IWJ代表の岩上安身です。
ゼレンスキー氏の大統領報道官であったユリア・メンデル氏が、9月26日公開のタッカー・カールソン氏のインタビューに出演しました。「ゼレンスキー大統領報道官がすべてを暴露──血まみれの金、盗聴、そして女性を徴兵するために自ら兵役を回避した事実」というタイトルです。
- Zelensky’s Press Secretary Reveals All: Blood Money, Wire Taps & Dodging the Draft to Draft Women(The Tucker Carlson Show、2026年9月26日 )
https://youtu.be/fI8sYWO65Sk
- Zelensky’s Press Secretary Reveals All: Blood Money, Wire Taps & Dodging the Draft to Draft Women
(The Tucker Carlson Network、2026年9月26日 )
https://tuckercarlson.com/tucker-show-iuliia-mendel-092526
戦争がエスカレートし、米欧の支援が不足する中、ゼレンスキー政権は今、日本に猛烈なアプローチをかけています。
外務省によると、2026年9月22日午後3時55分(現地時間)から約20分間、国連総会出席のためニューヨークを訪問中だった高市早苗総理は、ゼレンスキー大統領と首脳会談を行いました。高市氏が総理に就任して以来、初めての直接対面会談でした。
高市総理は、「一日でも早く公正かつ永続的な平和を実現」するため、「各国が結束してウクライナを支えることが不可欠」だと強調し、「我が国はウクライナと共にあり、その方針に揺るぎはなく、国際社会と連携し、ウクライナ支援と対露制裁に取り組んでいく」と、ウクライナが地上戦の戦場で敗れつつあるという現実を直視することなく、硬直したこれまで通りの外交姿勢を表明しました。
同会談で、ゼレンスキー氏は、高市総理をウクライナに招待しました。
- 日・ウクライナ首脳会談(外務省、2026年9月22日)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/seb/ua/pageit_000001_03217.html
9月20日付『日刊スポーツ』によると、この会談は、ウクライナ政府からの要請で実現しました。
森英介衆議院議長は、2026年9月14〜15日に、日本の国会議長として初めてウクライナを訪問しました。
森議長はゼレンスキー氏と会談を行いました。その模様が、ウクライナ大統領府で紹介されています。
「大統領(ゼレンスキー氏を指す)は、日本はこれまでもロシアの指導者によるウクライナへの侵略行為を強く非難してきたこと、そして(プーチン大統領の)千島列島訪問を強く非難してきたことを強調した。
『この点において、我々は当然ながら日本を支持し、日本の主権と領土保全を支持する』と、大統領は述べた。
森英介氏は、日本の領土保全を支持してくれたウクライナに感謝の意を表した。
『私としては、日本は常にウクライナの主権、領土保全、独立を支持していることを改めてお約束したいと思います』と、日本の衆議院議長は述べた」。
ゼレンスキー氏は、森議長に「功労勲章一等章を授与した」とあります。
同会談の際に、ゼレンスキー氏は、日本の高市早苗総理をウクライナに招待した、とウクライナ大統領府は報告しています。この招待が、直接日ウ首脳会談につながったかどうかはわかりませんが、ウクライナ側が強く、日本との首脳会談を希望していたことがわかります。
- ウクライナ ゼレンスキー大統領と高市首相の首脳会談要請 実現すれば首相就任後初めて(日刊スポーツ、2026年9月20日)
https://www.nikkansports.com/general/news/202609200001481.html
- The President Discussed Energy Support for Ukraine and Defense Cooperation With the Speaker of the House of Representatives of Japan(President of Ukraine、2026年9月15日)
https://www.president.gov.ua/en/news/prezident-obgovoriv-zi-spikerom-palati-predstavnikiv-parlame-106393
高市総理のキエフ訪問は実現していませんが、9月30日〜10月2日に、日本の国会議員による代表団がキエフを訪問しました。この代表団は、自民党所属の衆議院議員らを中心とする国会議員で構成され、元防衛相の小野寺五典氏が中心でした。
ウクライナ外務省によると、ウクライナのアンドリー・シビガ外相が、日本の衆議院議員代表団と会談を行いました。
日本代表団は、ゼレンスキー氏、イェウヘン・フマラ国防相との会談を行なっています。
- Андрiй Сибiга провiв зустрiч з делегацieю депутатiв Палати представникiв Парламенту Японii(アンドリー・シビガ氏は、日本の衆議院議員代表団と会談を行った)(ウクライナ外務省、2026年9月30日)
