日刊IWJガイド「IWJ今期末まであと2日! 今期収支をシミュレーションし、保険も解約するなどして、700万円赤字予想! 緊急のご支援をお願いします!」2025.7.30号~No.4582


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと2日です! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2100万円にのぼっています! 今期の収支をシミュレーションし、保険も解約するなどしても、700万円の赤字の予想です! また、今期の収支とは無関係に、コロナ期の金融機関からの借入金等で、代表の岩上安身の負う借金は約3千万円! 岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

■【中継番組表】

■<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「今年で戦後80年! しかし『戦後日本』は、いまだに自画像を示せていない! 今こそ『対米自立』を訴える! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(後編)」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく! 会員登録もお忘れなく!

■ <岩上安身による最新インタビュー報告!>「トランプ関税」の15%への引き下げの見返りである約86兆円の対米投資は、「今後、米国依存を徐々に減らして、リスクを回避していこうという戦略的な考えを持てるなら、高い勉強にはなるが、対米自立のロードマップになる」!! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編)

■未成年の少女達を島に囲い、性的虐待を秘密裏に行っていたエプスタイン事件に、トランプ大統領自身が関わっていた疑惑! その情報公開への対応で、トランプ政権に対して、支持層のMAGA(「アメリカを再び偉大に」運動)が反旗! これに対し、トランプ大統領は、MAGAの批判者を「弱虫」と切り捨て! 政権と支持基盤との間に深刻な亀裂が走り、トランプ政権は早くもレームダック状態か!? 支持率40%で、2期目の最低水準まで低下!
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■はじめに~IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと2日です! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2100万円にのぼっています! 今期の収支をシミュレーションし、保険も解約するなどしても、700万円の赤字の予想です! また、今期の収支とは無関係に、コロナ期の金融機関からの借入金等で、代表の岩上安身の負う借金は約3千万円! 岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

 会員の皆様、ご寄付・カンパによってご支援くださっている皆様、IWJの第15期をお支えいただき、ありがとうございます。

 IWJの期末は、7月末です。期末まで、あと2日を残すばかりとなりました。

 会計、収支は厳密に計算しなければいけませんが、経理と数字をつきあわせて、はじきだした、現時点での予想値をお知らせしたいと思います。

 IWJの活動運営費は、約半分が、会員の皆様からの会費によって支えられています。残りの半分が、ご寄付・カンパによって支えられています。

 2025年6月30日時点での会員数は1,720名で、うちサポート会員様が664名、一般会員様が1,056名です。

 会員数は前年度比、サポート会員が205名、一般会員が404名、合計609名減少していて、会費収入に換算すると、前年に比べて約930万円の減少となる見通しです。

 ちなみに、遅れて納入する方もいらっしゃるので、これはまだ確定値ではありません。ぜひ、お忘れになっている方、遅れている方は、お早めに会費をお納めください! また、会員として再開される方、新規に会員となられる方、ぜひとも、よろしくお願いいたします!

 そして、前述の通り、活動費の残りの半分をご寄付・カンパに頼っております。

 しかし、残念ながら、今期第15期の期首の2024年8月1日から、11ヶ月経過した先月末の段階で、当初に設定したご寄付目標額3,850万円に対して、2025年6月30日現在の実績は、1,750万円にとどまり、マイナス2,100万円となっています。前年度実績比で、マイナス2,420万円となります。

 支出については、最大限の削減に努め、前年度比約1,000万円のマイナスを予想しています。あくまで現時点の推計です。これから上がってくる経費も当然、あります。

 非常手段として、万が一の時に備えて、セーフティネットとして積み立ててきた役員保険を解約することを決断しました。解約金1,640万円を雑収入として計上予定です。これで、トータルの赤字分は、かなり圧縮することができると思います。

 しかしながら、今月のご寄付目標額の350万円が全額不足したと仮定し、かつ、会費も予定を一定程度、下回ったとして、シミュレーションすると、トータルで、約700万円の赤字予想となります。

 なんとか赤字を最小にすべく、支出を可能な限り減らすだけでなく、非常時の備えとして積み立ててきた役員保険(受取人はIWJです)を解約して赤字を最小にしました。その保険を解約しなければ、赤字額は2,000万円を超えてしまう可能性があります。

 昨年も、私が年頭にコロナに感染し、その後も後遺症に苦しめられてきたため、インタビューなど、オリジナルのインタビューなどがすこぶる減ってしまい、厳しい決算となりました。

