日刊IWJガイド・非会員版「今期末最後の緊急のご支援のお願い! 今期末の7月末まであと1日! あと約562万円が不足! ぜひご支援を!」2025.7.31号~No.4583


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~あと1日残すのみ!! 今期末最後の緊急のご支援のお願い! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと1日です! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2100万円にのぼっています! 今期の収支をシミュレーションし、最後の非常手段として、万が一の時に積み上げてきた役員保険(受取人はIWJです)を解約しました! それでも7月29日の時点で562万円が足りません! 今期最後の1日、緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■ポクロフスクはウクライナ紛争の天王山!「もしポクロフスクを失えば、前線全体が崩壊する」! ポクロフスクは東部前線の広範囲に兵站物資や予備兵力を運ぶ『ハブ(中心軸)』として機能している! ポクロフスクの背後には、小規模な防衛拠点しかなく、ポクロフスクさえ突破されれば、ロシア軍がなだれを打ってウクライナ内陸部へ深く侵入する可能性もある!

■「ロシアゲート(疑惑)」をでっち上げ、米国を分断させたのはオバマ政権だった!?「ロシアがトランプ当選を指示し、トランプ陣営と共謀してクリントンの選挙妨害を行った」というでっちあげのストーリーを情報コミュニティに作らせ、大手メディアを使って拡散!?「大統領の品位に関わる問題だ。ナンセンスだ。こんな馬鹿げたことに返答する必要はない」(オバマ元大統領)!? しかし、実際問題として共謀罪の時効は過ぎ、反逆罪に問うにしても元大統領は刑事責任を免責されている! これは世間の目をエプスタイン事件から逸らせるためのめくらましか!?(その2)

■<号外を出しました!>「ロシア・ウクライナ紛争からロシア・欧州戦争へ!? ロシア軍は連日の猛攻撃! ラブロフ外相は『ヨーロッパは完全に狂っている』『歴史上初めて、ロシアは西側諸国全体と対決している!』と宣言!」を発行しました。

■7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、6月に続き、3月14日に初配信した「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事 福島雅典医師、外務省元国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」より、前半の福島医師のレクチャーとその後の鼎談部分の抜粋をテキスト化、詳細な注釈をつけ発行します! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! IWJサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひサポート会員にご登録を!!
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■はじめに~あと1日残すのみ!! 今期末最後の緊急のご支援のお願い! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと1日です! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2100万円にのぼっています! 今期の収支をシミュレーションし、最後の非常手段として、万が一の時に積み上げてきた役員保険(受取人はIWJです)を解約しました! それでも7月29日の時点で562万円が足りません! 今期最後の1日、緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

 会員の皆様、ご寄付・カンパによってご支援くださっている皆様、IWJの第15期をお支えいただき、ありがとうございます。

 IWJの第15期の期末は、7月末です。期末まで、あと1日を残すばかりとなりました。

 会計、収支は厳密に計算しなければいけませんが、経理と数字をつきあわせて、はじきだした、現時点での予想値をお知らせしたいと思います。

 IWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの約半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。

 2025年6月30日時点での会員数は1720名で、うちサポート会員様が664名、一般会員様が1056名です。

 会員数は前年度比、サポート会員が205名、一般会員が404名、合計609名減少していて、会費収入に換算すると、前年に比べて約930万円の減少となる見通しです。

 ちなみに、遅れて納入する方もいらっしゃるので、これはまだ確定値ではありません。ぜひ、会費納入をお忘れになっている方、納入が遅れている方は、お早めに会費をお納めください! また、会員として再開される方、新規に会員となられる方、大歓迎です! ぜひとも、よろしくお願いいたします!

