日刊IWJガイド「日本の金融・財政政策はどうなる? 改憲による緊急事態条項が現実に!? 徹底検証! 岩上安身による 弁護士 宇都宮健児氏 エコノミスト 田代秀敏氏 インタビュー」2021.10.29号~No.3333号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~<昨日のインタビュー報告>衆院選投開票日まであと3日! 政府と与党が『矢野論文』を巡り分裂! 日本の金融・財政政策はどうなる? 改憲による緊急事態条項が現実に!? 徹底検証! 岩上安身による 弁護士 宇都宮健児氏 中国通エコノミスト 田代秀敏氏 インタビュー

■IWJ会員の皆さま、そして、私、岩上安身とIWJに関係のある、すべての皆さまへ。「日本よ! 独立せよ! 国家緊急権(緊急事態条項)という万能の魔法の杖を国家に渡してはならない!」 自公プラス維新他で改憲発議可能な3分の2に届くかどうかが今回の総選挙の真の争点!! 有権者の4割を占める「支持政党なし」の無党派こそ有権者の最大多数派!! 投票に行こう! 第一四半期で509万円の赤字で経済的大ピンチのIWJにも、緊急のご支援をお願いします!! 岩上安身より!

■ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます! 岩上安身が直接、感謝をこめて、ひとつひとつのメッセージにお返事させていただきました!

■【中継番組表】

■衆院選連続スクープ!【号外第8弾!】完全版もサイトにアップ! IWJは、複数大手メディア共同で行った期日前出口調査(10月23日~24日)を独自入手! 期日前投票だけに限れば、自公で過半数どころか7割を越える数字!? 改憲派はおよそ8割に!? この趨勢では、議席3分の2を超えて改憲発議が可能となります! あとは今月末10月31日の投票日に4割を占める無党派層を含めて有権者が、どんな投票行動を取るかにかかっています! IWJは全力疾走で、運命の分かれ道となる衆院選を追いかけます!

■東京5区の維新候補・田淵正文氏がスタッフとともにコロナ感染! フェイスブックで入院を報告! 今回の選挙で初めてのクラスター発生!

■大阪10区立憲・辻元清美氏を山崎拓・元自民幹事長が2日連続で応援! 「自社さ政権の同志」と訴え「今の自民は独裁的」と批判! 自民大阪府連は山崎氏の除名処分を党本部に上申!

■連合東京が共産・池内沙織氏と公明・岡本三成氏が競う東京12区で公明支援を表明! 4野党と市民連合の政策協定を破壊する裏切り!

■<新記事紹介1>衆院選の争点「改憲」! 改憲勢力が改憲発議可能な3分の2議席を確保するか!? 総理となった岸田氏は「緊急事態条項」について「嘘」をついたのか!? 自民党の政調会長となった高市氏は、改憲4項目に加え、自由と人権と経済的自由権を保障する憲法各条の制約を無視!

■<新記事紹介2>【特別寄稿】ネット調査では、衆院選「最も重視するテーマ」は、「森友問題の再調査」! 安倍首相が隠す真相を明らかにするべき!! しかし岸田総理は「再調査しない」と断言! 再調査できるかどうかは、衆院選次第!!(環境ジャーナリスト 青木泰氏)

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■はじめに~<昨日のインタビュー報告>衆院選投開票日まであと3日! 政府と与党が『矢野論文』を巡り分裂! 日本の金融・財政政策はどうなる? 改憲による緊急事態条項が現実に!? 徹底検証! 岩上安身による 弁護士 宇都宮健児氏 中国通エコノミスト 田代秀敏氏 インタビュー

 おはようございます。IWJ編集部です。

 昨日28日、岩上安身は衆議院選挙について、弁護士の宇都宮健児氏と、エコノミストの田代秀敏氏にインタビューを行いました。

 インタビューではまず、衆院選の重要テーマである改憲・緊急事態条項について論じました。

 岸田文雄総理は自民党総裁選出馬の記者会見で、IWJの記者の質問に答えて自民改憲案4項目を支持すると表明しました。岸田総理は緊急事態条項について「ご指摘の緊急事態の部分については、さまざまな議論があります。しかし、こうした緊急事態にあっても、国民の代表である国会の権能をしっかりと維持していく、これは大切な視点だと思っています」と答えました。

※自民党総裁選に岸田文雄前政調会長が出馬を表明! 菅政権のコロナ対応が政治不信を招いたと表明、IWJ記者の質問に「検査拡充は重要」と回答!~8.26 自由民主党 岸田文雄 衆院議員 記者会見 2021.8.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/495593

 これについて岩上安身は14日の総理会見で指名されなかったため、メールで「総理は現在の自民党改憲案『緊急事態対応』にそのまま賛成なのか? それとも徹底した制限を加えた、先進国並みの『国家緊急権』へと手直しをするおつもりなのか?」と質問しました。

 これに対して岸田総理は「憲法改正は国会が発議し、最終的には、国民投票により、国民の皆様が決めるもの」「自民党が提示した改憲項目は、たたき台である」「まずは、憲法審査会において、与野党の枠を超えて、様々な論点について建設的な議論を行い、国民的な議論につなげていただきたい」と、無難で具体性に乏しい回答しました。

※岸田文雄総理の記者会見で岩上安身が官邸に送った質問に回答が届く! 財政の方向は玉虫色! 憲法改正の「緊急事態対応」については「内閣総理大臣としてお答えすることは差し控えたい」と明言せず! 2021.10.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498565

 この衆院選で野党を含む改憲派が3分の2を取れば、改憲発議することは確実になります。

 こうした懸念に対して宇都宮氏は、次のように批判しました。

 「岸田さんはどちらかといえば護憲の宏池会。総裁選で安倍さんや麻生さんの力を借りて総理になったからなのか、もともと彼自身が考えを変えたのか、改憲について積極的に発言している。

 敵基地攻撃能力についても非常に前向きに発言しているので、昔の宏池会の平和主義の考え方とは変わってきている。

 芯がしっかりしていない。ブレて、結果としてはこれまでの安倍・菅政権とほとんど変わらない。安倍政権のタカ派的な部分を継承しているような感じがします」。

 一方、田代氏は次のように語りました。

 「緊急事態条項の問題点は、明治憲法よりも強力で、近代法としては後退したもの。

 こういうことに岸田総理が易々と『いいですね』なんて言ってるのは、たぶんもともとこういうことに関心がないんだろうと思います。(中略)

 単に今の時代、ブームに、一番盛り上がっているところに自分の身を投じていく。

 経済学的にはバンドワゴンシンドローム。そうすることによって、自分は世の中の先端、あるいは中心に乗っているということを消費したい。それとそっくり」。

 衆院選では財政・税制・問題も大きな争点です。財務省の現役事務次官である矢野康治氏は、月刊『文藝春秋』11月号に、『このままでは国家財政は破綻する』と題した論文を寄稿しました。

