スクープ!【号外!第5弾】 日刊IWJガイド「衆院選スクープ第5弾! IWJは自民党の「マル秘」調査資料公示日直前の「最新版」(調査実施日10月15日~17日)を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開!2021.10.26


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■スクープ!【号外!5】 日刊IWJガイド「衆院選スクープ第5弾! IWJは自民党の「マル秘」調査資料公示日直前の「最新版」(調査実施日10月15日~17日)を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開!

■北海道ブロック〜自公・立憲ががっぷり四つ! あとは投票率次第、特に無党派層の動向が選挙結果を大きく変える可能性!

■東北ブロック〜大注目の接戦岩手3区、立憲・小沢一郎氏が横一線からやや優勢に? 宮城では野党共闘の成果で大接戦、無党派層の動向が最後の当落を決する状況! 石巻移住の元グラビアアイドル森下千里氏が立憲・国対委員長の安住氏の牙城を脅かす?

■北関東ブロック(1)茨城・栃木・群馬〜自民党の牙城だった北関東で動きが出るも、「ドリル」小渕優子氏、中曽根康隆氏は安泰!

■北関東ブロック(2)埼玉〜 苦戦が伝えられた枝野幸男・立憲代表は優勢を保持、15区のうち半数は投開票当日まで結果がわからない激戦区!

■東京ブロック〜激戦区が目白押し! 共産・池内沙織氏は小選挙区で2議席目を獲得できるのか? 石原伸晃・宏高兄弟は落選危機! 菅直人元総理は刺客・長島昭久氏を返せるのか?

■南関東ブロック〜千葉では2選挙区、神奈川では5選挙区、山梨では1選挙区が投開票日当日までわからない激戦! 無党派層の動向が大きく結果を左右!

■北陸信越ブロック〜新潟5区、元県知事同士の戦いは米山隆一氏に軍配か!? 新潟、石川、長野でそれぞれ立憲新人と立憲・現職候補が、自民党候補を猛追!
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■スクープ!【号外!5】 日刊IWJガイド「衆院選スクープ第5弾! IWJは自民党の「マル秘」調査資料公示日直前の「最新版」(調査実施日10月15日~17日)を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開!

 選挙戦も残りあと5日。10月31日、日曜日には投開票日となります。全国小選挙区から289人、全国11ブロックの比例代表選挙区から176人が選ばれ、465人の衆議院議員が選出されます。

 IWJは独自に、全国の小選挙区に関する自民党の「マル秘」調査資料を入手し、先週、号外1,2,3を出しました。A4で51頁のペーパーには、選挙間近の各選挙区ごとの有力候補者の優劣が記されていました。

※【IWJ号外!1】スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 衆院選挙直前の289の小選挙区の詳細な分析データで、 注目の選挙区の支持率を公開! 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497800

※【スクープ号外!2】日刊IWJガイド「スクープ! IWJは自民党の『マル秘』調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第2弾 北陸信越、東海、近畿編」 2021.10.20
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497805

※【号外!3】スクープ! IWJは自民党の「マル秘」調査資料を独自入手! 289小選挙区の詳細な分析データで、候補者の当確予測をランク付け!! 注目の選挙区分析を公開! 第3弾 中国、四国、九州・沖縄編 2021.10.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/497914

※【号外!4】日刊IWJガイド「衆院選スクープ第4弾! IWJは大手メディアの共同情勢調査資料を独自入手!」2021.10.25https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49663

 今回、自民党「マル秘」調査資料の続編を再度独自入手しました。同じくA4で51ページです。調査実施日は10月15日続編では、当落の行方が読めない、自民党候補と野党候補が激しく競い合うとみられる選挙区を取り上げで調査が行われています。

 自民党の候補者には、それぞれ対抗候補者とのポイント差に応じてAからDまで10段階のランク付け評価がつけられています。自民党の候補者が勝つ可能性が高いとAにより近く、低いとDにより近くなります。

 相手候補と15ポイント以上の差をつけていればA。10ポイント以上15ポイント未満がA-、8ポイント以上10ポイント未満がB+、5ポイント以上8ポイント未満がB、0ポイント以上5ポイント未満が B-です。

 逆に相手候補より支持率が低い場合は、その差が-5ポイント以上0ポイント未満がC+、-8ポイント以上-5ポイント未満がC、-10ポイント以上-8ポイント未満がC-、-15ポイント以上-10ポイント未満がD+、-15ポイント未満がDです。

