【IWJジャーナル号外】ゼレンスキー氏の元報道官ユリア・メンデル氏が、ゼレンスキー政権の内情を暴露! ウクラアナの人口は半減し、「この戦争を続けることは、紛れもなく国家の自殺行為」!(前編) 2026.10.3

記事公開日:2026.10.3 テキスト
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(文:IWJ編集部)

 IWJ代表の岩上安身です。

 ゼレンスキー氏の大統領報道官であったユリア・メンデル氏が、9月26日公開のタッカー・カールソン氏のインタビューに出演しました。「ゼレンスキー大統領報道官がすべてを暴露──血まみれの金、盗聴、そして女性を徴兵するために自ら兵役を回避した事実」というタイトルです。

  • Zelensky’s Press Secretary Reveals All: Blood Money, Wire Taps & Dodging the Draft to Draft Women(The Tucker Carlson Show、2026年9月26日)
    https://youtu.be/fI8sYWO65Sk

 メンデル氏は、2019年から2021年にかけて、大統領報道官としてゼレンスキー氏に直接接し、ごく身近でゼレンスキー氏を見てきました。

 メンデル氏は、ゼレンスキー氏が大統領に就任した数週間後の2019年6月に、大統領報道官の職に就任しました。ウクライナ紛争が勃発する以前の、2021年4月30日には辞任が報じられました(実際に辞職したのは同年7月)。

 『キエフ・ポスト』は2021年当時、メンデル氏がロシア語のテレビチャンネル『ドム(家)』で、「バンコバ通り(ウクライナ大統領府を指す)からの眺め」という番組の司会を務めていたことが関係しているのではないか、と示唆する記事を出しています。同チャンネルは「ロシアが支援する武装勢力が占領するウクライナ東部の一部地域」、つまりドンバス地方を対象としていました。

 同『キエフ・ポスト』によると、メンデル氏は2021年4月上旬、「バンコバ通りからの眺め」の中で、「ウクライナには独自のロシア語があり、それはウクライナ文化の一部であると述べた」と報じています。
 

 インタビューを視聴すると、メンデル氏は、一人のウクライナ人として、ウクライナ国民と祖国が置かれている状況に胸を痛めていることが伝わってきます。

 メンデル氏は、2026年9月15日付けの『ザ・スペクテイター』誌に「ゼレンスキーの戦略は国家自殺である」という記事を投稿しました。

 ジョン・ミアシャイマー教授は、メンデル氏による同記事を自身のYouTube番組で取り上げ、「彼女がこの論考であげている様々な論点をひとつひとつ見ていくと、ウクライナが『国家的な自殺』を犯しているという彼女の主張が正しいことは明らかだと思います」とコメントしています。

 メンデル氏は大統領報道官の職を辞任した後、ジャーナリストとして、ウクライナ戦争の実相と、ゼレンスキー政権の内幕を記事にしています。

 以下に、9月26日に公開された、タッカー・カールソン氏によるユリア・メンデル氏へのインタビューの全文を、仮訳で前編・後編の2回に分けてお届けします。

<チャプター(前編)>
・ウクライナにおける検閲戦争
・ウクライナ人口の著しい減少
・戦争で何人のウクライナ人が犠牲になったのか?
・ウクライナ人女性を戦争に徴兵する動き
・もしウクライナで選挙が行われたら、ゼレンスキーは勝利するだろうか?
・なぜトランプはウクライナでの選挙実施を強要しないのか?
・なぜこれほど多くの欧州の指導者がウクライナ戦争への参戦を望んでいるのか?

<チャプター(後編)>
・ゼレンスキーの徴兵忌避疑惑
・ウクライナの消滅
・ゼレンスキーはこの戦争で富を築いているのか?
・ゼレンスキーはウクライナのことを気にかけているのか?
・ゼレンスキーはこの戦争がどう終わると考えているのか?
・敗北が確実だとわかっていながら、なぜゼレンスキーはロシアへの攻撃を加速させているのか?