 これに対して自民党の高市早苗政調会長は「思い切った財政出動が必要だという、こういう点について批判されるというのは、主権者の代表である国会議員に対してとても失礼なことだ」「これほど馬鹿げた話はない」などと強く反論。

 立憲民主党の泉健太政調会長も、高市氏に同調し、「今は非常時だ。必要なときに歳出をしっかりやって、平時に戻ったときに景気を回復させて税収を上げるのが正しいプロセスだ」と述べました。

 一方、鈴木俊一財務相は、矢野論文について、「寄稿の内容も政府の基本方針に反するものではない」と、矢野次官を擁護する発言をしています。

 経済同友会の桜田謙悟代表幹事も、12日の定例記者会見で、財務省の矢野論文に関し、「ほぼ100パーセント賛成だ」と発言しています。

 しかし、十倉雅和・経団連会長は、10月18日の定例記者会見で、矢野論文について触れ、「財政規律は堅持しなければいけないが、今は財政出動が求められている局面だと思う」と述べました。

 これについて田代氏は、次のように指摘しました。

 「同友会はどちらかといえば小さい企業の集まり。経団連は大きな企業の集まり。財政がもし破綻したとして、一番被害を被るのは中小企業。

 三井も三菱も住友も、第二次大戦の敗戦を生き延びているわけですよ。彼らからすれば、財政破綻があっても、それはそれで一つのビッグビジネスチャンス。だっていろんな資産が暴落したときに、そこで一気に買い占めていけばいい。

 経済学的には、(経済同友会の桜田謙悟代表幹事も、十倉雅和・経団連会長も)非常にわかりやすい反応をしているんですね」

 この後、国債増発によって債務残高が返済不能なまでに積み上がった国債デフォルトの危機を免れるために、改憲による緊急事態条項(=国家緊急権)を導入しておいて、1946年、敗戦直後の日本政府がやったように、緊急勅令(=国家緊急権)により、強引な預金封鎖、全国民への高率の財産税徴収によって国債償還にあてるという荒業をやりかねない、というテーマについて、詳しく論じて行きました。

 詳しくはぜひ、IWJ YouTubeチャンネルで、インタビューのライブ配信のアーカイブをご視聴ください。

※フルオープン【ライブ中継・21時30分~】岩上安身による弁護士 宇都宮健児氏、エコノミスト 田代秀敏氏インタビュー
https://youtu.be/04ybHiQpwIg

■IWJ会員の皆さま、そして、私、岩上安身とIWJに関係のある、すべての皆さまへ。「日本よ! 独立せよ! 国家緊急権(緊急事態条項)という万能の魔法の杖を国家に渡してはならない!」 自公プラス維新他で改憲発議可能な3分の2に届くかどうかが今回の総選挙の真の争点!! 有権者の4割を占める「支持政党なし」の無党派こそ有権者の最大多数派!! 投票に行こう! 第一四半期で509万円の赤字で経済的大ピンチのIWJにも、緊急のご支援をお願いします!! 岩上安身より!

 お世話になっております。IWJ代表の岩上安身です。

 天下分け目の衆院選が、明後日、10月31日(日曜日)に迫ってまいりました。重要ではない選挙などありませんが、今度の選挙ほど重要な選挙は過去になかったのではないかと思います。改憲を賭して文字通り天下分け目の戦いになると思われます。

 IWJは今、選挙情勢のスクープを連発し、号外を連日出して、選挙情勢をどのメディアよりも詳しくお伝えすべく、全力疾走中です!

 この号外の完全版は、会員制のIWJサイトに掲載し始めています。ぜひ、会員登録がまだの方、会費未納の方々は、会員登録と会費の納入をおすませになって、会員専用のサイトで御覧になってください!

 またこの後もスクープは続きます! IWJから目をお離しにならないようにしてください!

 世界は今、100年に1度あるかないかの巨大な政治的経済的軍事的な地殻変動に見舞われています。いうまでもなく、日本を含む世界全体に単独覇権国として支配力と影響力を及ぼしてきた米国が衰退し、中国が米国の国力を上回る勢いの新興国と台頭してきているからです。

 地球上の力関係が、劇的に変わりつつあり、この米中のせめぎあいに、米国の「従属国」である日本はモロに巻き込まれつつあります。

 米国の衰退の原因は、米国自身の奢りによるところが大きい、と言わざるをえません。自ら生み出した新自由主義とグローバリズムのために、そして単独覇権主義を徹底するために巨大な軍事力を備え、行使してきたために、米国内部で超富裕層と貧困層の格差が民主主義国と言えないほど開いてしまい、結果として国力を落としてしまっています。

 同じことが、そっくりそのまま日本でも起こっています。日本が米国のマネをしてこなかった(できなかった)のは、軍事力の行使だけでしたが、今後の行方次第ではそのタガが外れてしまうことでしょう。

 私がIWJというインターネット報道メディアを立ち上げた(会社登記)のは、正式には2010年12月のことですが、準備期間に約1年間かけました。その際、IWJという社名だけ決めて、「移行期通信」というメルマガを支持者の方々にお送りしていました。

 社名になぜIndependent(独立)という言葉を入れると決めていたのか。独立メディアである、という意味はもちろんのことですが、もう少し深い意味を込めて、日本の独立に少しでも資するように、という願いを込めたからです。それが私の志であり、一貫した「初期衝動」です。

 日本よ、独立せよ。

 米国への過度の依存から離れ、世界の国々、とりわけ隣国との友好に尽くし、独立国としてサバイバルせよ、という思いです。

 その思いを込めてスタートしたIWJですが、私の願い、言いかえれば危機感の方が、的中してしまい、日本は国力を落としながら、どんどん危うい方向に向かいつつあります。

 衆院選についての報道も連日大量に行われているのに、今回の総選挙の真の争点にマスコミはフォーカスしていません。

 自民党単独で過半数を取るか、自公で過半数を取るか、などが問題なのではなく、一挙に候補者を増やした維新と、改憲に前のめりな姿勢を見せる国民民主党がどれだけ議席を獲得し、その結果、自公だけでなく、維新プラス国民民主の一部などの改憲勢力が衆議院の3分の2の議席を得て、改憲発議が可能になるかどうか、それこそが、今回の争点なのです。

 大手メディアは、大っぴらに報じたり、論じたりするのを避けていますが、今回の総選挙の真の争点は、国会から立法権を奪って空洞化させ、内閣独裁を可能とする緊急事態条項(国家緊急権)を憲法に書き入れるため、改憲勢力が、改憲発議のできる3分の2の議席を獲得することにあるのです。

