「『原子力災害対応指針』では原発事故が起こった場合、5キロ圏内は避難・5〜30キロ圏内は屋内退避とあるが、家が壊れているのに屋内退避など無理」~1.19 原発反対八王子行動 2024.1.19

記事公開日:2024.1.20取材地: 動画
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 2024年1月19日(金)午後6時より、東京都八王子市の船森公園にて、第451回目の原発反対八王子行動が開催された。今回最初の話題は、地元の萩生田光一衆院議員ら派閥でのパーティー券裏金事件による影響についてである。

 「裏金事件が、今回の八王子市長選にも影響を与えるのではという朝日新聞の『萩生田帝国で市長選、裏金事件の影響いかに』という記事。萩生田帝国というのができたそうで、帝国だから私たちは帝国臣民なのだろうか。臣民だと思うのか思わせられるのか、いずれにしても臣民なんかになりたくないなと思っている」。

 「養護学校での学習指導についても、『学校の指導、萎縮生んだ批判の波、七尾養護学校事件が残した禍根』というタイトルで、これも朝日新聞が出してくれた。

 関係した人、当時の都議会議員、『萩生田氏:複数の都民から、苦情があり活動』したというタイトルで、この事件になっている時の性教育について活動したということで、萩生田氏本人が述べていることもちゃんと書いてある」。

  • 萩生田議員発言:記事引用「複数の都民から、『学校で人形を使った気持ちの悪い授業』などの苦情・相談があり、保護者から話を聞いたり関係者と勉強会をしたりしてきた」

 「元旦に起きた能登の大地震のことになるが、家の倒壊の様子とか、道の寸断の様子とか見ると、本当にそこに志賀原発があって、それが稼働してなかったということで、私たちは胸を撫で下ろしているわけだが、しかし昨日18日の東京新聞に原発事故の避難についての記事がある。

 原子力災害対応指針というのがあって、事故が起こった場合、5キロ圏内は避難、そして5~30キロ圏内は屋内退避と書いてあるが、皆さんできると思われるか?

 避難? 無理! 屋内退避も無理。家が壊れてるのに!もうほとんど家の中にいることはできない退避だから、今度の地震を見て、本当に日本に原発があること自体が非常に無理だということを私は感じたし、多くの人が感じてると思うが、規制委員会はこの原子力対応指針を、ほとんど家が倒壊しても屋内避難というか、まだそんなことを言ってる。

 (現在、避難されている方は)ほとんど帰ることに消極的だという新聞記事を、皆さんに今お配りした。なので、現実に応じて変えていく。もっと言うなら、日本の地理的なあるいは、地震が多いというような国の事情というものに応じて、発電様式も原発は困るんだと、そういう風に選ぶのがやっぱり賢いのではないだろうか。

 政府の国民を守るという責任から言ったら、そういうことになると思うが、どこか違う力が働いているのかなと思う。本当に原子力村というか、そういう原発の会社が儲かるようにとか、違うことで選んでるのかなっていうのがすごく思う。

 志賀原発についても、最初は『異常なし』と言っていたのに、日ごとに変わっていく。最初は350リットルの変圧器の油が漏れ出したと言っていた。350リットル。しかしいつのまにか2万リットルぐらいになっている。

 それから揺れ方。揺れ方も800ガルぐらいの揺れ方で、設計上は1000ガルまで耐えられるので、それなりに収まってるとか言っていたのに、実際には2800ガルぐらいの揺れ方だったらしい。

 それはそうだろう。地震の震源のすぐそばなわけだから、そういうことはありうる。彼ら(政府当局)は、福島の時にも『想定外だった』と言っていたが、想定外はもう許されないんじゃないかと思う。

 これだけあの地震活断層の多い、そして地震が起こって初めて活断層があるということを気づくわけなので、どこにでも活断層はあり得るという風に考えれば、やはりそこからして考えなくちゃいけない。

 立地するときに、やっぱり無理なんじゃないかっていうふうに考えてほしいという風に思う。柏崎刈羽の方で検証委員会、民間のアンケートを取ったら6割の人が『再稼働に反対』、そして7割の人が『避難は無理だから危険』だというふうに、柏崎刈羽の地元の7000人ぐらいの規模のアンケートだった。

 やっぱり、その地元の人の不安が大きいんじゃないかと思う。やっぱりもっと私たちの声を聞いてほしい。直接に影響を受ける人たちの地元の声、国民の声を政治家は聞いて決定していってほしい。それが民主主義なんじゃないだろうか?」

■Twitcasting録画(18:01~30分)

  • 日時 2024年1月19日(金)18:00~
  • 場所 船森公園(東京都八王子市)
  • 詳細

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