 今期は、健康回復とともに、挽回に努めましたが、今年はさまざまな要因で経済苦を訴える方のメールも受け取っており、さらに厳しいと言わなければなりません。

 とはいえ、今回のように、長いこと積み立ててきた保険の解約のような非常手段も、これで最後です。

 損益に直接の関係はありませんが、私の会社への貸付金はIWJからの返済が滞っていて(逆の言い方をすると、自分への返済を後回しにしていて)、2025年6月30日現在の貸付残高が、約1,150万円あります。

 また、コロナ期に融資を受けた金融機関からの借入金残高は、2025年6月30日現在で、約1,870万円となっています。こちらは、毎月、必ず返済していかなければなりません。この連帯保証人は、私、岩上安身1人です。したがって、今期の収支とは無関係に、私の負っている借金は3千万円ほどになります。これらは、ここまで書いてきた今期の赤字とは、また別の借金となります。

 今期の最終的な収支は、決算を終えないとわかりませんが、機材の故障のため、新機材の購入でまとまった出費が必要になるなど、突発的な出費がない限り、おおよそこの予測からは、大きく外れることはないと思われます。

 ですので、7月末まで、あと半月ですが、赤字転落とならないよう、できれば、今期最後の緊急のご寄付・カンパとして、目標約700万円を目指し、会員、非会員を問わず、皆様に、緊急の御支援をお願いしたく存じます。

 7月は、1日から29日までの29日間で、43件、1,383千円のご寄付・カンパをいただきました。

 したがいまして、残り約562万円、月末までに皆様からご寄付・カンパでいただくことができましたら、ギリギリ、赤字転落せずにすむ、ということになります。

 7月末まで、あと2日です!ギリギリで、無茶なお願いではありますが、どうか、皆様のご寄付・カンパ、そして会費納付によって、赤字額を少しでも減らすことができれば、と存じます!

どうぞ、よろしくお願いいたします!

岩上安身 拝

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
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 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

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◆中継番組表◆

**2025.7.30 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「今年で戦後80年! しかし『戦後日本』は、いまだに自画像を示せていない! 今こそ『対米自立』を訴える! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(後編)」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528540

 岩上安身による木村三浩氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた木村三浩氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%9c%a8%e6%9d%91%e4%b8%89%e6%b5%a9

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◆中継番組表◆

**2025.7.31 Thu.**

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

今年で戦後80年! しかし「戦後日本」は、いまだに自画像を示せていない! 今こそ「対米自立」を訴える! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528478

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

「石破辞めるな!」官邸前激励デモで、IWJは日米相互関税交渉の奴隷的・屈辱的な合意内容について、参加者に直撃取材! 問題は「誰が総理大臣か」ではなく「対米従属」の姿勢ではないのか!?~7.25 #官邸前激励0725 #石破辞めるなデモ
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528482

◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527367

40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527763

フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527782

ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633

イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726

「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526058

「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531

2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988

ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575

「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515

イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713

「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653

対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527

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■<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「今年で戦後80年! しかし『戦後日本』は、いまだに自画像を示せていない! 今こそ『対米自立』を訴える! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(後編)」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく! 会員登録もお忘れなく!

 本日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(後編)」を撮りおろし初配信します!

 昨日29日に初配信した、インタビューの前編については、ぜひ後段のインタビュー報告を御覧ください。

 木村氏は、今年6月に、慶應義塾大学名誉教授の大西広氏との共著『反米自立論 日本のための選択と共同』(あけび書房)を上梓しました。木村氏は、同書で、「米国の衰退をチャンスに対米自立を」と提言し、日米地位協定の見直しや、日米安保の破棄を訴えています。

 本日初配信するインタビューの後編では、この『反米自立論 日本のための選択と共同』の内容に沿って、木村氏の訴える「対米自立論」について、うかがっていきました。

 戦後80年経っても、異国の軍隊である在日米軍が国土に駐留しているというのは、「屈辱以外の何ものでもない」と、木村氏は訴えています。

 日本の主権と独立を保つためには、不平等極まりない日米地位協定を抜本的に改定し、日米安保体制をリセットして、「対米自立」を果たすことが必要だというのが、木村氏の主張です。

 詳しくは、本日初配信する「岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(後編)」を、ぜひご視聴ください!

 インタビューは、会員向けサイトのアーカイブにて、4日間、全公開で、その後はハイライトは公開、全編動画は会員限定となります。お見逃しの場合は、ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください! なお、このインタビューは、シリーズでお送りいたします!