 これは、対中国との戦争を見すえて、国民の反対を抑え込んで戦時独裁体制を築き、米国の傀儡国として、米本土を守るため、日本国民を犠牲にする無謀な戦争に突っ込むためのものです。

 同時に、景気の回復やコロナ対策どころか、戦費調達で無制限に国債を増発して国の借金がどうにもならなくなったら、国家緊急権をもって、国民に対して大増税を強行するためでもあります。

 1946年、第二次大戦の敗戦の翌年、日本政府は国民に強制的に買わせた戦時国債がインフレで価値がなくなっている時、国家緊急権(緊急勅令)を発令して、「一回限り」という言い訳つきで全国民から財産を没収し(最高税率90%)、インフレのために額面ほどの価値のなくなった国債の形ばかりの返済にあてて、表向きデフォルトをまぬがれた「前科」があるのです。

 その恐ろしい「財産税」のために、新円切り換えと同時に預金封鎖を行うという荒業まで用いたのでした。これは国家緊急権が明治憲法に書き込まれていたからこそ、できた強硬な措置でした。

 国家緊急権は、国家が、国民の意志とは無関係に強大な権力をふるえるようになる、「悪魔の魔法の杖」の如きものです。

 しかし、IWJは、国家緊急権という万能の「魔法の杖」を国家に渡さないように、これまでもずっと、この問題に警鐘を鳴らし続けてきました! この問題は現在、マスコミではタブーになってしまっています。すべてのメディアが、選挙報道をしながら、自公だけでなく、維新や国民民主の協力を得れば、3分の2で改憲発議が可能となってしまう、という点には触れようとしません。

 その点の危うさを、IWJはずっと「炭鉱のカナリア」のように、近づく危機を1人でも多くの方に知らせるべく、叫び続けています!

 戦後憲法は、この危険な国家緊急権を取り除きましたが、再び憲法に書き込まれれば、どうなるのでしょうか。暴力的な愚行を一度やらかした政府です。二度とやらないなどと誰が保証できるのでしょうか。

 しかし、そんな警鐘を鳴らし続けてきたIWJが、今、活動費が足りずに沈没しかけています! 市民の皆さんからの緊急のご支援がどうしても必要です!

 IWJでは、今期第12期の年間の予算の見通しを立て、ご寄付・カンパの目標額を月額420万円(年間5040万円)とさせていただきました。

 10月は1日から27日までに、163件、182万8700円のご寄付・カンパをいただきました。ご寄付をくださった皆さま、ありがとうございます。

 しかしこの金額でも、今月の月間目標額420万円の44%にとどまっています。月刊目標額に達するには、あと3日間で237万1300円必要です。

 今期第12期は、8月から始まり10月で3ヶ月目。第1四半期を迎えたところですが、8月は月間目標額を87万900円下回り、9月は185万2600円下回ってしまい、2ヶ月ですでに合計272万3500円の赤字となっています。

 第一四半期も終ろうとしているこの時期ですが、今月の不足分237万1300円を足すと509万4800円の赤字となってしまいます!!

 このペースで進んでこの赤字が現実となると、IWJは壊滅的な打撃を受けてしまい、今期の途中で活動を停止せざるをえなくなるかもしれません! スタッフも散り散りバラバラになってしまいます!

 すでにお伝えしている通り、私、岩上安身は、キャッシュフローが足りなかったIWJに対して1093万円を貸し込んでいます。

 私は富裕層でもなんでもなく、40年間働いてきて乏しい貯えがわずかにあるだけのもともとは一介のフリーランス、自営業者に過ぎません。

 個人が1000万円を超えるお金を会社に貸す、というのは大変なことです。第12期のスタートにあたって、前期の第11期の途中から無報酬で働いてもおりましたが、8月から始まった第12期も、1年間もわたって、無報酬で働くことを決めています。

 これ以上は、私、岩上安身個人の力だけではいかんともしがたい苦しい状況です。私1人の力や、無報酬のため細る一方私の貯えでは、597万1500円もの不足分を穴埋めすることはできません!

 どうか会員の皆さま、会員ではない一般の市民の皆さまのお力で、IWJをお支えください!

 IWJの会員数は現在3520人です。そのうちサポート会員は1237人です。本当に心苦しいお願いではありますが、会員の皆さま全員が1700円ずつカンパしてくださるか、サポート会員の皆さまが1人5000円ずつカンパしてくださったならば、なんとかこの赤字は埋められます。

 実際には、もうこれ以上、カンパは難しいという方もいらっしゃるでしょうから、この半数の方々から1万円ずつ今月中にカンパをしていただければ、経営破綻は避けられると思います。

 伏してお願いいたします! どうか皆さまのお力で、この窮状をお助け願います!

 コロナ禍は、日本のすべてを直撃しています! IWJも例外ではありません!

 同じように皆さまもそれぞれ、コロナ禍で厳しい状況に直面されていることと拝察いたします。こうした状況で皆さまに、会員登録のお願いとご寄付・カンパを繰り返しお願いすることは、心苦しいことではあります。

 しかし、特定のスポンサーをもたないことで、何者にも縛られず、忖度せずに、真実をお伝えしてゆくのが、独立メディアであるIWJの存在意義です!

 こうした選挙分析のスクープを、非会員の方も含めてお送りしているのは、公共性・公益性に鑑みて、身を削っても1人でも多くの国民の皆さまに知っていただくことが必要だという思いからです!

 非会員の方はまず、一般会員になっていただき、さらに一般会員の皆さまには、サポート会員になっていただけるよう、ぜひご検討いただきたいと存じます!

 その会費と、ご寄付・カンパによって支えられてはじめて、IWJは、市民の皆さまのために役立つ、真の独立市民メディアとしてその活動を継続し、その使命を果たすことが可能となります。

 マスメディアが報じない事実と真実を報道し、売国的な権力への批判を続け、主権者である日本国民が声をあげ続けることができるようにすることが、今、絶対に必要なことであり、それが我々IWJの使命であると考えています。

 日本は今、歴史の大きな曲がり角に直面しています! その事実に気づいていない人もたくさんいます! 薄々気づいていても、何とかなるだろうとタカをくくっている人も少なくありません。決してそんなことはありません。

 核兵器をもたず、エネルギーも食料も自給できず、逆に日本列島中に原発を抱えている日本は、中国とミサイル戦を戦える国ではありません!

 自民党の高市政調会長が唱える、中国に対して電磁パルスで敵ミサイル基地を無力化するなど、まったくの妄想です。

 自民党も政府も、現実を直視せず、現実逃避に、ファンタジーの中に、逃げ込んでいます。

 真の愛国者であればあるほど、日本は絶対に今、戦争はしてはならない、ということが理解できるはずですし、勇気をもってそう主張すべきです。

 国家緊急権を、憲法には絶対に巻き込ませない! 国家緊急権による破滅的な戦争も、国民から財産を根こそぎ巻き上げる大増税もさせない! と、政府や自民党をはじめとする改憲勢力の前に立ちふさがって声を張るべきなのです!

