2020年5月24日(日)午後6時より、東京都港区のIWJ事務所にて、元農林水産大臣で「日本の種子を守る会」の山田正彦氏をゲストに迎え、岩上安身がインタビューを行なった。
インタビューでは、種子法廃止に関連して話題に上った、TPP違憲訴訟の判決文、「とねのめぐみ」(日本モンサント)の契約書、つくばSD(住友化学)の契約書を写真で紹介。山田氏は、種子法廃止の背景にTPPがあること、種子企業の契約書は「災害の場合の損失は生産者の責任になる」といった具体例を交えて農業者に不利な規定が盛り込まれていることについて解説した。
そして、種苗法21条4項、農業競争力強化支援法、ユポフ条約、農業競争力強化支援法など、種苗法改定に関連する法律や条例の重要な規定をひとつひとつ丁寧に紐解き、種苗法を改定しなくても海外への持ち出しは禁止されていることや、政府が行う対策の「矛盾」について指摘した。