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【撮りおろし初配信】19:00~
今年で戦後80年! しかし「戦後日本」は、いまだに自画像を示せていない! 今こそ「対米自立」を訴える! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(後編)
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528540

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■ <岩上安身による最新インタビュー報告!>「トランプ関税」の15%への引き下げの見返りである約86兆円の対米投資は、「今後、米国依存を徐々に減らして、リスクを回避していこうという戦略的な考えを持てるなら、高い勉強にはなるが、対米自立のロードマップになる」!! 岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編)

 昨日7月29日午後7時より、「岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編)」を撮りおろし初配信しました。

 このインタビューが行われた直前の7月23日、トランプ米大統領が突然、トゥルース・ソーシャルで「日米が相互関税15%で合意した」と発表しました。

 「私達は今、日本との巨大な取引を完了しました。

 おそらく、これまでで最大の取引です。

 私の指示のもと、日本は5500億ドル(約86兆円)を米国に投資することになります。

 米国は、その利益の90%を受け取ります。

 この取引によって、何十万もの雇用が生まれることになるでしょう。これまでに類を見ないことです。

 おそらく最も重要なのは、日本が自動車やトラック、コメ、その他の農産物などを含む貿易に国を開放するという点です。

 また、日本は米国に対して15%の相互関税を支払います。

 米合衆国にとって非常にエキサイティングな時代であり、特に、日本という国との素晴らしい関係を今後も常に維持していくという点において、非常に重要です」。

※ドナルド・トランプ米大統領のトゥルース・ソーシャルへのポスト(2025年7月23日)
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/114899417740854572

 このトランプ大統領のポストは、奇々怪々です。

 日本が、86兆円もの対米投資をするといいますが、原資はどこから出すのか? 86兆円のうち、「真水」(実際の現金支出)はいくらなのか? 投資は、単年なのか、それとも複数年なのか?

 また、投資に対して、「その利益の90%を米国が受け取る」とは、どういうことなのか? 文字通りに受け取れば、ボッタクリではないか!?

 「日本が自動車やトラック、コメ、その他の農産物などを含む貿易に国を開放する」といいますが、どのような形で「開放」するのか? すでに関税率0%の米国車に、日本の市場を「開放」するとは、何をするのか?

 IWJは、すぐに経産省に直撃取材しましたが、経産省も、合意の内容については「まだ精査しきれていません」とのことで、「本当の真意については、ちょっと、トランプさんに聞いていただかないとわかりません」と答えています。

※トランプ大統領が15%の相互関税で日米合意したとトゥルース・ソーシャルにポスト! そのポストには、日本への誤解や強要もある! IWJは、経産省に、このポストの内容について緊急取材! 交渉にあたった赤沢経済再生担当大臣は「ジャパン・インベスト・アメリカ・イニシアティブ」という協定を結び、日米2国間だけでサプライチェーンを構築すると発表! 半導体、医薬品、鉄鋼、造船、重要鉱物、航空、エネルギー、自動車、AI、量子等の10分野に5500億ドル(約86兆円)を政府系金融機関が投資! この資金源はどこから捻出するのか? しかも、その投資から得られる利益の9割を米国のものとするという奴隷的協定!
(日刊IWJガイド、2025年7月24日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250724#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54934#idx-1

 岩上安身は、「何が『相互関税』か。少しも相互性がない、トランプの一方的関税だ」と指摘し、合意内容は「奴隷的、屈辱的な、不平等協約であり、米国隷従の極み」だと批判しました。

 その後の報道では、ホワイトハウスが公表した「ファクトシート」で、日本がボーイングの航空機100機を購入することや、米国製の防衛装備品を、毎年、数十億ドル追加購入することなどが、明らかにされています。

※Fact Sheet: President Donald J. Trump Secures Unprecedented U.S.-Japan Strategic Trade and Investment Agreement(The WHITE HOUSE、2025年7月23日)
https://www.whitehouse.gov/fact-sheets/2025/07/fact-sheet-president-donald-j-trump-secures-unprecedented-u-s-japan-strategic-trade-and-investment-agreement/

 木村氏は、「ポンコツ兵器を買わされたり、農産物にしても、薬漬け、保存料漬けのものを、『開放された』といって、こっち(日本)に回される、という懸念がありますね」と指摘しました。

 さらに木村氏は、「ぼったくり、押し売り」だという岩上安身に同調し、次のように述べました。

 「投資するにしても、『ここは儲かりそうだ』ということで、投資をしましょうと。そして、リターンがあると。

 『これは、いい商品で、いいクオリティーだ。いい研究部門だ。これは、みんなの共通の利益になる』ということで、(投資を)やるわけだから、儲かったもの(利益)の9割を(米国が)持って行っちゃったら、普通の投資家は、投資しませんよ。