 選挙区によっては、調査時点で野党候補者共闘の統一がまだ未決定のところがあります。この時点の調査報告での予想は絶対的なものではありません。

 また、公示後の各政党とも、実際の立候補者とは異なる場合があります。その点はご了承ください。

 それでは、各地区ごとに、注目の選挙区をみていきます。今回は、「号外第5弾として」同調査報告書のうち、北海道ブロック、東北ブロック、北関東ブロック、東京ブロック、南関東ブロック、北陸信越ブロックを取り上げていきます。

 野党連合に対して、各地で自民党は苦戦を強いられている様子が街頭演説会のIWJの中継からはっきり出ています。自民党自身が行った選挙情勢調査にご注目ください。

 ただし、自民党のマル秘調査や、「号外4弾」で取り上げた大手メディアの調査の結果ですべてが決まるわけではありません。

 「号外4弾」でご紹介したように、「支持なし」層が関心を持っている候補者の多くが、自民党や大手メディアの調査とは全く異なっています。政党支持率は自民党3割、立憲民主党1割と言われますが、日本で1番多数を占めるのは「無党派層」です! 4割を占める「特に支持している政党はない」という人たちが投票に行くと、選挙結果は全く違ったものになります!

 また、自分が応援している候補者の小選挙区での当選が難しくても、がっかりしないでください。小選挙区で出馬している多くの候補者が比例にも登録しています。大雑把に言えば、小選挙区で落ちても3人に1人は比例で帰ってくる可能性があります。したがって、比例でどこの党に票を入れるか、ということも大変重要になります。

 無党派の方々、ぜひ諦めずにあなたの貴重な1票を、本当に支持したい候補に投じてください。

 では、自民党マル秘調査最新版(10月15日から17日調査実施)から、注目の選挙区の動向をお伝えします。

■北海道ブロック〜自公・立憲ががっぷり四つ! あとは投票率次第、特に無党派層の動向が選挙結果を大きく変える可能性!

北海道ブロックは12の小選挙区からなります。

 北海道1区は立憲・道下大樹氏(現職)、2区は立憲・松木謙公氏(現職、補選)、8区は立憲・逢坂誠二氏(現職)、11区は立憲・石川香織氏(現職)の4名が優勢です。

 一方、4区は自民・中村裕之氏(現職)、6区は自民・東国幹氏(新人)、7区は自民・伊東良孝氏(現職)、12区自民・武部新氏(現職)の4名が優勢です。

 10区では、公明・稲津久氏(現職)が優勢です。

 残り、3区、5区、9区で接戦が展開されています。以下、現職は(現)、重(比例重複)、、元職は(元)、新人は(新)と表記します。また、自民党の調査なので、自民党の候補者のみ、ランク付けされてます(公明含む)支持率の数字(%)は、4月調査、8月調査、10月初旬調査、10月15日〜17日調査の順に並んでいます。自民党候補者の欄についているA,B,Cの評価も4月調査、8月調査、10月初旬調査、10月15日〜17日調査の順です。

【北海道3区】(札幌市白石区、札幌市豊平区、札幌市清田区)
自民(重・現)高木 宏壽 35.8 35.0 38.3 36.4 C+、B-、B、B-
立憲(重・新)荒井 優 40.1 31.8 31.9 32.3
維新(新)小和田 康文 – 9.6 7.0 5.7

 自民・元職の高木氏は、自由民主党北海道第三選挙区支部長です。4月は出遅れていましたが、徐々に支持を固め、やや優勢を守っています。荒井氏は大手メディアの調査で「支持なし」層から6割を超える支持(60.9%)を得ています。投票率が上がれば小選挙区での逆転も十分可能です。かなりの競り合いです。

【北海道5区】(札幌市厚別区、江別市、千歳市ほか)
自民(重・現) 和田 義明 42.5 37.3 44.7 39.3 B-、B-、B+、B
立憲(重・現)池田 真紀 37.9 35.8 35.5 33.4
共産(新)橋本 美香 – – – 10.1
無所属(新)大津 伸太郎 – – – 0.8

 自民・現職の和田氏が、やや優勢です。立憲・現職(重)の池田氏は、小選挙区では破れても接戦に持ち込み、より多くの票を獲得すれば、比例復活の可能性が出てきます。池田氏は大手メディアの調査で「支持なし」層から6割を超える支持(62.3%)を得ています。投票率が上がれば小選挙区での逆転も十分可能と思われます。立憲と共産の野党共闘がこの区で実現していたら、自民の和田候補は、大きく引き離されて、2位となっていたでしょう。

