┏━━【目次】━━━━
┠■トランプ大統領が15%の相互関税で日米合意したとトゥルース・ソーシャルにポスト! そのポストには、日本への誤解や強要もある! IWJは、経産省に、このポストの内容について緊急取材! 交渉にあたった赤沢経済再生担当大臣は「ジャパン・インベスト・アメリカ・イニシアティブ」という協定を結び、日米2国間だけでサプライチェーンを構築すると発表! 半導体、医薬品、鉄鋼、造船、重要鉱物、航空、エネルギー、自動車、AI、量子等の10分野に5500億ドル(約86兆円)を政府系金融機関が投資! この資金源はどこから捻出するのか? しかも、その投資から得られる利益の9割を米国のものとするという奴隷的協定!
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┠■今期最後の月、7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと8日です! 7月のご寄付・カンパは、56万7000円で16%の目標達成率です! 84%、293万3000円が不足しています! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2140万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
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┠■「ドイツのラジオ報道は、プロパガンダかスポーツニュースがほとんどで、聞く気になれません。時間の無駄だと感じています」「これからも是非頑張って貴重な情報をお伝えいただけますように!」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
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┠■【中継番組表】
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┠■2023年に自殺した神谷宗幣代表の公設秘書の自殺の原因はパワハラと言われてきたが、参政党には、もっと深い闇があった! 参政党を内部から知る武田邦彦元中部大学特任教授が衝撃の告発! 神谷代表のパワハラ・セクハラは日常茶飯事だった! しかし、公設秘書の自殺の原因はパワハラではなかった!!「優秀な人材が政治家を目指さないのは、愛人がいると批判されるからだ」として、街頭演説で「愛人OK」を認め、他方で「伝統的な家族観」の大切さを説く神谷代表。神谷氏自身も、党内に複数の愛人がいると『週刊文春』等でも報じられている!「期日前不倫」で話題の参政党ナンバー2の鈴木敦衆院議員は、神谷代表を見習ったもの!?
┃
┠■ウクライナの国会議員アルチョム・ドミトゥルク氏が「ゼレンスキーは年間100億ドル(日本円で1.5兆円)を盗んでいる」と告発! ゼレンスキー氏の汚職「黒い資金」の鍵を握る元副首相を反汚職機関が起訴! ゼレンスキー氏の手先であるウクライナ保安庁は、令状もなく反汚職機関を捜索! ゼレンスキー氏は22日、ウクライナの反汚職機関の独立性を剥奪する汚職対策機関権限縮小法に署名! 2022年のウクライナ紛争勃発以来、「初めての反政府デモ」がウクライナ各地で勃発! 自らの汚職隠蔽のために法を改悪するのは、イスラエルのネタニヤフ政権と同じ!!
┗━━━━━
■トランプ大統領が15%の相互関税で日米合意したとトゥルース・ソーシャルにポスト! そのポストには、日本への誤解や強要もある! IWJは、経産省に、このポストの内容について緊急取材! 交渉にあたった赤沢経済再生担当大臣は「ジャパン・インベスト・アメリカ・イニシアティブ」という協定を結び、日米2国間だけでサプライチェーンを構築すると発表! 半導体、医薬品、鉄鋼、造船、重要鉱物、航空、エネルギー、自動車、AI、量子等の10分野に5500億ドル(約86兆円)を政府系金融機関が投資! この資金源はどこから捻出するのか? しかも、その投資から得られる利益の9割を米国のものとするという奴隷的協定!
IWJ編集部です。
日本時間23日の午前中、トランプ大統領は、トゥルース・ソーシャルに、こうポストしました。
「私達は今、日本との巨大な取引を完了しました。
おそらく、これまでで最大の取引です。
私の指示のもと、日本は5500億ドル(約86兆円)を米国に投資することになります。
米国は、その利益の90%を受け取ります。
この取引によって、何十万もの雇用が生まれることになるでしょう。これまでに類を見ないことです。
おそらく最も重要なのは、日本が自動車やトラック、コメ、その他の農産物などを含む貿易に国を開放するという点です。
また、日本は米国に対して15%の相互関税を支払います。
米合衆国にとって非常にエキサイティングな時代であり、特に、日本という国との素晴らしい関係を今後も常に維持していくという点において、非常に重要です。
この件にご注目いただき、ありがとうございました!」。
※ドナルド・トランプ米大統領のトゥルース・ソーシャルへのポスト(2025年7月23日)
https://truthsocial.com/@realDonaldTrump/114899417740854572
このトランプ大統領のポストは、奇々怪々です。
「日本が自動車やトラック、コメ、その他の農産物などを含む貿易に国を開放する」と言っていますが、これは、どういう意味なのか、まったくわかりません。
コメは官民が輸入して、流通することになるのでしょうが、ではなぜ、補助金をつけて米国ほか、外国にコメを売っているのか、現行の政策との整合性がまったく取れません。
また、もっと奇怪なのは、車です。
市場開放といいますが、そもそも、日本では米国製輸入車に対して、関税をかけていません。
現時点でも無税なのに、どうやってこれ以上、開放するというのでしょうか!?
