2022年12月1日午後1時30分より、東京都千代田区の衆議院第一議員会館にて、「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」の主催により、シンポジウム「公共放送NHKはどうあるべきか~市民による次期NHK会長候補・前川喜平さんと考えるメディアの今と未来」が開催された。
パネリストとして、次期NHK会長候補の前川喜平氏(現代教育行政研究会代表・元文部科学事務次官)、金平茂紀氏(ジャーナリスト・早稲田大学客員教授)、上西充子氏(法政大学教授・国会パブリックビューイング代表)、鈴木祐司氏(次世代メディア研究所代表・元NHK放送文化研究所主任研究員)が登壇し、元NHKプロデューサーの永田浩三氏が司会進行を務めた。
シンポジウムでは、「政権のいいなり」となって自主自立を失った今のNHKの、何が問題なのか、あるべき公共放送とはどういうものかについて、登壇者が意見を交換した。
前川喜平氏は、自身が公選制でも公募制でもないNHK会長候補に推薦されたことについて、「本当に会長になるはずはない」と言いながら、「NHKが立ち直るきっかけとして、一石を投じることになればいい」と訴えた。