 それを、じゃあ日本政府が、どういうような決定条件を出すのか、特別会計だというならば、どこから出すのか、これを多年度でやるのか、どうなのか、というのも、これから出てくる」。

 なお、米国との交渉にあたった赤沢亮正経済再生担当大臣は、生出演した7月26日の『NHK』のニュース番組「サタデーウォッチ9」で、投資について、「JBIC(国際協力銀行)など政府系金融機関が、最大5500億ドル規模の、出資や融資、融資保証を提供する」とした上で、「出資が占める割合は1%か2%になる」と述べ、投資期間については、「トランプ大統領の任期中」だと表明しました。

 木村氏は、「米国内も、(経済は)ガタガタなんだと思います」と述べ、「この(日本からの投資の)86兆円も、トランプにしてみれば、何とか日本から取ってやったという、追い剥ぎみたいなもの」だと語りました。

 木村氏は、「知り合いの米国人から聞いた話」として、米国務省の人員削減や、米軍の民営化の例をあげ、「ホワイト・プアな人達も増えていて、『シビル・ウォー(内戦)は、もう始まっている』」ことが、「『トランプ関税』の側面・背景にあるのではないか」との見方を示しました。

 一方で、「ただ、そのやり方は、とんでもないですよ」と指摘した木村氏は、「一応、(日本は米国の)同盟国だというシステムになっているんですけれど、同盟国でも何でもないですよ。もう、こっちはATMみたいなもので、やられちゃっているわけだから」と、強調しました。

 その上で木村氏は、現在の日本の対外貿易割合が、米国よりも中国の方が多いことを指摘し、「リスクとなるアメリカとの貿易を徐々に減らしながら、アメリカからの圧力をはねのけられるように、段階的に、アジアやロシアとの貿易体制を、これから作れるかどうかが大事だ」との考えを示した上で、「(米国に)軍事依存で囲われているから、(米国依存から)抜け出せない。戦後80年のこの年に、これをいい教訓として、これからどう生かすかということが、本来、問われなきゃいけない」と訴えました。

 木村氏は、「トランプ大統領の任期があと3年あることを見据えて、一時的に86兆円の対米投資を搾り取られても、今後は、アメリカからの依存を少しずつ減らして、リスクを回避していこうという戦略的な考えを持っているならば、今回は仕方がない。これから先の対米自立の、ロードマップをつくる上での、高い勉強になると思う」と述べました。

 木村氏は、「自民党や政府の中に、それだけの腹を持っている人物が、どれだけいるか、わからないが、今は(米国に)何も言えないのだったら、高い勉強になったかもしれないけれど、先を見据えて、(対米自立を)やるしかないんじゃないか」と訴えました。

 トランプ関税のような無法な恐喝、カツアゲ外交に屈する必要があるでしょうか!? 米国にこのように国民の血税を巻き上げられて、国民は黙っているべきなのでしょうか!?

 左右を問わず、政党と国会議員と、日本国民は、こんな米国からの搾取を受け入れるべきではないはずです!

 こんなカツアゲ外交を押しつけられて、これを「経済安全保障」などという、泥棒を用心棒と呼びかえるような倒錯に、いつまで自分で自分を騙し続けるのでしょうか!? 反対の声を上げるべき時ではないでしょうか!!

 「岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編)」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※岩上安身によるインタビュー第1201回ゲスト 一水会代表・木村三浩氏(前編)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/528478

※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■未成年の少女達を島に囲い、性的虐待を秘密裏に行っていたエプスタイン事件に、トランプ大統領自身が関わっていた疑惑! その情報公開への対応で、トランプ政権に対して、支持層のMAGA(「アメリカを再び偉大に」運動)が反旗! これに対し、トランプ大統領は、MAGAの批判者を「弱虫」と切り捨て! 政権と支持基盤との間に深刻な亀裂が走り、トランプ政権は早くもレームダック状態か!? 支持率40%で、2期目の最低水準まで低下!

