2021年10月4日午後、臨時国会が召集され、第100代内閣総理大臣に自民党の岸田文雄総裁が選出された。
岸田氏は、国会での首班指名の直前の4日午前、衆議院の10月14日解散、19日公示、31日投開票の意向を明らかにした。
4日午前11時半から、東京都千代田区の衆議院第二議員会館で、日本共産党の衆議院・参議院両国会議員による議員団総会が開かれた。
総会で挨拶した志位和夫委員長は、9月30日に立憲民主党の枝野幸男代表との党首会談で、衆院選で立憲が政権を取った場合、一部の政策実現について、限定的な閣外協力をすることで合意したことに言及した。
志位委員長は「党の99年の歴史で、政権協力の合意を得て総選挙を戦うのは文字通り初めてのこと」と述べ、「こうした画期的な合意を得た最大の力は『野党は共闘』と常に私たちの背中を押し続けてくれた全国の市民の皆さんの運動にあった」と語った。
続けて志位委員長は、党首会談に先立つ9月8に、市民連合と野党4党による「野党共通政策」の合意が得られたことを示して、「野党共通政策の合意、政権協力の合意、2つの合意によって総選挙を戦う共闘の基本的体制が作られた」「野党連合政権を作る歴史的選挙しよう」と激を飛ばした。