「共産党としては、清水の舞台から飛び降りるどころではない、大胆な決断だっただろう」――。
2015年9月28日、日本共産党・志位和夫委員長との会談を終えた「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表は、安保法制廃止に向けた共産党の「3つの提案」について理解を示し、「自公に変わる政権を作るために力を合わせて頑張る」と語った。
特集 安保法制|特集 安保法制反対メッセージ
「共産党としては、清水の舞台から飛び降りるどころではない、大胆な決断だっただろう」――。
2015年9月28日、日本共産党・志位和夫委員長との会談を終えた「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表は、安保法制廃止に向けた共産党の「3つの提案」について理解を示し、「自公に変わる政権を作るために力を合わせて頑張る」と語った。
■全編動画
日本共産党の3つの提案――
- 安倍政権打倒の闘いをさらに発展させること、
- 安保法制廃止に向けて共闘する野党で「国民連合政府」でつくること、
- そのために野党が国政選挙で選挙協力を行うこと
小沢代表は「共産党提案の3点は、基本的に理解を致します、と伝えました」と述べ、会談を振り返る。
「特に共産党は、今まで全選挙区のほとんどすべてに候補者を立ててきた。その従来の方針をまったく転換して、安倍政権に変わる新しい政府を作るために力を合わせよう、という話です。その大胆な決断を高く評価します、というふうに申しあげました。事実、この共産党の方針転換は非常に大きな意味を持つものです」
さらに、「我々も共産党に先を越された格好になっちゃったけど」と話し、「自公政権じゃ国民のためにならない、という人たちが力を合わせ、自公に代わる政権を作るために力を合わせて頑張る。今後、そのためにお互いに緊密に連絡を取り合いながら努力をしていきましょう、ということで今日の会談は終わりました」と報告した。
小沢代表は、「一緒に政権を共にするのはハードルが高過ぎる」といった民主党・岡田克也代表などの意見について、「『連合政府』というのは、野党が力を合わせて選挙で勝ったうえでの話。共産党が『大義の旗』として連合政府を掲げることは、とやかくいう話ではない。あとは選挙協力して野党で過半数とったらそのうえで考えることだ」との見方を示した。
また、「僕は従来から、『各選挙区すべてに候補者を立てるのは自民党の補完勢力に他ならない』と言ってきた」と重ね、「現実的に、野党で統一すれば国政・地方問わず、自公に勝るということは簡単な足し算でもわかる。選挙協力をするという決断をしたのは、共産党としては『清水の舞台から飛び降りる』どころではない、大胆な決断だっただろう」と述べ、共産党の提案を高く評価した。
この会談は、実質的な野党の実力者同士が、国民目線で日本政治を豪快に回転さす大前提が成立した歴史的な出来事です
ここまで来た以上、小異を捨てて大同に付くべきだという当たり前の発想を具現化することには大賛成です。自民党と公明党はカネの流れの不透明さから自民党が創価学会をあらゆる手を使って攻撃、池田大作名誉会長の国会招致を自民党がしつこく要求、その結果の落し所として創価学会の票と引き換えに自民公明両党が連携するに至ると云うきわめて異常な連合です。何かを隠すために分かれることが出来ないのだろうが、逆に自民党の急所を公明党は握っているともいわれており、悪の連合であると云う噂が絶えない。噂が事実ならば、それを知っている米国に事実をばらされない為に要求を飲まざるを得ず、事実の隠蔽するために法案を通したと云う説も納得できるのである。
そんな“悪の連合”は日本の政治からの退散を願う。どちらの党にも二度と政権を取らせない事が日本の未来のためには必要だ。
久しぶりに小沢節を聴きました。「木を見て森を見ない」記者の質問にはウンザリです。記者の立ち位置が問われていますよ。是非、一郎・太郎コンビが民主、維新、共産、社民と反戦争法制・野党共闘を待望する国民世論の接着剤の役割をねばり強く担っていただくことを期待します。