国が税金で買って、公用車にでもするのでしょうか。
そんな「取引き」を市場開放とは呼びません。自由貿易でもありません。
それは、輸出国のために、補助金をつけるようなものです。
IWJは、日米関税交渉を担当する経済産業省米州課に直撃取材しました。
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■今期最後の月、7月になりました! IWJの今期第15期の期末である7月末まで、あと8日です! 7月のご寄付・カンパは、56万7000円で16%の目標達成率です! 84%、293万3000円が不足しています! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から6月までの11ヶ月間で、約2140万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!
いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
IWJの財政が、危機的状況です!
IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、6月末で11ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと8日となりました。
7月は、1日から22日までの22日間で、33件、56万7000円のご寄付・カンパをいただきました。これは、目標額の約16%に相当します。
ご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!
残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、6月までの11ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!
この不足総額は、寄付部門だけで、2140万5645円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、限界があります! その限界は近づいています!
IWJが7月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
今期11ヶ月間の累計のマイナス約2140万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!
インフレが続きますが、会費の値上げをせず、値段を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。
今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!
目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!
第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、ぜひとも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!
なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!
サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!
公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。
「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!
皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!
※会員登録のご案内
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6月末現在、IWJ会員の総数は1720人、このうちサポート会員の方は664人でした。
ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!
会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!
また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!
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年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。
同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!
※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!
みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル
城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル
ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
IWJホームページからも、お振り込みいただけます。
※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
どうぞ、皆様、米国の従属下のまま、憲法に緊急事態条項を導入し(自民党、公明党、維新、国民民主らが賛成)、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力(与野党を問わず)に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!
よろしくお願いします!
岩上安身 拝
■「ドイツのラジオ報道は、プロパガンダかスポーツニュースがほとんどで、聞く気になれません。時間の無駄だと感じています」「これからも是非頑張って貴重な情報をお伝えいただけますように!」ご寄付をくださった皆さまからの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!
IWJにご寄付をいただいた皆さまから、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!
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暑中お見舞い申し上げます。
世界情勢に参院選情報が加わり、日々のニュースに追いついていくのに四苦八苦しています。
いつも、貴重な情報をありがとうございます。
ドイツのラジオ報道は、プロパガンダかスポーツニュースがほとんどで、聞く気になれません。時間の無駄だと感じています。
日々、日刊IWJガイドを読み、以下のチャンネルを見ることで情報を得ることにしています。
このチャンネルには、ドイツ語版もあります。日本語版のほうは、音訓の区別がきちんとできていないことと、ところどころ「ムニャムニャ」になってしまうという難点がありますが、Pascal Lottaz氏のものにはこのごろTranslated Transcriptというものが付くようになって「読む」こともできます。
チャンネル
Glenn Diesen Japanese https://www.youtube.com/@GDiesenJP/videos
Neutrality Studies Japanese Pascal Lottaz https://www.youtube.com/@NeutralityStudiesJP/videos
きょう見た以下の動画が非常に気になっています。日本はどうなるのかと・・・
ウォーリック・パウエル:アメリカが日本と豪州を対中戦争に備えさせる https://youtu.be/2HsoxoXeH2M?si=Y40cXiR9mogSzs9g
これはもう世界大戦だ。これからもっと悪化する
https://www.youtube.com/watch?v=qCIMLmDPCko
Translated Transcript: https://www.video-translations.org/transcripts/1006_Pascal_2025_07_15_ja-JP.pdf
これからも、貴重な報道が続けていただけるように、近々寄付をと考えています。
ただ、たくさんは寄付できそうにありません。というのも、ガス、電気料金から始まってすべてが値上がりしているところ、去年、屋根の瓦を全部替えなければならなかったおかげで、ついに貯蓄ゼロ状態になっているからです。
では、これからも是非頑張って貴重な情報をお伝えいただけますように!
(今関和子 様)
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今関和子 様
ドイツから、暑中お見舞い、ありがとうございます。
日本は、うだるような暑さが続いています。梅雨らしい季節もなく、6月半ばからずっと真夏が続いているような状態です。
お便りの内容を見ると、ドイツでもインフレが大変そうですね。日本もインフレが厳しく、この暑さと相まって、ストレス指数はかなり高くなっています。
しかし、暑さやインフレ以上に、ストレスを感じるのは、「戦勝国」の横暴が、戦後80年経ってなお、「敗戦国」にふりかかってくることです。ドイツの人々も、「ロシア憎し」のプロパガンダとエンタメに逃げ道を見出す日々なのかと、日本人の置かれているメディア環境と、あまりに似ていて、嘆息をつきたくなります。
エンタメ自体は悪いとは思いません。気晴らしは、誰にとっても必要です。しかし、嘘を刷り込むプロパガンダは、害悪でしかありません。しまいには、プロパガンダのエンタメ化すら起きている。こうなると、脳内で依存回路ができあがって、抜け出せなくなっているのではないか、とすら思います。
