日刊IWJガイド・非会員版「各社世論調査暴落の菅政権支持率! 野党受け皿!? IWJ今期残り12日! 赤字予想約1200万円! 設立以来の財政危機にご支援を!」2021.07.20号~No.3232号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~メディア各社の世論調査で暴落する菅政権の支持率! 五輪、ワクチン、コロナ対策すべてが批判されている今、野党は受け皿になれるか!? IWJの今期第11期も残り12日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1158万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!
■「少しでも良い世の中に」「記者会見でハッキリと質問してくれた」「IWJの頑張りに期待」「岩上さんのインタビュー、大変勉強になります」~皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます! ご寄付をいただいた皆さまのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!
■【中継番組表】
■<インタビュー報告>岩上安身による上昌広医師のインタビュー「デルタ株拡大、『第5波』のなかで迎える東京五輪の開催決行 懸念される日本の脆弱な検査体制とワクチン接種の遅れ」を中継しました
■東京五輪大会組織委が南アの発表を受けて渋々17日の選手村での感染者をサッカー南ア代表と公表! 22日の日本戦を目前に濃厚接触者は21人! 英ガーディアンは英国陸上チームの6人と関係者2人が東京行き航空機内でコロナ感染者と濃厚接触、来日翌々日に判明し、自主隔離で大混乱と報道!
■デルタ株蔓延で新規感染者が1日5万人の英国で、19日からほとんどのコロナ規制を解除! 直前にワクチン2回接種完了の保健相が陽性になり、接触者のジョンソン首相も自主隔離! 他方インドネシアではワクチンを接種した医療従事者の感染・死亡で中国製ワクチンに疑念が! モデルナ製ワクチンを追加接種!
■<本日のタイムリー映像公開>本日午後5時から、7月6日に収録した「米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員」を公開します! 明日は午後3時から岩上安身による須川清司氏インタビューの続編を生配信!
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■はじめに~メディア各社の世論調査で暴落する菅政権の支持率! 五輪、ワクチン、コロナ対策すべてが批判されている今、野党は受け皿になれるか!? IWJの今期第11期も残り12日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1158万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 7月14日のこの日刊IWJガイドで、菅政権の内閣支持率が読売新聞の世論調査で全国で37%、東京に限ると28%にまで落ちているとお伝えしましたが、その他のメディアの世論調査でも、内閣支持率が暴落していることが明らかになりました。

※はじめに~ 「デルタ株の登場で、ワクチンを打てばすべて解決するといったシナリオは崩れた」とロイター!菅政権の支持率が7月都内で28%に急落!「五輪リスク」と「政治リスク」で海外投資家が逃げ出し、株価もダダ下り! IWJの今期も残り18日! コロナ禍で設立以来最大の財政危機状態にあるIWJは、現在約1200万円の大規模赤字! どうか緊急のご支援をお願いいたします!
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/49092#idx-1

 16日時事通信は、「時事通信が9~12日に実施した7月の世論調査で、菅内閣の支持率は前月比3.8ポイント減の29.3%で、不支持率は5.6ポイント増の49.8%となった」と報じました。

※菅内閣支持29.3%、発足後最低 初の3割割れ―時事世論調査(時事ドットコム、2021年7月16日)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021071600774&g=pol

 17日の毎日新聞では、支持率は30%で、不支持率は62%でした。

※菅内閣の支持率30%、発足以来最低 毎日新聞世論調査(毎日新聞、2021年、7月17日)
https://mainichi.jp/articles/20210717/k00/00m/010/162000c

 18日付け共同通信では、支持率35.9%、不支持が49.8%でした。

※菅内閣支持35%で最低 8ポイント急落、不支持は49%(共同通信、2021年7月18日)
https://nordot.app/789463611822800896?c=39546741839462401

 また、同じく18日の朝日新聞の世論調査では、支持率が31%、不支持は49%でした。

※菅内閣支持率、過去最低の31%に 朝日世論調査(朝日新聞デジタル、2021年7月18日)
https://www.asahi.com/articles/ASP7L756DP7HUZPS005.html

 19日付けテレ朝ニュースでは、「ANNの世論調査で菅内閣の支持率が29.6%」、「『支持しない』は46.1%」と報じています。

※ANN世論調査 内閣支持率29.6%政権発足以来最低に(テレ朝 news、2021年7月19日)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000222969.html