 そして、前述の通り、活動費の残りの半分をご寄付・カンパに頼っております。

 しかし、残念ながら、今期第15期の期首の2024年8月1日から、11ヶ月経過した先月末の段階で、当初に設定したご寄付の年間目標額3850万円に対して、2025年6月30日現在の実績は、1750万円にとどまり、マイナス2100万円となっています。前年度実績比で、マイナス2420万円となります。

 支出については、最大限の削減に努め、前年度比約1000万円ほど削っています。あくまで現時点の推計です。これから請求が上がってくる経費も当然、あります。

 このままでは、大幅な赤字となってしまいますので、非常手段として、万が一の時に備えて、セーフティネットとして積み立ててきた役員保険(受取人はIWJです)を解約することを決断いたしました。解約金1640万円を雑収入として計上予定です。その保険を解約しなければ、赤字額は2000万円を超えてしまう可能性があります。

 しかしながら、今月のご寄付目標額の350万円が全額不足したと仮定し、かつ、会費も予定を一定程度、下回ったとして、シミュレーションすると、トータルで、約700万円の赤字予想となります。

 昨年も、私が年頭にコロナに感染し、その後も後遺症に苦しめられてきたため、インタビューなど、オリジナルのインタビューなどがすこぶる減ってしまい、厳しい決算となりました。

 今期は、健康回復につとめるとともに、インタビューなどオリジナルコンテンツ制作のため、挽回するよう頑張りましたが、今年は、不況、インフレ、会員の方々の高齢化など、さまざまな要因で経済苦を訴える方のメールも受け取っており、IWJを取り巻く外部の経済状況は、さらに厳しくなったと言わなければなりません。

 今回のように、長いこと積み立ててきた保険の解約のような非常手段も、これで最後です。

 損益に直接の関係はありませんが、私の会社への貸付金はIWJからの返済が滞っていて(逆の言い方をすると、自分への返済を後回しにしていて)、2025年6月30日現在の貸付残高が、約1150万円あります。

 また、コロナ期に融資を受けた金融機関からの借入金残高は、2025年6月30日現在で、約1870万円となっています。こちらは、毎月、必ず返済していかなければなりません。この連帯保証人は、私、岩上安身1人です。事実上、IWJの代表取締役である私が借りて、私が返済する借金です。

 したがって、今期の収支とは無関係に、私の負っている借金は現在3000万円ほどになります。これらは、ここまで書いてきた今期の赤字とは、また別の借金となります。

 今期の最終的な収支は、決算を終えないとわかりませんが、機材の故障のため、新機材の購入でまとまった出費が必要になるなど、突発的な出費がない限り、おおよそこの予測からは、大きく外れることはないと思われます。

 ですので、7月末まで、あと1日ですが、赤字転落とならないよう、できれば、今期最後の緊急のご寄付・カンパとして、会員、非会員を問わず、皆様に、緊急の御支援をお願いしたく存じます。

 7月は、1日から29日までの29日間で、43件、138万3000円のご寄付・カンパをいただきました。

 したがいまして、残り約562万円、月末までに皆様からご寄付・カンパでいただくことができましたら、ギリギリ、赤字転落せずにすむ、ということになります。

 7月末まで、本日のみ、あと1日です!ギリギリで、無茶なお願いではありますが、どうか、皆様のご寄付・カンパ、そして会費の納付によって、赤字額を少しでも減らすことができれば、と存じます!

 どうぞ、よろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
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 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

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◆中継番組表◆

**2025.7.31 Thu.**

調整中

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◆中継番組表◆

**2025.8.1 Fri.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

【寄稿】投票用紙の鉛筆書きは消える!? 投票所で実験した驚きの結果!!
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◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367

40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763

フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782

ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633

イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726

「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058

「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531

2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988

ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575

「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515

イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653

対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527

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■ポクロフスクはウクライナ紛争の天王山!「もしポクロフスクを失えば、前線全体が崩壊する」! ポクロフスクは東部前線の広範囲に兵站物資や予備兵力を運ぶ『ハブ(中心軸)』として機能している! ポクロフスクの背後には、小規模な防衛拠点しかなく、ポクロフスクさえ突破されれば、ロシア軍がなだれを打ってウクライナ内陸部へ深く侵入する可能性もある!