戦況がもはや誰の目にも明らかなようにウクライナ不利であっても、毎日のように、「ロシアがもうすぐ崩壊」と楽し気に流すYouTubeもありますし、日本から80兆円もの金を自国に投資させて、そこで生じた利益の90%は米国のものとなるという、暴力的なまでに不平等な協約を押しつけてきたトランプ大統領を、「ディープステート」と戦う「反グローバリスト」の旗手として礼賛し続けるYouTuberの番組が人気を博していたりします。
「愛人OK」発言をしておきながら、自分より下の世代には「教育勅語」を押しつけようとする参政党の神谷代表のうさんくささを感じ取れないような人が多過ぎる、その結果が選挙にもあらわれています。
事実をお届けして、プロパガンダの虚妄を暴こうとしてきた自分達の活動が、いかに微力なものか、思い知らされもしますが、おすすめされている海外の知識人のYouTube番組に、希望を見出すことが、たしかにできたりします。
グレン・ディーセン氏の番組を視聴していますが、パスカル・ロッタ氏の番組も、精力的に、知られざる知性の存在を各国から掘り出してきて、以前から注目していました。
そのロッタ氏が京都大学准教授で、日本在住であると知り、コンタクトを取ってぶっつけ本番のインタビューを行いました。私が日本語で質問し、彼が英語で回答するという、不思議なインタビューとなっています。彼が日本語を理解できるものの、話すには英語の方がスムーズである、ということで成立したインタビューです。
彼はスイス国籍で、母国語としてはドイツ語であるとのこと。複数言語国家で生まれ育ったために、ウクライナやロシアの複雑さをよく理解できるようです。
編集を段階的に終えたら、順番にアップしていきたいと思います。
まだ40歳になったばかりの、若いロッタ氏に、これから学んでゆく若い学生達には、希望を託せると思います。
彼は、2つの戦争(ウクライナ紛争とイスラエルの虐殺・戦争)に心を痛め、次に日本が東アジアでの戦争に巻き込まれないようにと、情報発信を始めた動機を語ってくれました。
私達も、自国の心配をするとともに、苦しんでいる世界各地の人々の窮状にも、ドナルド・トランプ氏ができない「共感」をもってお伝えしていけたらと思います。
今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
岩上安身 拝
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◆中継番組表◆
**2025.7.24 Thu.**
調整中
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◆中継番組表◆
**2025.7.25 Fri.**
調整中
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「トランプ関税」の衝撃波が世界を襲う! 貿易政策と安全保障政策の融合!? 逆に米国と同盟国に、経済破綻と社会崩壊の危機が迫る!? 岩上安身によるインタビュー第1188回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第1弾 2025.5.2
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40年間続いた米国債の価格上昇が、下落へ! 世界一米国債を保有する日本には、巨大な含み損が発生! 米国債務は対GDP比100%を超え、利払い費だけで、米防衛費を超過!「アメリカの、世界に対する覇権を支えている財政システムが、大変動を起こしている」! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 前編 2025.6.8
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フォン・デア・ライエン委員長は「我々が知っていた西側は、もはや存在しない」と宣言!「日本人がもっと真面目に考えないと。日本の立ち位置って何ですか?『西側の一員です』と。でも、その『西側』はないんです」! 米国債がクラッシュしてしまえば、最大保有国である日本は、最大の被害国に! 岩上安身によるインタビュー第1195回ゲスト エコノミスト・田代秀敏氏 第2弾 後編 2025.6.8
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ヒンドゥー至上主義のインド・モディ政権によって酷い差別を受けているカシミールは、ユダヤ人至上主義によって民族浄化を受けるガザと共通性がある! パレスチナ問題とカシミール問題はともに大英帝国支配の負の遺産! しかし、英国は責任を果たさない! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第1回 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527633
イスラエルは、トランプ米大統領のリゾート開発構想のために、ガザ戦争を再開! 毎日100人単位でパレスチナ人を殺害しているのに、主要メディアではほとんど報じられず、批判もされない! ユダヤ教の極右政党と連立するネタニヤフ政権は、UNRWA施設を破壊し、職員も殺害! 人道援助を妨害し、ガザは「国際法の墓場」に! 岩上安身によるインタビュー第1194回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長 宮田律氏 第2回 2025.6.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527726
「トランプは戦争をしない」は嘘! 米大統領がバイデンでもトランプでも、イスラエルのやることは全部支持! キリスト教に妥協したユダヤ教徒と、キリスト教シオニストの福音派の猛烈な支持を抜きには考えられず、イスラエルの利益を最大限に追求!~岩上安身によるインタビュー第1176回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏
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「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか? 岩上安身によるインタビュー第1184回ゲスト 現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏 2025.2.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526531
2024年を振り返る! そして1ヶ月後に始まる第2次トランプ政権で、米国は、そして世界はどう変わる!?~岩上安身によるインタビュー第1175回 ゲスト 元外務省国際情報局長・孫崎享氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525988
ハミッド・ダバシ氏が指摘「ガザのおかげでヨーロッパ哲学の倫理的破綻が露呈した」!「ガザ攻撃における植民地主義の視点」~岩上安身によるインタビュー第1145回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2024.2.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521575
「イスラエルがどんな戦争犯罪、人道に対する罪を行っても一度も裁かれなかった。こういう国際社会の『伝統』がジェノサイドを可能にしている」!!~岩上安身によるインタビュー第1144回 ゲスト 早稲田大学文学学術院教授・京都大学名誉教授・岡真理氏 2024.2.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/521515
イスラエルがパレスチナ・ガザ地区に対して行なっているのは「民族浄化」! イスラエルによる「報復」でもなければ、ハマスとの戦争でもない!~岩上安身によるインタビュー第1138回 ゲスト 東京経済大学教授 早尾貴紀氏 2023.11.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519713
「絶望」に突き動かされたハマスがイスラエルを急襲! イスラエルは、「報復」の名のもとに「民族浄化」を開始! パレスチナ人の「完全追放」まで至るのか!?「第2のナクバ」に~岩上安身によるインタビュー第1137回 ゲスト 放送大学名誉教授 高橋和夫氏 2023.11.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519653
対等な者同士の「ハマス・イスラエル戦争」ではない!「植民地主義とそれへの抵抗であるという基本的な視点が必要」~岩上安身によるインタビュー第1136回 ゲスト 東京大学名誉教授 板垣雄三氏 2023.11.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/519527
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■2023年に自殺した神谷宗幣代表の公設秘書の自殺の原因はパワハラと言われてきたが、参政党には、もっと深い闇があった! 参政党を内部から知る武田邦彦元中部大学特任教授が衝撃の告発! 神谷代表のパワハラ・セクハラは日常茶飯事だった! しかし、公設秘書の自殺の原因はパワハラではなかった!!「優秀な人材が政治家を目指さないのは、愛人がいると批判されるからだ」として、街頭演説で「愛人OK」を認め、他方で「伝統的な家族観」の大切さを説く神谷代表。神谷氏自身も、党内に複数の愛人がいると『週刊文春』等でも報じられている!「期日前不倫」で話題の参政党ナンバー2の鈴木敦衆院議員は、神谷代表を見習ったもの!?
