日刊IWJガイド・非会員版「本日午後7時より『岩上安身による元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮氏インタビュー 第2回』を撮りおろし初配信します!」2025.6.3号~No.4541


┏━━【目次】━━━━
■はじめに~<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! ウクライナ紛争の教訓! 米国は同盟国を前線に出し、自らは後方に退く! 日米安保があっても米軍は日本を守らない! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第2回」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく!

■6月に入りました! 5月1日から31日までのご寄付・カンパは、69万9911円で、月間目標額の約20%でした。今期第15期の期末である7月末まで、あと2ヶ月です! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から5月までの10ヶ月間で約1863万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

■「どこにも忖度しないIWJの姿勢を貫くのを支援するため」ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

■IWJは、市民の皆様お一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。5月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆様、誠にありがとうございます!

■【中継番組表】

■<岩上安身による最新インタビュー報告!>米国はNATO5条も、日米安保5条も適用しない!「トランプ大統領の本音としては、(負担金を支払ってこなかったNATO諸国に)本当だったら20年間分、全額払って借金を返してほしい」! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第1回

■ウクライナ紛争のフェーズは、大きく変わった! ドイツのメルツ政権のいかれっぷり! メルツ首相は、米国、英国、フランス、ドイツが、数ヶ月前にウクライナによるロシアへの長距離攻撃に対する制限を解除したと明言! EUは言論統制で戦争体制を強化継続! このままなら欧州大戦へ!

■<IWJ取材報告>小泉新農水大臣にIWJが切り込む!「農協を民営化し、株式会社化するのか?」とのIWJ記者の質問に「まったくそんなことはありません」! さらに小農の生業を破壊する農地の大規模化・集約化への懸念については、「与野党の皆さんから、理解を得ています」と小泉大臣!~5.30 小泉進次郎 農林水産大臣記者会見
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■はじめに~<岩上安身によるインタビュー配信!!>本日午後7時より、「元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! ウクライナ紛争の教訓! 米国は同盟国を前線に出し、自らは後方に退く! 日米安保があっても米軍は日本を守らない! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第2回」を撮りおろし初配信します! 配信終了後、会員向けIWJサイトのアーカイブにアップします! ぜひ、お見逃しなく!

 本日午後7時より、昨日に引き続き、「岩上安身による軍事コンサルタント・飯柴智亮(いいしば ともあき)氏インタビュー」の第2回を撮りおろし初配信します!

 昨日初配信した第1回インタビューは、以下のURLからご視聴ください!

※元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! 米国はNATO5条も、日米安保5条も適用せず、欧州も、日本も、米軍は守らない!!「トランプ大統領の本音としては、(負担金を支払ってこなかったNATO諸国に)本当だったら20年間分、全額払って借金を返してほしい」! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527557

 飯柴智亮氏は、日本生まれの日本人ですが、19歳の時に単身渡米し、1999年に米国の永住権を取得して、米陸軍に入隊しました。

 第82空挺師団の少尉となり、2006年には中尉になり、情報担当将校としても活躍されました。2009年に退役し、現在は米国に拠点を置く軍事コンサルタントとして活動されています。

 『自衛隊の弱点 9条を変えても、この国は守れない』(2018、集英社インターナショナル)『米中激戦! いまの「自衛隊」で日本を守れるか』(国際政治学者・藤井厳喜氏との共著、2017、ベストセラーズ)、『日米同盟崩壊 もう米軍は日本を中国から守らない』(2011、集英社)などの著書があります。

 本日初配信する、岩上安身によるインタビューの第2回では、昨年秋以降、10回以上ウクライナを訪れた飯柴氏が見た、ウクライナ紛争の今後や、停戦交渉の行方について、うかがいます。飯柴氏は、以前から、ウクライナ紛争は「長引く可能性が高い」と予測していました。

 また、「日米安保があっても、米国は日本を守らない」という点についても、米国民であり、元米国軍人である飯柴氏の視点から、話をうかがいました。

 詳しくは、本日配信のインタビューを、ぜひご視聴ください!

 インタビューは、会員向けサイトのアーカイブにて、4日間、全公開で、その後はハイライトは公開、全編動画は会員限定となります。お見逃しの内容は、ぜひ、IWJの会員となって、全編を御覧ください!

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【撮りおろし初配信】19:00~
 「元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! ウクライナ紛争の教訓! 米国は同盟国を前線に出し、自らは後方に退く! 日米安保があっても米軍は日本を守らない! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第2回」
視聴URL:https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527618

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■6月に入りました! 5月1日から31日までのご寄付・カンパは、69万9911円で、月間目標額の約20%でした。今期第15期の期末である7月末まで、あと2ヶ月です! 今期のご寄付の目標額の不足分は、8月から5月までの10ヶ月間で約1863万円にのぼっています! 代表の岩上安身の個人貯金で支えるのは、もはや限界です! 緊急のご寄付、カンパをどうぞよろしくお願いいたします! 会員登録もぜひ、よろしくお願いいたします!

 IWJ編集部です。

 いつもIWJをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。

 いよいよ6月を迎えましたが、IWJの財政が、危機的状況です!

 5月は、1日から31日までの31日間で、58件、69万9911円のご寄付・カンパをいただきました。

 これは、目標額の約20%に相当します。

 IWJの今期第15期は、昨年8月にスタート、5月末で10ヶ月が経過し、7月末の期末まで、あと2ヶ月となりました。

 残念ながら、昨年8月からの今期第15期は、5月までの10ヶ月間で一度も、月間目標額に達していません!