 19日付け産経新聞の、FNNとの合同世論調査では、支持率が39%、不支持が55.5%でした。

※内閣支持率、今年最低39%、ワクチン接種「順調でない」7割超す(産経新聞、2021年7月19日)
https://www.sankei.com/article/20210719-LBFPPBPAM5P2FAN7U5YUAUVY5M/

 いずれも前回の6月の世論調査より、大きくポイントが下落しています。

 共同の世論調査では、東京五輪の開催について87%の人が不安を感じていると答えています。

 また、政府による金融機関や酒類販売業者からの飲食店への働きかけに対して、毎日の調査では74%が産経の調査でも74.2%が、問題があったと答えています。

 ワクチン接種の遅れについても、時事の調査で71.5%が、共同の調査で58.5%が、産経の調査では70.5%が遅いと感じています。

 各社の調査内容からは、やることなすこと失政続きの菅政権への失望ぶりがうかがえますが、一方で時事の調査によると、前回よりもポイントを減らしながらも、政党別の支持率は自民が21.4%で、立憲民主の4.5%や共産の1.8%を大きく引き離しています。

 63.9%を占める「支持政党なし」が次回の衆院選でどのような意思表示をするのでしょうか。菅政権のままでは命と健康が脅かされると考える多くの有権者にとって、立憲野党が信頼にこたえられる存在であってほしいものです。

 連日ご報告しておりますが、IWJは現在、設立以来最大の財政危機状態に陥っています。

 IWJの今期最後の月となる7月は、今期6月までの累積の不足額から算出したご寄付・カンパの新たな目標金額を、1329万1661円としなければならなくなりました。

 7月1日から16日までの16日間で、102件、目標額の12.8%にあたる170万5000円のご寄付を頂戴しています。

 コロナ不況が深刻化する中、ご寄付をくださった皆さま、本当にありがとうございます。岩上安身とIWJスタッフ一同、心からお礼を申し上げます。

 一方で、IWJの今期期末となる7月31日までは、残り12日しかありません。この12日間で、あと約1158万円のご寄付・カンパが必要となっています。

 今期、このままの状態で、約1200万円近い赤字に転落すれば、8月以降の来期は、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。

 ご存知の通り、日本社会をハンドリングしている支配層が狂気と無責任に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。

 気味の悪い、言論弾圧の予兆はIWJにも迫りつつあります。

 日刊IWJガイド7月15日号でお知らせしたように、YouTubeの動画サイト、IWJのアカウントがYouTube側から以下の理由で一時公開(来週の20日まで)できなくなっています。

——-
・お客様のコンテンツがポリシーに違反している理由

社会的距離や自己隔離に関する地域の公共衛生機関や世界保健機関(WHO)のガイダンスの有効性を明確に否定し、そのガイダンスに反した行動を人々に取らせる恐れがあるコンテンツは、YouTubeで許可されていません。
——-

 該当動画は、世界中の外国人特派員が参加した、日本外国特派員協会で行われた記者会見の全編動画で、その同じ会見の動画は、日本外国特派員協会の公式YouTubeページにはアップされており、削除されていません。記者会見の内容も、YouTubeのポリシーに違反していると思えず、再審査請求を行いました。

 今現在、YouTubeチームからの返答はまだありません。

 該当の動画は、Vimeoの動画にさしかえてフルオープンでIWJサイトにある下記URLから御覧いただけるようにしてあります。YouTubeチームの削除判断が正しいかどうか、ぜひ、多くの人々に見ていただき、確かめてもらいたいと思います。FCCJ側のURLは以下の通りです。ぜひ見比べてみてください。

※Press Conference: Why the Government’s COVID Response went astray by Masahiro Kami(YouTube、2021年6月23日)
https://www.youtube.com/watch?v=ldszZSRyoik

※外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除! しかし主催の外国特派員協会の方のYouTube動画はそのまま!この不公平は何か!? 2021.7.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494427

 上昌広先生には、YouTube側の理由によってIWJアカウントの上昌広先生の記者会見が、公開できなくなった旨報告したところ、「ありがとうございます。誰かがいったのでしょうね。呆れた対応ですね」。と怒りの返事をIWJに返信されました。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 また、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。

 まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

 多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 今期、IWJが大幅に赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

 日本は今、コロナ禍の陰で、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで日本は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。この事実を、マスメディアは本気で国民に知らせようとしていません。

 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「刺し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

