IR(カジノを含む統合型リゾート)誘致の是非が大きな争点となった横浜市長選は、2021年8月22日に投開票が行われ、IR誘致撤回を掲げた、事実上の野党統一候補・山中竹春元横浜市立大教授が、小此木八郎前国家公安委員長に、18万票以上の大差をつけて当選した。
小此木氏はIR誘致撤回を表明したが、IR誘致を推進してきた菅総理が全面支援していた。市長選で敗れた菅総理は、秋の衆院総選挙と自民党総裁選に向け、大きく失速したことになる。
山中氏を支援した「ハマのドン」こと横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長は、横浜市の地方自治を「影の市長」菅総理から取り戻すと訴え、21日の最終街宣では「単なる市長選挙ではない。私と菅の喧嘩なのです」と啖呵を切った。
フリージャーナリストの横田一氏が、藤木会長を直撃取材すると、「政治のことは分からない」と言いながら、「ただ菅というヤツは悪い野郎だということは分かっている」と断言した。
一方、菅総理に支援された小此木氏は最終街宣後の取材で、小此木氏が進言した五輪中止を、菅総理が聞き入れなかった悪影響について質問しても、「分からない」を繰り返した。
22日に山中氏が当確した後の挨拶でも、藤木会長は、「菅も今日あたり辞めるのではないの」「(菅総理から)電話がかかってきたら『辞めろ』と言います」と、菅総理批判の舌鋒を緩めなかった。
詳しくは以下のテキストと、横田氏取材の動画でご覧いただきたい!