 この不足総額は、寄付部門だけで、1862万9645円にもなります! 現在、こうした不足額は、IWJ代表の岩上安身が、個人の貯金を投じて穴埋めしていますが、資産家でも、金持ちでもない、一介のフリージャーナリストとして半生を生きてきた岩上安身には、限界があります! その限界は近づいています!

 IWJが6月以降も活動を続けられますように、ご寄付・カンパによる緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 今期10ヶ月間の累計のマイナス約1863万円を少しでも埋められるよう、皆様の緊急のご支援をお願いしたいと存じます!

 会費を据え置きながら、より一層、支出を切りつめる努力もしています。

 今後は、土曜日に発行していた『日刊IWJガイド』は、原則として、お休みさせていただきます。もちろん、何か事件などがあれば、『速報』や『号外』などは、週末であっても、発行させていただきます!

 目標額を下げ、支出を切りつめても、収支が改善されないようならば、IWJは今後、活動を続けてゆくことが困難になります!

 第15期が、赤字に転落しないように、無料でご視聴の方は、是非とも有料会員登録を、また、会員・非会員を問わず、緊急のご寄付・カンパによる、財政難のIWJへのご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます!

 なお、IWJでは、インタビューなどを、お見逃しになった方も、会員であれば2ヶ月間全編視聴が可能です!

 サポート会員ですと、過去のすべてのコンテンツについて、いつでも、いくつでも御覧になれます!

 公開済みのコンテンツの本数は、動画とテキスト記事あわせて2万6113本あります。このうち、動画が2万3502本、テキスト記事が1万1196本、ブックレビューなどその他248本あります(カテゴリーは重複するものもあります)。

 「IWJ特報」のバックナンバーも、1ヶ月遅れの分から、すべて読むこともできます!

 皆様、会員登録を、ぜひ、よろしくお願いします!

※会員登録のご案内
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 5月末現在、IWJ会員の総数は1758人、このうちサポート会員の方は680人でした。

 ぜひとも、サポート会員様におかれましては、サポート会員をそのままご継続いただき、一般会員様におかれましては、サポート会員へのアップグレードをお願いします!

 会員総数が5000人、そのうちサポート会員が2000人いてくれたら、IWJの経営はご寄付を募らなくても格段に安定します!

 また、休会中の皆様は、メールやお電話をいただければ、すぐに会員を再開できます。一度退会された方でも、会員番号は変わりませんので、改めて申し込みをいただくことで再び会員になっていただくことが可能です!

※会員の再開、新規会員登録はこちらからお願いします。
(会員登録済みの方)https://iwj.co.jp/ec/mypage/login.php
(新規会員登録の方)https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 年会費をまとまってお支払いいただければ、12ヶ月中2ヶ月分がサービスとなります。即ち、一般会員が月1100円で、年間だとその12ヶ月分1万3200円のところ、一括払いなら、1万1000円(消費税込み)となります。

 同じくサポート会員が、1ヶ月3300円で、毎月支払ってゆくと、12ヶ月で3万9600円のところ、一括払いですと、3万3000円(消費税込み)ですみます! 2ヶ月分おトクです! ぜひ、ご検討ください!

※以下は、IWJの活動へのご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です(各金融機関ごとに口座名が非統一ですが、どれも、各銀行の仕様に従ったもので、間違いではありません)。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いします!

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル

 IWJホームページからも、お振り込みいただけます。

※ご寄付・カンパのお願い
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

 どうぞ、皆様、米国に操られたまま、無謀な戦争へと駆り立てられてゆく日本の対米従属権力に対し、一切忖度しないで真実をお伝えしてゆく独立メディアIWJの活動をご支援ください!

 よろしくお願いします!

 岩上安身 拝

■「どこにも忖度しないIWJの姿勢を貫くのを支援するため」ご寄付をくださった皆様からの応援・激励メッセージに、岩上安身がご回答いたします!

 IWJにご寄付をいただいた皆様から、応援・激励のメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここに感謝を込めてご紹介させていただき、岩上安身がご回答させていただきます!

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 どこにも忖度しないIWJの姿勢を貫くのを支援するため。

 岩上さん、お体大切にして下さい。
(クレジットカードで決済しました)

(アオキ カナメ 様)

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 アオキ カナメ 様

 ありがとうございます!

 体調のご心配をいただき、恐れ入ります。

 昨年の1月に新型コロナに感染して以来、毎月のように、次から次へと新たな病気にかかり、その影響から、活動量を減らさざるをえませんでした。今年に入ってからも、慢性的に疲労が蓄積しやすくなる状態が続いてきました。

 京都大学名誉教授で、ワクチン問題研究会代表理事である福島雅典先生のインタビューの際に、ワクチンと、新型コロナ感染による後遺症であろうと、言われました。

※米CDC元所長が上院で証言「新型コロナワクチンはビッグミステークだった」! 全身の細胞が取り込んだナノ粒子の毒性で急増した癌! 跳ね上がった死亡率!! 後遺症の症状に、岩上安身もあてはまる!~福島雅典氏 岩上安身によるインタビュー第1185回ゲスト 京都大学名誉教授・ワクチン問題研究会代表理事 福島雅典氏、外務省元国際情報局長 孫崎享氏(前半)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526690

 その後、福島先生のアドバイスの通り、ビタミンDや亜鉛を積極的にとり、疲労をためて、体調を崩さないように、休養・睡眠をしっかりとるなどして、仕事量の多かった翌日、翌々日に重要なインタビューのアポイントなどを入れないように、工夫と試行錯誤を続けてきました(福島先生から岩上安身へのアドバイスは、YouTubeにアップするとバンされる恐れがあるため、上記IWJサイトの記事内に、切り抜き動画として掲載しています。万人の健康に関わる話でもあるため、ぜひ、多くの方々に御覧になっていただきたいと、フルオープンで公開しています! 拡散もお願いします!)。