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ゼレンスキー大統領報道官がすべてを暴露
──血まみれの金、盗聴、そして女性を徴兵するために自ら兵役を回避した事実(前編)
タッカー・カールソン

 ゼレンスキー政権下で、ウクライナは暗黒の淵へと転落した。彼の元報道官は、あえて彼を批判した、として反逆罪に問われている。彼女は、その暴君に向けたメッセージを携えて番組に登場した。

<ウクライナにおける検閲戦争>

タッカー・カールソン氏(以下、カールソン氏と略す)「さて、再びご出演いただきありがとうございます。まず、お詫びを申し上げたいと思います。今年初めに当番組で行ったあなたの最初のインタビュー(※)に対して、何らかの影響が出ることはわかっていましたが、どうやら実際にそうだったようですね。

 確かにあったようです。例のインタビューが放送された後、何が起きたのか教えていただけますか?」

(※)メンデル氏は5月にも、タッカー・カールソン氏の番組に出演した。
・Zelensky’s Press Secretary Reveals All: Cocaine, Cover-ups, and the Only Obstacle Preventing Peace(Tucker Carlson Network、2026年5月11日)
https://tuckercarlson.com/tucker-show-iuliia-mendel-051126
・ウクライナ大統領の任期が切れてすでに丸2年…ゼレンスキーが抱える対ロシア戦争の憂鬱(塩原 俊彦、現代、2026年5月21日)
https://gendai.media/articles/-/167300

ユリア・メンデル氏(以下、メンデル氏と略す)「ええ、そうですね、実際に。最初、そして今回も、私に発言の場を与えてくださってありがとうございます。というのも、現在、ウクライナ人は至る所で厳しい検閲に直面しているからです。

 それは、ヴォロディミル・ゼレンスキーのせいです。私にとって例のインタビューは、トラブルの原因となりました。(5月の)インタビューの後、ゼレンスキーが、いわゆる『言語鑑定』(※)を行うよう命じたことを知りました。

 これはウクライナ政府に存在する腐敗した慣行で、彼らが政治的迫害を実行するために、自分達が証明したいことを立証するのに役立っています。この『言語鑑定』は現在も進行中です。

 私はすでに制裁対象となっています。もしこの『言語鑑定』が完了すれば、私は反逆罪の容疑に直面することになります。ウクライナでは戒厳令下において、反逆罪は15年の懲役から終身刑に至る可能性があります。これはまったくもって非常識な、とんでもない話です」

(※)メンデル氏は「linguistic expertise」と表現している。通常は、言語の専門知識、言語学的専門知識といった意味で使われるが、メンデル氏の発言内容は、ゼレンスキー氏が、対象となる人物の発言内容を分析・鑑定し、それを証拠として政治的迫害や訴追につなげるための手続きに使うといった趣旨であるため、ここでは「言語鑑定」とした。

メンデル氏「しかし、なぜ私が制裁対象となっているのか説明させてください。私は『ドイツのための選択肢(AfD)』──実はドイツで最も人気のある政党のひとつです──から、欧州議会での演説に招待されました。それは、ウクライナにとっての平和の必要性について語る予定の演説でした。

 この演説について、確か9月10日頃に発表しましたが、9月16日、ゼレンスキーが私に対して制裁を発動しました。

 その後何が起きたかというと、9月16日に演説が行われる予定だった日に、私が欧州議会に到着したところ、欧州議会への立ち入りを拒否されたのです。理由については『わからない』と言われましたが、欧州議会の議長であるロベルタ・メツォラ氏(※)が、個人的に、私の入場を禁止したとのことでした」

(※)ロベルタ・メツォラ(Roberta Metsola)氏は、マルタ出身の政治家。2022年1月から欧州議会議長を務めている。
・欧州議会議長、史上最年少43歳のメツォラ氏 20年ぶり女性(BBC、2022年1月19日)
https://www.bbc.com/japanese/60049346

メンデル氏「さらに、彼らは映像中継も阻止しようと試み、私の演説をドイツ語やフランス語に翻訳することを許可しませんでした。AfDのおかげで、何とか映像中継を技術的に実現することができ、私は質問にも答えることができました(※)」