 米国と中国の覇権争いに、日本は巻き込まれてはならない、自主独立の道を行く! という姿勢を貫くべきなのです!

 決して負けられないこの戦いに、私は、IWJのスタッフを率いて全力で立ち向かいたいと腹をくくっています! 皆さまにはぜひ、ご支援いただきたくIWJの存続のために、会員登録と緊急のご寄付・カンパによるご支援をどうぞよろしくお願いしたく存じます。

岩上安身拝

※会員のご登録はこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
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※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

■ご寄付者様からメッセージをいただきました! ここに感謝を込めて紹介させていただきます! 岩上安身が直接、感謝をこめて、ひとつひとつのメッセージにお返事させていただきました!

 ご寄付者様から嬉しいメッセージをいただきました。ここに、感謝を込めてご紹介させていただきます。

 メッセージひとつひとつに、岩上安身がご返信を書かせていただきます! ぜひ嬉しい励ましのメッセージ、あるいは、ご質問やご提案などにもお答えしますので、お寄せください! ただし、会員の方で、ご寄付者様からのメッセージのみとさせていただきます!

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一年分会費払ってるので、途中で潰れたら損してしまう。だからテコ入れで寄付した。(野島 哲朗 様)

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野島哲朗様

 ありがとうございます! IWJを絶対につぶさないよう、全力でサバイバルできるよう、頑張ります! 今後とも、よろしくお願いいたします!

岩上安身

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IWJの報道姿勢を支持しているから。なくなっては困る市民メディアだと思います。(平井 拓 様)

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平井 拓 様

 ありがとうございます! 世の中にあふれている情報の波に乗って、誰の耳にも心地よく響くような話をしていれば、要領よく世渡りできるのでしょうが、どうしても譲れない、ごまかせないレベルの話もあります!

 日本の債務が積み上がっていること、日本の主権などまったくない軍事・安全保障の分野で、米国に都合よく「鉄砲玉」に仕立て上げられそうになっていること、自民党・政府が必死に国家緊急権=緊急事態条項の導入に執心していること、戦争の開戦のためにも、戦費の調達と、敗戦の破綻の後始末のためにも、彼らが万能の「魔法の杖」である国家緊急権を求めているのであろうことが、嫌というほどわかっているので、与党も政府も御用マスコミもどうトボケようとも、世の趨勢に逆らってでも、その危険性を伝えなくては、と思っています。

 今度「敗戦」したり「財政破綻」したりした時には、生き残る方途が見つかりません。「あしたのジョー」ではないですが、「まっしろな灰」になって力尽きるまで、この危機を回避すべきだ、と叫び続ける所存です。今後ともよろしくご支援のほど、お願い申し上げます。

岩上安身


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◆中継番組表◆

**2021.10.29 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】13:00~「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で 定例記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 NHKから国民を守る党による定例記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきたNHKから国民を守る党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/nhk%E3%81%8B%E3%82%89%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B%E5%85%9A
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【IWJ・Ch7】18:00~「日本共産党 街頭演説 ―弁士:志位和夫委員長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 日本共産党による街頭演説会を中継します。これまでIWJが報じてきた日本共産党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%85%9A
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee

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◆中継番組表◆

**2021.10.30 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

調整中

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

スクープ!【号外!第6弾】 IWJは自民党の「マル秘」調査報告書、10月15日から17日調査結果を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開!(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498510

会員の皆さま、すべての皆さまへ。自公等で改憲発議可能な3分の2に届くかどうかが今回の総選挙の真の争点!第一四半期で576万円の赤字で経済的大ピンチのIWJに緊急のご支援お願いいたします!岩上安身より!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498559

スクープ!【号外第8弾!】衆院選でIWJは複数大手メディアによる期日前投票出口共同調査(10月23日24日)独自入手! 約80%が改憲派! 対象225選挙区中161(約72%)で改憲派有利! 全選挙区データを会員限定で公開!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498587

スクープ!【IWJ号外第7弾!】IWJは大手メディアの複数の共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)を独自入手! 全小選挙区のランク判定に加え、支局の票読みと「スマホ」「固定」「支持なし」の詳細分析データも!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498591

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■衆院選連続スクープ!【号外第8弾!】完全版もサイトにアップ! IWJは、複数大手メディア共同で行った期日前出口調査(10月23日~24日)を独自入手! 期日前投票だけに限れば、自公で過半数どころか7割を越える数字!? 改憲派はおよそ8割に!? この趨勢では、議席3分の2を超えて改憲発議が可能となります! あとは今月末10月31日の投票日に4割を占める無党派層を含めて有権者が、どんな投票行動を取るかにかかっています! IWJは全力疾走で、運命の分かれ道となる衆院選を追いかけます!

 昨日の日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、衆院選をめぐってIWJは28日、独自入手した複数大手メディア共同の期日前出口調査(10月23日~24日)をもとに【号外第8弾】を一斉メールにて発行しました! また、その完全版をサイトにアップしました! 重要な情報のため、改めてご紹介します。

 期日前投票調査とは言え、電話調査などと異なって、実際に投票した候補者の氏名を、投票所の出口で記載してもらう、いわば、現実的な根拠のある調査です。

 この資料を分析したIWJは、驚くべき現実を目の当たりにしました。

 有権者が実際の投票行動で最も多く票を入れた候補者の約80%が改憲派だったのです。

 しかも、有権者が最も多く投票した候補者のうちで、自公の議員が占める割合は、70%を超えるのです。自民党単独だけでも、この期日前調査では、約68%と出ています。

 この期日前調査は、全国289の小選挙区のうち、225選挙区に関して行ったもので、完全なものではありません。また、期日前の投票行動であることから、流動的な要素を持っています! 自公は期日前投票に動員できる組織力をもっているためだということも可能です。たしかに31日の投票日が、実際にこの通りになるとは限りません。

 しかし、現実の投票行動に現れた、与党と改憲派の圧倒的な勝利という「趨勢」は無視できないものでしょう。

 この趨勢が、今後も、維持されてしまえば、自公で過半数どころか、改憲発議の3分の2議席を軽く超えてしまいます。

 改憲反対派の人々には、「諦めてはならない」ということと、「だからこそ危機感をもって、投票当日、必ず投票に!」ということを申し上げたいと思います。「危機バネ」が大きく作用するどうかが、今回の選挙のすべての鍵となります。