https://mfa.gov.ua/news/andrij-sibiga-proviv-zustrich-z-delegaciyeyu-deputativ-palati-predstavnikiv-parlamentu-yaponiyi
ウクライナ側からの積極的なアプローチの背景には、ウクライナの「資金不足」問題があると推測されます。
8月26日、ゼレンスキー氏は、ウクライナ国防省が2026年について270億ドル(約4.3兆円)の資金不足に直面していると発表しました。
- Ukraine’s 23 billion euro funding gap puts EU in a bind as Zelenskyy seeks fast cash(Euro news, 2026年8月26日)
https://www.euronews.com/2026/08/26/ukraines-23-billion-funding-gap-puts-eu-in-a-bind-as-zelenskyy-seeks-fast-cash
EUはすでに2026年と2027年の2ヶ年分(単年分450億ユーロ=約8兆円)、合計900億ユーロ(約16兆円)の「ウクライナ支援融資」を計上しています。EUは、2026年年末まで約370億ユーロ(約6.6兆円)がまだ利用可能であり、これはウクライナの安定した財政基盤を維持するのに十分だと結論づけました。
EUは、さらに2027年分の融資をできるだけ迅速に行うことも約束しました。
しかし、ウクライナでは戦争がエスカレートしており、戦費が膨れ上がっています。
ウクライナのセルギー・マルチェンコ財務相は9月29日、ブリュッセルで国際的な援助機関や金融機関の代表者と会談した際、ウクライナは2027年に780億ドル(約12.3兆円)という巨額の財政赤字に直面すると述べました。
マルチェンコ財務相は「900億ユーロという(融資の)金額には大変満足している」「しかし、それだけでは十分ではない」と訴えています。
マルチェンコ財務相は「ロシアによる絶え間ない攻撃によって財政難がさらに悪化している」として、ロシアの凍結資産を利用することを求めました。
- EU turns page on Ukraine’s $27 billion deficit, says all needs are covered(Euro news, 2026年10月1日)
https://www.euronews.com/2026/10/01/eu-turns-page-on-ukraines-27-billion-deficit-says-all-needs-are-covered
- Ukraine pushes for ‘bold action’ on Russian assets to plug $78 billion gap in 2027(Euro news, 2026年9月29日)
https://www.euronews.com/2026/09/29/ukraine-pushes-for-bold-action-on-russian-assets-to-plug-78bn-shortfall-in-2027
ウクライナ戦争がエスカレートしていくのに比例して、巨額の資金が戦費として消え、ウクライナの財政は悪化の一途を辿っています。
高市総理は「我が国はウクライナと共にあり」「ウクライナ支援と対露制裁に取り組んでいく」などと述べていますが、そのウクライナへの支援は、さらなる戦争のエスカレーションと汚職に注ぎ込まれて闇へと消えてゆきます。そして、戦争を望まない多くのウクライナ国民をさらに死に追いやり、ウクライナという国家を滅亡に追いやることになります。
メンデル氏は、「私の国(ウクライナ)は皆さんの目の前で滅びつつあるのに、皆さんはレッドカーペットの上で、失礼ながら、まったくのナンセンス、完全なデタラメを売りつけている1人の男(ゼレンスキー)に、拍手を送り続けている」と述べ、「この戦争を止めるためにあらゆる手段を講じてください。さもないと、私達は地図から消えてしまう」と訴えています。
メンデル氏のご経歴については、前編を御覧ください。
前編のチャプターは以下になっています。
<チャプター(前編)>
・ウクライナにおける検閲戦争
・ウクライナ人口の著しい減少
・戦争で何人のウクライナ人が犠牲になったのか?
・ウクライナ人女性を戦争に徴兵する動き
・もしウクライナで選挙が行われたら、ゼレンスキーは勝利するだろうか?
・なぜトランプはウクライナでの選挙実施を強要しないのか?
・なぜこれほど多くの欧州の指導者がウクライナ戦争への参戦を望んでいるのか?
以下に、9月26日に公開された、タッカー・カールソン氏によるユリア・メンデル氏へのインタビューの全文仮訳の後編をお送りします。
<チャプター(後編)>
・ゼレンスキーの徴兵忌避疑惑
・ウクライナの消滅
・ゼレンスキーはこの戦争で富を築いているのか?
・ゼレンスキーはウクライナのことを気にかけているのか?
・ゼレンスキーはこの戦争がどう終わると考えているのか?
・敗北が確実だとわかっていながら、なぜゼレンスキーはロシアへの攻撃を加速させているのか?