 未成年の少女達を島に囲い、性的虐待を秘密裏に行っていたエプスタイン事件への、トランプ大統領の関与を示す証拠が出てきて、米国は大騒動になっています。

 ジェフリー・エプスタイン氏は、少女らへの性的虐待や人身売買の罪で2019年に起訴された米国の富豪で、勾留中に自殺したとされています。

 この事件を巡り、エプスタイン氏が保有していた著名人や権力者との「顧客リスト」を、トランプ大統領は、ケネディ元大統領の機密文書と同様に、大統領に就任したら、公開すると公約していました。

 ジェフリー・エプスタイン氏は、ユダヤ系です。

 政財界、芸能界の著名人らに人身売買されてきた少女達を提供していたエプスタイン氏の「秘密のリゾート」は、イスラエルのモサド工作員だったエプスタイン氏のハニー・トラップだったという説もあります。

※【性的人身売買で勾留中に死去したユダヤ人富豪ジェフリー・エプスタイン元被告の誕生日に、トランプ大統領が、裸の女性の絵と「下品な」手紙を送っていた!?『ウォール・ストリート・ジャーナル』のスクープに、トランプ大統領が名誉毀損で提訴!】米司法省は「エプスタイン・リストは存在せず、エプスタインは自殺」と結論! これに対しトランプ大統領の支持層「MAGA」派は、トランプ政権による隠蔽を批判! トランプ大統領は「でたらめにだまされた弱虫」「彼らの支持はいらない」と反発! トランプ大統領と、彼の支持層「MAGA」派の間に亀裂か!(『ウォール・ストリート・ジャーナル』2025年7月18日ほか)
(日刊IWJガイド、2025年7月23日)
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 現在、米国で大騒動になっているのは、一つには、エプスタイン事件にトランプ大統領が関与していたという証拠が出てきたことによります。

 2025年7月の『ニューヨーク・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』の報道によると、司法省が保有するエプスタイン関連資料にトランプの名前が複数回記載されていることが、2025年5月にパム・ボンディ司法長官からトランプ大統領に伝えられたとされています。

 ただし、これらの報道では、名前が記載されていること自体が不正行為の証拠にはならないと強調しています。

 7月24日付『BBC』は、こう報じています。

 「米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』は23日、性犯罪者として登録されていた資産家ジェフリー・エプスティーン(エプスタイン)元被告(故人)に関する司法省が保有する資料に、ドナルド・トランプ大統領の名前が出てくると、政府関係者の話として報じた。

 ホワイトハウスは強く反発している。

 一方、フロリダ州の連邦地裁は同日、司法省から出されていた、元被告の捜査に関する大陪審の資料の公開請求を退けた。

 『ウォール・ストリート・ジャーナル』によると、エプスティーン元被告の関連資料には、著名人ら数百人の名前に交じって、トランプ氏の名前も複数個所で出てくるという」。

※エプスティーン元被告の捜査資料にトランプ氏の名前と米紙報道 ホワイトハウスは強く反発(BBC、2025年7月24日)
https://www.bbc.com/japanese/articles/c79q22gj1p8o

 他方で、トランプ大統領は、公約をあっさり翻し、司法省は2025年7月に、エプスタインの「顧客リスト」は存在しないと発表し、捜査資料の公開も被害者保護のために制限されると説明しました。これに対し、トランプ支持層のMAGAは隠蔽だとして激しく非難しています。

 『ロイター』の最新世論調査では、「トランプ政権が情報を隠蔽している」と考えるアメリカ人は69%に上っています。

 トランプ政権のエプスタイン事件の対応は、MAGAの共和党員からも、低評価を受けています。

 しかも、トランプ氏は、公約違反にも関わらず、逆切れし、MAGAの批判者を「弱虫」と呼び、彼らからの不満や批判を聞き入れることを、断固として拒否しているのです。

※Trump faces backlash as 69% believe Epstein details concealed, Reuters/Ipsos poll finds(ロイター、2025年7月17日)
https://www.reuters.com/world/us/trump-faces-backlash-69-believe-epstein-details-concealed-reutersipsos-poll-2025-07-17/

 ヴァンデルビルト大学の調査では、2月24日時点で、共和党内のMAGA支持者の割合は52%に急増し、過半数を超えています。

※Majority of Republicans nationally identify as MAGA for first time in Unity Poll(ヴァンデルビルト大学、2025年2月24日)
https://news.vanderbilt.edu/2025/02/24/majority-of-republicans-nationally-identify-as-maga-for-first-time-in-unity-poll/

 就任5ヶ月後の現在では、MAGA支持者はさらに増えていると予想されます。

 共和党内のMAGA支持者の分母が増えていることから、批判者の比率も大きくなっていると推定されます。

 エプスタイン事件が、トランプ氏の共和党内での支持率を著しく低下させているのです。

 それだけではありません。

 ロイター/イプソス調査によると、トランプ米大統領の支持率が40%に低下し、2期目としては最低水準になっているのです。

※トランプ氏の支持率40%に低下、2期目で最低水準=調査(ロイター、2025年7月30日)
https://jp.reuters.com/world/us/JLMFRPUYRBP6NO27CEYGMIBSPY-2025-07-29/

