2024年2月2日(金)午後6時より、東京都八王子市の船森公園にて、第453回目の原発反対八王子行動が行われた。
能登半島地震により、原子力防災計画の欠陥が明らかになったため、国際環境NGO FoE Japanおよび原子力規制を監視する市民の会が呼びかけ、これ以上原発を動かすべきではないという趣旨の要請書を政府に提出した。今回は、その結果報告の共有から始まった。
「FoE Japanなど市民団体が、能登半島沖地震を想定した原子力災害対策強化の欠陥ということで署名を募り、要請書を提出してくださった。
私もそのうちで署名したら、メールの方で『こういうことができました』ということで報告書と団体名がいっぱい書いたものが送られてきた。
参加団体は全部で163団体、署名人数は個人参加が1373人ということで、多分皆さんのところにも送られている人、いらっしゃると思う。
いろんな全国の方がこの時、金沢の方、それからオンライン署名で島根県からの方ほか、いろんな方の声が載り、そして当局の規制委員会に抗議の声を届けたそうだが、
その中で珠洲市の方が、『原発計画があったら、そしてもし原発事故があったら、全国各地の応援の皆さんは誰も来ることができなかった。孤立状態の中で、住民は放射能汚染にさらされる。政府はこうした状況に、向き合って欲しい』ということをお伝えになったとのこと。
そして特に私が『えぇー!?」と思ったのは、原子力規制庁が、避難する時には被曝する可能性も考えられるが、まずは自然災害対策優先ということ。
『原子力がある以上、放射能が出るリスクがある。被曝をゼロにするという考え方は、安全神話につながる』と言う」。(「ふざけんな!」ほか怒りの声複数)
「やめれば神話じゃない!原発をやめればゼロになる。原発ゼロが神話につながる? 逆だ!そんなこと言ってるからゼロにならない。
本当に平気でこんな言葉を言うのには、びっくりする。『アタマに来る』っていうのは本当にその通りだと思う。
こういったことが報告の中にあった。多分皆さんのところのメールにも入ってるかもしれないが、こうしたことを共有していきたいなと思っている」。
- 「避難計画は非現実的」 原発の停止求め、市民団体が首相らに要請(2024.1.31、朝日新聞)
- 「地震や津波は止められない。でも原発は止められる」原発周辺住民が要請(2024.2.3、まさのあつこ 地味な取材ノート)
- アイキャッチ:能登半島地震を踏まえ要請書を提出ー「原発避難計画・対策指針は欠陥だらけ」「住民を危険にさらす」→規制庁の回答は?(2024.2.1、FoE Japan)より