【北海道9区】(函館市、北斗市、松前町ほか)
立憲(重・現)山岡 達丸 33.4 38.4 41.3 38.0
自民(重・現) 堀井 学      42.9 36.7 33.5 38.3 B+、C+、C、B-

 立憲・現職(比例復活)の山岡氏が優勢、大手メディアの調査でも優勢でしたが、今回の自民党調査では、自民・現職の堀井氏が追い上げています。山岡氏は立憲民主党北海道第9区総支部代表を務めています。山岡氏も「支持なし」層から6割を超える支持(62.7%)を得ています。投票率が上がれば、小選挙区での勝利は確実です。

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■東北ブロック〜大注目の接戦岩手3区、立憲・小沢一郎氏が横一線からやや優勢に? 宮城では野党共闘の成果で大接戦、無党派層の動向が最後の当落を決する状況! 石巻移住の元グラビアアイドル森下千里氏が立憲・国対委員長の安住氏の牙城を脅かす?

 青森1区の自民・現職(重)江渡聡徳氏、2区自民・新人の神田潤一氏、3区自民・現職の木村次郎氏がいずれも優勢です。ただし、1区では、———-ここから先は完全版(会員限定)を御覧下さい。

 岩手1区では、立憲・現職の階猛氏が終始優勢、現職(重)の自民・高橋比奈子氏をリードしています。岩手2区は自民・現職の鈴木俊一氏が終始優位です。

【岩手3区】(花巻市、北上市、一関市ほか)
立憲(重・現)小沢 一郎 33.2 41.9 37.8 37.9
自民(重・現)藤原 崇 39.4 32.3 37.9 35.1 B、C-、B-、C+

 注目の岩手3区ですが、前回の調査では自民候補と横一線だった立憲・現職の小沢氏がやや優位の結果が出ました。です。4月にはやや出遅れましたが、挽回しつつあります。とはいえ17回連続当選し岩盤と言われた「小沢王国」であっても、厳しい戦いになっています。小沢氏も公示日から現地入りし、街頭に立って演説をしています。小沢氏が公示初日から自らの選挙区で街頭に立つのは「1969年の初出馬以来ではないか」と言われています。強い危機感がうかがわれます。

 宮城3区は自民・現職の西村明宏氏、4区では自民・現職の伊藤信太郎氏、6区では自民・現職の小野寺五典氏がそれぞれ優勢です。ただし、ーーーーここからは完全版(会員限定)を御覧下さい。

【宮城1区】(仙台市青葉区、仙台市太白区)
立憲(重・現)岡本 章子 36.9 41.8 39.9 40.1
自民(重・現)土井 亨 41.5 32.4 34.7 36.5 B-、C-、C、C+
維新(新)春藤 沙弥香 – – 5.7 4.8
無所属(新)大草 芳江 – – – 1.5

 宮城1区は、立憲・現職(比例復活)の岡本氏が、自民・現職の土井氏をつい逆転、優勢に立ちました。野党共闘の成果が出ています。抜きつ抜かれつの大接戦ですが、「支持なし」層は60.5%が岡本氏を支持しており、投票率が上がればさらに岡本氏に優勢になると思われます。

【宮城2区】(仙台市宮城野区、仙台市若林区、仙台市泉区)
立憲(重・元)鎌田 さゆり 43.0 41.8 43.9 35.9
自民(重・現)秋葉 賢也 35.8 37.2 36.2 43.4 C、C+、C、B
NHK(新)林 マリア ゆき – 2.1 2.8 1.9

 宮城2区は、立憲・元職の鎌田氏が4月には優勢でしたが、自民・現職の秋葉氏の追い上げを受けて逆転されています。「支持なし」層は61.3%が鎌田氏を支持、こちらも無党派層の動向で最後は決することになりそうです。

【宮城5区】(石巻市、東松島市、大崎市ほか)
立憲(重・現)安住 淳 51.2 52.4 52.0 –
自民(重・新)森下 千里 31.8 29.8 29.9 – D、D、D

 宮城5区は、立憲・安住氏の牙城と思われていましたが、大手メディアの世論調査では安住氏と、グラビアアイドル元タレントの森下氏が50.8%、49.2%と拮抗しています。ただし、ーーーーーここからは完全版(会員限定)を御覧ください。