第27回参議院選挙で躍進した参政党ですが、その支持層について、これまで、参政党と神谷氏を、その成り立ちからウォッチしてきた、令和政治社会問題研究所の古谷経衡所長は、驚くべき発言をしています。
「驚くべきことに、彼らのほとんどは参政党を支持する以前には、明確な党派性を持っていなかった。
つまり、『これまで自民党や立憲民主党を支持してきたが、今回は参政党に入れる予定だ』という人はほぼ絶無であり、いい歳(40代、50代)にもかかわらず、生まれてこの方一度も投票したことがない、という人が相当程度多い。(中略)
このような人々は、『無党派層』ではない。しいて言えば『無関心層』である。この無関心層が人生で初めて投票に行くことで、参政党は伸びていった」。
名は体を現す、というべきか、「参政党」という名の通り、「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめての政治参加」層を集めて、「躍進」したというわけです。
※参政党支持層の研究(ヤフーニュース、2025年6月26日)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a8c540ceeac4bad06c7f110d2c927b1b0f2763e2
この政治的無関心層に火をつけた参政党の神谷宗平代表とは、いったい、どんな人物なのでしょうか。
参政党は、その「躍進」の一方で、数多くのスキャンダルや嘘、内紛が内部告発という形で、表に出てきています。
まず、参政党のスキャンダルの中で、真っ先に、SNSなどで話題になるのが、神谷代表の公設秘書だった女性の自殺です。
これは、2023年12月に、神谷代表の公設秘書だったAさんが、神谷代表の度重なるパワハラに耐えかねて自殺したという事件です。
『週刊新潮』7月24日号(『デイリー新潮』、2025年7月16日)は、参政党関係者の話として、こう報じています。
「『Aさんは神谷代表に秘書として仕えた後、党務に従事していましたが、23年9月に退職。その3カ月後に自ら命を絶ちました。
自殺のウラには、神谷代表の“パワハラ的言動”があったとささやかれています』」。
※参政党・神谷代表の元女性秘書の自殺 「ミーティングで詰められ、声は震えていた」 証言した元スタッフを“口封じ”か 「自殺問題を発信したら訴えられた」(デイリー新潮、2025年7月16日)
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/07161132/?all=1
「動画(『巫女ねこちゃんねる』)の中でも一部お話ししていたのですが、Aさんは党のタウンミーティングを統括していて、集客状況が悪いと神谷代表から“どうしてなんだ”などと詰められていました。
全体会議で発言する際も声が震えていて、神谷代表にすっかり萎縮している様子でした」。
Aさんの自殺に関して、参政党は、『週刊新潮』の質問にこう答えています。
「Aさんの自殺に関しては、
〈神谷の言動が要因の一つであったかのように受け取れるご指摘は事実ではない〉」。
ところが、2024年2月8日付の『週刊文春』での取材では、Aさんの自殺に責任を感じていると神谷代表自身が述べているのです。
「――Aさんが亡くなったことに対して責任は感じているのか。
『感じてますよ。そういうこと(政治資金に関すること)に関わってなければ、叩かれることもなかったし、だからまあ、言えば、僕が選挙なんかに出たのが悪かったんだって思ってます』」。
※「参政党」神谷宗幣代表(46)の元公設秘書が自殺 “パワハラ的言動”に悩み、知人に〈どんな暴言吐いても許されるとか思ってるのかしら〉とメッセージを…(週刊文春、2024年2月8日)
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b7977
問題は、神谷代表がAさんに、政治資金に関わらせていたかどうかでなく、政治資金が思うように集まらないため、Aさんを繰り返し叱責した点にあります。
神谷代表の回答は、問題のすり替えです。
実は、このAさんの自殺に関しては、さらに別の証言があります。
参政党の最初期からの協力者で、2022年の参議院選挙には参政党から出馬した中部大学の武田邦彦元特任教授は、これらの神谷代表のパワハラ原因説とは一線を画する証言をしています。
※参政党を辞めた本当の理由を話します。(武田邦彦)(ダニエル社長の週刊ニュース、2025年7月15日)
https://youtu.be/fNh8nsJNnVA
武田邦彦特任教授「今ね、参政党の人の話を聴くとね、全部、嘘の方を信じているから、仕方ないって言えば、仕方ない。
日本人で、あのくらい頻繁に嘘をつく人(神谷氏)は、ほとんどいないから。
だからまあ、わからないと言えばわからないですね」
現役の参政党員「今、参政党にいる参政党員は全員信者。何を言われてもそれを信じる人しか残っていない。95%くらい。
自分みたいに、参政党を客観的に見ている人は、ほとんどいない。
変えようと思っても、無理ですから」
司会「武田先生が、参政党にしびれを切らした時期やきっかけは?」
武田氏「それは2023年6月23日です。(中略)
一回、これはひどくなっちゃったから、民主的でなくなっちゃったから、一回ゴレンジャー(参政党幹部の5人、神谷宗幣、松田学、吉野敏明、赤尾由美、武田邦彦の各氏)で集まろうと。
会場は、他の案もあったんだけど、僕は、参議院議員会館の方がいいと言って、5人集まって、2時間、3時間非常に穏やかに。
