづく見通しでは、決選投票に進むのは、ル・ペンとメランションで、中道勢力は姿を消すというのです。

     これは、初めてのことです。そのため、中道勢力は、この状況を見て、慌てているのです」。

     パレ氏は、警察がブラック・ブロックを逮捕せず、暴動を厳しく取り締まらない背景には、社会的な混乱の責任を左派勢力に押し付け、左派の評価を落として、2027年の大統領選で、決選投票に中道勢力が残る目的があるのではないか、という見方がフランス国内にあることを紹介しています。

     その根拠としてパレ氏は、2018年にマクロン政権による燃料税の増税に対する抗議として始まった「黄色いベスト運動」でも、警察官によるデモ参加者への挑発行為があったことをあげています。

     以上の話は、ハイライト版の【1】に収められています。以下のURLにて御覧になってください。

    ※【1】フランス警察は、デモで暴動を起こすブラック・ブロックを逮捕しない! 背景には大統領選をめぐる中道勢力の衰退がある! 岩上安身による元フランス陸軍予備役将校ブノワ・パレ氏インタビュー
    https://youtu.be/rZ1ZzIa5oSQ

     【1】のメンバー限定動画では、パレ氏が、ブラック・ブロックのメンバーが逮捕されないことをめぐり、「大統領選で決選投票に進めないことを恐れた中道勢力が、敗北するくらいなら混乱を引き起こす方を選ぶのではないか、という見方がある」と述べ、次のように語っています。

     「人々が語っている仮説の一つは、情勢があまりに悪化したことを理由に、(憲法の規定で3期目の大統領選には立候補できない)マクロンが、選挙を中止し、権力の座にとどまるかもしれない、というものです。

     極端なシナリオですが、多くの人がそれについて語っています。憲法には第16条という条項もあり、深刻な危機の際、大統領が全権を掌握できる(緊急事態条項)とされています」。

     パレ氏は、中道勢力がマクロン大統領に代わる新しい顔として押し出そうとしている人物として、ラファエル・グリュックスマン氏と、エドゥアール・フィリップ氏の名前をあげています。

     しかし、「マクロンを嫌う人々は、マクロン政権で(2017年5月から2020年7月まで)首相だったフィリップも嫌うだろう」と指摘しています。

     さらにパレ氏は、グリュックスマン氏について、「2012年ごろまで、ジョージアで、サアカシュヴィリ大統領の特別顧問をしていた」「その後、サアカシュヴィリ政権で内務大臣だった妻と共に、ウクライナに移った」と明らかにし、「CIAの操り人形」である可能性を指摘しています。

     パレ氏は、「グリュックスマンが公の場で話すことの90%は、ウクライナ戦争の継続に関するものだ」と述べ、「ウクライナ戦争の候補者」だと断言しています。

     【1】のメンバー限定版は、以下のURLで御覧いただけます! こちらの内容は、ハイライト版には収められていないので、Movie IWJのメンバーとなって、詳しいお話をお聞きになってください!

    ※【メンバー限定・1】フランス警察は、デモで暴動を起こすブラック・ブロックを逮捕しない! 背景には大統領選をめぐる中道勢力の衰退がある! 岩上安身による元フランス陸軍予備役将校ブノワ・パレ氏インタビュー
    https://youtu.be/rT1QpnHPtdc

     【1】の会員向け完全版では、上記のメンバー限定版の内容に加え、10月に行われた、中道左派勢力による2027年大統領選に向けた統一候補を決めるオンライン予備選挙で、グリュックスマン氏が66%以上もの得票率で圧勝したことに対し、パレ氏が懐疑的な見方を示しています。

     選挙監視員の経験があるパレ氏は、オンライン選挙について「電子投票を操作するのは、非常に簡単で、明らかに民主主義への脅威だ」と述べ、ディープステートによる不正が行われたのではないか、との考えを示しています。

     その上でパレ氏は、「フランスでは、ウクライナのことばかり聞かされるのに、うんざりする人々が増えている」ので、グリュックスマン氏は支持を得られないだろうと語りました。

     【1】の会員向け完全版は、以下のURLで御覧いただけます!