 *「私がオバさんになっても」で一世を風靡した森高千里氏とは別人です。ご注意ください。

※森下千里氏 白スニーカー遊説 二階氏の教え守り「安住王国」に白黒つける
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/10/25/kiji/20211025s00042000095000c.html

 秋田1区では自民・現職の冨樫博之氏が優勢、立憲・現職(比例)の寺田学氏が追いかけていますが支持率の差が縮まっていません。ただし、「支持なし」層は64.5%が寺田氏を支持しています。

 3区でも自民・御法川信英氏が圧倒的に優勢、共産・新人の杉山彰氏も少しづつ指示を伸ばしていますが、今のペースでは追いつきそうにありません。

【秋田2区】(能代市、大館市、男鹿市ほか)
自民(重・現)金田 勝年 37.2 44.1 40.9 39.2 C+、A-、B-、C+
立憲(重・現)緑川 貴士 39.8 34.1 40.6 40.7

 自民・現職の金田氏と、立憲・現職(比例復活)の緑川氏のデッドヒートは最後まで決着がつきそうにありません。最後を決めることになる無党派層、大手メディア調査による「支持なし」層は72.7%が緑川氏を支持しています。

 山形はほぼ「無風」状態です。1区では自民・現職の遠藤利明氏、2区では自民・現職の鈴木憲和氏、3区でも自民・現職の加藤鮎子氏が優勢です。しかし「支持なし」層は、全く逆の傾向を示しています。1区では立憲・新人の原田和広氏が52.7%、2区では国民民主党・新人の加藤健一氏が56%、3区では無所属・新人の阿部ひとみ氏が54.3%と、それぞれ自民党の現職候補者を逆転しています。地域、職場、家庭等において「自民支持」を掲げるものは、声を張っていて「支持政党なし」の人々は声に出せない、投票行動でも示すのをためらう、そうした蓄積が表に現れた選挙のこれまでの現実の結果と、無言の多数(サイレントマジョリティー)もの剥離につながっているのだろうと思われます。

 福島では2区自民・現職の根本匠氏が優勢です。立憲・新人の馬場雄基氏は急速に——ここからは完全版(会員限定)を御覧下さい。

 一方、3区立憲・現職の玄葉光一郎氏、4区立憲・現職(比例復活)小熊慎司氏がそれぞれ優勢です。

 福島5区では、自民・現職の吉野正芳氏が優勢、共産・新人の熊谷智氏を引き離しています。ただし、—–ここからは完全版(会員限定)を御覧下さい。

【福島1区】(伊達市、福島市、相馬市ほか)
立憲(重・現)金子 恵美 37.3 40.4 45.0 42.3
自民(重・現)亀岡 偉民 42.9 37.1 37.0 39.4 B、C+、C-、C+

 野党共闘で立憲・現職の金子氏と自民・現職(比例復活)の亀岡氏がデッドヒートを繰り広げています。金子氏は4月は劣勢でしたが追い上げて現在はやや優勢です。しかし、大手メディアの調査では、亀岡氏53.6%、金子氏46.4%と逆転されています。「支持なし」層は64.7%が—–ここからは完全版(会員限定)を御覧下さい。

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■北関東ブロック(1)茨城・栃木・群馬〜自民党の牙城だった北関東で動きが出るも、「ドリル」小渕優子氏、中曽根康隆氏は安泰!

  茨城では、2区で自民・現職の額賀福志郎氏、3区で自民・現職の葉梨康弘氏、4区で自民・現職の梶山弘志氏が優勢です。ただし、「支持なし」層は2区では立憲・元職の藤田幸久氏が66.7%、3区では立憲・新人の梶岡博樹氏60.0%と逆転しています。

 1区では、民主党系の無所属、福島伸享氏が優勢です。福島伸享氏は「支持なし」層から81.6%の高い支持を得ています。

 接戦区は5,6,7区です。

【茨城5区】(日立市、高萩市、北茨城市ほか)
自民(重・現)石川 昭政 37.2 35.5 38.2 34.8 B、B-、B-、B-
国民(重・現)浅野 哲 29.8 32.1 34.9 34.0
共産(新)飯田 美弥子 – – – 7.9
無所属(新)田村 弘 – – – 1.9