 その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」として都合よく使われ、米中の覇権争奪の最前線の戦場とされてしまう悲惨な事態です。日本がうっかり配備しようとしているミサイルは、中露を強く刺激しており、日本はいきなりミサイル軍拡で中露を相手にしなければならなくなる恐れがあります。

 大手メディアは、まともにこうした危険性を十分に伝えようとせず、あろうことか、改憲CMを無制限に受け入れて改憲に加担するだけでなく、金儲けすらもくろんでいます。

 そんな「改憲ビジネス」にどっぷりつかった記者クラブメディアに、真実の報道や論評は期待できるはずがありません。

 従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目にあわされる可能性があるという事実をまったく知らされていません! ですからなおのこと、IWJは使命感を持って徹底的にこのミサイル軍拡問題を直視し、正面からお伝えしていかなければと思っています!

 6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます! IWJがなくなれば、こうした破滅的戦争への危機について報じ、警告を発し続けるメディアはなくなってしまう怖れがあります!

 改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 どうぞ、今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、緊急のご支援、応援をよろしくお願いいたします!

 IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

 また、お知り合いの方にぜひIWJの存在や活動について、口コミやSNSを通じて、広めていただき、会員となって支えてくださるようにお伝え願います! どうぞご協力をお願いいたします。IWJはまだまだ、一般に認知されていないメディアです。広く知られることで、IWJのお伝えする情報の価値に気づく方も増えてくると思います。

 一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1100円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 6月30日時点の会員数は3691人、このうちサポート会員の方は1293人です。一年前と比較して、会員総数が957人減、サポート会員は304人減と、IWJの経営もコロナ禍の直撃を受けています。創立以来、これほどの会員減は経験したことがありません。未曽有の危機です。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります!

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください!

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 IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

 会員の皆さま、一部、会費を納め忘れている方がいらっしゃいます! ぜひ、急ぎお納めいただき、有効会員として「復活」してください!

 現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方も、 会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます! ぜひ、再開をお願いいたします!

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■「少しでも良い世の中に」「記者会見でハッキリと質問してくれた」「IWJの頑張りに期待」「岩上さんのインタビュー、大変勉強になります」~皆さま、温かい応援のメッセージをありがとうございます! ご寄付をいただいた皆さまのメッセージを感謝を込めてご紹介させていただきます!

 経営危機にあるIWJにご寄付をくださった皆さまから、温かい応援のメッセージを頂戴いたしました。ここに感謝を込めてご紹介させていただきます。

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ますます厳しい世の中になりつつありますが、少しでも良い世の中になりますよう、市井メディアに僅かではありますが助力したいと思います。(M.H. 様)

記者会見で国民に知ってほしい事をハッキリと質問してくださったから(松田新一郎の娘 様)

必要な情報必要な時に伝えてくれるから。(Y.R. 様)

一般メディアの劣化が目を覆うばかりです。真実・事実が伝えられていません。今何が起きているのかをしっかり伝えていただいて、主権者国民がそれぞれに判断できるようにしなければ、民主主義が育ちません。IWJの頑張りに期待しています。(土井 由三 様)

IWJの危機(M.N. 様)

iwjの継続を希望(フジイ タカシ 様)

ボーナス出たから。(O.S. 様)

現在サポート会員です。毎日、在宅勤務の合間に体操しながら岩上さんのインタビューを聞いています。大変勉強になります。特に、田代先生、孫崎先生、望月さん、最高!自民党の悪政を一刻も早く終わらすべく、今後も活動していただきたいので、寄付しました。メルマガも気に入っています。今日のスクープ(富岳が「変異株」を前提にしていなかった)もぶっ飛びました。ふざけるな!自民党に忖度しているのだろう!給料の3分の1をショバ代(自助というなら、税金ではなく、ショバ代ですよね)としてとられている、しがない会社員ですが、これからも応援させていただきます(N.T. 様)

政治があまりにもひどいから(タカサキ アキラ 様)

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 皆さま、メッセージをありがとうございます。これからもどうぞIWJを応援してください。よろしくお願いいたします。


