2023年4月19日(水)午後5時から、「軍拡より生活!」というメッセージを掲げる、「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」の発足にともない、戦争をさせない1000人委員会と立憲フォーラムとの共催による院内集会が開催された。
講演には、法政大学・前総長の田中優子氏が登壇し、次のように語った。
「平和を求め軍拡を許さない女たちの会、この会はですね、子どもたちの未来に平和をっていうこと、ミサイルが鳩になると、こういうマークを作って、さまざまな活動を始めました。軍拡と生活っていうこの2つのことを同時におさえる、そういう運動です」
講演の中で田中氏は、「台湾有事は日本有事ですか?」と問いかけ、次のように述べた。
「台湾の人たちにとっては、そこは独立国なんです。だけれども、それ以外の人たちにとっては、中華人民共和国のひとつなんです。こういうねじれは、もちろんあります。
でもだからといって、私たちは、中華人民共和国のひとつなんだという風に認めてしまったそこが、中国が(台湾に)入ったからと言って、そこに(日本が)入るようなことがあれば、内政干渉ですし、それから軍事的なものであれば、まさに侵略に当たります。
むしろ、こちらから侵略したことになります」
台湾有事を日本有事と混同させて、軍拡のための増税を推し進める岸田政権に対して、田中氏は明確な線引きをした。
「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」は、ツイッターのプロフィールで、以下の声明を発している。
「私たちは、岸田文雄首相、政府・与党、野党各党の代表、連合代表に対し、
1、軍事費GDP比2%を撤回すること
2、歯止めなき軍拡を押し進めることをやめ、そして女性や子ども、若者や、社会的弱者の目線に立った政策を進めること
この2点を行うことを強く求めます」
詳細は、ぜひ全編動画を御覧いただきたい。