そしたら、神谷さんの方がわかりました、民主的にやらないといけないから、ゴレンジャーでボード会議をスタートしましょうと。
これで、良かったね、これで参政党も良くなるかなと、もちろん、思いますよ。(中略)
そしたら、2時間後に、女の人から電話がかかってきて、それが(神谷氏の)愛人ですけど」
司会「具体的には、どんな方なんですか」
武田氏「秘書の人ですよ」
司会「神谷さんの愛人の秘書?」
武田氏「僕が愛人と言うには、理由があるんですよ。公的じゃなかったら、愛人なんて言いません。
公的なことじゃなかったら、私的なことだから、これを言うかどうかは人の…民法にね…神谷さん結婚しているから、民法に貞操の制限がありますから。
そういう意味では、固く言えば、公的な人だから、言わないといけないかもしれないけれど、そこまでね、プライベートだからね…
ところが参政党の中では、大っぴらなんですよ。
愛人であるということが、大っぴらなんですよ。
それは、神谷さんが街頭演説で言うんですから。
街頭演説で言われるとね…これ、やっぱり公的な部類にしないといけないんですよ。
街頭演説ですから…街頭演説で聴いた人が、僕に2回来て、僕の街頭演説の後に、武田先生にお聞きしたいことがある、初老のね、ちゃんとした人でしたよ。
この前、神谷さんの演説を聴いたら、自分には愛人がいると。党の中で仕事もしてもらっていると言ったけど、武田先生はそういう党に所属するのですか?って言われたんですよ。
どういうご意見ですか?と。
御存じですかとまず来た。
僕、知っているもんですからね、知っていると言いました。(中略)
そういう党に、なんで先生はおられるんですかと、こう来た。
困っているんですよね、としか言えないですよ。
困っているから。
何回も何回も、あちこちで、(神谷代表は)愛人がいて何が悪いって言っているわけですから。
ボード会議に、吉野先生と出たときに、吉野先生はこう言った。
プライベートに男と女の関係ができることもあるから、それは、この席では言いたくありません。
それが参政党の中でもボード会議にも出席して、主要メンバーの一人で、それが党の、神谷さんの指示で、どっちの指示かわかりませんが、動いているということに問題があると私は指摘しているんだって、(吉野先生は)言っているんですね。
その人は、参政党から外してくださいと彼(吉野氏)は言ったわけです。
その人から、(2023年6月23日のゴレンジャーのミーティングの後に電話が)かかってきた。
なんでかかってきたかと言うと、今日の会議(6月23日のゴレンジャーのミーティング)で決まったことは、全部白紙に戻してくださいと。
会議を取り消すというのは、会議のメンバーが集まるか、再会議しなくてはいけない。
なんかわかんない女の人から、会議の結果を白紙にしてくださいって、そんなことできませんよと。
世の中の常識というものがあるから、そんなことを公的なところでやったら、とんでもないことになります。そう言ったんだけど。
僕が、参政党がダメだと思ったのは、6月28日に、参政党のボード会議に行ったら、ボードじゃない人がボード席についていて、僕ら(ボードメンバーは)全部、オブザーバーですよ。
もちろん、そこで言いましたよ。これは何ですかと。
あなた方は、何でボード席についているんですかと。
神谷さんが、僕ら5人でボードやろうと言ったのは知っていますかと。
もちろん、知っていると。
だけど、5人で決めたことなんか、守れるかって感じで…
(そのときボード席に座っていたのは)みんな、4月の統一選挙で当選した議員なんですよ。
僕も、ほとんどの人の応援演説に行っていますよ。
あなた方は、今まで支部の人の活動で議員になった。まったく今のところ、参政党への貢献をしていない。
貢献をしていない人が、なぜボードにいるんですかと。
ボードというのは、今まで貢献した人がボードにいなきゃいけない。
一人一人に、あなたはどうですかって、聞いたら、全員が降りないというんです。(後略)」
7月23日付『週刊文春』は、参政党ナンバー2の鈴木敦衆院議員の「期日前不倫」を報じていますが、神谷代表の街頭演説での「愛人がいて何が悪い」とか、「優秀な人材が政治家を目指さないのは愛人がいると批判されるからだ」という発言を何回も聞かされていれば、党員は不倫を当然とするでしょう。
こうした参政党の「不倫文化」の担い手は、鈴木敦衆院議員だけではないはずです。
※【スクープ撮】参政党ナンバー2 鈴木敦衆院議員の“期日前不倫”《妻の里帰り出産中に愛人と浴衣で…》(週刊文春、2025年7月23日)
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11936
司会「元公設秘書の方が自殺した背景は?」
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■ウクライナの国会議員アルチョム・ドミトゥルク氏が「ゼレンスキーは年間100億ドル(日本円で1.5兆円)を盗んでいる」と告発! ゼレンスキー氏の汚職「黒い資金」の鍵を握る元副首相を反汚職機関が起訴! ゼレンスキー氏の手先であるウクライナ保安庁は、令状もなく反汚職機関を捜索! ゼレンスキー氏は22日、ウクライナの反汚職機関の独立性を剥奪する汚職対策機関権限縮小法に署名! 2022年のウクライナ紛争勃発以来、「初めての反政府デモ」がウクライナ各地で勃発! 自らの汚職隠蔽のために法を改悪するのは、イスラエルのネタニヤフ政権と同じ!!
