2021年2月26日(金)午前10時45分頃より、東京都千代田区の農林水産省にて野上浩太郎 農林水産大臣 定例会見が行われた。
冒頭、野上農水大臣より、農業法人への投資の円滑化に関する特別措置法の一部を改正する法律案が閣議決定されたことが報告された。
この改正は、農業法人投資育成事業の対象となる法人に食品製造業・輸出入事業者らを追加する措置を講じ、これにより国内食品産業のさらなる持続的発展を図るものだという。
その後、会見参加記者との質疑応答が行われた。
IWJは、「昨日(25日)、鶏卵生産会社アキタフーズからの贈収賄問題によって農水省事務次官ら6人が処分を受けたが、公表された接待、供応の額が2万円台、4万円台と、庶民生活からすれば高額ではあるがさほどの額でなく、容易に起こりうる供応に見えるが、こういうことが農水省で他にも起きていないか。農水省内の体質や姿勢のチェックは現在行われているのか」と質問した。
野上大臣は、「今回の調査では、吉川貴盛元農相が収賄の容疑で起訴されたことをふまえ、国家公務員倫理監督官の指導を受け、吉川大臣在任中に生産局長、畜産部の室長級以上を勤めた者、また過去5年間課長補佐以上の任に就いた者を対象に調査を行いました。
調査対象者に関しては、過去何年、というような期限を設けずに、アキタフーズ関係者との会食の有無や、公務員倫理規定に違反することがなかったかを網羅的に確認したところであります」と回答した。
その後もこの贈収賄事件に関連した質問が続いた。
野上浩太郎 農林水産大臣会見の詳細は、ぜひ全編動画を御覧ください。