 ウクライナ東部ドネツク州にある都市、ポクロフスクにおける攻防戦が、今、ウクライナ紛争の勝敗を決する天王山になるのではないかと、非常に注目されています。

※「ウクライナ軍が第2戦線(防衛戦)を作れないのは、資材や資金を横流ししているから!」「今、大事なことは、領土の問題は棚上げにして、とにかく現時点の境界線で、戦闘をやめること。これ以上人が死ぬのを止めること!!」~岩上安身によるインタビュー第1173回ゲスト 東京大学法学部・松里公孝教授 第1部・第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525951

※塩原俊彦氏「ポクロフスクの近郊にあるウクライナ最大の無煙炭炭鉱がロシア軍の支配下に」! 西側メディアがまったく報じていない最新戦況!『ウクライナ3.0』をはじめとする塩原俊彦氏のウクライナ関連著書が2024年度「岡倉天心記念賞」を受賞! 塩原氏に、「米国・NATOの代理戦争の裏側」と「ウクライナ和平」について訊く!~岩上安身によるインタビュー第1177回 ゲスト 評論家、元日経新聞・朝日新聞記者・塩原俊彦氏 第2回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526125

 28日付『戦争地図』は、2025年5月から1日単位で、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州で、どのように占領地を拡大してきたかを時系列の映像で示しています。

※Russian Invasion of Ukraine: Pokrovsk Offensive – Every Day [MAY 1 – JUL 26 2025]
https://youtu.be/aP6qZ-vtQt4

 これを見ると、7月25日朝の5時40分に、ロシア軍が、ポクロフスク市内に入ったことが示されています。

 他方、28日付の『ニューズウィーク日本版』によると、「ロシア軍の歩兵部隊がポクロフスクに侵攻したのは7月17日」とされています。

※ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州に攻勢強化──戦線の補給路ポクロフスクに迫る脅威(ニューズウィーク日本版、2025年7月28日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/07/562706_1.php

 おそらく、17日からロシア軍の歩兵部隊によるポクロフスクへの接近・包囲、郊外への侵攻が始まり、ウクライナ軍との戦闘を経て、ロシア軍が、25日に、ポクロフスクの市街地に突入したのだと見られます。

 7月13日付のロシア国防省のテレグラムは、ポクロフスクへのロシア軍の接近がどのように行われたのか、生々しく伝えています。

 「第114独立親衛自動車化狙撃旅団の兵士達は、ポクロフスク(旧クラースノアルメイスク)方面で、ノヴォウクラインカおよびダーチノエの集落がいかにして解放されたかを語った。

 集落の近くには、敵が築いた強固な防御陣地があり、そこに到達するには、装備を満載した状態で(敵から狙われやすい、障害物のない)開けた地形を進まねばならなかった。

 そして敵のFPVドローン(カメラを搭載し、操縦者がリアルタイムでカメラ映像を見ながら操作するドローン)に見つからないように、我が方の自動車化歩兵は対ドローン用ポンチョを使用して接近した。

 兵士達はこう語る。『今は猛暑で、6キロ歩くのは、まるでサウナの中を進むようなものです』」。

※ロシア国防省のテレグラムへのポスト(2025年7月13日)
https://t.me/mod_russia/54634

 また、26日時点で、ウクライナのゼレンスキー氏は、X(旧ツイッター)にこうポストしています。

 「ウクライナ軍最高司令官オレクサンドル・シルスキーからの報告です。戦線の状況、そしてロシア領内での我が軍の積極的かつ長距離の作戦行動についてです。

 特に重点が置かれたのは、ポクロフスク方面であり、過去1日だけでも51回の激しい戦闘が発生しました。

 ウクライナ部隊は持ち場を守っており、占領者を1人でも排除することには極めて大きな意味があります(後略)」。

※ゼレンスキー氏のXへのポスト(2025年7月26日)
https://x.com/ZelenskyyUa/status/1949038823146467359

 ポクロフスクが、激戦地になっているのが伝わってきます。

 まだ現在のところ、ポクロフスクが、ロシア軍に完全制圧されたという情報はありません。

 ロシア軍とウクライナ軍との間で、ポクロフスク市内での激しい市街戦が戦われている模様です。

 このポクロフスク攻防戦が重要とみて、多くのメディアやYouTubeが、今、ポクロフスクに注目しています。

 しかし、7ヶ月前にさかのぼる、今年の1月3日の段階で、早くも、ポクロフスクが、2025年のウクライナ紛争の命運を決する場所となると予見し、述べていた人物がいます。