ウクライナの国会議員アルチョム・ドミトゥルク氏が今週、国際ニュース報道を提供するYouTube番組『APT』によるインタビューで、ゼレンスキー氏は「年間100億ドル(日本円で1.5兆円)をウクライナ国民から横領している」と告発しました。
※「ゼレンスキーが年間$100億を横領」:ウクライナ議員がインタビューで警鐘を鳴らす (APT、2025年7月22日)
https://youtu.be/9mJm4L2C7OA
ドミトゥルク氏は、世界的な重量あげの選手でしたが、2019年のウクライナ議会選挙に無所属で出馬し、ゼレンスキー氏の政党「人民のしもべ」の推薦を受けて当選し、国会議員となりました。就任した日、「人民のしもべ」に加わりましたが、2021年に除名されています。
ドミトゥルク氏は、2024年8月、暴力行為で起訴された後、国外に逃亡しました。ドミトゥルク氏自身は、容疑は偽物であり、ドミトゥルク氏がモスクワ総主教庁ウクライナ正教会(UOC-MP)を支持していたことや、「親ロシア」的な立場をとっていたために政治的動機による捜索を受けたと説明し、生命の危険を感じたと述べています。
※Controversial Ukrainian MP flees country after being charged with assaulting soldier, law enforcement officer(Kyiv Independent、2024年8月25日)
https://kyivindependent.com/controversial-ukrainian-mp-flees-country-after-being-charged-with-assaulting-soldier-law-enforcement-officer/
『APT』によるインタビューの冒頭で、ドミトゥルク氏は23日に開催される予定の、イスタンブールでの第3回和平協議(※)について、協議がどうなるかはわからない、なぜなら「ゼレンスキーはウクライナの合法的な大統領ではなく、ウクライナの権威を代表する人物でも、ウクライナ国民を代表する人物でもないからです。彼は単にウクライナで権力を奪取した人物に過ぎず、テロリスト」であるからだと述べました。
ゼレンスキー氏が、大統領としての任期が過ぎても、大統領選挙を行わないまま、最高権力者のポストに居座っていることは事実です。
ゼレンスキー氏自身は、戦時下であり、戒厳令下であることを理由にしていますが、ウクライナ憲法では、そのような任期延長の定めはありません。
彼は、ウクライナ国内で独裁的な権力をふるい、政治的な対抗者や不満分子がいれば、容赦なく連行しているのですが、西側が彼を「自由」と「民主主義」と「法の支配」の象徴としてもちあげ、いまだに「ウクライナ大統領」として扱うため、対外的にも「大統領」としてふるまえるだけです。西側のバックアップなしに、彼の権力も権威も、1日ももちません。
(※)第3回ウクライナ・ロシア和平協議、23日トルコで実施 ゼレンスキー氏表明(ロイター、2025年7月21日)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/IX5PM47R2NKBJP24PPUKN4WH24-2025-07-21/
ドミトゥルク氏は、21日にウクライナ保安庁(SBU)が反汚職機関を襲撃した事件(※)について、「今のウクライナでは、誰も安全ではない」「反汚職機関にも、ゼレンスキーの手が伸びるだろう」と、警告しました。
(※)ウクライナの保安庁と汚職捜査機関、それぞれの主張に反論(ウクルインフォルム、2025年7月21日)
https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/4017321-ukurainano-bao-an-tingto-wu-zhi-sou-zha-ji-guansorezoreno-zhu-zhangni-fan-lun.html
「現在のウクライナでは、誰も安全ではありません。誰も憲法や法律、自らの権利に頼ることはできません。
そこにあるのはただ一つ、権力を掌握した精神的に錯乱した人物(ゼレンスキー氏を指す)――非伝統的な性的指向を持つ人物――による偏執的な決定や命令だけです。
ですから、もし自分は手出しされないとか、政権による報復を受けることはないなどと思っている人がいるなら、その人は重大な誤解をしています。この政権の一員として犯罪を犯している者達、あるいはただ沈黙を守っている者達も、共犯なのです。
そして遅かれ早かれ、ゼレンスキーは彼ら(反汚職機関)にも手を伸ばすでしょう。彼が現在行っているような形の政権では、ただ一人しか生き残ることができません。それは彼自身です。
だから私は、皆に訴えます。ひとつの問題、ひとりの敵に対して団結するようにと。その敵とは、バンコヴァ通り(※大統領府所在地)にいる人物であり、私達自身の中に敵を探すべきではありません。はっきりと理解すべきです。私達が直面している敵はただ一人、バンコヴァにいる敵(ゼレンスキー氏)だけなのです。