 自民・現職の石川氏と、国民民主党・現職(比例復活)の浅野氏が大接戦です。浅野氏は、大手メディアの調査でC+と一歩リード、「支持なし」層からは59.2%の支持を得ています。

【茨城6区】(土浦市、石岡市、つくば市ほか)
自民(重・現)国光 文乃 44.6 43.2 39.3 37.7 A-、B+、B-、B-
立憲(重・現)青山 大人 34.3 35.1 36.7 37.1

 自民・現職の国光氏が終始リードしてきましたが、ここにきて、立憲・現職(比例復活)の青山氏がほぼ追いついています。青山氏は大手メディアの調査では43.7%と国光氏56.3%に遅れをとっていますが、「支持なし」層からは65.8%の指示を得ています。

【茨城7区】(古河市、結城市、下妻市ほか)
自民(重・現)永岡 桂子 34.1 40.8 36.7 37.9 C、B-、C、B-
立憲(重・現)中村 喜四郎 40.7 36.0 43.3 37.0
維新(新)水梨 伸晃      – ー 6.2

 立憲・現職の中村氏が大苦戦です。「選挙で負けたことのない男」といわれる中村氏ですが、今回は自民・現職(比例復活)の永岡氏に追い上げられ、ついにわずかですが逆転を許しました。ただし、——-ここからは完全版(会員限定)を御覧ください。

 栃木では、1区自民・現職の船田元氏、3区自民・現職の簗和生氏、5区自民・現職の茂木敏充が優勢です。ただし、「支持なし」層は1区では立憲・新人の 渡辺典喜氏が46.7%とリードしています。

 2区では立憲・現職の福田昭夫氏が優勢です。福田氏は「支持なし」層からも78.8%の指示を得ています。

【栃木4区】(栃木市、小山市、真岡市ほか)
自民(重・現)佐藤 勉 50.1 37.8 42.8 43.8 A、B-、B、B
立憲(重・新)藤岡 隆雄 29.0 35.4 36.6 35.9

 栃木4区では、自民・現職の佐藤氏が優位ですが、立憲・新人の藤岡氏がよく追い上げています。大手メディアの調査では、藤岡氏48.9%まで迫っています。「支持なし」層は1区では藤岡氏が71.9%とリードしています。

 自民党の牙城・群馬では、1区自民・現職(比例)中曽根康隆氏、2区自民・現職の井野俊郎氏、3区自民・現職の笹川博義氏、4区自民・現職の福田達夫氏、5区自民・現職の小渕優子氏が優勢です。

 群馬1区では、共産・新人の店橋世津子氏、維新・元職の宮崎岳志が中曽根氏を追いかけますがかなりの開きがあります。2区では立憲・現職(比例)の堀越啓仁氏が「支持なし」層から51.2%、3区では立憲・現職(比例復活)の長谷川嘉一氏が66.7%を得て、自民党の現職候補を逆転しています。

■北関東ブロック(2)埼玉〜 苦戦が伝えられた枝野幸男・立憲代表は優勢を保持、15区のうち半数は投開票当日まで結果がわからない激戦区!

 激戦区が密集する埼玉では、2区(自民・現職、新藤義孝氏優勢)、4区(自民・現職、穂坂泰氏優勢)、5区(立憲・現職、枝野幸雄氏優勢)、6区(立憲・現職、大島敦氏優勢)、7区(立憲・現職、小宮山泰子氏優勢)、11区(自民・現職、小泉龍司氏優勢)、12区(立憲・現職、森田俊和氏優勢)、14区(自民・現職、三ッ林裕巳氏優勢)以外は、投開票日まで結果がわからない大接戦です。

 2区では自民・現職の新藤義孝氏が共産・新人の奥田智子氏を大きくリードしています。共産党は、小選挙区での勝利が難しくとも、独自候補を出せる小選挙区で少しでも多く票を稼ぎたいところです。奥田氏はジリジリと支持をあげ21%まできています。

 埼玉1区では、自民・現職の村井英樹氏が立憲・元職の武正公一氏をリードしています。武正氏は「支持なし」層から46.1%の支持を得て、村井氏の44.9%を逆転しています。

【埼玉3区】(草加市、越谷市)
立憲(重・現)山川 百合子 33.5 37.0 37.4 41.4
自民(重・現)黄川田 仁志 42.0 39.2 40.6 35.8 B+、B-、B-、C
N党(新) 河合 悠祐 – – 2.7 2.3

 埼玉3区では、立憲・現職(重)の山川氏が、自民・現職の黄川田氏を逆転しています。山川氏は大手メディアの調査では48.1%と、黄川田氏の49.7%にやや遅れをとっていますが、「支持なし」層から62.5%の支持を得ています。

■東京ブロック〜激戦区が目白押し! 共産・池内沙織氏は小選挙区で2議席目を獲得できるのか? 石原伸晃・宏高兄弟は落選危機! 菅直人元総理は刺客・長島昭久氏を返せるのか?