ゼレンスキー大統領報道官がすべてを暴露
──血まみれの金、盗聴、そして女性を徴兵するために自ら兵役を回避した事実(後編)
タッカー・カールソン
ゼレンスキー政権下で、ウクライナは暗黒の淵へと転落した。彼の元報道官は、あえて彼を批判した、として反逆罪に問われている。彼女は、その暴君に向けたメッセージを携えて番組に登場した。
<ゼレンスキーの徴兵忌避疑惑>
ユリア・メンデル氏(以下、メンデル氏と略す)「付け加えるなら、ゼレンスキーが大統領になる前、彼はドンバス前線へ4回も招集されましたが、応じませんでした。断ったのです。
彼は徴兵を回避しておきながら、今や路上で男性を捕まえて、無理やり前線に送り込んでいる。それは、まるで現実離れしているほどです」
タッカー・カールソン氏(以下、カールソン氏と略す)「ちょっと待って、ゼレンスキー自身が徴兵を回避したんですか?」
メンデル氏「そうです、4回も。これはウクライナでは公に知られている情報です。要するに、彼は、よく比較対象とされるチャーチル(※)とは程遠い存在です」
(※)英国のウィンストン・チャーチル首相は、正規の軍人として兵役を務め、その後も政治家でありながら前線で戦った経歴を持つ。当時の英国には義務兵役制(徴兵制)はなかったが、チャーチルは志願して軍人の道を選んだ。
国際チャーチル・ソサエティは「1895年から1900年までのその年月、チャーチルはキューバ、インド、スーダン、南アフリカで戦闘を経験し、戦功報告書に名前があげられ、勲章を推薦され、4つの従軍記章とスペイン軍事功労勲章を授与され、5冊の本を執筆し、人気のある従軍記者および講演者としての地位を確立し、脱走捕虜として国際的な名声を得て、26歳の誕生日を迎える前に国会議員に選出された」と記している。
- THE MILITARY CHURCHILL(International Churchill Society、2018年12月30日)
https://winstonchurchill.org/publications/finest-hour/finest-hour-181/the-military-churchill/
メンデル氏「もうひとつ、別の話があります。
ご存知の通り、私はかつて主流メディアに所属していました。そこで働く同僚達を尊敬していますが、平和に関する記事を掲載したくて、ある非常に有名なアメリカのメディアに送ったところ、当然のように何の説明もなく断られてしまったという、とても奇妙な経験をしたのです。
その記事には、ゼレンスキーへの批判は一切含まれていませんでした。今でもオンラインで読むことができるかもしれません(※)。ご存知の通り、政治的な内容は一切ありませんでした。単に、ウクライナ人の大多数が平和を望んでいるというギャラップの世論調査の結果と、停戦か平和が必要である理由についての論拠が書かれていただけです。なぜなら、私達は国家として衰退し、荒廃しつつあったからです。
それでも、その記事の掲載は拒否されました。それと同時に、その同じメディアが、あるロンドンの教授の意見を掲載しているのを見かけました。その教授は、ウクライナがどれほど苦しんでいるか、私達がどれほどの犠牲を払っているか、つまりどれほど多くの人命を失っているかには一切触れず、ロシアがどれほど苦しんでいるかだけを強調して、この戦争を正当化していたのです。
私は、その教授がロシアやウクライナに行ったことがあるかどうかをグーグルで検索してみたのですが、 驚いたことに、彼はどちらの国にも一度も行ったことがなかったのです。彼は単に、ソーシャルメディアから情報を得ていて、その情報をもとに、頭の中で何かしらの想像を膨らませ、それをあなた方の国民に流していたのです。
あなた方の国民は、この戦争に何らかの正当性があると思い込んでしまっているのです。ゼレンスキーが西側のパートナー達に、この戦争のエスカレーションを説得した時、私が理解したのは、西側では、ウクライナを救うことよりも、ロシアを焼き尽くしたいと願う人々の方がはるかに多い、ということです」
(※)メンデル氏は、記事は掲載されなかったと述べる一方で、オンラインで読むことができるかもしれない、と述べている。別の媒体に掲載されたと考えられるが、IWJはその記事を特定できなかった。2025年1月29日の『Time』誌には「ゼレンスキー元大統領報道官:ウクライナは今すぐ停戦が必要だ」という記事が掲載されているが、ここで引用されているのは『ギャラップ』の世論調査ではなく、キエフ国際社会学研究所(KIIS)によるものである。
- Zelensky’s Former Spokesperson: Ukraine Needs a Cease-Fire Now(Time、2025年1月29日)
https://time.com/7210702/ukraine-needs-a-ceasefire/
カールソン氏「その通り」
メンデル氏「率直に言って、これは恐ろしい現実です。なぜなら、私の国は皆さんの目の前で滅びつつあるのに、皆さんはレッドカーペットの上で、失礼ながら、まったくのナンセンス、完全なデタラメを売りつけている1人の男に、拍手を送り続けているからです。
ですから、私はここで、ウクライナの人々に懇願します。どうか、この戦争の激化に加担しないでください。
どうか、この戦争を止めるためにあらゆる手段を講じてください。さもないと、私達は地図から消えてしまうのですから」
<ウクライナの消滅>
カールソン氏「さて、私の理解では、ゼレンスキー政権下で、ウクライナの立法機関は、外国人がウクライナの農地を購入することを合法化しつつありました。現在では合法となっており、ゼレンスキーは、経済を運営するための十分な労働力が不足しているため、ウクライナは外国人を呼び込むと発表しています。
つまり、10年後にはウクライナという国は存在しなくなる可能性もあります。その土地は外国人の所有となり、住民も外国人になるでしょう。つまり、国家が消滅するということですよね」






