反汚職機関のような組織、彼らが保護されていないことは明白です。彼らは、ゼレンスキー政権の行動を黙認することはできないからです」。
ドミトゥルク氏は、続けて、ゼレンスキー氏が反汚職機関を押さえ込もうとしている理由は、自分自身の汚職「黒い資金」につながる情報を持った元副首相が、反汚職機関によって起訴されたからではないか、との見解を示しました。
ドミトゥルク氏は、ゼレンスキー氏の汚職による「黒い資金」が年間100億ドル(日本円で1.9兆円)以上にのぼるのは事実だと断言しています。
「現在、反汚職機関とゼレンスキー政権の間で起きていることですが、反汚職機関はゼレンスキーによる汚職犯罪――彼がウクライナから盗んでいるとされる『黒い資金』に関する、小規模な捜査を開始しました。
我々が話しているのは、ゼレンスキーによって、ウクライナから年間100億ドル以上が盗まれているという事実です。
中規模程度の捜査でも、これらの犯罪を立証し、ゼレンスキーの側近の中で、この犯罪に関与している人物を特定できる可能性があります。捜査資料で名前が上がった人物の一人は、ゼレンスキーの親しい側近で、ウクライナ副首相であるチェルニショフ氏です。彼はゼレンスキーの『黒い資金』を管理していた人物です。
反汚職機関は、すでにこの一連の犯罪の構造を解明しています。
ゼレンスキーの側のSBU(ウクライナ保安庁)が、法的根拠も令状もなしに、反汚職機関の職員の住宅や事務所に侵入したのが目撃されています。彼らは捜査資料を、すべて押収しました。これらの資料には、私が知る限り、ゼレンスキーの犯罪に関する情報が含まれていました。
要するに、現在、ゼレンスキーは自身によって100%支配されていなかった最後の機関すら、破壊しているのです。
また、私の知る限り、ウクライナ国家反汚職局の局長とウクライナ反汚職局の代表者は、今後犯罪の容疑で起訴される予定です。彼らは現在ウクライナ国外にいます。
重要な点は、彼らが告発されている犯罪は、自動車事故や過去の軽微な違反など、でっち上げられたものだという点です。
私にも、同じことがやられました。私は2~3年前に起こったとされる犯罪で告発されましたが、実際には起こっていません。彼らはこれらの虚偽の犯罪を口実に、私を実際の重罪で起訴しました」。
つまり、ゼレンスキー氏は、自らの汚職「黒い資金」に関する反汚職機関の捜査を潰すために、ウクライナの反汚職機関の独立性を奪い、自らの支配下におこうとしている、というのです。
23日付の『RT』によると、22日、ゼレンスキー氏は、国家汚職対策局(NABU)と汚職対策専門検察局(SAPO)を行政監視下に置く法案、汚職対策機関権限縮小法に署名しました。反汚職機関であるNABUとSAPOの独立性を剥奪する法案です。
汚職を取り締まるためのふたつの機関が政府の監視下に置かれるようであれば、独立性のある捜査は不可能になります。
ウクライナの野党議員らは、この新法は、ウクライナの民主主義を破壊し、汚職撲滅を後退させ、欧州連合(EU)の関係を損なうのではないか、と危惧しています。
※Zelensky’s ‘authoritarian’ move against anti-graft agencies sparks protests (VIDEOS)(RT、2025年7月23日)
https://www.rt.com/russia/621835-ukraine-protest-anti-corruption-laws/
実際、EUのメルシエ欧州委員会報道官は22日、NABUとSAPOはウクライナにおける改革議題にとって決定的な意味を持っており、その独立性は、市民社会の信頼を維持する上でも、維持されねばならないと発言しています。ウクライナのメディアである『ウクルインフォルム』が同日付で報じています。
メルシエ欧州委員会報道官「EUは、透明性、裁判改革、民主的ガバナンスの進展を条件に、ウクライナに著しい財政支援を提供している。ウクライナのEU加盟は、汚職との闘いと機構の強靭性確保のための強力な能力を要求する」
※EU、汚職対策機関に関するウクライナの行動に懸念表明(ウクルインフォルム、2025年7月22日)
https://www.ukrinform.jp/rubric-polytics/4017672–wu-zhi-dui-ce-ji-guanni-jiansuruukurainano-xing-dongni-xuan-nian-biao-ming.html
22日付『フィナンシャル・タイムズ』は、国家汚職対策局(NABU)とその提携機関である汚職対策専門検察局(SAPO)の両機関は、大統領によって任命される検事総長の戦時権限下に置かれることになる、と報じました。
ゼレンスキー氏は、新法はロシアの干渉を排除するためだと説明していますが、この法案への署名によって、ゼレンスキー氏とその政権の「権威主義化」が強まると懸念されています。
ゼレンスキー氏の与党議員であるアナスタシア・ラディナ氏でさえ、この新法によって、ウクライナの汚職対策機関は「事実上解体」され、NABUとSAPOの2つの機関は「検事総長の意向に完全に依存する、単なる装飾的な機関」に変わるだろうと警鐘を鳴らしました。
