「命の選別」発言でれいわ新選組を除籍された大西つねき氏をめぐり、れいわ支持者、大西氏支持者、さらにはれいわ新選組の所属メンバーの間でも波紋が広がっている。
(IWJ編集部)
特集 ナチスと同じく、生命の選別をしようとする者ども! 大西つねき、大久保愉一、山本直樹、成田悠輔、松井一郎、馬場伸幸、植松聖、麻生太郎!! 彼らの思想も政策も許さない!
※これはIWJ日刊ガイド2020.7.24日号~No.2871号に掲載された記事を加筆・修正したものです。
「命の選別」発言でれいわ新選組を除籍された大西つねき氏をめぐり、れいわ支持者、大西氏支持者、さらにはれいわ新選組の所属メンバーの間でも波紋が広がっている。
記事目次
ALSの重度障害を持つ、れいわ新選組の参議院議員・船後靖彦氏は、2020年7月16日に発表した声明で以下のように述べた。
「一度、大西氏のいうように『順番として高齢の方から』という線引きを許してしまえば、その対象は、あらゆるところに広がっていきます。最初は高齢者、次は障害者、難病患者、稼げない人・・・・。私は、進行性の難病があり、人工呼吸器を使わなければ、寿命が尽きています。大西氏の表現する『順番』通りで言えば、すでに線引きの対象にされていたことでしょう」
昨年の参議院選に立候補した、れいわ新選組東京10区総支部長の渡辺てる子氏は17日、「船後議員の声明の内容は、私の考えそのものです」と、ツイートで表明している。
同じく自らが重度障害を持つ、れいわ新選組の参議院議員・木村英子氏は、7月15日に声明を発表した(以下抜粋)。
「今回の大西氏の『命、選別しないとだめだと思いますよ。はっきり言いますけど、その選択が政治なんですよ』という発言を聞いて、施設にいた頃の私のトラウマを思いだし、背筋がぞっとしました。
『命の選別』それが政治によって決められる世の中になったら、常時介護の必要な重度障害者の私は真っ先に選別の対象になるでしょう」
「『命の選別』、この言葉は、私が幼いころから抱いていた、『殺されるかもしれない』という避けがたい恐怖を蘇らせました。大西氏の発言は、自分の命を人に預けなければ生きていけない人たちにとって、恐怖をあたえる発言であり、高齢者だけではなく障害者も含めた弱者全体を傷つけた暴言であると思います」
ところが、この木村氏の声明に対して、一部の「れいわ支持者」と思われる人物から、驚くべき罵詈雑言が、ツイッター上で発せられた。
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