 「ディフェンス・プライオリティーズ」のシニアフェローであり、戦闘地域に4回派遣された経験のある、ダニエル・デイヴィス元米陸軍中佐です。

 デイヴィス氏は、1月3日付『1945』の中で、ポクロフスクの重要性をこう述べていたのです。7ヶ月前に書かれた見通しですが、改めて引用します。

 「ロシア軍が、ウクライナ東部戦線の重要な兵站拠点であるポクロフスクに迫っており、この都市が陥落すれば、同地域におけるウクライナ防衛線の崩壊につながる恐れがある。

 ポクロフスクには主要な道路が8本あり、さらに重要な鉄道駅も存在するため、ウクライナ軍への補給や増援にとって極めて重要な役割を果たしている。

 この都市を失えば、チャシウ・ヤール(バフムートの西方約10kmの都市)のような都市は持ちこたえるのが困難になり、ウクライナはさらに深くロシア軍に突破されるリスクにさらされる」。

※Pokrovsk: Where Russia Could Win the War Against Ukraine?(1045、2025年1月3日)
https://www.19fortyfive.com/2025/01/pokrovsk-where-russia-could-win-the-war-against-ukraine/

 デイヴィス氏は、「ポクロフスクは、ウクライナ軍がどれほどの期間、あるいは、果たして抵抗を継続できるのかを左右する鍵となる都市である」として、こう主張します。

 「(昨年2024年の下半期)半年以上にわたる集中的な戦闘の末、ロシア軍は東部ウクライナの戦略的に重要な交差点であるポクロフスクの郊外から2マイル(約3.2キロ)以内にまで迫っている。

 もしこの都市が2025年初頭に陥落すれば、ウクライナの東部戦線全体が崩壊する可能性がある。

 そのリスクは、西側諸国の多くが考えているよりもはるかに高い。

 一般的な見方では、ロシアがアウディーイウカ、ヴレダー、ソレダールといった東部ウクライナの一連の町や村を攻略するのにほぼ1年を費やしたことから、仮にポクロフスクが陥落したとしても、ロシア軍が同じ距離をさらに前進するには、もう1年かかるだろうとされている。

 一部の分析者は、ロシアの攻勢が今後1年間も勢いを維持できるはずがないという『希望的観測』に賭けているようだ。

 たとえば、(米国のネオコン系シンクタンクである)『戦争研究所(ISW)』は、2024年11月中旬の報告で、『ロシアは、中期的には現在の装甲車両および戦車の損失率を維持できない可能性がある』と述べた。

 これにより、『ロシアは現在の作戦テンポを無期限に続けることはできない』と同報告は結論づけている。

 しかし、こうした見方が十分に根拠あるものとは言えないことを示す証拠も数多く存在する。

 その評価以降、クラーホヴァの都市は陥落し、トレツクは風前の灯であり、チャシウ・ヤールではウクライナ防衛軍が日々後退している。日々膨大な損害を被っていることに加え、ウクライナ軍からは20万人以上が脱走したとの報道もある。

 『フォーブス』は、フランスで訓練を受け、最新鋭のレオパルト2戦車で装備された第155旅団の兵士1500人以上が、前線に到着する前に部隊から逃亡したと報じている。

 一方、ロシアは戦争遂行を支えるために、武器や弾薬の生産を担う防衛産業基盤の拡大を続けている。

 同時に、北朝鮮やイランは、数百万発の砲弾と数千機の無人機を引き続き供給している。

 ウクライナ側の司令官によれば、プーチンの軍隊は現在、ウクライナ国内だけでおよそ70万人弱の兵力を有しており、さまざまな募集活動を通じて、毎月約3万人を追加しているという。