 しかも、7月16日には、トランプ大統領の息のかかった司法省が、元FBI長官ジェームズ・コミー氏の娘で、マンハッタン連邦検察官として、ジェフリー・エプスタインの事件を担当していたモーリーン・コミー氏を解雇したのですから、疑惑は深まるばかりです。トランプ政権は、この疑惑を自ら晴らそうとせず、むしろ強権を発動して隠蔽を図ろうとしているのです。

※Justice Department fires Maurene Comey, prosecutor on Epstein case and daughter of ex-FBI director(AP、2025年7月17日)
https://apnews.com/article/justice-department-james-comey-maurene-trump-dda5d1f40f08346bd97696ce4791e8ec

 7月18日付『ロサンゼルス・タイムズ』は、「トランプのMAGAの呪縛は解けた。彼の支持層でさえ、彼がレームダックであることを知っている」という、思いきった記事を配信しました。

 「ドナルド・トランプは、この10年間、どれだけひどい行動をしても支持者を遠ざけることのない『免疫』を持ち続けてきた。彼の支持基盤はあまりにも忠実で、もし彼が『リベラルをやりこめるために漂白剤を飲め』と言えば、本当に飲む者さえいた(実際にいたかもしれない)。(中略)

 だが今回のようなMAGA内部の批判の波――『エプスタインは確実に自殺した』『顧客リストなど存在しない』とするトランプ政権の弁明に対する反発――は、今までとは明らかに違って見える。

 通常、トランプは不都合なニュースのサイクルを、新たな犠牲を投げ与えることで封じ込める。たとえば、突飛なトゥルース・ソーシャルへの投稿や、敵を投獄すると脅す発言などだ。

 しかし今回、ロージー・オドネル(※反トランプで有名なコメディアン・女優。第2次トランプ政権発足直前に、アイルランドに移住した)から市民権を剥奪すべきだと発言しても、支持者の怒りを抑えるには至らず、エプスタインの資料公開拒否に対する非難は続いた。

 次の陽動策として、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の解任をほのめかしたが、それでも話題を逸らすことはできなかった。

 陽動が失敗したトランプは、今度は『威圧』に出た。報道陣に向かって『まだエプスタインの話か?』と叱責し、トゥルース・ソーシャルでは、支持者に『エプスタインなんかに時間とエネルギーを無駄にするな』と投稿した。

 さらには、『エプスタインの資料は、民主党がでっち上げた「詐欺」や「でまかせ」だ』と主張し、それを信じた者達を『弱虫』や『かつての支持者』と呼んだ。

 こうした手法で、MAGA内部の批判の一部は抑え込まれた。しかし他の支持者にとっては、むしろ隠蔽の疑惑を強める結果となった」。

※Trump’s MAGA spell is broken. Even his base knows he is a lame duck(ロサンゼルス・タイムズ、2025年7月18日)
https://www.latimes.com/opinion/story/2025-07-18/jeffrey-epstein-donald-trump-maga-base

※ロージー・オドネルは、アイルランド放送協会のインタビューに答えて、彼女が2006年に米ABCの番組『The View』に出演した際、「トランプ大統領の自己破産や性的暴行に関する疑惑に触れた上で、実際の彼は『アプレンティス』(トランプ大統領がかつて出演したリアリティ番組)で描かれるようなビジネスマンではなく、あれは真っ赤な嘘だ」とコメントしたと語っている。「それに対して彼はとても腹を立てたようで、いまだにそのことを根に持っているんですよ。だから事あるごとに私の名前を出すんです」とオドネルは述べている。

※アイルランド移住のロージー・オドネル、トランプ大統領に物申す(yahoo! JAPAN ニュース、2025年3月24日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9645247aef999dbf6bb983a55d7c1d5f9781bd5

 エプスタイン事件の新しい展開は、米国の政治系YouTubeがこぞって取り上げており、その数はあま多に及び、これが米国の現在のホットトピックであることを示しています。

 たとえば、ジェフリー・エプスタインの元弁護士で、ドナルド・トランプ大統領の弁護も務めたデイビッド・ショーン氏が、7月12日、YouTube番組『Zev Brenner』のインタビューを受けています。