 今年に入っても、何度か、体調を崩したりしていますが、ほとんどは、その直前に、無理が重なったケースであり、福島先生のアドバイスは間違っていなかったと、確信を深めています。

 私の体調をボクシングに例えれば、何度もダウンを喫してはいるものの、カウント9以内に立ち上がり、まだKOはされてはいない、という状態です。

 まだ戦えるラウンドは、残されています。KOやTKO、ドクターストップとなって「試合終了」とならないように、しぶとく粘り続け、リカバリーも続けて、回復してきたら、徐々にペースを上げて逆転していきたいと思います。

 現在の国内外の政治状況を見ていると、安心していられず、私とIWJが、お伝えし続けてきた懸念が、現実になりつつあります! とても余裕を残してリタイアできるような状況ではありません! 私とIWJには、担わなければならない使命があるのだなと痛感しています!

 スタッフも皆、頑張ってくれています!

 どうぞ、今後とも、ご支援をよろしくお願いいたします!

 岩上安身 拝

■IWJは、市民の皆様お一人お一人の会費とご寄付・カンパで運営しています。5月のご寄付者様のご芳名を、感謝を込めて順次掲載させていただきます! IWJの経済危機に手を差し伸べてくださった皆様、誠にありがとうございます!

 5月は31日間で、58件、69万9911円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆様、本当にありがとうございます。

 ここに感謝のしるしとして、掲載の許可をいただいた方21名様につきましては、順に、お名前を掲載させていただきます。また、弊社ホームページにも掲載させていただくと同時に、X(ツイッター)、フェイスブック等のSNSにて告知させていただきます。

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ムラカミ ツトム 様
K.A. 様
K.S. 様
ASAKO TAKAESU 様
T.T. 様
Y.N. 様
井出 隆太 様
S.T. 様
藤本ひさ子 様
N.I. 様
松本益美 様
Y.S. 様
石崎俊行 様
徳山匡 様
高木康夫 様
J.M. 様
K.A. 様
T.Y. 様
落合正明 様
斉藤美紀子 様
与那覇大智 様

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 皆様、インフレが厳しさを増し、社会保険料や税金の負担が重くのしかかる情勢下、誠にありがとうございました。

 いただいたご寄付は、大切に、また最大限有効に活用させていただきます。

 今後とも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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◆中継番組表◆

**2025.6.3 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! ウクライナ紛争の教訓! 米国は同盟国を前線に出し、自らは後方に退く! 日米安保があっても米軍は日本を守らない! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮氏 第2回」(仮題)
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527618

 岩上安身による飯柴智亮氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた日米関係関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3%e9%96%a2%e4%bf%82

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◆中継番組表◆

**2025.6.4 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【撮りおろし初配信】19:00~「元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! ウクライナ紛争の教訓! 米国は同盟国を前線に出し、自らは後方に退く! 日米安保があっても米軍は日本を守らない! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮氏 第3回」(仮題)
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527621

 岩上安身による飯柴智亮氏インタビューを配信します。これまでIWJが報じてきた日米関係関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3%e9%96%a2%e4%bf%82

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

小泉新農水大臣にIWJが切り込む!「農協を民営化し、株式会社化するのか?」とのIWJ記者の質問に「まったくそんなことはありません」! さらに小農の生業を破壊する農地の大規模化・集約化への懸念については、「与野党の皆さんから、理解を得ています」と小泉大臣!~5.30 小泉進次郎 農林水産大臣記者会見 2025.5.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527650

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

【第682号-684号】岩上安身のIWJ特報!「戦争をやめさせる」はずのトランプ内閣が、ウクライナ紛争を剛腕で停戦させようとしているのに対し、イスラエルのジェノサイドはなぜ野放し!? その謎に迫る!!【ガザ戦争とハマス】15ヶ月に及ぶ戦争は中東地域に何をもたらしたか? トランプ政権によってパレスチナはどうなるのか?岩上安身による現代イスラム研究センター理事長・宮田律氏インタビュー 2025.6.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527662

◆しばらくフルオープン! 動画をご視聴になり、記事をお読みになった方々は、ぜひ、この機会に会員登録をお願いします!◆

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[IWJ日米地位協定スペシャルNo.4]日本全土が戦場に 在日米軍はまず逃げる!? 米軍「統合エアシーバトル」全容判明~岩上安身によるインタビュー 第295回 ゲスト伊波洋一元宜野湾市長 2013.4.2
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/72007

「財務省解体デモ」現場近くの路上で襲撃され深手を負った立花孝志氏に、岩上安身が事件後、最初の独占単独インタビュー!! 立花氏は「原因を作ったのは、『報道特集』では!?」とメディアの偏向報道が「テロリスト」を生む恐怖を激白!~岩上安身によるインタビュー第1186回ゲスト 立花孝志氏(NHK党党首) 2025.3.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526915

IWJの記事が国会で取り上げられる! 沖縄の風・高良鉄美 参議院議員が、参院外交防衛委員会で「日本の新聞・テレビは信用できないので」とIWJ記事を引用し質問!!『日刊IWJガイド』から「米国民よりも米国信者となってしまい、米国に依存し、米国一極支配から多極化となると不安で仕方がない日本人」の記述を引き、世界構造が多極化に向け変わる認識少ないと危機感表明! IWJ号外のジェフリー・サックス教授講演を引用、ウクライナ同様「日本も『米国人が死なず、日本人が中国と戦ってくれるのだからいい。米国予算の使い方だ』と言われ、米国の友人であることは致命的であることを体現しかねない」と警鐘!!
会員版 https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20250425#idx-1
非会員版 https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/54620#idx-1