 要するに、国家の戦闘力を構築するために必要なすべての基本条件が、ロシアにとっては好転し、ウクライナにとっては悪化の一途をたどっている。

 この不均衡は数ヶ月前から拡大しており、2025年にはさらに広がる可能性が高い。

 こうした『基本条件』は、プロパガンダでは覆せず、西側やウクライナの人々がどれほど『そうであってほしくない』と願っても、それらの現実は戦場で現れる。

 おそらく2025年には、ロシアの前進速度はさらに加速し、本格的な戦争が始まるだろう」。

 御覧の通り、日本を含む西側の主要メディアが戦況の見通しを依拠している「戦争研究所」のような「ロシア劣勢」という見通しを、現実に則した情報によって、「希望的観測」あるいは「プロパガンダ」であると、半年以上前の段階で、見破っていたのです。

 日本においても、「戦争研究所」の発表する情報や戦況の評価・見通しは、主要メディアのほとんどで引用されてきました。

 また、小泉悠氏ら、防衛問題の「専門家」らが、連日、テレビ、新聞、YouTubeにも登場し、「近々ロシアは劣勢となる」という見通しを述べ続けてきましたが、それらはことごとく外れ続けてきました。

 戦況について、ほぼ正確に見通しを述べてこられたのは、おそらく専門家の中では、矢野義昭氏ひとりくらいだと思われます。

 日本の主要メディア、そして、YouTubeなどのネット媒体でも、開戦以来、ほとんどがプロパガンダにまみれてきた、と言っても過言ではありません。

 戦う両軍のどちらに心情的に肩入れしようとも、戦況は現実として、苦くても真実を見抜き、真実を伝えるべきです。それができない「専門家」や主流メディアは、一切、戦争報道や戦争の見通しについて信用できません。

 「台湾有事」であれ、「朝鮮半島有事」であれ、東アジアで紛争が起きても、その戦況の見通しを間違え、プロパガンダをまき散らすだけでしょう。そうした「専門家」、有識者、インフルエンサー、主要メディア、独立メディアらには、見切りをつける時です。

 IWJは、戦況の見通しについて、ほぼほぼ見誤ってこなかった、という自負があります。

 ダニエル・デイヴィス元米陸軍中佐の、今年1月3日時点の戦況見通しに戻りましょう。

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■「ロシアゲート(疑惑)」をでっち上げ、米国を分断させたのはオバマ政権だった!?「ロシアがトランプ当選を指示し、トランプ陣営と共謀してクリントンの選挙妨害を行った」というでっちあげのストーリーを情報コミュニティに作らせ、大手メディアを使って拡散!?「大統領の品位に関わる問題だ。ナンセンスだ。こんな馬鹿げたことに返答する必要はない」(オバマ元大統領)!? しかし、実際問題として共謀罪の時効は過ぎ、反逆罪に問うにしても元大統領は刑事責任を免責されている! これは世間の目をエプスタイン事件から逸らせるためのめくらましか!?(その2)

 7月29日のこの『日刊IWJガイド』でお伝えした、オバマ元大統領のスキャンダルの続きです。

※米国が大揺れ! オバマ政権がクーデターを画策していた!? 共謀罪の時効は5年! 現在オバマ元大統領を起訴できるとしたら「反逆罪」くらい!? オバマ元大統領が2016年の大統領選挙で「ロシアゲート」を捏造したと、トゥルシー・ギャバード国家情報長官が暴露! ロシアは、実はヒラリー・クリントン氏勝利を織り込んでいた! 国務省職員が特定の宗教団体に支援を求め、ヒラリー支援と引き換えに資金提供を約束していた!この情報工作に加担していたのは、オバマ元大統領、ブレナンCIA長官(当時)、クラッパー国家情報長官(当時)、コミーFBI長官(当時)、マッケイブFBI副長官(当時)などの高官達だった!
(日刊IWJガイド、2025年7月29日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250729#idx-5
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54979#idx-5