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◆中継番組表◆

**2021.7.20 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch6】10:55メド~「西村康稔 新型コロナ対策担当大臣 記者会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 西村康稔 新型コロナ対策担当大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた新型コロナ対策担当大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e5%af%be%e7%ad%96%e6%8b%85%e5%bd%93%e5%a4%a7%e8%87%a3
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【IWJ・Ch5】11:00メド~「田村憲久 厚生労働大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 田村憲久 厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9a%e7%94%9f%e5%8a%b4%e5%83%8d%e5%a4%a7%e8%87%a3
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【タイムリー映像公開 951・IWJ】17:00~「米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

 7月6日に収録した、岩上安身による須川清司氏インタビューを配信ページで公開します。これまでIWJが報じてきた安全保障関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/securitytreaty

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494064

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◆中継番組表◆

**2021.7.21 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】15:00~「岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビュー」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 岩上安身による東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた須川清司氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e9%a0%88%e5%b7%9d%e6%b8%85%e5%8f%b8

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

兵庫県知事選・ 無所属 斎藤元彦候補 街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494408

兵庫県知事選 金田峰生候補 街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494454

兵庫県知事選 前副知事 金沢和夫候補 街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494422

兵庫県知事選 斎藤元彦候補 街頭演説
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494451

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■<インタビュー報告>岩上安身による上昌広医師のインタビュー「デルタ株拡大、『第5波』のなかで迎える東京五輪の開催決行 懸念される日本の脆弱な検査体制とワクチン接種の遅れ」を中継しました

 7月18日、午後7時半から、岩上安身による上昌広医師インタビューを行いました。先日もお知らせしたように、IWJのYouTube動画削除および1週間停止のため、ツイキャスのチャンネル5で中継しました。ご不便をおかけして申し訳ありません。

 実は削除された動画は、上昌広医師が外国特派員協会で会見した動画です。FCCJのYouTubeチャンネルに掲載されている同じ会見動画は削除されていません。インタビュー冒頭、岩上より、削除されたFCCJのYouTube動画の件をお話しさせていただきました。

 詳細は以下の記事でぜひお読みください。YouTubeから削除された動画もこちらにあります。

※外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除! しかし主催の外国特派員協会の方のYouTube動画はそのまま!この不公平は何か!? 2021.7.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494427

※日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚がすべて決めている!~6.23日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見 ― 政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由 2021.6.23
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493537

 インタビュー本編では、日本で第5波となる感染が拡大し、世界でも再び感染が拡大する中で、東京五輪が強行開催されようとしていることについて上医師にうかがいました。

上医師「五輪をやっちゃいけないとは言いません。リスクがあってもやる、ということはありえますから。しかし、リスクを正確に知った上でやらないと。ずっと前から、今の時期に流行することはわかっていたんですから」

 上医師は英国で開催されたサッカーのヨーロッパ選手権に触れてきちんとした感染症対策をしていれば、ちゃんと五輪はできたはずだと指摘しました。

 インドで最初に検出され、英国、欧州、米国、そして日本でも急速に増加しているデルタ株について、注目すべき点があると上医師は指摘しました。

上医師「デルタ株で注目すべきは、アジアで欧米並みの感染を起こしていることですね。インドが欧米並みの感染爆発を起こしました。今、南アジア、東南アジアでも同じことが起こっている。これが東アジアでどうなるのか」

 これまで、東南アジア、東アジア、オセアニアなどでは、コロナ感染が欧米に比べてはるかに少ないのですが、その理由はわかっていません。そのため、「ファクターX」と呼ばれてきました。デルタ株はこの「ファクターX」を突破する可能性があると上医師は述べました。

上医師「南アジア、東南アジアなどではすでにファクターXは突破されています。東アジアでは中国、台湾は水際で成功しましたけれど、日本や韓国がどうなるかはまだわかりません」

 五輪組織員会は日本における7月の「感染拡大は想定外」だと述べていますが、実は上医師は1月27日に行われた岩上安身によるインタビューで、夏、ちょうど東京五輪の頃に大流行すると予測し、的中させました。

※世界累計感染者1億人超! もはや検査抑制・ワクチン頼みの菅政権は対処不能!? 抗体回避し再感染力持つ恐れあるコロナ変異株が世界で続々発生! 『第2次パンデミック』到来! ~岩上安身によるインタビュー 第1029回 ゲスト 医療ガバナンス研究所理事長・上昌広医師 2021.1.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/488854

上医師「1月の段階で、北半球・南半球で同時に流行したんですね。これは季節性以外には説明しにくいな、と。コロナはそもそも夏の風邪です。6月ぐらいに流行ります。春に世界中同じように流行したので、季節性だろうと考えていました。少なくとも(2021年の)3月には想定できたはずです」