(※)メンデル氏は、9月16日にストラスブールで開催された「ウクライナ:平和を選ぶ勇気を──外交こそが重要、エスカレーションは避ける」(ドイツのための選択肢(AfD)の欧州議会議員ハンス・ノイホフ氏が主催)で、基調講演を行う予定だった。しかし、メンデル氏の欧州議会への入場が拒否されたため、ウェブカメラで演説を行った。メンデル氏の動画は、9月19日に『BitChute』という動画投稿サイトで公開されている。
・Mendel says she was denied entry to European Parliament building, links decision to sanctions against her(Interfax-Ukraine、2026年9月16日)
https://en.interfax.com.ua/news/general/1205558.html
・Yuliia Mendel’s Speech to the European Parliament(BitChute、2026年9月19日)
https://old.bitchute.com/video/ZhhTjMM6eTeW/
・Hans NEUHOFF(European Parliament)
https://www.europarl.europa.eu/meps/en/256944/HANS_NEUHOFF/home

メンデル氏「しかし、これは非常に大きな問題を示しています。というのも、私は、西側のジャーナリストから、『なぜウクライナ人は、平和の必要性について語らないのか』という質問を数多く受けてきたからです。あるジャーナリストは、『ユリア・メンデル氏を除いて、ウクライナでは誰も平和を望んでいないような気がする』とさえ、私に言いました。

 私はこうした傾向が強まっているのを見ていますし、今ここに座っていますが、ウクライナ人の大多数ができるだけ早く平和を望んでいると、絶対に確信しています。なぜなら、私は至る所から多大な支持を受けているからです。

 でも、誰もそれに気づいていません。私は、それが問題なのだと考えていました。つまり、ウクライナ人には、より大きな舞台に立つための、十分な発言の場や人脈、あるいは経験やスキルが欠けているのです。

 しかし実際には(ウクライナ人にスキルが欠けているわけではなく)、単に検閲──巨大な検閲が存在しているせいだったのです。平和を訴えるウクライナ人の声に、誰も耳を傾けようとはしません。

 これは、率直に言って、本当に胸が張り裂けるほど悲しく、がっかりすることです。なぜなら、今日のウクライナは、欧州連合(EU)などのような、民主主義や言論の自由が根付く場所を志向しているからです。

 実際には、現実とはかけ離れています。ええ、そう、私は制裁対象になっています。それがどういうことか? つまり、ウクライナ国内ではいかなる金融取引もできないということです。不動産や車の売買も、何もできません。私の金融口座は凍結されています。ビジネス用口座も解約され、利用禁止になっています。現在、銀行口座を一切持つことができません。

 それに、ゼレンスキー大統領が導入したもうひとつの制裁措置があります。私のソーシャルメディア上の3つのアカウントです。『Facebook』、『Instagram』、そして『X』です。彼は、これらのアカウントをウクライナの視聴者、つまりウクライナに住む人々から閲覧できないようにするよう、要請しました。

 もし可能であれば、今日、Meta社や『X』で働く方々に、私個人のためだけでなく、体系的にウクライナ国内のウクライナ人と話すことを禁じられているすべてのウクライナ人のために、訴えかけたいと思います。

 こんなことは日常茶飯事です。平和を呼びかけたために、何度も(閉鎖された)ページを再開しているブロガー達を知っていますが、そのたびに、ウクライナ文化省が、ウクライナ国内のユーザーに対して彼らのアカウントをブロックするよう要請してくるのです。

 もし可能であれば、今日のウクライナ人にとって、ソーシャルメディアこそが実際に平和について語る唯一の手段であることを強調させてください。

 もし、私のアカウントや他のウクライナ人のアカウントがブロックされてしまえば、それはあらゆる形のコミュニケーションを事実上阻害することになります。なぜなら、今日のウクライナ人は、平和の可能性とは何か、私達が平和をどうとらえているか、戦後のウクライナが直面する課題は何か、私達が何を受け入れられるかについて議論しているからです。これこそが真の問題なのです。