 激戦区が目白押しの東京ブロックですが、2区、4区、11区、13区、14区、16区、17区、20区、24区、25区の、あわせて10区で、それぞれ自民党現職が、野党候補よりも優勢に立っています。

 7区は立憲・現職長妻昭氏がややリード、9区は立憲・新人の山岸一生氏がややリードしています。しかし、上記以外の15区は、全て激戦区となっています。

 特に注目される選挙区を紹介します。

【東京1区】(千代田区、港区、新宿区)
立憲(重・現)海江田 万里 33.5 38.3 30.8 35.6
自民(重・現)山田 美樹 32.4 24.5 30.4 31.5 C+、D+、C+、C+
維新(新)小野 泰輔  7.9 6.1 6.2 10.0
無所属(新)内藤 久遠     - – – – –

 立憲・現職の海江田氏が、自民・現職(比例復活)の山田氏に追い上げられています。大手メディアの調査では0.1%差で山田足が逆転しています。「支持なし」層は海江田氏を57.9%支持しています。

【東京3区】(品川区、大田区、大島町ほか)
立憲(重・現)松原 仁 40.6 38.0 35.9 34.7
自民(重・現)石原 宏高 30.9 29.1 34.2 30.2 C-、C-、C+、C+
共産(新)香西 克介 – – – 13.2

 立憲・現職(重)の松原氏が、自民・現職の石原氏を際どい差ですが、終始リードしています。とはいえ、大手メディアの調査では、石原氏49.7%、松原氏36.6%と全く逆転しています。「支持なし」層は松原氏を55.0%支持しています。

【東京8区】(杉並区)
自民(重・現)石原 伸晃 36.4 28.8 33.2 34.3 B、B-、A-、B-
立憲(重・現)吉田 晴美 29.5 28.5 ー 33.7
維新(新)笠谷 圭司 5.4 8.4 10.3 5.0

 立憲・新人の吉田氏が、当選9回の実力者、自民・現職の石原氏を猛追しています。大手メディアの調査でも、吉田氏49.1%、石原氏42.0%と逆転しています。「支持なし」層は吉田氏を68.0%支持しています。

【東京12区】(豊島区、北区、板橋区、足立区)
公明(重・現)岡本 三成 19.3 25.7 24.7 30.1 B-、C+、C+、B-
共産(重・元)池内 沙織 18.9 25.9 27.3 27.3
維新(新)阿部 司 18.0 13.0 12.2 10.6

 共産・元職の池内氏が、公明・現職(比例)の岡本氏を猛追しています。共産党が沖縄以外でもう1議席を小選挙区で確保できるか注目の選挙区です。大手メディアの調査では、池内氏が4.1%リード、「支持なし」層は池内氏を47.3%支持し、岡本氏21.6%を逆転しています。

【東京15区】(江東区)
自民(重・現)柿沢 未途 23.7 21.7 22.8 25.7 -、-、C+、B
立憲(元)井戸 正枝 – – – 17.9
自民(元)今村洋史 26.7 30.3 25.0 11.6 B-、B+、B-、D+

 7人もの候補者が乱立する15区。秋元司氏の辞退後、保守系・柿沢氏が一歩リードする展開でした。しかし、ここにきて立憲・元職の井戸氏が急伸、大手メディアの調査ではトップに躍り出ました。「支持なし」層も46.3%が井戸氏を支持、2位の柿沢氏15%以上の差をつけています。

【東京18区】(武蔵野市、府中市、小金井市)
立憲(現)菅 直人 38.8 39.7 35.9 44.1
自民(重・現)長島 昭久 32.5 29.6 31.7 33.1 C、D+、C+、D+
無所属(新)子安 正美 – – – –
 
 立憲・現職の菅元総理を、自民党が送り込んだ刺客、自民・現職の長島氏が追っています。大手メディアの調査では、長島氏が逆転リードしています。「支持なし」層は63.3%が菅氏を支持しています。

■南関東ブロック〜千葉では2選挙区、神奈川では5選挙区、山梨では1選挙区が投開票日当日までわからない激戦! 無党派層の動向が大きく結果を左右!