 【号外第8弾】では、選挙区全体の状況をご紹介していますが、各選挙区の状況は、下記の会員限定記事の完全版でご紹介しています。

※スクープ!【号外第8弾!】衆院選でIWJは複数大手メディアによる期日前投票出口共同調査(10月23日24日)独自入手! 約80%が改憲派! 対象225選挙区中161(約72%)で改憲派有利! 全選挙区データを会員限定で公開! 2021.10.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498587

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 いずれにせよ、改憲発議が目の前に迫ってきました。

 ただし、これまでの号外で取り上げた自民党のマル秘調査や複数大手メディアの共同調査の結果ですべてが決まるわけではありません。

 下記の号外第4弾でご紹介したように、有権者の4割を占める「支持なし」層が関心を持っている候補者の支持動向は、自民党や複数大手メディアの調査とはまったく異なっています。

 「支持なし」層、即ち無党派層は、改憲問題に関心があるかどうかは別として、多くは改憲反対派の候補を支持しているのです。彼らが投票に行くかどうかで、すべてが決まります。

 IWJは独自入手した自民党のマル秘選挙情勢調査報告書(調査実施日10月7日~10日)をもとに、先週【号外】の第1弾から第3弾を出しました。

※スクープ!【IWJ号外第1弾!】IWJは自民党の「マル秘」調査報告書を独自入手! 衆院選挙直前の289の小選挙区の詳細な分析データと、 注目の選挙区の支持率を公開!北海道、東北、北関東、南関東、東京編(調査実施日10月7日~10日) 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497800

※スクープ!【IWJ号外第2弾!】IWJは自民党の「マル秘」調査報告書を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第2弾 北陸信越、東海、近畿編(調査実施日10月7日~10日) 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497805

※スクープ!【IWJ号外第3弾!】IWJは自民党の「マル秘」調査報告書を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第3弾 中国、四国、九州・沖縄編(調査実施日10月7日~10日) 2021.10.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497914

 さらに、IWJは複数の大手メディアが10月16日~17日にかけて共同で行った調査報告書を【号外第4弾】として発行し、さらに、その完全版をサイトにてアップしました。

※スクープ!【IWJ号外第4弾!】衆院選スクープ第4弾! IWJは複数大手メディアによる共同調査報告書を独自入手!北海道、東北、北関東、南関東、東京、北陸信越、東海、近畿、中国、四国、九州編(調査実施日10月16日~17日)2021.10.25
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49663

 以下がサイトにアップした「号外第4弾」の完全版です。

※スクープ!【IWJ号外第4弾!】IWJは複数の大手メディアによる衆院選公示直前(調査実施日10月16~17日)の共同調査報告書を独自入手! 289小選挙区の候補者ごとの支持率とランク判定、支局の票読みや属性別分析の全データを会員限定で公開! 2021.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498345

 さらに、自民党が新たに衆院選公示直前の10月15日から17日に行った調査をもとにした報告書をも独自に入手し、【号外】の第5弾、第6弾として出しました!

※スクープ!【IWJ号外第5弾!】衆院選スクープ第5弾! IWJは公示直前に完成された自民党の「マル秘」調査報告書を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開!北海道、東北、北関東、南関東、東京、北陸信越編(調査実施日10月15日~17日)2021.10.26
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49671

※スクープ!【IWJ号外第6弾!】衆院選スクープ第6弾! IWJは自民党の「マル秘」調査報告書を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開!東海、近畿、中国、四国、九州編(調査実施日10月15日~17日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49675

 IWJが【号外】としてお届けした、独自入手した自民党の選挙情勢分析に対しては、読者や支援者、永田町関係者、さらには候補者本人などから、大きな反響をいただいています! 自分の選挙区の情報を知りたい、という方もいらっしゃいました。ただし、号外は抜粋版ですので、すべてを網羅しているわけではありません。

 これらの自民党情勢の調査結果の完全版も、民間の調査の完全版も、会員制のIWJサイトに掲載予定です!

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■東京5区の維新候補・田淵正文氏がスタッフとともにコロナ感染! フェイスブックで入院を報告! 今回の選挙で初めてのクラスター発生!

 衆院選東京5区の維新候補・田淵正文氏が28日、自身のフェイスブックで、新型コロナに感染したことを明らかにしました。

「PCR検査の結果、候補者たぶち正文の新型コロナウイルスへの感染が判明いたしました。現在は入院先で療養を行っています。

 他の事務所スタッフの感染状況については、所管保健所の指示に従い適切に調査をすすめております。

 今後も保健所の指導を賜りながら、感染症対策を改めて行なった上で、活動再開について慎重に検討を進めていく所存です」

※たぶちまさふみ氏のフェイスブック(2021年10月28日)
https://www.facebook.com/tabuchi33/posts/1892602157613375

 田淵氏は25日に、同じくフェイスブックで事務所スタッフが新型コロナに感染したことを明らかにしていました。

 「23日、体調不良を訴えた当事務所スタッフがPCR検査を受けたところ、新型コロナウイルス陽性と判明いたしました。

 24日はすべての活動を休止し、行動をともにしていた私自身もPCR検査を行っており、結果は判明次第お伝えします」

※たぶちまさふみ氏のフェイスブック(2021年10月25日)
https://www.facebook.com/100005908260365/videos/201525315451233/

 IWJは日本維新の会大阪の本部に電話取材を試みましたが、「維新東京事務所(柳ヶ瀬裕文事務所)に回答と対応を一任している。そちらに問い合わせを」との回答でした。

 柳ヶ瀬事務所とは電話がつながらなかったため、田淵正文氏の事務所に問い合わせメール出し、現在返信を待っているところです。

 なお、IWJが報じた複数大手メディアによる共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)では、東京5区は、立憲民主党の手塚仁雄氏が45.3ポイントで「C+」判定、2位の自民の若宮健嗣氏が43.7ポイントで「C-」判定、田淵氏は11.0ポイントで3位です。

※スクープ!【IWJ号外第7弾!】IWJは大手メディアの複数の共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)を独自入手! 全小選挙区のランク判定に加え、支局の票読みと「スマホ」「固定」「支持なし」の詳細分析データも! 2021.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498591

 また、同じく大手メディアによる期日前投票出口共同調査(調査実施日10月23日24日)では、若宮氏が44.5ポイントで1位となり、手塚氏が37.8ポイントで2位、田淵氏は17.7ポイントで3位となっています。

※スクープ!【号外第8弾!】衆院選でIWJは複数大手メディアによる期日前投票出口共同調査(10月23日24日)独自入手! 約80%が改憲派! 対象225選挙区中161(約72%)で改憲派有利! 全選挙区データを会員限定で公開! 2021.10.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498587

■大阪10区立憲・辻元清美氏を山崎拓・元自民幹事長が2日連続で応援! 「自社さ政権の同志」と訴え「今の自民は独裁的」と批判! 自民大阪府連は山崎氏の除名処分を党本部に上申!

