2021年6月4日(金)、午前8時30分頃より、東京・霞が関の総務省庁舎にて、武田良太総務大臣の定例会見が行われた。
武田大臣からは、以下の項目についての報告があった。
・政策評価法にもとづく、令和2年度の政府全体の政策評価実施状況のとりまとめについて
・家計調査結果について
・新型コロナウイルス感染症の克服に向けたワクチン接種について
続いて、武田大臣と各社記者との質疑応答となった。
IWJ記者は、質問を準備して取材に臨んだものの、このたびも指名をされなかった。各社からの質問のうち、幹事社の時事通信から、4月2日と9日の記者会見にて、IWJ記者が厳しく糾弾した(※)「接待問題と外資規制違反」の調査と検証作業についての質問があった。
時事通信記者「検証作業が大詰めに入っていると思うが、公表の目処など、今後のスケジュール、そして、この問題に対する大臣の意気込みをあらためてうかがいたい」
武田大臣「何度も申し上げているが、このかかる事案により、国民の疑念を招く事態となっていることについて、本当に申し訳なく思っている。
倫理法令違反の疑いのある事案の調査、および東北新社の外資規制違反の問題の検証については、会期内に出来るだけ早く取りまとめられるよう、第三者にお願いをしてきたところだが、現在、取りまとめに向けて、最終調整をしていると聞いている。取りまとまり次第、速やかに発表していきたいと思っている。
徹底的に真相究明を行なった上で、国民のこうした疑念を招くことが二度と起こらないよう、私が先頭に立って、コンプライアンスを徹底的に確保し、信頼回復に努めていきたいと考えている。
また、外資規制に関する遵守状況調査については、現在、担当部局において、調査対象の580社からの回答内容を入念に精査しているところであり、正確、かつ速やかに、結果を取りまとめたいと考えている」
武田大臣からの報告、および各社記者と武田大臣との質疑応答の一部始終については、全編動画にて、ご確認いただきたい。