世界の中でも、際立って「多極化」をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が「多極化」に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1189回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第1回! 2025.5.8
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527398

「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1190回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第2回」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527438

「世界の中でも、際立って『多極化』をネガティブにとらえている日本! 世界の構造が『多極化』に向かっているという認識が必要! 岩上安身によるインタビュー第1192回ゲスト 琉球大学名誉教授、沖縄の風・参議院議員 高良鉄美氏 第3回」2025.5.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527503

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その1)>ソ連崩壊後、米国の一極覇権プロジェクトが始まり、2003年のイラク戦争後、「欧州は完全に発言力を失った」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける!東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526942

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その2)>「ヨーロッパが米国の敵となることは危険だが、米国の友人となることは致命的である」! 欧州には、本物の外交政策が必要! 日本も同様! 他人事ではない! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526967

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その3)>【質疑】「NATOと欧州の混同」こそ最悪、欧州は独自の現実主義的な外交をもつべき! NATOは米国の覇権維持装置、トランプ大統領が求める防衛費5%は「米国のためであって、あなた達のためではない」! 冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.3.24
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/526996

【IWJ号外】<ジェフリー・サックス教授講演「平和の地政学」(その4)>【質疑】「NATOはヨーロッパの代弁をやめて、ヨーロッパは自分をNATOだと考えるのをやめてくれませんか」冷戦後、今に至るまでの35年間のすべての謎が解ける! 東京大学松里公孝教授が推薦! 2025.5.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527384

「『パンデミック合意』の中身は遺伝子製剤を使った儲け話の分け前。世界の保健とか、健康とか、ましてや命の話ではない! WHOは反社! 邪悪そのもの!! しかも日本はその主犯! WHOの親善大使・武見敬三氏が厚労大臣になって、バリバリ進めた!!」作られたパンデミックである「プランデミック戦争」から日本人の命を守るには!?~岩上安身によるインタビュー 第1167回ゲスト 立憲民主党・原口一博衆議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/524918

◆しばらくフルオープン! 【ドンバスの真実】シリーズ!◆

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【IWJ号外】ドネツク国立大学政治学講座チェルカシン准教授著・松里公孝教授訳「ドンバス2共和国の内政とそれらのロシアへの(再)統合の諸方策」(前半)「ドンバスの2共和国が生まれた諸前提」ほか 2025.3.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527086

米国から訓練・支援を受けていた「ウクロナチ」勢力が、暴力革命によって成立させた親米欧政権は、何をしたか? ウクライナ人がウクライナ人をジェノサイドし続けた8年間の記録を振り返る! 岩上安身によるインタビュー第1178回ゲスト 黒龍會・アジア新聞社会長 田中健之氏 第1回
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/525684

◆しばらくフルオープン! 統一教会問題シリーズ!◆

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 米共和党のギングリッチ元下院議長は、統一教会への解散命令について、「米国と日本の関係、そして日本の政治情勢に対する我々の見方に重大な影響を及ぼすことになるだろう。旧統一教会に対する現在の攻撃は、日米同盟を弱体化させ、中国共産党と日本の接近のきっかけを作ろうとする試みだ」などと、激しく非難しています。

 しかし、統一教会の実態をよく知る必要があります。

 AP通信やニューズウィーク誌に勤務し、George Polk AwardやI.F. Stone Medalを受賞した米国の著名な調査報道ジャーナリスト、ロバート・パリー(2018年没)が、世界的な視点から、統一教会に関する調査報道活動を展開しました。IWJでは、ロバート・パリーの残した、統一教会の最暗部に焦点をあてた「文鮮明師のダーク・サイド」を10回にわたってご紹介しました。

※ロバート・パリーの調査報道シリーズ(IWJ)
https://iwj.co.jp/wj/open/?s=%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%BC

自民党自体が統一教会のマインドコントロール下にある!? 文鮮明カラーを払拭した韓鶴子体制の統一教会が「国家復帰」計画の野望を企てる!~岩上安身によるインタビュー第1101回 ゲスト ジャーナリスト・鈴木エイト氏 第1弾 2022.10.7
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/511308

文鮮明という「メシヤ」が「再臨した国」韓国に貢がされる「エバ国家」日本!? 自民党に深く浸透する統一教会の「正体」! ~岩上安身によるインタビュー 第897回 ゲスト 北海道大学大学院 櫻井義秀教授 2018.8.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/429742

◆しばらくフルオープン! フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題特集!◆

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特集 フジテレビにおける、中居正広氏の不同意性交問題!
https://iwj.co.jp/wj/open/fuji_nakai

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■<岩上安身による最新インタビュー報告!>米国はNATO5条も、日米安保5条も適用しない!「トランプ大統領の本音としては、(負担金を支払ってこなかったNATO諸国に)本当だったら20年間分、全額払って借金を返してほしい」! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第1回

 昨日6月2日午後7時より、「元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! 米国はNATO5条も、日米安保5条も適用せず、欧州も、日本も、米軍は守らない!!『トランプ大統領の本音としては、(負担金を支払ってこなかったNATO諸国に)本当だったら20年間分、全額払って借金を返してほしい』! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第1回」を撮りおろし初配信しました。

 飯柴智亮氏は、日本生まれの日本人ですが、映画『ランボー』に憧れて、米軍に入ることを目指し、19歳の時に単身渡米し、1999年に米国の永住権を取得して、米陸軍に入隊しました。

