2025年11月18日午前9時20分より、東京都千代田区の厚生労働省にて、上野賢一郎厚生労働大臣の定例会見が開催された。
IWJ記者は、質疑応答にて、上野大臣に対し、次のように質問した。
IWJ記者「新型コロナワクチンについて、2025年9月18日にワクチン問題研究会が行った記者会見(※)において、同研究会代表理事の福島雅典氏は、『mRNAワクチンは、本来の新規遺伝子治療薬としてではなく、従来型のワクチンとして審査された。それが落とし穴だった』と述べています。
従来型ワクチンとして審査されたことでスルーされた審査項目は、生体内分布をはじめ、計10項目に及び、現在確認されているmRNAワクチン接種による健康被害に関わるほぼすべての審査項目が免除された形となっています。
また福島氏は、『おそらくPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)は、この問題の急所をつかんでいた。PMDAは、従来型ワクチンの審査ガイドラインにもとづけば、そのようなデータを要求する根拠はないにもかかわらず、接種後の生体内分布のデータをファイザーに要求した。つまり、PMDAは、本来必要であった審査項目が免除されたことのリスクについて、はっきりと認識していた』とおっしゃっています。
このPMDAとファイザーとのやりとりについて、厚生労働省側で把握している詳細を、ご教示いただけますでしょうか」
上野大臣「PMDAと個別の企業とのやりとりについては、PMDAが作成した、公表されている審査報告書に記載されている通りだと考えています。
ご指摘の項目については、試験成績の要不要を含めて検討されて、提出された試験成績等にもとづいて審査されているものと承知しています。さらに具体的なことが必要であれば、大変恐縮ですが、事務方に専門的にお尋ねいただければと思います」
IWJ記者は、さらに次のように質問した。
IWJ記者「具体的に、PMDAは、なぜこの生体内分布のデータを要求したのか、またこのデータはPMDAによって、どのように活用されたのか、ということを知りたいのですが、また事務方の方におうかがいすればよいですか?」
上野大臣「はい」
IWJ記者は、質問の中で、ワクチン問題研究会・福島氏の発言を引用する形で、PMDAが、本来、新規遺伝子治療薬であるmRNAワクチンを従来型のワクチンとして審査したことが招く健康被害リスクの観点から、ファイザーに生体内分布のデータを要求したものとしている。
これが事実であるかどうかを改めて確認することが、IWJ記者のこのたびの質問の意図するところであり、現在、厚労省担当官からの報告を待っている状態である。
会見の詳細については、全編動画を御覧いただきたい。



