 季節変動性をもつ新型コロナウイルスの感染を抑制するのは、科学的な知見にもとづいた感染対策だと上医師はいいます。感染対策をきちんとすれば、ピークを下げることができるのです。韓国は日本と同じ時期に流行していますが、感染対策が日本とはまったく違うので、かなり感染を少なく抑えることに成功しています。上医師は、日本の感染対策は観測を放棄している、と嘆きました。

上医師「科学は観測にもとづくものです。日本は観測を放棄したんですね。観測、つまり、PCR検査です。濃厚接触者だとか、クラスター対策だとか、観測をしないで思いつきでやっています。モデル研究といいますが、モデルは未知のものには当てはまらないんです」

 厚生労働省のPCR検査抑制政策については、上医師は昨年からずっと問題にして来ました。

 IOCのトーマス・バッハ会長の言動に批判が集まっている件について、上医師は、日本人はもっとちゃんとバッハ会長に対して言わなければいけないと言いました。

上医師「日本人は大人の対応をしないといけません。東京は会場を提供している立場です。バッハ会長に、五輪を延期したらリスクは随分減ると言わなきゃいけない。日本はIOCの奴隷だと世界は見ています。日本人は菅総理を叩いているが、バッハに抗議しないといけません。

 本当に国際感覚が欠如しています。日本がオリンピックをやめろとか延期しろとか、バッハに言わないといけないですね。正式に秋の開催を提案した文書を出せば、世界中のメディアが取り上げたと思います。『日本人は12歳』です」

 「日本人は12歳」とは、日本人はまるで子どものようだという意味のマッカーサーのセリフです。

上医師「日本に足りないのが世界的な視点です。同じ時期にイギリスでサッカーやっています。あれで死者が増えたわけではありません。日本は被害者というよりも『(頭が)足りない人たち』だと見られているのです。

 日本はオリンピックやるのにワクチンも打てていない。先進国の中でも圧倒的に遅いですね。一カ国だけ遅いというのは人災です。ちゃんと対応していたら、(東京五輪は)欧州選手権並みにはできたはずなんですね。バッハはそう見ていると思いますよ」

 7月に入って、東京五輪関係者の感染が毎日のように新しく報告されています。7月1日以来、58人の感染者が出ている件についてうかがいました。

岩上「選手村ですが、毎日抗原検査をしていると。そこで陽性になるとPCR検査、という順なんですね。なぜ最初からPCR検査をしないのでしょうか」

上医師「抗原検査はクリニックなどで、その場でわかるのが便利です。PCRははるかに精密で感度が高いんですが、結果が出るまでに時間がかかります。

 ただし、抗原検査は無症状の人にはガクンと感度が落ちます。半分しか検出できません。選手村では無症状の人が多いでしょうから、抗原検査ではだめですね。世界と違うことをやっています。間違ってきたことを正せないんです。

 スクリーニングは高感度でやらないといけないのですが、厚労省は、抗原検査の在庫を抱えています。抗原検査の試料が余っているんじゃないですか。消化しているんだと思いますよ」
 
 間違った政策をいつまでもそのまま踏襲し続け、さらに事態を悪化させるお役所仕事の成れの果てというべきでしょうか。上医師はこうした厚労省のやりかたはアスリートをリスクに晒していると批判しました。

上医師「オリンピックは、ワクチンを打ってない選手も多いんですね。体調に与える影響を嫌うんです。それはもっともなことです。

 アスリートは心肺機能が大事ですから、コロナにかかりたくないんです。私のところにも相談が来ますが、PCR検査をしてほしいという選手の声を踏みにじっています。

 抗原検査で半分見逃しているなかで、1名陽性者が出るなら、もっと水面下にいるはずだとだれでも思いますよね。最初から精度の高いPCR検査を毎日やっていれば、全然、違ったはずです。

 ボランティアや運営スタッフなど、いろんな人が出入りします。58人というのは抗原検査で出た数だから、実際はもっと多いはず。誰が見ても氷山の一角です。この時期はコロナが流行するので、今後もっと増えると思いますよ。

 もうすでにかなりの人がかかっていると思います。政府はもう怖くてPCRできないでしょう。こうなると、重症者が出るまで、蓋をし続けるんでしょうね」

 実際、東京は感染が急拡大していますが、PCR検査と抗原検査をあわせても1日あたりの検査数は8000件弱(7日間移動平均)とほとんど増えていません。いたずらに陽性率が上がっていくばかりです。7月18日の陽性率は8.9%でした。