 第82空挺師団の少尉となり、2006年には中尉になり、情報担当将校としても活躍されました。2009年に退役し、現在は米国に拠点を置く軍事コンサルタントとして活動されています。

 『自衛隊の弱点 9条を変えても、この国は守れない』(2018、集英社インターナショナル)『米中激戦! いまの「自衛隊」で日本を守れるか』(国際政治学者・藤井厳喜氏との共著、2017、ベストセラーズ)、『日米同盟崩壊 もう米軍は日本を中国から守らない』(2011、集英社)などの著書があります。

 日米双方の視点で世界を見ている飯柴氏は、著書『日米同盟崩壊 もう米軍は日本を中国から守らない』の中で、「日米関係の温度差」を指摘し、「『米国のことを理解しているつもりでも、まったく理解していない日本』は、対米関係で必ず失敗する」と、「日米安保の終わり」を予測しています。

 日米安保条約には、「通告から1年の期間をおけば、いつでも条約を破棄できる」という条項があることを指摘する飯柴氏は、「敗戦国であり東洋の小国である日本」は、「力の落ちたメジャーリーガーのようにドライなアメリカから捨てられる」というのです。

 昨日初配信したインタビューの第1回目では、「停戦できなければ敗戦あるのみ? 米国に依存しきったウクライナの末路は、日本の未来の姿!?」というテーマで、話をうかがいました。

 ウクライナ紛争は「代理戦争」である、という点について、「政権交代しても、米軍が直接交戦しないという点では、一貫している」という岩上安身の指摘に対して、飯柴氏は、次のように述べました。

 「それはもう予想通りです。というのも、アメリカは個人の権利がすごく重視される国なので、米軍兵士が1人戦場で死ぬと、ものすごいお金がかかるんですね。

 残った奥さんとお子さんは、大げさな表現をすると、一生働かなくていいようなぐらいの資金が、一気にどかんと(支給される)。

 死んだ時点で、まず、50万ドル(約7160万円)以上、必ず支払われます。そのほかにも、いろいろ手当があって。(中略)

 未亡人の方が、しっかり生活できるように、さっき言った50万ドルも含めて、手当するんです。

 ですので、ものすごくお金がかかるのは、間違いないです。なので、むやみやたらに、(戦場に)兵士を送れないということなんです」。

 さらに飯柴氏は、「特に2001年からのアフガニスタンやイラクの戦争で、数千人の兵士が死んだだけじゃなく、片足がなくなった人間、片腕がなくなった人、視力を失った人とかがいるので、それがアメリカの財政を圧迫している」と述べ、「(米国本土が攻撃されていないのに)他人の戦場に行って、犠牲者を出して、補償金を国税で賄うというのは、理にかなっていないので、今後も、よほどのことがない限り、(米軍は他国の戦場に)出て行かない」と断言しました。

 一方、飯柴氏は、「代理戦争」というのは、「ベトナム戦争の当時からあった」と、次のように語りました。

 「ベトナム戦争時代、アメリカが入っていったときも、自分の先輩で、日本人で米軍に入った三島軍曹という方がいらっしゃったんですけれども、南ベトナム人を前面に出して、犠牲者は南ベトナム人で抑える、こちらの米軍の犠牲者は最小限にする、という戦略が、その当時からありました。

 基地の構築なんかにしても、米軍基地があったら、その周りを外堀のように、現地の兵士が固めるという感じでした。

 それを『代理戦争』とは言わないのかもしれないですけれど、(オフショアバランシングとか、オフショアコントロールといった戦略は)非常に合理的な民族であるアメリカ人の立場からすれば、理にかなっているので、当然といえば当然なんです」。

 岩上安身が、「米国はウクライナを支援しても、米軍を直接戦闘には参加させず、トランプ大統領は、欧州のNATO加盟国に対して防衛費負担が不足しているから、NATO加盟国がロシアに攻撃されても、欧州を守らない、NATO5条(集団安全保障)を適用しないと言った。NATO5条を適用しないなら、日米安保も、対中国戦が勃発しても、日米安保5条(集団安全保障)も適用されないということが、現実味を帯びてきましたね」と述べると、飯柴氏は、「本当はトランプ大統領の言いたいことは、ちょっと違う」と、次のように語りました。

 「大統領の言っていることは(中略)、日米同盟もそうだと思うんですけれども、特にNATOですね、NATOというのは、防衛費を、すべての国が『額』じゃなくて、『国家予算の2%』を出して、みんなでそれでやろうと。

 でも2%に達している国というのは、ほとんどないんです。ポーランドとギリシャだったかな、とにかく数ヶ国しかない。ほとんどの国がなくて、ひどい国になると、名前は言いませんが、0.7%になっているわけですね。(中略)

 彼らが払っていない部分を払わせようと。

 アメリカというのは、借金もものすごくあるので、トランプ大統領の意見としては、『君達が払わなかった分を、アメリカがやらなきゃいけなかったから、これだけアメリカの借金ができてしまった』と。

 だから、大統領としては、本当だったら20年間分を、全額払って、借金を返してほしい、というのが、本音なんです」。

 飯柴氏は、米国にしてみたら「本当は、今までの分も払ってほしい、というのは、無理な要求ではない」が、「それはさすがにできないから、これからちゃんと2%払えよ、じゃないと(NATOから)脱退しますよと。特にNATOの問題というのは、ほぼヨーロッパですから。アメリカ国土は直接的に侵略されることがないので。現時点では」と付け加えました。