 エプスタインが亡くなる9日前にエプスタインに会ったショーン弁護士は、「エプスタインは自殺していない」と、はっきりこう証言しています。

 「私(ショーン)は、彼が自殺したとは一度も信じていません。

 主に、2つの理由からです。

 1つは、逸話的な話になりますが、私は彼が亡くなる9日前に会っています。

 彼は逮捕後、ずっと私に会いたがっていて、連絡してきました。

 彼には、一流の弁護士がそろっていたので、最初は問題ないと思っていました。

 でもその後、彼の社内弁護士が電話してきて、『彼(エプスタイン)は、あなたに会いたがっている。世界で命を預けられる唯一の人物だと言っている』と言われて、私は正直なところ光栄に思い、会いに行きました。

 私達は、私が彼の弁護を引き継ぐことで合意しました。

 現チームとの面談を条件に、自分のチームを編成して引き継ぐつもりでいました。

 すでにチームは、準備してありました。彼の弁護士達は、私と会うのを渋っていましたが、私は彼から直接『私に任せたい』と(委任の意志を)言ってもらう必要があると思っていました。

 ともかく、9日前の彼は元気で、今後の弁護戦略を一緒に練りました。

 また、その後も、彼を訪ねた地元の弁護士達と連絡を取りあっており、彼らからは、保釈審理を引き受けてほしいと言われました。

 私は、その前の記録が気に入らなかったので、少し躊躇していましたが、彼が亡くなった土曜日の前日、つまり金曜日、彼は、我々が立てた戦略にもとづいて指示を出していたと、弁護士達は話しています。

 そして、将来に向けた新しい依頼も、私にしてきました。数日後に自殺するような様子は、まったくなかったのです。

 さらに重要なのは、マイケル・バーデン博士の存在です。

 私は、彼を世界で最も優れた法医学者だと思っています。

 彼は、元ニューヨーク市の検視官で、エプスタインの死後の検視を、市の助手と一緒に行いました。

 彼は、『自殺にしては、これまでに見たことがないような損傷だった』と語っています。

 さらに、一緒に検視をした市の検視官も『死因は不明、結論は出せない』と言っていたのに、4日後には追加情報なしに、『自殺』と結論づけられました。

 加えて、独房のサイズや構造も、自殺が難しいものだったと、他の受刑者達からの電話でも聞いています。

 とはいえ、誰が殺したのかという理論や陰謀論を、私は持っていません。

 中には、性犯罪者だった彼を殺して名を上げようとする動機がある者もいるかもしれませんが、もしそうなら、普通は犯人は『自分がやった』と主張するものです。

 でも、今回はそうなっていません。

 結論として、私は彼が自殺したとは思っていません」。

※エプスタインの弁護士が発言「彼は自殺していない」(ゼブ・ブレナー、2025年7月12日)
https://youtu.be/0SNrVbHyA4I

 他方、ジェフリー・エプスタインの弁護を担当したアラン・ダーショウィッツ弁護士も、エプスタイン文書は存在すると、重要な証言をしています。

 「言っておきますが、私(ダーショウィッツ弁護士)は事実として知っています。文書が隠蔽されており、それは特定の人物達を守るために行われています。

 私は、その人物達の名前も知っていますし、なぜ隠蔽されているのかも知っています。

 誰が隠しているのかも知っています。でも、私は裁判官や事件に関する守秘義務に縛られているので、自分が知っていることを明かすことはできません。

 しかし、神に誓って言いますが、私は本当に、保護のために記録が隠されている人々の名前を知っているのです」。

※エプスタインの弁護士が衝撃の最新情報を発表(ブライアン・テイラー・コーエン、2025年7月12日)
https://youtu.be/3UCI6ja5x6I

 このように、エプスタインを直接弁護した弁護士2人が、「エプスタインは自殺していない」、「エプスタイン文書は存在する」と明言しているのです。

 これは、トランプ大統領や司法省の主張と真っ向から対立します。

 MAGAの議員や支持者達が、隠蔽が行われていると感じるのは当然です。

 トランプ大統領のトゥルース・ソーシャルは、7月29日の12時時点(日本時間)で、なんらかのトラブルで閲覧できない状態になっています。

 13日付のYouTube番組『ブライアン・テイラー・コーエン』が、13日付のトランプ大統領のトゥルース・ソーシャルへのポストを紹介しています。

 これを見ると、エプスタイン事件に全米の注目が集まり続けていることに、トランプ大統領自身が、相当のいらだちと危機感を募らせていることがわかります。

 「私の仲間達、時には女性も含めて、いったい何が起きているんだ?

