2022年2月23日午後2時より、東京の在日ロシア連邦大使館付近にて、前日22日にロシアのプーチン大統領がウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認し、ウクライナのドネツク、ルハンシク地方へのロシア軍派遣を発表したことを受け、在日ウクライナ人による抗議行動が行われた。
抗議行動の参加者は、ロシアによる明らかなミンスク合意違反、ウクライナへのさらなる侵略行為と国際法違反だと批判し、その取りやめを求めて訴えた。
抗議行動では「プーチン、ウクライナに手を出すな!」や「POOTIN GO HOME」などのプラカードが掲げられ、参加者によるシュプレヒコール、ウクライナ国家の斉唱などが行われた。
参加者を代表して、報道陣の質問に応じたオクサーナ・ピスクノーワさんは、IWJ記者の日本におけるウクライナ危機に関する報道の信憑性についての質問に対し、以下のように訴えた。
「ウクライナのことが最近色々と報道されていますが、中には確かにフェイクなものもあります。皆さん、ロシアのプロパガンダにはくれぐれも気をつけましょう。本当のことを知りたければ、ここに集まっている私たちに聞いて下さい」。
また、2月22日にプーチン大統領がロシア連邦議会にて、ドネツク共和国、ルガンスク共和国の独立を承認したことについて、「私たちウクライナ人が、この8年間、2014年に戦争(ウクライナ騒乱)が始まって以来、ずっと訴えていたこと、それは、『親ロシア派』などといったことではなく、ロシアとウクライナとは戦争(状態)であるということ」と述べた。
そして「それを政府レベルで、ロシアも認めたことになるので、ある意味で、ホッとしています。ウクライナの『紛争』でもなく『内戦』でもない。それはロシアによる『侵略』であるということが皆さんおわかりでしょう」と報道陣に問いかけた。
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