上医師「台湾は一回水際で失敗した時に、わずか2週間で、日本のPCR検査数を抜きました。本気になればすぐにできることなんですね。(厚労省は)本当にやる気になっていないんでしょうね。今からPCR検査をやると自分たちが間違っていたということになる。なんとか自分たちは悪くない、ということにしたいんです。

 普通は方向転換して、間違いだから改めたといえば済むことですが、この件全体で、厚労省がおかしい。おかしいのに、厚労省の事務次官や医務技監は辞めないでしょう。立派な人はいるのに、戦前の陸海軍のような体質です」

 PCR検査の抑制については、厚労省の医系技官が打ち出した政策だと言われています。

上医師「尾身さんや(この期に及んで五輪は中止すべきなどと言いだした)岡部信彦氏は、クラスター対策だとか検証もされていない奇策を採用して、PCR抑制を主導して来た感染症ムラの人、いわば『A級戦犯』です。この人たちがきちんとPCR検査をしなかったので、こうなっているんです。この人たちが、検査しなかったことで感染を蔓延させた、そこをちゃんと検証しなきゃ。

 外で感染症対策をリードしている人たちは、ちゃんと学術論文を書いています。尾身先生は自治医大で助手をやっていたときに書いた1本しか原著論文がないんですね。行政官だから。ファウチ氏は論文の数が、1000本くらいあります。

 (日本の場合、研究者でもない人を)専門家として担いだらこうなるということです。役所のOBを『専門家』と呼んでやっているにすぎません」

 日本では「3密」「飲食」が危険だと言われて来ましたが、上医師は最新の研究では非常に細かく長時間空中に滞留する「エアロゾル」による空気感染が重視されていると言います。

 咳やくしゃみで発生する「飛沫」の直径は0.02~0.05mm程度ですが、エアロゾルの直径はその10分の1。最大で3時間程度、感染性を維持しながら空中を浮遊し、長距離を移動するといいます。

上医師「屋外飲みですが、公園である程度距離をとって普通の声量で話している分にはあまりリスクはないと思いますよ。常に喚起されている状態で外気で希釈されますから。

 犬の散歩とかジョギングでもマスクをする意味はあまりないと思います。むしろ、これから熱中症リスクの方が心配です。

 屋外で感染した事例は非常に少ないんです。中国の研究では数千件の中に1件あっただけでした」

 そうだとすれば、「三密」対策よりも強制換気が重要だということになります。最近の研究では、ちゃんと換気され感染対策が取られた飲食店での感染は全体のわずかだとされています。

 ワクチンはデルタ株なども含め、本当に有効なのでしょうか。米CDCのワレンスキー所長は、過去6カ月間、新型コロナウイルスによる死者のほぼ全員がワクチン未接種だったと述べでいます。米国の多くの州で、死亡者の99%超はワクチン未接種だったとみられています。

上医師「米国がこういう調査結果を出して来たのは初めてだと思います。アメリカはワクチン接種は5割ぐらいから頭打ちですね。1割は反ワクチンの信念を持って打たないんです。無関心層が3割。反ワクチン派への対抗言論をあえて出して来たのだろうと。

 日本もワクチン接種が進めば将来こうなります。ワクチンの接種率は国家への信頼度とほぼ相関するといわれています。主要国の中で日本は最もワクチン接種率が低い。低いから(コロナ対策が)迷走したとも言えますが。

 ワクチン接種率が低い国は、第2次大戦の敗戦国ですね。国民皆保険制度は負けた国でできました。日本も早晩アンチワクチンの動きが出てくると思います」

 上医師は、日本の感染症対策を差配して来たのは、行政官、テクノクラートであって、本当の意味での専門家ではなかったその結果が今であり、テクノクラートの質で負けたのだと指摘しました。日本人が本気でこの状況を変えたいと思い、声をあげなければ、いつまでもこのまま負け続けるのだということです。

 詳しくはぜひ、インタビュー全編を御覧ください。20日はツイキャスの動画を公開しています。その後はVimeoでも公開します。

※2021.7.19 岩上安身による上昌広医師インタビュー / IWJ・Ch5
https://twitcasting.tv/iwj_ch5/movie/692924703

■東京五輪大会組織委が南アの発表を受けて渋々17日の選手村での感染者をサッカー南ア代表と公表! 22日の日本戦を目前に濃厚接触者は21人! 英ガーディアンは英国陸上チームの6人と関係者2人が東京行き航空機内でコロナ感染者と濃厚接触、来日翌々日に判明し、自主隔離で大混乱と報道!