 トゥルシー・ギャバード国家情報長官は、7月23日、衝撃的な記者会見を行い、これまで機密にされていた2020年9月18日に作成された報告書「情報機関評価(ICA)『2016年米大統領選挙を標的としたロシアの影響工作』」を公開しました。

※Oversight Investigation & Referral 18 September 2020 The Intelligence Community Assessment (ICA)”Russia’s Influence Campaign Targeting the 2016 US Presidential Election”(下院情報委員会、2020年9月18日)
https://www.dni.gov/files/ODNI/documents/DIG/DIG-Declassified-HPSCI-Report-Manufactured-Russia-Hoax-July2025.pdf

 この下院常設特別情報委員会の報告書から新しくわかったことは、以下の3点です。

1)プーチンは、2016年の大統領選挙で誰が勝つかについて特に好みを持っていなかった。これは、情報コミュニティ評価(ICA)で無視された信頼性の高いインテリジェンスによって裏付けられている。

2)プーチンは、ヒラリー・クリントンが勝つと予想していた。

3)ロシアは、ヒラリー・クリントンの健康状態の悪化や、連邦機関職員による犯罪行為の可能性に関する爆発的な情報を握っていた。これは、もしプーチンが望めば、ドナルド・トランプを当選させるために使うこともできた情報であった。

 しかし、プーチンは、その情報を選挙中に使うことはせず、クリントンが大統領に当選した後に利用するために温存する道を選んだ。

 さらに、この情報委員会の報告書は、いわゆる「ロシアゲート(疑惑)」を推進するために、ICA(情報機関評価)の作成を担当したCIAのキャリア分析官達が、分析手法に関する義務と基準に反する不正行為を行っていたことを明確に記録しています。

 たとえば、以下の点です。

 「2016年の選挙期間中、ロシアが、ヒラリー・クリントンの健康状態に関する爆発的な疑惑や、彼女の選挙活動を支援するために政府職員が不正行為を行った可能性に関する情報の公開を見送った、という諜報を無視したこと。

 プーチンの側近達が、民主党候補より共和党候補を好んでいたという証拠を捏造したこと。

 『ロシアゲート』が、ヒラリー・クリントン陣営、およびトランプ大統領の既知の反対者達からの情報にもとづいていたことを、開示しなかったこと。

 『信頼性がない』と自ら認識していた報告を、ICAの主要論拠として使用したこと。

 情報を都合よく抜き出し、文脈を歪める形で引用することで、諜報内容を誤って伝えたこと。

 ICAの主題とは無関係の諜報報告を引用したこと。

 情報機関に義務づけられた標準的手続きを遵守しなかったこと」。

※Press Releases Crawford on the Release of the HPSCI Majority Staff Report Providing the Unprecedented & Overdue Truth on the Russia Collusion Hoax(下院情報委員会、2025年7月23日)
https://intelligence.house.gov/news/documentsingle.aspx

 この下院常設特別情報委員会は、CIA、NSA、FBIなど、米国の情報機関に対する監督を担っています。

 そして、国家安全保障や情報活動に関する政策や予算を精査し、立法府としての監視機能を果たしています。

 この報告書は、第115議会(2017年~2018年)において、共和党(多数派)スタッフによって作成されたものです。

 実は、このトランプ大統領を擁護する多数派報告書に対して、下院少数派だった民主党が激しく反発して、独自に98頁からなる『多数派報告書に関する下院常設情報委員会少数派の見解』を、2018年に発表しています。

※hpsci minority views on majority report(2018年、下院常設特別情報委員会)
https://democrats-intelligence.house.gov/uploadedfiles/20180411_-_final_-_hpsci_minority_views_on_majority_report.pdf