 自民党近未来政治研究会(石原派)の最高顧問で、かつて加藤紘一氏、小泉純一郎氏と「YKK」と称された山崎拓元幹事長(元副総裁)が27日、衆院選で立憲民主党の辻元清美氏(大阪10区)の応援演説を行い、波紋を広げています。

 この応援演説について、辻元氏は27日、次のように連投ツイートしています。

 「山崎拓氏応援演説 『みなさんこんばんは。山崎拓です。元自民党の幹事長でございますが、『小選挙区は絶対に辻元清美であるが、比例区は自民党だ』と申し上げておきたい。辻元先生とは自社さ政権。加藤紘一幹事長、山崎拓政調会長、辻元先生は社会党の政調会長代理、政策調整の責任をもってきた』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月27日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453335510034771976

 「山崎氏『自民党と社会党は伝統的に、自民党は改憲、社会党は護憲、2大政党厳しく対立。歴史を踏まえて、安全保障問題が一番難しい調整。私と辻元先生、加藤さんがいつもバックにいて、安全保障問題、沖縄問題、懸命な政策調整をした。それで自社さ政権3年ももった。その時からの同志』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月27日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453335514157780994

 「山崎氏『将来性のある国会議員として、土井たか子門下生として出てきた、いろいろ苦労されて、優れた政見、経験も積んで、今日の辻元清美がある。小選挙区制度になり、自民党と野党が政権交代する期待を持っていた。一時的に至ったが長続きしないで、今日自民党のやや独裁的な政権が続いている』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月27日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453335517399904266

 「山崎氏『小選挙区になった以上は政権交代可能な状況をつくらなければいけない。違った意見を調整しながら、より高い知見の政策にしていく民主政治は行わなければならないのに、そうでない状況。辻元清美25年の国会議員体験、ベテランになった。なお若々しい情熱を持って政治に取り組んでいる』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月27日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453335520747024389

 「山崎氏『辻元さんは大衆に働きかけて、語りかけて、みんなに愛され、敬愛、信頼され、行動力、エネルギーある方。辻元清美にとって、日本の政治にとって、大事な節目の選挙、ここで取りこぼし許されない。『小選挙区は辻元清美、比例区は自民党』と申し上げてみなさま方にお願いの言葉と致します』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月27日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453335524656041984

 辻元氏が出馬した大阪10区は、立憲民主党の辻元氏と、維新の池下卓氏、自民の大隈和英氏が議席を争っており、IWJが報じた大手メディアによる共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)では、辻元氏が38.5ポイントで、2位の維新の池下氏を4.7ポイントリードして「C+」判定です。

※スクープ!【IWJ号外第7弾!】IWJは大手メディアの複数の共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)を独自入手! 全小選挙区のランク判定に加え、支局の票読みと「スマホ」「固定」「支持なし」の詳細分析データも! 2021.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498591

 また、同じく大手メディアによる期日前投票出口共同調査(調査実施日10月23日24日)では、辻元氏が38ポイントで1位となり、33.9ポイントの池下氏をリードしています。

※スクープ!【号外第8弾!】衆院選でIWJは複数大手メディアによる期日前投票出口共同調査(10月23日24日)独自入手! 約80%が改憲派! 対象225選挙区中161(約72%)で改憲派有利! 全選挙区データを会員限定で公開! 2021.10.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498587

 維新の大阪府知事・吉村洋文氏は27日、この山崎氏の応援演説を報じた産経新聞を引用し、「立憲民主と自民党が、手を組み始めた。全国の立憲民主支持の皆さん、これでいいんでしょうか?全国の自民党支持の皆さん、これでいいんでしょうか?日本維新の会が、改革を進めるしかない」とツイートしました。

※吉村洋文大阪府知事のツイート(2021年10月27日)
https://twitter.com/hiroyoshimura/status/1453368288008761352

 一方、辻元氏はさらに昨日28日、自身のYouTubeチャンネルで山崎氏と「緊急対談」を行い、次のように連投ツイートしました。

 「【緊急対談炎】自民党元副総裁・山崎拓氏『辻元清美という政治家は、立憲民主党の代表選手であるだけでなく、きちんとした批判精神をもった日本の政治のために必要な存在、落としてはならない』自社さ政権当時から、現在の自民党や野党に対する想いまで。ぜひご覧ください。
https://youtu.be/VC_zNo89WC4

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659948110397441

 「山崎氏『(自社さ政権当時)改憲と護憲のイデオロギー対立があり調整が一番大事だった。そこにこつ然と辻元さんが現れた。大変柔軟で謙虚、自民党の意見も熱心に聞いて、自分の主張も熱心におっしゃって政策調整もうまくいく、そういう時代が続きました。辻元さんには大変感謝しています』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659950396297219

 「山崎氏『(NPO法について)日本社会に大きな貢献をしているNPO法人がたくさんできました。今ではあたりまえのような存在だけど、最初は私も『これはなんや』と面食らいました。加藤紘一幹事長と辻元さんも意気投合、私も辻元案を推進。NPOは新しい息吹を社会にもたらした、辻元さんの功績です』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659952069767168

 「山崎氏『(安保法制について)自衛隊の海外派遣、後方支援は正面における武力衝突じゃないと言われていましたが、正面と後方は一体。継戦能力なんです。これは憲法9条の精神に反すると。憲法改正しなきゃならないけど、現行憲法がある以上はその精神を大切にしなきゃならんと反対しました』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659954116579337

 「山崎氏『(今の自民党について)政治家が2世、3世の時代になり、代表選手が安倍さん。戦争体験がないまま一番右の方の意見を代弁するようになってしまった。自民党は右から左まで広い。もう少し幅広く守備範囲を持って政治運営をやらないと本当に国民の一部しか代表しない政党になると懸念している』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659955639177216

 「山崎氏『(岸田政権について)本当は宏池会の精神を持っていると思うけど、AAA、安倍さん麻生さん甘利さんが実効支配している。AAAの言うことを聞かざるを得ない状況が彼の心理状態の中にあって、人事を見てもほとんど宏池会の人はいない。3人の推薦がみな要職を占めている点が岸田政権の問題』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659957300109314

 「山崎氏『(なぜ辻元清美の応援に来たか)辻元さんが盤石ではない、これは国家にとって一大事。辻元清美という政治家は、立憲民主党の代表選手であるだけでなく、きちんとした批判精神をもって、国会の闘士として雄弁を奮ってこられた。日本の政治のために必要だから落としてはならない』」

※辻元清美氏のツイート(2021年10月28日)
https://twitter.com/tsujimotokiyomi/status/1453659959015600131

 28日付け読売新聞は、自民党大阪府連が山崎氏を除名処分にするよう求める上申書を党本部に提出したと報じました。

 記事は「自民府連は『(自民候補が)後ろから撃たれるような行為は断じて許せない』としている」とのことです。

※山崎拓・元副総裁の除名求め大阪府連が上申書…大阪10区で立民候補の応援演説(読売新聞、2021年10月28日)
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20211028-OYT1T50146/

■連合東京が共産・池内沙織氏と公明・岡本三成氏が競う東京12区で公明支援を表明! 4野党と市民連合の政策協定を破壊する裏切り!