 千葉では、1区では立憲・現職(比例復活)田嶋要氏、4区では立憲・現職の野田佳彦氏、8区では立憲・新人の本庄知史氏、10区では立憲・現職(繰り上げ)谷田川元氏の4名が優勢です。

 一方、2区では自民・現職の小林鷹之氏、3区では自民・現職の松野博一氏、5区では自民・現職の薗浦健太郎氏、6区では自民・現職の渡辺博道氏、7区では自民・現職の齋藤健氏、11区では自民・現職の森英介氏、12区では自民・現職の浜田靖一氏の7名が優勢です。

【千葉9区】(千葉市若葉区、佐倉市、四街道市ほか)
立憲(重・現)奥野 総一郎 33.3 40.6 38.7 40.8
自民(重・現)秋本 真利 40.4 30.6 36.9 35.9 B、C-、C+、C+

 千葉9区では、立憲・現職(比例復活)奥野氏が、終始、自民・現職の秋本氏をリードしてきましたが、ここにきて大手メディアの調査で、秋本氏に逆転され、暗雲がたちこめています。「支持なし」層は75.6%が奥野氏を支持しています。

【千葉13区】(船橋市、柏市、鎌ヶ谷市ほか)
自民(重・現)松本 尚 33.8 22.6 34.2 36.9 B-、C、B-、B
立憲(重・現)宮川 伸 29.6 30.5 30.7 31.0
維新(新)清水 聖士 8.0 12.2 10.0 10.7

 千葉13区では、自民・新人の松本氏がリードしてきましたが、ここにきて立憲・現職(重)の宮川氏との差が縮まってきました。大手メディアの調査でも1.5%差まで宮川氏が迫っています。「支持なし」層は41.5%が宮川氏を支持、松本氏27.7%、維新・新人清水氏30.8%に勝っています。

 神奈川も激戦区が目白押しです。

 神奈川1区では、立憲・現職(比例復活)の篠原豪氏、8区の立憲・現職の江田憲司氏、9区の立憲・現職の笠浩史氏、12区立憲・現職の阿部知子氏の4名が優勢です。

 一方、2区では自民・現職の菅義偉氏、3区自民・新人の中西健治氏、10区自民・現職の田中和徳氏、11区自民・現職の小泉進次郎氏、13区自民・現職の甘利明氏、14区自民・現職の赤間二郎氏、15区自民・現職の河野太郎氏、17区自民・現職の牧島かれん氏、18区自民・現職の山際大志郎氏の9名が優勢です。

 残りの5つの区はいずれも接戦です。特に注目される2つの区を紹介します。

【神奈川4区】(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)
無(保) 浅尾 慶一郎 30.7 25.4 26.9 30.2
立憲(重・現)早稲田 夕季 24.9 28.5 28.6 27.6
自民(重・現)山本 朋広 21.9 20.3 21.5 17.9 C-、C-、C、D+
維新(新)高谷 清彦 – 5.6 4.1 3.8
無所属(新)大西 恒樹 1.7 0.4 1.5 1.1

 5名もの候補が出馬している4区ですが、保守系無所属・元職の浅尾氏と、立憲・現職の早稲田氏の争いに絞られてきたようです。早稲田氏は、大手ディアの調査では浅尾氏を0.5%リード、「支持なし」層は早稲田氏43.0%、浅尾氏39.8%です。投開票日当日まで勝敗の行方がわかりません。

※大西恒樹氏は、れいわ新選組に所属していた、2020年7月に「命の選別」発言を行い物議を醸しました。IWJは以下のように取材しています。

※大西つねき氏「命の選別」発言に「恐怖」する木村英子議員を「クズ」呼ばわりする自称「れいわ支持者」!! なぜこれほど大西擁護者が多いのか!? 大西氏がどれほど言い回しを変えても「安楽死の4要件」を満たさない「命の選別」は犯罪としての殺人に他ならない! 2020.7.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/478720
 
【神奈川16区】(相模原市緑区、相模原市南区、厚木市ほか)
立憲(重・現)後藤 祐一 37.8 39.0 40.5 40.6
自民(重・現)義家 弘介 41.2 35.5 39.9 35.2 B-、C+、C+、C

