「イスラエルの目的は民族浄化! パレスチナの人たちは避難を望んでいない! 今すぐ停戦して虐殺を止めなければ!」〜11.17 Stop!Genocide Youth Action ― イスラエル大使館前 2023.11.17

記事公開日:2023.11.21取材地: テキスト動画
このエントリーをはてなブックマークに追加

(取材、文・城石裕幸)

特集 中東

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で、パレスチナ人の死者は1万1000人を超えた。

 2023年11月17日午後7時、東京都千代田区の駐日イスラエル大使館に程近い日本テレビ通りに900人(主催者発表)の市民が集まり、「パレスチナに自由を」「ジェノサイドをやめろ」「ガザ攻撃をやめろ」と声をあげた。

 「数ヶ月前までパレスチナにいた」という松下新土(しんど)さんは、「イスラエルはガザだけでなく、西岸も欲しい。(パレスチナ人を)殺すことではなく、民族浄化(パレスチナ人の追放)が目的です」と述べ、次のように訴えた。

 「このあと『人道』の文脈で、国際社会が、特にリベラルな人たちが、国境の検問所を開けて(ガザからパレスチナ人の)避難や移送を言い出す可能性があるけど、パレスチナの人たちはそれを望んでいません。自分たちの故郷に生きていたいと思っていますし、そうあるべきです。

 だから、今すぐ停戦して、今起きているこの虐殺を絶対に止めなければなりません」。

 集会主催者の「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会青年PT」は、「約1ヶ月で1万人以上の命を奪うのはジェノサイドに他ならない」と訴え、ガザへの攻撃を今すぐやめるよう求める申入書を、ギラッド・コーヘン駐日イスラエル大使あてに届けた。

 しかし、警察は日本テレビ通りからイスラエル大使館へ向かう路地を封鎖し、1回に通行できる人数を5人、随行するメディアを1人と制限したため、集まった市民らは交代で、数回にわたって申入れ行動を行なった。主催者によると、イスラエル大使館には申入書を受け取る者もおらず、敷地内の地面に直接置いてくるしかなかったとのことである。

■全編動画

IWJの取材活動は、皆さまのご支援により直接支えられています。ぜひ会員にご登録ください。

新規会員登録 カンパでご支援

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です