2022年8月15日、午前11時55分より、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑にて、フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)の主催で、戦後77年「戦争犠牲者追悼 平和を誓う8・15集会」が開催された。
主催者を代表し、フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)の共同代表・勝島一博氏が「誓いの言葉」を述べた。
勝島氏は「(戦後)77年が経過した今も、地上では戦争行為がなくなることもなく、ロシアとウクライナの戦闘の中で、多くの尊い命が奪われるとともに、街が破壊され、虐殺・拷問・暴行・略奪などの犯罪が報じられています。
このことは、ひとたび戦争という極限状態では、人間は想像を絶する残虐な行為にいたることを物語っており、いかなる理由があったとしても、戦争行為はもちろん、戦争にいたるような国づくりを許してはなりません。
しかし、日本の戦後政治の平和国家としての歩みは、今日では憲法理念に逆行し、戦前の戦争国家へと踵を返し、進もうとしています」と述べた。
その逆行の軌跡として、第二次安倍政権下での、安全保障関連法の強行採決、武器輸出の解禁、そして自衛隊の海外派兵などについて言及した。
さらに、「政府は、戦後、日本の平和国家としての礎とされてきた『専守防衛』の枠すら逸脱をし、空母の保有や長距離巡航ミサイル、そしてF35ステルス戦闘機など、専守防衛とは真逆の攻撃型兵器が大量購入されている」と指摘した。
続いて、立憲民主党の近藤昭一衆議院議員が泉健太代表の談話を代読し、社会民主党党首の福島瑞穂参議院議員、そして、立憲フォーラム副代表の阿部知子衆議院議員らが、それぞれの「誓いの言葉」を読み上げた。
集会の詳細については、全編動画をご確認ください。