 飯柴氏は、今は米国民であり、元米国軍人です。その視点から、ドライで合理的な米国のものの考え方を、詳しく説明しています。同盟国とはいえど、そのつきあい方はドライに考えるし、日本流の「甘え」は通じないことがよくわかります。

 また、NATOの東方拡大について、飯柴氏は、「自分は、(ワルシャワ条約機構に加盟していた)東側諸国までは、いいと思ったんです。ソ連(旧ソ連邦構成共和国)じゃなかったですし」と述べた上で、「ウクライナは、もともと、ソ連邦の共和国ですし、やり過ぎだろうと。ウクライナをNATOやEUに入れるというのは、自分も反対だった」と明らかにしました。

 飯柴氏は「これは自分の個人的な意見ですけれど、戦争が終わっても、ウクライナは、NATO、EUには入ることはないと思う」との見方を示し、「別にプーチンの肩を持つわけではないですが、彼にしてみれば、(ウクライナ侵攻は)当然の自衛戦争」だとの見解を示しました。

 さらに飯柴氏は、「ロシアは不凍港を欲しがるので、数少ない不凍港である、クリミアやオデッサを持つウクライナを取り上げるというのは、神経を逆なでする。反発するのは当然」だと指摘しました。

 その上で飯柴氏は、「東欧諸国や旧ソ連邦構成共和国のバルト3国まで、NATOやEUに入ったのだから、もうロシアとしては負けなのに、なぜ一線を超えて、ウクライナまで東方拡大を進めたのか、誰がやったのか、自分には謎だ」と述べました。

 「岩上安身による元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮氏インタビュー 第1回」の詳細は、会員向けサイトのアーカイブにて、ぜひ以下のURLから御覧ください! 会員にまだなっていない方は、この機会にぜひ、会員登録をお願いします! 会員となって、IWJの活動をお支えください!

※元米軍人に、米国と米軍の本音を訊く! 米国はNATO5条も、日米安保5条も適用せず、欧州も、日本も、米軍は守らない!!「トランプ大統領の本音としては、(負担金を支払ってこなかったNATO諸国に)本当だったら20年間分、全額払って借金を返してほしい」! 岩上安身によるインタビュー第1193回ゲスト 元米陸軍大尉・軍事コンサルタント 飯柴智亮(いいしば ともあき)氏 第1回
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■ウクライナ紛争のフェーズは、大きく変わった! ドイツのメルツ政権のいかれっぷり! メルツ首相は、米国、英国、フランス、ドイツが、数ヶ月前にウクライナによるロシアへの長距離攻撃に対する制限を解除したと明言! EUは言論統制で戦争体制を強化継続! このままなら欧州大戦へ!

 ウクライナ紛争は、ロシアとウクライナとで、停戦交渉を開始し始めたばかりですが、その間に欧州の大国の姿勢が大きく変わり、レッドゾーンを踏み越え、ウクライナ紛争は、まったく新たなフェーズへと突入しつつあります! 戦争は欧州+ウクライナ対ロシアへと、大きく枠組みが拡大しつつあるのです!

 5月28日、欧州連合(EU)、北大西洋条約機構(NATO)、およびウクライナの改革に関する報道を専門とする、ウクライナのオンライン・ニュースメディア『ヨーロピアン・プラウダ』は、「(軍事衛星情報を提供する)スターリンクと長距離兵器、メルツ、ウクライナへの軍事支援の拡大を発表」という記事を配信しました。

 28日付『ヨーロピアン・プラウダ』の記事全文は、次の通りです。

 「ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、水曜日(5月28日)、自国によるウクライナへの軍事支援の拡大を発表した。

 これは、ベルリンで行われたウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー氏との共同記者会見で、メルツ首相が述べたものであると、『ヨーロピアン・プラウダ』が報じている。

 メルツ首相は、計画されている軍事支援の詳細については、踏み込まない意向を示したが、一部については明らかにした。

 『我々の軍事支援は、継続されるだけでなく、拡大もされる。

 ウクライナが、今も、そして将来も、ロシアの侵略から、自らを守ることができるようにするためだ。

 この関連で、ウクライナ向けのスターリンクに対して、相当な資金を提供することを明言したい』と、メルツは述べた。

 また、両国の国防相が本日(28日)、ドイツによるウクライナ製の長距離兵器システムの取得に関する意向表明書に署名することも、明らかにした。

 さらにメルツは、ウクライナによる長距離兵器の使用に制限があってはならない、と強調。

 『ウクライナは、全面的に自らを防衛できるようになるだろう』と、ドイツ首相は述べた。

 ゼレンスキー氏は、共同生産に関する新たな合意を歓迎する意を示し、『我々はすべての詳細を公にはしないが、今日、ウクライナ国内での生産、特に兵器の生産に関する投資について、合意した。これは、ドローンの製造だ』と述べた。

 ゼレンスキー氏はまた、すでに存在する新たなプロジェクトへの資金提供に関する話だと説明し、『我々は、それらが必要な数だけ確保されることを望んでいる。本日(28日)、我々の両国間で、資金提供に向けた最初のステップが踏み出される』と語った。

 5月26日(月)、メルツ首相は、ドイツがウクライナに提供している兵器について、もはや射程距離やロシア領への使用に関する制限は適用されないと述べた。

 メルツ首相は、米国、英国、フランス、ドイツが、数ヶ月前にウクライナによるロシアへの長距離攻撃に対する制限を解除したと明言した」。

 上記の記事には、重大な内容が数々含まれています。米国主導のNATOが、ウクライナをバックアップして、ロシアを挑発し、起こした紛争から、火を放つだけ放った米国は火事場から抜け出して、ウクライナ・欧州対ロシアの戦争になりつつあるのです。

