2021年3月19日(金)、同日、先立って行われた「農水省前リモート集会」を受けて、午後3時半より、東京都千代田区の衆議院第2議員会館にて、「米危機打開3.19 緊急リモート中央行動 第2部『農水省リモート交渉』」が行なわれた。
冒頭、農民連、農民連ふるさとネットワーク、そして、全国食健連から、野上浩太郎 農林水産大臣へ宛てられた「緊急要請」の内容について、Zoomでリモート参加した農水省担当官に対し、農民連・長谷川俊郎会長から要請事項が説明された。
要請事項は以下の3つ。
1.コロナ禍で生まれた市場に滞留する在庫を、政府が買い取るなどして市場から隔離し、需給環境を改善するとともに米価下落に歯止めをかけること。
2.コロナ禍などによる生活困難者・学生などへの食料支援制度を欧米並みに創設し、政府が支援すること。
3.国内消費に必要のない外国産米(ミニマムアクセス米)について、国産米の需給状況に応じて輸入数量抑制を直ちに実行すること。
これらの要請に対し、農水省の各担当官は「農水省としても、なんとかして手を打つために、あらゆる可能な支援を対応中である」との回答を示した。