 10月26日付け日本経済新聞が、「連合の地方組織である連合東京が衆院選の東京12区で公明党候補の支援を決めた」と報じました。

※連合が公明候補を支援 東京12区(日本経済新聞、2021年10月26日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA26BC50W1A021C2000000/

 東京12区は、公明党の岡本三成氏、日本共産党の池内沙織氏、日本維新の会の阿部司氏が議席を争っています。つまり、連合が支援する立憲民主党や国民民主党の候補者がいないわけです。

 連合の芳野友子会長は、衆院選での立憲と共産の選挙協力について、21日の記者会見で「立憲と共産の距離感が縮まっていることについて、さまざまな地域から報告が来ており非常に残念だ」と述べ、立憲に共産との連携に慎重な姿勢を求めています。

※衆院選前哨戦の参院2補選は、静岡で立憲・国民推薦の山崎真之輔氏が、山口で自民公認の北村経夫氏が勝利! 野党共闘の足を引っ張り、与党のアシストばかりする連合の芳野友子会長は衆院選での立憲と共産の協力を「非常に残念。立憲に改めるように伝える」と表明! 残念なのは「連合」! いったい誰の利益のための組織なのか!?(日刊IWJガイド、2021年10月25日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49659#idx-4

 しかし、池内氏は立憲、共産、社民、れいわと市民連合の政策協定のもとで、候補者調整が行われた候補者です。立憲は池内氏に推薦を出してはいませんが、事実上の野党統一候補。それなのに対立する与党候補を支援するとは、理解できません。

 連合の芳野会長は、就任直後の10月11日に、公明党の山口那津男代表を表敬訪問しています。

※連合新会長ら公明表敬(公明党、2021年10月12日)
https://www.komei.or.jp/komeinews/p194162/

 また、岸田文雄総理肝煎りの「新しい資本主義実現会議」の有識者構成員に名前を連ねるなど、政府・与党よりの言動が顕著です。

※新しい資本主義実現会議 有識者構成員(内閣官房、2021年10月15日)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/rist.pdf

※新しい資本主義実現会議は、「成長戦略会議」2.0! 新しい資本主義実現会議の有識者メンバーに貧困問題や本当に公平な分配を議論する専門家や困っている労働者の代表がいない! IWJは内閣官房に直撃取材!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49605#idx-5

 IWJが報じた複数大手メディアによる共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)では、池内氏が38.7ポイントで、2位の岡本氏の35.1ポイントより3.6ポイントリードして「C+」判定です。

※スクープ!【IWJ号外第7弾!】IWJは大手メディアの複数の共同調査報告書(調査実施日10月19日~20日)を独自入手! 全小選挙区のランク判定に加え、支局の票読みと「スマホ」「固定」「支持なし」の詳細分析データも! 2021.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498591

 一方、複数大手メディアによる期日前投票出口共同調査(調査実施日10月23日24日)では、岡本氏が58.7ポイントで1位となり、23.2ポイントの池内氏を大きくリードしています。

※スクープ!【号外第8弾!】衆院選でIWJは複数大手メディアによる期日前投票出口共同調査(10月23日24日)独自入手! 約80%が改憲派! 対象225選挙区中161(約72%)で改憲派有利! 全選挙区データを会員限定で公開! 2021.10.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498587

■<新記事紹介1>衆院選の争点「改憲」! 改憲勢力が改憲発議可能な3分の2議席を確保するか!? 総理となった岸田氏は「緊急事態条項」について「嘘」をついたのか!? 自民党の政調会長となった高市氏は、改憲4項目に加え、自由と人権と経済的自由権を保障する憲法各条の制約を無視!

 2021年10月31日に投開票日が迫る衆議院総選挙の争点として、コロナ対策や貧困対策等が重要なのは言うまでもありませんが、それ以上に注目されるのは憲法改正の問題です。

 10月27日現在の見通しでは、自民・公明・維新ら改憲勢力が有利な情勢で、衆議院過半数233議席を超え、改憲発議可能な3分の2となる310議席を超えるのではないか、という情報も入ってきています。

 すべては、全有権者が31日当日にどの候補者、どの政党に一票を投じるのか、という点にかかっています。危機感をもって投票に行くのか、あきらめてしまうのか。有権者一人一人の判断と行動にかかっています。

 IWJが繰り返し訴えてきたように、自民党が目指す、改憲により「緊急事態条項」が導入されれば、ナチスと変わらない独裁内閣が実現し、どんな無茶な国民への「命令」だろうと、法律と同じ効力をもつ「政令」として出せるようになるのです。

 自民党と他の改憲勢力は、米国の意向に沿って「日本を戦争できる国にする」ため改憲を進めようとしています。総選挙で、改憲勢力を3分の2以下に抑えて改憲を阻止できるのかが、日本の命運を決します。

※特集 これこそ「ナチスの手口」!9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

 そうした意味で、9月29日の自民党総裁選で表明された、各候補の改憲への取り組み方針は、この直後に総理・総裁に選出された岸田文雄氏や、岸田政権で自民党の政務調査会長に任命された高市早苗氏など、自民党各層の主張を確認するうえで、注目に値します。

 自民党の党是が改憲である以上、自民党総裁候補者が改憲を表明するのは当然ですが、問題はその内容と姿勢です。緊急事態条項を含む自民党改憲たたき台素案4項目を掲げて、安倍・菅政権と同じように強硬な姿勢でのぞむのかどうか。

 総理となった岸田氏はこの時、「緊急事態条項」について、「戦時」に「国会の機能を奪う」という実態を糊塗し、「災害時」に「国会の機能を守る」と、つじつまのあわない「嘘」を語ったのです。「嘘」というのが言い過ぎであるとしても、自民党の改憲素案には国会の機能を守るという担保は、どこにもありません。あるのは、内閣が立法機能を持ち、法律に代わる「政令」を出せる、という内閣独裁の文言だけです。国会議員の任期が延長できるので、「国会の機能」を凍結したまま、国会議員は「終身議員」となり、国民は選挙で選択することもできなくなります。

 岸田総理は、どんなつもりで「国会の機能を守る」と口にしたのか。10月14日に行われた総理の記者会見に、岩上安身は参加し、指名されなかったため、会見後、メールにて質問を官邸に送りました。10月22日に回答があり、官邸のホームページにもアップされました。

