2020年11月19日(木)、午後6時30分ころより、東京・千代田区永田町の参議院議員会館にて、「日本の種子(たね)を守る会」の主催により、「緊急院内集会!『種苗法改正案 ―今後について』」が開催された。集会に参加した国会議員からの報告、参加者と登壇者らの間での活発な意見交換会が行われた。
日本共産党からは、田村貴昭 衆議院議員、紙智子 参議院議員、立憲民主党からは篠原孝 衆議院議員、そして、社民党からは福島瑞穂 参議院議員らが参加した。各議員は、それぞれ、これまでの取り組みについて経過報告を行なった。
また、元農水相で「日本の種子を守る会」の山田正彦氏が、参加者との質疑応答の中で「(種子法は廃止されたが、地方から草の根で種子を守るため)現在、全国の22道県で『種子条例』が制定されている。現在準備中を含めると32道県となる。今度は、同じ要領で、『種苗条例』を作って欲しい。これで優良な育種知見(知的財産権)を民間に提供することを制限できる」と述べた。
その上で山田氏は、「この手続をできるだけ早く行う必要がある」と参加者らに訴えかけた。