 多数派報告書が、46頁ですから、その2倍のボリュームです。

 この多数派報告書が、機密解除されて、7月23日に記者会見したトゥルシー・ギャバード国家情報長官は、記者から多くの質問を受けています。

 29日に続いて、質問とその答えを紹介します。

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■<号外を出しました!>「ロシア・ウクライナ紛争からロシア・欧州戦争へ!? ロシア軍は連日の猛攻撃! ラブロフ外相は『ヨーロッパは完全に狂っている』『歴史上初めて、ロシアは西側諸国全体と対決している!』と宣言!」を発行しました。

 ロシア・ウクライナ紛争は、ロシア・欧州戦争へと移行しつつあるようです。

 ロシア軍は、ウクラナ全土に及ぶ戦略的標的へのドローンと極超音速ミサイルの組み合わせによる異次元の精密攻撃を展開しています。ロシアの戦略転換の背景にはNATO、特にドイツの対ロシア強硬姿勢があると思われます。ドイツ軍の欧州最強軍隊計画と、ドイツ国防大臣の「必要であればドイツはロシア兵を殺すことを躊躇しない」という発言に、ロシア側が猛反発しました。

 ロシアのラブロフ外相は「第3次世界大戦はすでに始まっている」、「欧州のエリートは皆ナチスである。ヨーロッパは完全に狂っている」と強く欧州を非難し、「ロシアの最優先の任務は、敵を打ち破ることだ! 歴史上初めて、ロシアは西側諸国全体と対決している!」と宣言しました。

 IWJではすでに報じてきた通り、ロシアに潜入したウクライナ諜報部隊が、6月1日に「蜘蛛の巣(スパイダー・ウェブ)作戦」を行なって、ドローンでロシア空軍基地を攻撃し、戦略爆撃機を含む40機以上(ウクライナ保安庁の発表)を破壊してから以降、ロシアはウクライナで空爆による攻撃のギアを一段と上げています。これまでと一線を画す、猛攻撃ぶりです。

※ロシア軍が過去最多数のドローン728機とミサイル13発を使って大規模攻撃! 主要な標的はウクライナ西部! ポーランド国境付近にも! ロシア軍は戦術的にも攻撃能力をさらに高め、兵器増産能力も高める一方、ウクライナは防空能力も限界! 米国は防空の切り札であるパトリオットミサイルの備蓄が必要量の25%まで減少! 頻度と規模を拡大するロシア軍の飽和攻撃、そしてイラン・イスラエルの停戦が破れて戦争再開となった場合、もはや欧州・ウクライナ・イスラエルに供与するだけの防空ミサイルが足りず、増産も間にあわない!!(日刊IWJガイド2025年7月14日)
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非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54857#idx-4

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■7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、6月に続き、3月14日に初配信した「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事 福島雅典医師、外務省元国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」より、前半の福島医師のレクチャーとその後の鼎談部分の抜粋をテキスト化、詳細な注釈をつけ発行します! ぜひ「まぐまぐ」からご登録ください!! IWJサポート会員になれば、IWJサイトでバックナンバーをすべて読めます! ぜひサポート会員にご登録を!!

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 7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』は、6月に引き続き、2025年3月14日に初配信した、スペシャル対談企画、「岩上安身による京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事 福島雅典氏、外務省元国際情報局長 孫崎享氏インタビュー」から、福島氏の講演と、その後の鼎談部分の抜粋をテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します。

 遺伝子操作技術を使った「mRNA脂質ナノ粒子製剤」を、新型コロナの「ワクチン」として国民に接種を奨励した結果、さまざまな副作用の被害が一気に広がってしまいました。

 ワクチン接種者の10万人に2人が死亡しており、この死亡率について福島氏は、「10万人に2人は無視できない。いつ(副作用に)当たるか、わからない。ロシアン・ルーレットじゃあるまいに」と眉をひそめました。

 このように「厄災」が広がった状況を、福島氏は「パンドラの箱を開けた」と表現し、それでも医学的に重要な知見を得られたことは「箱の底に残った希望」だと語っています。特に、福島氏が副作用への対処法として着目するのが、ビタミンDの重要性です。