『フィナンシャル・タイムズ』によれば、キエフでは2000人以上が抗議デモに参加し、これは、2022年のウクライナ紛争勃発以来、「初めての反政府デモ」となりました。
キエフの大統領府前に集まったデモ参加者らは、「汚職=死」と書かれたプラカードを掲げていた、ということです。プラカードを持って立ちあがった人々こそ、「死」をも覚悟した上での抗議行動でしょう。
※Zelenskyy moves against Ukraine’s independent anti-corruption bodies(Financial Times、2025年7月22日)
https://www.ft.com/content/21cf3d32-8cc3-4ed1-bfb2-d2b9de88f19d
もちろん、ゼレンスキー氏が主張する「ロシアの干渉を排除する」など、口実にすぎないことは明白です。ゼレンスキー氏が横領しているとされる金は、主に西側諸国からの支援金であると疑われ、ロシアが手を出せる金の流れではありません。
『キエフ・インディペンデント』によると、6月23日、NABUが大統領の側近で元副首相のオレクシー・チェルニショフ氏を刑事告訴し、チェルニショフ氏を職権乱用と不法蓄財の罪で起訴しました。チェルニショフ氏は、ウクライナ史上、在任中に汚職の罪で起訴された最高位の高官となりました。
チェルニショフ氏は、先週行われた最大規模となる内閣改造で解任されています。この内閣改造は、ゼレンスキー氏の側近による権力集中の更なる強化を目的としたものだと見られています。
チェルニショフ氏の汚職について、NABUは声明を発表し、同氏は住宅団地建設のために違法に土地を取得したキエフの不動産開発業者が主導した、大規模な汚職計画の6人目の容疑者であると発表しました。
チェルニショフ氏はゼレンスキー氏の側近中の側近で、個人的に親交があり、「2021年の新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中、ゼレンスキー大統領の誕生日を祝うために招待された数少ないゲストの1人」だったということです。
キエフを拠点とする監視団体、反汚職行動センター(ANTAC)の副事務局長オレナ・シェルバン氏は、『キエフ・インディペンデント』に、「重要なのは、今日、NABUとSAPOが実際に大統領の『家族』の直近のグループにまで到達したことだ」と述べています。
シェルバン氏は、ゼレンスキーの大統領府はチェルニショフ氏を救うことよりも、法律を改悪し、SAPO長官を攻撃するだろうと付け加えました。
シェルバン氏「有害な法律改正を行おうとする試みと、SAPO長官(オレクサンドル・クリメンコ氏)に対する個人攻撃の両方が見られることは間違いない」
1ヶ月が経ち、いまや、シェルバン氏の予見通りになりました。
※Exclusive: Ukrainian deputy prime minister suspected of corruption says he won’t step down(Kyiv Independent、2025年6月23日)
https://kyivindependent.com/deputy-pm-chernyshov-becomes-highest-serving-minister-served-suspicion-notice/
上記『RT』も、ゼレンスキー氏がこの新法に署名したことを受けて、キエフや、リヴィウ、ドニプロペトロフスク、オデッサなどの諸都市で、数百人が抗議行動を起こしたことを報じました。抗議者らは、「法案を拒否せよ」と叫び、「NABUとSAPの終焉は腐敗の時代の始まりだ」、「恥を知れ」、「反逆」などと書かれたプラカードを掲げていたとのことです。
『スプートニク日本』は、キエフのクリチコ市長もこの抗議活動に参加した、とX(旧ツイッター)に投稿しました。
※Sputnik 日本@sputnik_jpのXへの投稿【汚職防止機関の取締りにウクライナ国民が抵抗、ゼレンスキー体制への不満を訴える】(2025年7月23日)
https://x.com/sputnik_jp/status/1947836364550246737
戦時内閣による、自らの汚職隠蔽と疑惑追及阻止のために、反汚職機関を支配下に置く法改悪と独裁化は、まるでイスラエルのネタニヤフ政権と瓜二つです。
ウクライナの東部生まれ、本来はロシア語話者であるユダヤ人のゼレンスキー氏は、停戦したら自分の首が危うくなるのをわかっているでしょうから、ポーズだけはしても、停戦するはずはありません。
彼は、「敗戦」を受け入れざるをえなくなった時のために、亡命先も考えてあるでしょう。
米国か、英国か、それともイスラエルか、彼の逃亡先と資金の逃避先はどこになるのでしょうか。
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それでは、本日も1日、よろしくお願いします。
YouTubeへの高評価とチャンネル登録も、よろしくお願いします。10万人登録まであと少しです!
ご支援のほども、よろしくお願いします。
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