 もちろん、米国はしれっと後方支援を行います。イーロン・マスク率いるスペースX社製のスターリンクからの軍事衛星情報がなければ、ウクライナ軍は目と耳がない状態で、何もできません。そのスターリンクからの情報は、欧州のNATO軍にも提供され、長距離ミサイルの射程制限も解除したので、ロシア全土への無制限の攻撃が可能となります。

 これは、ウクライナの同盟国として、参戦する、と言ったに等しい発言です。

 米国も、英国も、ドイツも、フランスも、制限を解除したというのですから、その報復を自国で受ける覚悟あってのことなのかと、問いただしたくなります。

 しかし、この『ヨーロピアン・プラウダ』の記事は、ドイツの連立政権内部で、ロシア領内への長距離攻撃について、合意はない、とも伝えています。

 「これに対し、ドイツの副首相ラース・クリングバイルは、連立政府内で、ロシア領に対する長距離攻撃に関する方針変更について、新たな合意は存在しないと述べた」。

※Starlink i далекобiйна зброя: Мерц анонсував розширення вiйськовоi пiдтримки Украiни(ユーロピアン・プラウダ、2025年5月28日)
https://www.eurointegration.com.ua/news/2025/05/28/7212582/

 ラース・クリングバイル副首相は、社会民主党の党首で、メルツ連立内閣(キリスト教民主・社会同盟と社会民主党の大連立政権)で、副首相兼財務大臣を務めています。

 メルツ連立政権が強硬路線に1歩踏み出すとともに、閣内から不協和音が、ようやく表に出てきました。

 この閣内の不協和音を、31日付『ガーディアン』が「ドイツ、軍備増強を誓うも、現実との乖離も――言葉と行動のギャップに懸念」という分析記事で、報じています。

 同日付『ガーディアン』は、「フリードリッヒ・メルツが、ドイツ軍の増強と『ウクライナ支援に制限なし』との約束をしたものの、すべてが順調に進んでいるわけではない」と報じています。

※Germany vows to step up militarily but rhetoric may struggle to match reality(ガーディアン、2025年5月31日)
https://www.theguardian.com/world/2025/may/31/germany-vow-step-up-militarily-rhetoric-struggle-match-reality

 同日付『ガーディアン』は、ラース・クリングバイル副首相とメルツ首相の確執を、次のように報じています。

 「(供与する長距離兵器の射程距離の)『制限なし』発言の翌日には、メルツは、それが以前からそうだったのだと釈明し、タウルス(空中発射巡航ミサイル)供与の公約を実行するかどうかについては、歯切れの悪い姿勢を見せた。

 財務相であり、メルツの連立与党のパートナーである社会民主党(SPD)のラース・クリングバイルが、これを阻止したという疑念が強い。

 この一件は、前政権を麻痺させたのと同じ混迷を思い起こさせた。

 また、メルツが首相となって初めて、ウクライナ兵にタウルス運用のための6ヶ月の訓練が必要であることや、ドイツ兵がウクライナ国内で訓練を行うことの政治的含意を、より現実的に認識するようになった可能性もある。

 現在、政府は今後の対応について『戦略的曖昧さ』の立場に後退し、ウクライナとの共同ミサイル製造という新たな提携に、焦点を移している」。

 「リベラル」と言われている『ガーディアン』でも、戦争イケイケドンドンの英国メディアらしく、メルツの「積極性」を評価して、連立のパートナーの社会民主党がその足を引っ張っている、というスタンスの論調です。

 英国の支配層は、米国のようにロシアとの全面核戦争を回避しようと真剣に考えてもおらず、欧州大陸のドイツのように、地続きで、ロシアと戦うならば、まず自分達が前面に立つ、という覚悟も懸念もなく、リフォームUKなどを別として、終始一貫して、ひたすら、戦争を煽りまくっています。ロンドンに極超音速ミサイルの戦術核が落とされる想像力に欠けているのでしょうか?

 タウルス・ミサイルのウクライナ供与に際しては、ウクライナ兵にタウルス運用のための6ヶ月の訓練が必要になり、そのためには、ドイツ兵がウクライナ国内で訓練を行うことになります。

 戦争の継続と拡大が自国と欧州に何をもたらすのか、まったく先を考えられないショルツ前首相と同じく、メルツ首相もまた相当に愚鈍であり、ウクライナ紛争へのドイツ軍の直接的関与が、NATOとロシアの全面対決になり、第3次世界大戦の引き金を引くことの重大さを、今さら急に感じ取ったとは思えません。連立のパートナーが離反して、内閣が崩壊するのを恐れているだけだと思われます。

 むしろ、閣内や国内の反対にあいながらも、28日付『ヨーロピアン・プラウダ』が報じたように、「メルツ首相は、米国、英国、フランス、ドイツが、数ヶ月前にウクライナによるロシアへの長距離攻撃に対する制限を解除したと明言した」のですから、ドイツ軍を筆頭に、米英仏軍は、長距離ミサイル供与の前提であるウクライナ兵の訓練のために、ウクライナ入りを始めていると見るべきでしょう。

 NATOのウクライナ紛争への直接関与は、長距離ミサイル供与で、正式に始まっているのです。

 このタウルス供与が、以下に重大な問題か。

 すでに供与されている英仏の長距離ミサイルである「ストーム・シャドウ/SCALP-EG」よりも、タウルスの方が格段に性能が勝っているのです。

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■<IWJ取材報告>小泉新農水大臣にIWJが切り込む!「農協を民営化し、株式会社化するのか?」とのIWJ記者の質問に「まったくそんなことはありません」! さらに小農の生業を破壊する農地の大規模化・集約化への懸念については、「与野党の皆さんから、理解を得ています」と小泉大臣!~5.30 小泉進次郎 農林水産大臣記者会見