 そして、どうか、この点に注意を払っていただきたいと切に願います。なぜなら、これこそが、世界やジャーナリスト、政治家達に、平和が必要であることを示す私達の手段だからです」。

<ウクライナ人口の著しい減少>

カールソン氏「それは、実に驚くべき話です。あの(5月の)インタビューのことはよく覚えています。

 その際、あなたはウクライナ人として、ウクライナ民族主義者として、ウクライナを愛する者として、そして、ロシアやウラジーミル・プーチン氏に対して非常に批判的な立場にある人物として語っていました。

 インタビューの中で、あなたはプーチン氏に直接語りかけましたが、その口調は友好的なものではありませんでした。あなたは『お願いだからやめてください』と言いました。私が目にした限り、あなたの発言の中で、親ロシア的あるいは反ウクライナ的なものは何ひとつありません。

 あなたは単に、自国の男性人口全体が殺されるのを見過ごすことに反対しているだけですよね。ですから、それがどうして反逆罪になるのか、私には理解できません」

メンデル氏「ええ、そうですよね。これはウクライナにおける、極めて腐敗した慣行であり、実際に、政治家達が『不忠実な人々』を迫害することを許しているのです。

 そしてゼレンスキーは、誰にも平和について語ってほしくないのです。というのも、ご存知のように、J・D・ヴァンス氏が、かつて『ニューヨーク・タイムズ』に素晴らしいエッセイを寄稿(※)し、その中で『ウクライナについての計算が合わない』と述べていましたよね」

(※)J.D.ヴァンス氏の論説「ウクライナについての計算が合わない」。J.D.ヴァンス米副大統領(現在)は、『The New York Times』に記事が掲載された2024年4月12日当時、オハイオ州選出の上院議員だった。
・J.D. Vance: The Math on Ukraine Doesn’t Add Up(The New York Times, 2024年4月12日)
https://www.nytimes.com/2024/04/12/opinion/jd-vance-ukraine.html

カールソン氏「そうですね」

メンデル氏「そして、そのエッセイが掲載されてから2年以上が経ちましたが、ウクライナにおける『計算の辻褄』は依然として合いません。私達は毎日、人命を失っています。毎日、領土を失っています。

 あなたのために、私達が得た最新情報をお伝えします。ポーランドの首相によると、ウクライナの同僚達から聞いた話ですが、ウクライナは、前線で毎月2万7千人の兵士を死傷者として失っているそうです(※)。これに、国連が確認した民間人の死傷者数だけを足すと、約3000人になります。つまり、毎月約3万人のウクライナ人──兵士と民間人──が死傷していることになりますよね?

 これは恐ろしい数字です。人口の規模を考えてみると、独立から35年で、ウクライナは人口の半分以上を失ってしまったわけです──率直に言って、ロシアとの消耗戦は自殺的な政策に他なりません」

(※)ポーランドのドナルド・トゥスク首相は、「月2万7,000人の死傷者」が出ており、「この戦争における記録的な水準だ」と発言している。
・Polish leader Tusk exposes classified figures on sky-high Ukrainian casualties (Ukraine Battlefield update, Day 1,667)(Euobserver、2026年9月18日)
https://euobserver.com/238438/polish-leader-tusk-exposes-classified-figures-on-sky-high-ukrainian-casualties-ukraine-battlefield-update-day-1667/

カールソン氏「ええ」

メンデル氏「…自殺的な戦争です。私は、プーチンが行ったことを正当化したことは決してありません。私はこれを『人道に対する罪』と呼んでおり、改めて強調しておきます。彼の残虐さは想像を絶します。

 しかし、だからといって、ゼレンスキーが行っていることがウクライナにとって良いことだということにはなりません──」

カールソン氏「そうですね」

メンデル氏「──というのも、彼(ゼレンスキー)の政策もまた、自殺行為だからです。紛れもなく自殺行為です。

 ウクライナの人口を数えてみたところ、現時点で徴兵対象年齢の男性は最大で400万人しかいません。一方、ロシアには、えーと、3800万から4200万人の男性がおり、10倍もいるのです。つまり、この戦争を続けることは、紛れもなく自殺行為なのです。

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