※令和3年10月14日岸田内閣総理大臣記者会見終了後の書面による質問と回答(首相官邸HP)
https://www.kantei.go.jp/jp/pages/20211014kaiken_shomen.html

 岩上安身は、大規模財政出動についての質問とともに、「緊急事態対応」について以下のように質問しました。

——-
 会見中に産経新聞の記者が改憲について質問されました。岸田総理は、恒久的な内閣独裁を可能にし、国会を空洞化させてしまう現在の自民党改憲案「緊急事態対応」にそのまま賛成なのでしょうか。他方、総理御自身が他日の記者会見でこの問題への質問に答えて、「国会の機能の維持をはかる」と発言されています。つまりこれは、緊急事態宣言の後も「国会の機能の維持」をはかり、緊急事態宣言発出の前に国会で事前同意することや政令発出前に国会での事前の承認を必要とすること、また、緊急事態が一時的な措置で終わるように、解除の手続きと、国会に立法権を速やかに戻すなどの条件を織り込む、徹底した制限を加えた、先進国並みの「国家緊急権」へと手直しをするおつもりなのか。岸田総理の本音はどちらにあるのか、お聞かせ願いたいと思います。
———

 岸田総理は以下のように答えました。

———
 憲法改正については、国会が発議し、最終的には、国民投票により、主権者である国民の皆様が決めるものです。
 憲法改正の具体的な内容等について、内閣総理大臣としてお答えすることは差し控えたいと思いますが、自民党が提示した改憲項目は、たたき台であると承知しております。
 新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まる中、まずは、憲法審査会において、与野党の枠を超えて、様々な論点について建設的な議論を行い、国民的な議論につなげていただきたいと思います。
————

 一方、決選投票で岸田氏に敗れて自由民主党広報本部長となる河野太郎氏は、「野党との合意」を前提にして、自民党のゴリ押しに歯止めをかけるともとれる発言を行いました。

 総裁選最下位で、少子化対策等の特命担当大臣に任命される野田聖子氏は、「平和主義を感情的にならずに」議論したいと語りました。

 そして、自らに投票した議員票を決選投票で岸田氏に回して岸田総裁誕生に貢献し、自民党政調会長となった高市早苗氏は、自民党の改憲4項目に加えて、憲法12条「自由権及び人権を保持」、21条「表現の自由」、22条「居住移転の自由、職業選択の自由、外国への移住、国籍離脱の自由」を制限すると、強権的な姿勢をきわめて具体的に論及したのです。

 高市氏の人々の思想・行動の不自由の実現に向けての情熱、「自由への憎悪」はすさまじい。その高市氏が政調会長として、自民党の政策立案の責任を担っていく。その手始めが、衆院総選挙の選挙公約でした。

 詳しくは、下記の記事を御覧ください!

※衆院選の争点「改憲」! 改憲勢力が改憲発議可能な3分の2議席を確保するか!? 総理となった岸田氏は「緊急事態条項」について「嘘」をついたのか!? 自民党の政調会長となった高市氏は、改憲4項目に加え、自由と人権を保障する憲法各条の制約を無視!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498489

■<新記事紹介2>【特別寄稿】ネット調査では、衆院選「最も重視するテーマ」は、「森友問題の再調査」! 安倍首相が隠す真相を明らかにするべき!! しかし岸田総理は「再調査しない」と断言! 再調査できるかどうかは、衆院選次第!!(環境ジャーナリスト 青木泰氏)

 ヤフーニュースジャパンが、2021年衆議院選挙での関心事項の調査を、10月5日から行っています。

 10月28日現在(投票数約52万7000件)の段階で、最大関心事は、「森友問題の再調査」(約16万1000票、30.6%)です。この調査は、投開票日の31日まで実施されます。

※衆院選、あなたが最も重視するテーマは?(ヤフーニュースジャパン)
https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/42663/result

 10月16日付け東京新聞の「こちら特報部」でも、「ネットアンケート 衆院選 最重要テーマは『森友』」と、自殺した近畿財務局元職員の赤木俊夫さんの妻・赤木雅子さんによる再調査の要請を取り上げています。

 一方、環境ジャーナリストの青木泰氏は、これまで注目されてきた森友問題は、これだけではないと指摘しています。

 青木氏がIWJへの寄稿で指摘した森友問題の大きな問題点は、次の3点です。

(1)赤木さんへの強制など「改竄問題」
(2)森友本丸(格安販売)問題
(3)国会での虚偽答弁問題

 青木氏は、この3点への大手メディアの対応について、

(1)赤木問題でも、赤木雅子さんの要請を後追いするだけであり、赤木さんを自死に追いやった改竄問題の真相への深堀は無い。
(2)森友本丸問題については、検察による籠池夫妻別件逮捕後、どこも継続した追及はなく、
(3)国会での虚偽答弁問題も、朝日と東京など一部メディアが報道したが、その後の追跡はない。

と、批判しています。

 岸田文雄総理は、10月11日の衆院本会議で、立憲民主党の辻元清美副代表の森友問題に関する質問に答えて、「第三者である検察の捜査も行われ、結論が出ております」として、再調査の実施をあらためて否定する答弁を行いました。

※はじめに~自民・高市政調会長NHKで「国会でずっと議論をしていても、すべての方がそれを見ていらっしゃるわけじゃございません」と議会制民主主義を否定するともとれる発言! 岸田総理は衆院代表質問で立憲・辻元議員による甘利明自民党幹事長に関する「政治とカネ」への追及に「説明責任のあり方については、それぞれの政治家自身が自ら判断すべきもの」と「我関せず」!(日刊IWJガイド、2021年10月12日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49595#idx-1
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20211012#idx-1

 「真相究明のポイントは、どこにあるのか、私たち自身が要点をつかみ、国会での再追及の火の手をバックアップしたい」と訴える青木氏の特別寄稿を、昨日28日、IWJサイトにアップしました。

 以下は、記事の目次です。

(記事目次)
・【赤木ファイル】
・安倍首相の国会答弁「関与していれば、辞める」は、改竄を暗黙に指示した発言だった。
・財務省の報告書との大きな違い
・【森友本丸事件(格安払い下げ)の真相究明】
・周辺価格の10分の1の価格でなぜ売買契約されたのかが不明確なままである。
・読売新聞コラム「補助線」による値引きの理由
・【国会での139回の虚偽答弁】

 衆院選投票前に、ぜひご一読ください。

※【特別寄稿】ネット調査では、衆院選「最も重視するテーマ」は、「森友問題の再調査」! 安倍首相が隠す真相を明らかにするべき!! しかし岸田総理は「再調査しない」と断言! 再調査できるかどうかは、衆院選次第!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/498648

 それでは、本日も1日、よろしくお願いします。

IWJ編集部(岩上安身、六反田千恵、城石裕幸、木原匡康、中村尚貴)

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