 立憲・現職(重)の後藤氏が、自民・現職の義家氏を逆転、リードしています。大手メディアの調査でも後藤氏がリード、「支持なし」層も後藤氏を76.6%支持しています。

 山梨2区では、自民・現職の堀内詔子氏が優勢です。

【山梨1区】(昭和町、甲府市、韮崎市ほか)
自民(重・現)中谷 真一 37.2 38.4 38.8 39.9 C+、B-、B-、B-
立憲(現)中島 克仁 37.8 38.2 38.2 39.7
NHKと裁判(新)辺見 信介 – 1.4 2.6 2.6

 山梨1区では、立憲・現職中島氏と自民・現職(重)の中谷氏の差がほとんどなくなっています。大手メディアの調査では、中谷氏がややリードしていますが、「支持なし」層は中島氏を59.7%支持しています。

■北陸信越ブロック〜新潟5区、元県知事同士の戦いは米山隆一氏に軍配か!? 新潟、石川、長野でそれぞれ立憲新人と立憲・現職候補が、自民党候補を猛追!

 新潟1区では立憲・現職の西村智奈美氏、4区では立憲・現職の菊田真紀子氏、5区では無所属の米山隆一氏が優勢です。

【新潟5区】
無所属(新)米山 隆一 34.7 37.3 36.3 38.4
自民(重・現)泉田 裕彦 26.8 31.2 28.3 27.0 C、C、C-、D+
無所属 森 民夫 20.9 14.9 17.1 19.8

 5区は、元新潟県知事同志の対決となり、注目されています。無所属で出馬した米山氏が、自民・現職の泉田氏を突き放しています。米山氏は、大手メディアの調査結果でも、「支持なし」層の支持でも、泉田氏を上回っています。

 一方、2区では自民・現職(比例復活)細田健一氏が、3区自民・現職(比例復活)の斎藤洋明氏が優勢となっています。

【新潟6区】
立憲(重・新)梅谷 守 32.7 34.7 36.8 43.3
●自民(重・現)高鳥 修一 44.5 38.5 37.0 36.6 A-、B-、B-、C
無所属 風間 直樹 – – 8.8 –

 新潟6区では、自民・現職の高鳥氏がずっと優勢でしたが、ここにきて立憲・新人の梅谷氏が追い上げて逆転しました。梅谷氏は大手メディアの調査、「支持なし」層の支持でも、高鳥氏を上回っています。

 富山はほぼ「無風」状態です。1区は自民・現職の田畑裕明氏、2区は自民・新人の上田英俊氏、3区は自民・現職の橘慶一郎氏が優勢です。

 石川でも1区は自民 ・新人の小森卓郎氏、2区は自民・現職の佐々木紀氏が優勢ですが、3区は少し動きがあるようです。

【石川3区】(七尾市、輪島市、珠洲市ほか)
自民(重・現)西田 昭二 36.4 39.3 36.0 40.7 C+、C+、C-、B-
立憲(重・現)近藤 和也 40.8 44.1 45.5 39.0
無所属 倉知 昭一 – – – –

 3区では、自民・現職の西田氏と、立憲・現職(比例復活)の近藤氏が大接戦を繰り広げています。近藤氏は、大手メディアの調査では0.6%西田氏を上回り、「支持なし」層からは75.0%の指示を得ています。

 「原発銀座」を抱える福井も「無風」です。1区は自民・現職の稲田朋美氏、2区は自民・現職の高木毅氏が優勢です。大手メディアの調査でも両氏の優位は不動ですが、「支持なし」層は、1区では立憲・新人の野田富久氏を61.4%、2区では立憲・現職(比例復活)の斉木武志氏を80.0%が支持しています。

 長野では、1区は立憲・現職の篠原孝氏、2区は立憲・現職の下条みつ氏の2名が優勢です。

 一方で、3区は自民現職の井出庸生氏、4区は自民現職の後藤茂之氏の2名が優勢です。

【長野5区】(飯田市、伊那市、駒ヶ根市ほか)
自民(重・現)宮下 一郎 42.0 41.7 41.9 38.8 B、B-、B-、B-
立憲(重・現)曽我 逸郎 36.5 39.1 41.8 38.4

 5区では自民・現職の宮下氏が優位でしたが、ここにきて立憲・新人の曽我氏との差がほとんどなくなっています。大手メディアの調査では曽我氏が宮下氏を10%以上リード、「支持なし」層も71.0%が曽我氏を支持しています。