辺野古新基地建設でIWJが伊波洋一参議院議員に独占取材! 積み出し港で砕石と赤土を混ぜ合わせ! 防衛省は赤土投入を「知らないふり」!? 「事実誤認」は東京新聞・望月衣塑子記者ではなく官邸側なのは明らか! 2019.2.16

記事公開日:2019.2.16 テキスト
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(取材・文:IWJ編集部)

 首相官邸が2018年12月28日に官邸報道室長名で「東京新聞の特定記者」の質問行為について、質問者に「事実誤認等」があり、「事実に反する質問が行われたことは極めて遺憾」であるため「問題意識の共有をお願い申し上げる」などと内閣記者会に申し入れた。

 この申し入れは12月26日の菅義偉官房長官の会見で、東京新聞の望月衣塑子記者による沖縄県名護市の米軍辺野古新基地に関する質問の中で、「(辺野古の)埋め立ての現場では、今、赤土が広がっています。琉球セメントは県の調査を拒否してまして、防衛省沖縄防衛局が実態把握できていないとしております」「(埋め立てが)適法かどうかの確認をしていない」「(赤土が投入されている可能性について)発注者の国が事実確認をしていない」という発言を行ったが、それが「事実誤認」である、というのである。

 官邸報道室長の上村秀紀氏は、2019年2月6日、国民民主党の原口一博衆議院議員と同党の山井和則衆議院議員によって行われた聞き取りで、「事実にもとづく質問をしてくださいという趣旨」だと主張している。また、上村氏はIWJ記者の質問に応じて「東京新聞の特定記者」とは望月衣塑子記者であることを認めた。

 その官邸からの「事実誤認」という決めつけについて、「おかしい」と指摘するのは、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参議院議員だ。

 「そもそも、12月26日の望月記者の菅官房長官への質問は、沖縄県による防衛省沖縄防衛局への指導の内容を指摘しての事実確認だ。それを『事実誤認』だというのはおかしい」

 つまり、官邸報道室が望月記者の質問の前提となる事実認識を「事実誤認」だと決めつけることは沖縄県の認識や行政指導に対して「事実誤認」だと言いがかりをつけていることになる、というわけである。

 伊波議員はIWJの取材に対し、「防衛省が事実を隠しているから明らかにせよ、きちんと検査させろというのが我々(沖縄)の主張だ」と訴えた。

▲伊波洋一・参議院議員(2018年9月7日、IWJ撮影)

記事目次

2018年12月14日、沖縄防衛局は辺野古埋め立てを強行!投入された土砂は明らかに「沖縄産の黒石の岩ズリ」とは違う物だった!

 沖縄県の玉城デニー知事は、2018年8月31日に防衛省沖縄防衛局に対し、埋め立て承認撤回を行った。これに対し沖縄防衛局は10月17日、国土交通大臣あてに「埋め立て承認の撤回は認められない」とする行政不服審査請求を行い、同時に埋め立て承認撤回の効力を一時的に止めるよう求めた。石井啓一国土交通大臣は10月30日、沖縄県知事の撤回処分の効力を一時停止することを決定した。

 12月12日、沖縄県は「国土交通相の埋め立て承認撤回の執行停止は違法、無効」だとして、沖縄防衛局に対し直ちに工事を中止するよう求める行政指導の文書を出した。しかし沖縄防衛局は工事を強行。12月14日、辺野古崎南側の埋め立て予定区域に初めて土砂が投入された。

 14日に投入されるために搬出されていた土砂が、埋め立てにあたって沖縄防衛局が沖縄県に届け出ている「砕石生産に伴って発生する岩ズリ」とは違い、細かな粘土質の赤土の多く混ざった土砂であることは、一見して明らかだった。

▲沖縄県環境部北部保健所が2018年12月3日、琉球セメントへの立ち入り調査で撮影した「岩ズリ」と自称している埋め立て用土砂(伊波議員提供)

 沖縄県は環境保全のため、赤土等流出防止条例を定めて赤土が海に流れ込むことを厳しく規制している。

 伊波議員は12月4日と6日の参院外交防衛委員会で、岩屋防衛大臣にこれを指摘し、運搬船に積み込んだ土砂を元に戻すよう求めたが、防衛省は事業者である琉球セメントが提出した証明書を根拠に、運搬船に積み込んだ土砂は「沖縄産の黒石の岩ズリ」だと主張した。

沖縄県の指導も無視! 「トラックは琉球セメント安和鉱山から来ているから岩ズリだ」という沖縄防衛局の詭弁!

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