 岩上安身は、「その希望というのは、個人も(体調回復への)希望を持てるというミクロの視点と、制度や政治、情報などで作られた洗脳空間を吹き飛ばして、新しい療法などが開発され、コロナ禍、ワクチン禍を乗り越えていく未来、というマクロの視点と、両方が当てはまる希望なのでしょうか」と問いかけました。

 岩上安身自身は、新型コロナワクチンを4回接種した後、コロナに感染し、また、ワクチン後遺症の慢性疲労症候群の症状が、全部あてはまる当事者なのです。

 福島氏は、「両方あると思う」と応じ、次のように説明しました。

 「ひとつの遺伝子製剤を打ったことによって、全身にいろいろな病気が、難病を含めて、いっぱい出てきた。いろいろな病気、それぞれの原因を追求するやり方じゃなくて、患者さんを診る中から、ひとつずつ整理していく。

 ビタミンDを投与すると、症状が半分良くなるなら、あとの半分は、何だろう? と。それを、ひとつずつ追求していく。そういうふうにして(小さい希望をすくい上げて)、一歩一歩行くことで道筋が見えた。

 だから、大きい希望がある。今までわかっていなかった病気についても、わかる可能性がある。そういう大きい道が開けてきたということです」。

 医学界には、昔から感染症への対応として「隔離、消毒、検疫」の3原則があります。新型コロナのパンデミックで、日本はその3原則をどれだけ忠実にやっただろうか、と福島氏は疑問を呈しました。

 「何もやらなかった。ワクチンで(対応するから)、そんなもの(3原則)はいらないんだという方向になった。それは理論的にも間違っていたし、常識的にも間違っていた。公衆衛生的にも間違っていた。三拍子そろって、間違っていた!」。

 健康の基本は、食事、運動、睡眠、心のあり方だと説く福島氏は、「医者も、そこが原点。問診で患者さんから生活を聞かないで、『はい、薬あげる、今日はこれを出しとくね』。そんなもの医療じゃないでしょう。だから僕は、(このパンデミックを通して)とことん全部、勉強し直したつもりです」と振り返りました。

 今回、聞き役に回った孫崎享氏は、「今日はすごい話を聞いた。最高です」と感想を述べ、ソニーの創設者・盛田昭夫氏や『文明の衝突』の著者・ハンティントンなど、独自の発想や慧眼で時代を先取りした人達の講演に匹敵する内容だと賛辞を送りました。そして、「このインタビュー動画を、ぜひ、多くの人に見てほしい」と重ねました。

 以下は、7月発行の『岩上安身のIWJ特報!』の目次です。

(第692号の目次)
◆ワクチン接種後に起きた慢性疲労症候群はビタミンDや日光浴で改善される。「一番大事なのは、大気、安静、栄養」
◆パンデミックの前から指摘されていた、日本人のビタミンD不足。「啓蒙していた医師もいたが、日本の医学界はあまりにも迂闊だった」

(第693号の目次)
◆医療の危機は科学の危機、民主主義の危機! 事実を認めないことが、いかに悲惨な結果を招くか、歴史から学ばなくてはいけない!

(第694号の目次)
◆憲法に定められた「医療の平等」を国民にきちんと保障すること。「だから、自由診療が広がるのは非常にまずい。医療を自己責任にしたいわけだから」

(第695号の目次)
◆新型コロナワクチンは10万人に2人の死亡率!「いつ当たるかわからない。ロシアン・ルーレットじゃあるまいに…」
◆ワクチン後遺症から徐々に回復中の岩上安身が問う! 医学がまともに機能し、洗脳空間を吹き飛ばし、コロナ禍・ワクチン禍を乗り越えた先の希望とは?
◆ワクチン後遺症は一人ひとり症状が違う。「根気強く時間をかけて解きほぐしていく。診る医者には複雑な思考が必要です」

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