     明日11月5日(木)に撮りおろし初配信する、インタビュー後半にあたる【2】では、岩上安身が、「フランスでのデモや暴動が、欧州全体へと広がった騒動によって、重要な問題が報じられなくなった」と、以下のようにパレ氏に質問しました。

     「マクロン大統領は、フランスからロシアを狙えるような、長距離弾道ミサイルの実験を行いました。

     それとともに、フランスの核の傘を、欧州全域に提供すると言っています。

     ロシアに挑発的な、ポーランドや、バルト3国、北欧の国々の中には、核を禁止している憲法を改正している国もあり、フランスの核が配備される可能性がある。

     こういう問題を、本当は、今こそ論じなければいけないのに、この騒動で全部かき消されてしまっています。

     欧州とロシアとの間で、核の緊張が高まっているという懸念に、意見をください」。

     これに対してパレ氏は、以下のように答えました。

     「なぜ、この問題が議論されているのか?

     それは、今、ヨーロッパの人々が、欧州諸国が攻撃された時に、アメリカが自国の核兵器を使ってくれるのか、あまり信頼していないからです。(中略)

     そこで、マクロンは今、アメリカの核の傘を、ヨーロッパ独自の新しい核の傘に置き換える時だ、と考えています。イギリスとも話をしています。

     イギリスも核兵器を持っていますが、自立していません。核兵器を使用するには、アメリカからのゴーサインが必要だからです。したがって、ヨーロッパで独立している核兵器は、フランスのものだけです。

     そのため、マクロンは、まずドイツに、『同意してくれるなら、フランスの核兵器でドイツを守りましょう』と提案しました。今では、バルト諸国が、『それは良い考えだ。私達もフランスの核兵器で守ってほしい』と言っています。

     しかし、私には、これは非常に危険だと思えます。私はバルト諸国の政治家の発言を定期的に読んでいますが、彼らは正気ではないと思います。本当にです。(中略)

     そうした人々に、私達の核兵器に関わる権限を与えるという考えは、私には正気の沙汰とは思えません。考えられる限り、おそらくヨーロッパの安全保障にとって最大の脅威です。

     もう一つ、彼らがカリーニングラードを脅しているのも、常軌を逸しています。『カリーニングラードに侵攻できる』と言うのです。正気の沙汰ではありません」。

     さらにパレ氏は、こうした動きの背後で、グローバリストのディープステートが、戦争によって国家債務を帳消しにする「グレート・リセット」を実現したがっているのではないか、との見方を示しているジャーナリストもいると、その考えを紹介しました。

     以上の話は、ハイライト版の【2】に収められています。以下のURLにて御覧になってください。

      【2】デモ騒動の裏で、フランスの核を「欧州の核の傘」に! 独裁超国家EUがロシアとの戦争で「グレート・リセット」!? 岩上安身による元フランス陸軍予備役将校ブノワ・パレ氏インタビュー
      https://youtu.be/eqdtAjWcByc

    •  【2】のメンバー限定動画では、高校生によるデモの背景について、組合、政党、NGOといった組織の扇動があることや、現代の若者達の頭の中を占めているのはジェンダー・アイデンティティーの問題と気候変動問題の2つで、現実的な政治社会問題に関しては操作されやすい状態にあることなどについて、パレ氏自身の考えを語っています。

       他方、ブラック・ブロックが破壊したあとにやってきて、店舗から略奪を行なっている集団について、パレ氏は、次のように語っています。

       「政治的な動機はそれほどなく、ただの機会主義者(オポチュニスト)です。

       『簡単に持って行ける品物がたくさんある。誰にも逮捕されない。それなら持って行こう』ということです。

       動画を見ると、こうした略奪に加わっている人々の多くは、アフリカからの移民を背景に持つ人々です」。

       その上でパレ氏は、フランスの植民地として収奪されてきたアフリカ系の人々の一部が、デモに乗じて略奪を行なっている現状について、植民地支配の過去に対する復讐の感情を抱いていると思われると、自身の考えを示しました。

       【2】のメンバー限定版は、以下のURLで御覧いただけます! こちらの内容は、ハイライト版には収められていないので、Movie IWJのメンバーとなって、詳しいお話をお聞きになってください!

      ※【メンバー限定・2】デモ騒動の裏で、フランスの核を「欧州の核の傘」に! 独裁超国家EUがロシアとの戦争で「グレート・リセット」!? 岩上安身による元フランス陸軍予備役将校ブノワ・パレ氏インタビュー
      https://youtu.be/fBmvizvCwTQ

       【2】の会員向け完全版では、上記のメンバー限定版の内容に加え、スウェーデンでのアフリカ系犯罪集団による麻薬犯罪などについても、パレ氏が自身の考えを語っています。

       【2】の会員向け完全版は、以下のURLで御覧いただけます!

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です