 みんな司法長官パム・ボンディを攻撃している。彼女は素晴らしい仕事をしているのに。

 私達はMAGAというひとつのチームなんだ。今起きていることは気に入らない。我々の政権は完璧で、世界中の話題だ。

 それなのに利己的な連中が、ジェフリー・エプスタインなんて『決して死なない男』のことで、全部を台なしにしようとしている。

 何年も前から、何度も何度も、エプスタイン、エプスタイン。

 なぜオバマ、腐敗したヒラリー、コミー、ブレナン、バイデン政権の敗者と犯罪者達が書いたファイルなんかに注目してるんだ?

 やつらは『ロシア、ロシア、ロシア』というでっちあげや、51人の情報機関関係者、地獄のラップトップ(ハンター・バイデンの件)、その他もろもろで、世界を騙した。

 あいつらは、ヒラリー・クリントンとクリストファー・スティールによる偽のドシエ(ファイル)と同じように、エプスタイン・ファイルも捏造したんだ。

 そして今、私の『いわゆる友人達』までが、その策略に乗せられている。

 もしあの急進的な連中が、MAGA運動にダメージを与えるような内容を、ファイルの中に見つけていたら、とっくに使っていただろう。

 なぜ使わなかったんだ? 奴らは、JFKやキング牧師のファイルすら、まだ公開してないじゃないか。

 どれほど我々が国境を守り、犯罪者を追放し、経済を立て直し、エネルギー覇権を回復し、イランが核兵器を持たない安全な世界を実現したとしても、一部の人間は決して満足しない。

 これから6ヶ月で、他のどの政権よりも多くの成果を出すだろう。

 そして、まだまだやることがある。我々はこの国を救い、再び米国を偉大にしようとしている。

 それが我々の最優先事項だ。左翼は崩壊しつつある。キャッシュ・パテル(FBI長官)とFBIは、有権者詐欺、政治腐敗、2020年のアクト・ブルー(民主党の政治資金調達プラットフォーム)、不正で盗まれた選挙、そして犯罪者達の逮捕に集中すべきであり、ジェフリー・エプスタイン関連の、過激左派が捏造した同じ古い文書を何ヶ月も調べるなんてやめるべきだ。

 パム・ボンディに仕事をさせてやれ。彼女は素晴らしい。

 2020年の選挙は、不正に操作され、盗まれた。そして、2024年にも同じことをしようとしていた。パムが司法長官として調査していたのは、そのことだし、他にも多くのことがある。1年前、この国は死んでいた。

 今では、(米国が)世界中で最もホットな国になっている。この調子を保ち、ジェフリー・エプスタインなんて、誰も気にしていない男に時間とエネルギーを浪費しないようにしよう。ご清聴ありがとう」。

※速報:トランプ大統領、エプスタイン事件で激怒(ブライアン・テイラー・コーエン、2025年7月13日)
https://youtu.be/cjlFSCKocf4

 どうでしょうか。このトランプ大統領の取り乱し方は、普通ではありません。

 トランプ政権のアキレス腱が、このエプスタイン事件にあることが、逆にあぶりだされているのではないでしょうか。

 そして、世論が攻撃するパム・ボンディ司法長官が、事件の核心を隠蔽しているのではないかという疑念が、ますます強まります。

 政権をあげてこの事件を隠蔽するのは、『日刊IWJガイド』5月9日号でお伝えしたように、このエプスタイン事件にイスラエルが関与しており、弱味を握られた米国の政財界の実力者達は、イスラエルからの静かな「脅し」におびえ、言いなりになっている、という見方が、自然ではないでしょうか。

※衝撃! あの性奴隷の島、エプスタイン島にバラク・オバマ元大統領が頻繁に訪れ、少年達に性加害を行っていた!? そこには、民主党の有力支持者のジョージ・クルーニー氏とトム・ハンクス氏も通い、ビル・ゲイツ氏は少女達を縛りつけて注射を打ち、実験材料にしていた!?しかも、これらは、イスラエルが米国エリートを操作するための大規模なハニー・トラップだった!? これが本当なら、米国がイスラエルに「従順」である謎も解ける! JFKの新資料は出ても、エプスタイン・リストが出てこない理由はこれか?(日刊IWJガイド、2025年5月9日)
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250509#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54658#idx-1

 小国であるはずのイスラエルが、超大国である米国をふり回し、言いなりに動かせる理由のひとつなのかもしれない、という点で、このエプスタイン事件から目を離すわけにはいきません。今後も、エプスタイン事件に新しい動きがあり次第、お伝えします。

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、尾内達也)

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