 2025年5月30日午前8時45分より、東京都千代田区の農林水産省にて、小泉進次郎農林水産大臣の記者会見が行われました。

 冒頭、小泉大臣より、「令和6年度食料・農業・農村白書を本日公表」「農林水産分野における温室効果ガス(GHG)排出削減技術海外展開パッケージの策定」「日本産水産物の中国向け輸出再開に必要な技術的要件についての合意」「農林水産物食品の輸出拡大実行戦略の改定」の4つの事項について、報告がありました。

※令和6年度食料・農業・農村白書を本日公表(農林水産省、2025年5月30日)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo04/250530.html

※「農林水産分野GHG排出削減技術海外展開パッケージ」策定!(通称:MIDORI∞INFINITY,ミドリ・インフィニティ)(農林水産省、2025年5月30日)
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/250530.html

※日本産水産物の中国向け輸出再開に必要な技術的要件について合意しました(農林水産省、2025年5月30日)
https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kisei/250530.html

 続いて、小泉大臣と各社記者との質疑応答となりました。他社の記者からの質問は、おおむね「コメ問題」についてのものでした。

 IWJ記者は、かねてより小泉大臣が掲げる「農政改革」の具体的な内容について、次のように質問しました。

IWJ記者「大臣が掲げておられる『農政改革』とは、具体的にどういう改革なのかについて、2点、質問します。

 まずJA(農協)の改革ですが、これは、お父様である小泉純一郎元総理が掲げたような、構造改革的な発想の改革なのでしょうか?

 郵政民営化と同じように、農協の民営化を果たし、最終的には『株式会社化』するというようなイメージ、理解でよろしいでしょうか?

 また、その場合、外資の参入も認めるのでしょうか?

 もう1点、大臣は、かねてより、農地を集約化するということをおっしゃっていますが、そのためには、農地法などで定められた農地売買に係る制約を取り払う必要があります。

 大臣は、個人・法人にかかわらず、外部からの参入を認め、また、農業従事者を外国人労働者へ開くなどして、大規模化を図るというお考えなのでしょうか?」

 この質問に対して、小泉農水大臣は、以下の通り答弁しました。

小泉大臣「まず、1点目の『農協を株式会社化するのか』というのは、まったくないです。

 そして、この『農政改革』ということは何かというのは、まさに昨日(5月29日)、JAグループの山野(徹)会長など、幹部の皆さんとお会いをして、まずは、目の前、この米の価格の高騰を抑えていかなければ、農協の皆さんも心配をしている消費者の米離れを加速させかねないので、この、今、随意契約によって、安いお米をマーケットに流していくということは理解できる、その一致を見たと、そういうふうに、昨日、お話をした通りです。

 なので、こういう状況になるとですね、みんな、だいたい、対立を演出したくなる。その方がわかりやすいし、たぶん、(記事が)読まれるんですよね。

 なので、そういったことには、まったく私は思いはなく、純粋に、米の、まず、異常高騰を抑えたい。そういったことに、あらゆるプレーヤーと一緒になって、取り組みたいと思っております。

 もしも、1点目について、そういうご懸念があるとしたら、まったくそんなことはありません。

 そして、2点目。この大規模化とか、そういったことですけれども、これは、大規模化とか集約化、大区画化については、これは、今、与野党の皆さんから、理解を得ています。

 『食料・農業・農村基本計画』の中に位置づけられている、その取り組みであって、そして、これから5年間で、集中的に構造転換を進めていこうと。

 この方向性は、与野党一致なんですよね。なのでこれも、さまざまな、何でもそうなんですけど、不安を煽る方が、記事とか読まれるんですよね。

 なので、そういったことは、ビジネスとしては理解をしますけれども、我々は、ビジネスじゃないので、しっかりと農政、農業者、そして日本農業の発展のために、純粋に喜んでいただけて、意欲を持って、将来に向けて、農業に営んでいただける、その政策の遂行に邁進していきたいと思います」

 小泉大臣は、「『農協を株式会社化するのか』というのはまったくないです」と断言し、加えて、「不安をあおる方が記事とか読まれるんですよね」、「対立を演出したくなる。そのほうがわかりやすいし、たぶん、読まれるんですよね」と、メディア批判めいた答弁も行いました。

 しかし、農地の大規模化には、法人経営という手段が入り込む可能性があります。法人が外資に買われることは十分あり、土地をもたずに雇われる農業従事者が、現在のような少子化で、人手不足の現在、そしてこれからは、外国人労働者をあてにせざるをえなくなります。小泉大臣のメディアへの責任転嫁は、受け入れられるものではありません。

 今後も、小泉大臣のこの発言の帰結については、しっかりと監視していく必要があると考えています。

 会見の詳細については、全編動画を御覧ください。

※小泉新農水大臣にIWJが切り込む!「農協を民営化し、株式会社化するのか?」とのIWJ記者の質問に「まったくそんなことはありません」! さらに小農の生業を破壊する農地の大規模化・集約化への懸念については、「与野党の皆さんから、理解を得ています」と小泉大臣!~5.30 小泉進次郎 農林水産大臣記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/527650

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 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

 YouTubeへの高評価とチャンネル登録も、よろしくお願いします。10万人登録まであと少しです!

 ご支援のほども、よろしくお願いします。

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IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、尾内達也、浜本信貴)

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