2020年5月15日(金)午前8時25分より、千代田区永田町の厚生労働省会見室にて、加藤勝信厚生労働大臣の定例記者会見が行われた。冒頭2件の報告がなされた。
ひとつは新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査について。
もうひとつは、医療従事者が新型コロナに感染した場合、原則として労災認定すると通達し、これまで2件を認定したことも加藤厚労大臣の口から報告された。新型コロナでの労災認定が明らかになるのはこれが初めて。医療従事者に限らず、労働者の頼みの綱であり、究極のセーフティーネットであるのが労災だが、これまで多数の医療従事者の感染が発覚しているのに、5月14日まででたった39件の申請中わずか2件しか認定していない、というのは、非常に少ないのではと感じる。