 東京五輪開幕を目前に控え、混乱が続いています。

 東京五輪大会組織委員会は18日、「コロナ対策、暑さ・天候対策に関する記者ブリーフィング」を開催しました。組織委が発表した「コロナ対策」は次の通りです。

・出国時に2回、入国時に1回空港でPCR検査を行い、入国した後も毎日検査を行う

・手の消毒とマスクの着用を、ワクチンを打っていたとしても徹底してもらう

・競技会場ではアスリートとスタッフの導線を完全に分離、また、ソーシャルディスタンスを確保したミックスゾーンの設置

・選手村においては、過去大会においては様々な方が激励などで選手村を訪れていたが、東京2020大会では認めない。また、部屋には換気ができるようにすべてのベッドルームに窓があり、2方向に換気ができる。食事の提供については、調理スタッフがサーブすることで安全性を担保しているほか、1階と2階で同じメニューを提供することで密を避け、1つの時間に集中しないような提供時間、場合によっては食事を部屋に届けて部屋で食べてもらう提供方法を実施

・熱などの症状があった場合は、区画された場所でPCR検査を受けてもらう

・隔離された待機スペースを用意し、少しでも疑いのある方は陽性になる前から隔離する

・陽性が出た場合はすぐに隔離を行うといった事態対応をシステマティックに行うことが最も重要である

※コロナ対策、暑さ・天候対策に関する記者ブリーフィングを開催(TOKYO2020、2021年7月18日)
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210718-03-ja

 しかし、英メディア『ガーディアン』は18日付け記事で「チームGB(IWJ注:英国選手団のブランドネーム、GBはGreat Britainの略)の陸上競技の6人の選手と2人のスタッフが、東京へ向かう飛行機の中で新型コロナに感染した一般市民と濃厚接触し、自己隔離を余儀なくされて英国チームの五輪準備が大混乱に陥った」と報じました。

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■デルタ株蔓延で新規感染者が1日5万人の英国で、19日からほとんどのコロナ規制を解除! 直前にワクチン2回接種完了の保健相が陽性になり、接触者のジョンソン首相も自主隔離! 他方インドネシアではワクチンを接種した医療従事者の感染・死亡で中国製ワクチンに疑念が! モデルナ製ワクチンを追加接種!

 新型コロナデルタ株の蔓延で、世界的な感染拡大が続いています。

 ジョンズ・ホプキンス大学のデータベース「COVID-19 Dashboard」によると、世界の1日あたりの新規感染者は、4月の終わりをピークに下がり続けていましたが、6月下旬から再び増加し始めました。

 7月19日時点での世界の感染者数は、累計で1億9044万人あまりとなっています。

 感染者が多いのは、米国の3408万人、インドの3114万人、ブラジルの1937万人、フランスの593万人、ロシアの588万人、トルコの553万人、英国の545万人と続きます。

※COVID-19 Dashboard by the center for Systems Science and Engineering(CSSE)at Johns Hopkins University(JHU)
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/dashboards/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

 その英国で、19日から新型コロナウイルス感染抑制の大半の措置とイングランド地域のロックダウンが解除されました。

 ほとんどの法的規制が撤廃され、集会への参加人数制限はなくなり、ナイトクラブなども営業が再開されますが、濃厚接触者の自主隔離は継続されます。

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■<本日のタイムリー映像公開>本日午後5時から、7月6日に収録した「米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員」を公開します! 明日は午後3時から岩上安身による須川清司氏インタビューの続編を生配信!

 IWJでは現在、7月15日から1週間、IWJのYouTubeチャンネル、「Movie IWJ」内での動画アップロード、投稿、ライブ配信などの操作ができなくなっています。

※外国特派員協会主催の上昌広氏記者会見を配信したYouTube上のIWJの動画が、YouTube側が「誤った医療情報に関するポリシーに違反」として削除! しかし主催の外国特派員協会の方のYouTube動画はそのまま!この不公平は何か!? 2021.7.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494427

 このため、現在YouTube Liveでの再配信の代替措置として、IWJのサイト内での映像公開を行なっています。

 岩上安身は明日午後3時から、地政学問題に詳しい東アジア共同体研究所の須川清司上級研究員に、前回7月6日に行ったインタビューの続編となる東アジアにおけるミサイル軍拡問題についてのインタビューを行います。

 そこで、本日午後5時から、前回7月6日に行われたインタビューをフルオープンで公開いたします。

 2021年4月16日、首脳会談で、菅総理とバイデン大統領は、「台湾海峡の平和と安定の重要性」という文言を明記した共同声明を発表しました。

 今月13日に防衛省が発表した2021年度版防衛白書でも、米国のインド太平洋軍司令官が台湾有事の可能性を指摘したことに言及し、「台湾情勢の安定は、わが国の安全保障や国際社会の安定にとって重要」だと主張しています。

 他方、習近平・中国国家主席は7月1日の共産党100周年記念式典で、「『一つの中国』の原則は決して譲らない」と、台湾統一を目標に掲げました。

 バイデン政権の発足以降も、日本を含む同盟国を巻き込んだ米国と中国の緊張はよりいっそう増しています。

 5月11日から5月17日には、クアッドの日米豪(インドは不参加)に加えてフランス軍も参加して共同軍事演習「ARC21」を東シナ海・日本で実施。また、英、蘭、独も年内に空母やフリゲート艦を東シナ海・日本海に派遣予定と報じられています。

※米日豪印のクアッドによる中国包囲網に英独仏が加わり「インド太平洋」で大演習!! 中国対米国の覇権争いは「世界大戦規模」に拡大するのか!? 2021.5.17
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492120

 しかし、各国の中国に対する姿勢は必ずしも一致しません。

 G7サミットの直前、6月10日の記者会見でフランスのマクロン大統領は、「我々は誰とも提携しない。米国と提携せず、中国のしもべにもならない」と発言しました。

 また、6月14日に行われたNATO首脳会議で、ドイツのメルケル首相は「中国に対してドアを閉めないように」と、述べています。これら欧州強国の発言は極めて重要なものですが、日本の大手マスメディアではほとんど報じられませんでした。

 日本を取り巻く外交安全保障環境は確実に悪化して緊張を深めており、今後よりいっそうの注視が必要です。しかし、須川氏は菅総理の姿勢を以下のように読みます。

 「菅さんはおそらく、米中対立における日本がどう生きるべきかということについて考える時間もエネルギーもないんじゃないですかね。もうオリンピックとコロナだけじゃないですか」

岩上「じゃ人任せで、スケジュールがどんどん進んでいるということですか」

須川氏「それに近いと思いますよ」

須川氏「あと、本当に突き詰めて考えてないと思いますけどね。彼は、逆にそういう人に率いられてるんですよ」

 須川氏は東アジア共同体研究所で発行するメールマガジン『Alternative Viewpoint』の中で、「米中露三つ巴、あるいは地域全体でミサイル軍拡競争を招く可能性が非常に高い」と、懸念を示しています。

※Alternative Viewpoint(東アジア共同体研究所)
https://www.eaci.or.jp/avp.html

 須川氏は、東アジア、西太平洋の安全保障問題について、「1250対0」というキーワードをあげています。

 1987年の冷戦末期に米国とソ連が結んだ中距離核戦力全廃条約(INF)の締結過程を説明した上で、須川氏は、「この条約というのは、ロシアとアメリカしか縛らないんです。21世紀になって、この条約に入ってなかった中国が、『俺は関係ない』と言ってですね、どんどん500(km)から5500(km)の地上発射式の中距離ミサイルを開発配備をしてきた」と経緯を語りました。

 そして、「『1250対0』というのは、国防総省が議会に提出をした報告書の中に、『1250』発(の地上発射式中距離ミサイルを)中国が持っている。一方で、アメリカは(海上・空中発射式ミサイルは別にして)地上発射式は持っていないので『0』」と、地上発射式ミサイルの保有数で中国軍が米軍を圧倒していたことを明らかにしました。

 さらに須川氏は、「その後、中国は増やしていると思いますから、実際は『1250プラスα対0』ということですね」と、現在の状況を重ねて指摘しました。

 インタビューではさらに、須川氏に、自衛隊のスタンドオフミサイル配備問題、中国が保有する中距離弾道ミサイル、アメリカ、ロシアのミサイルの問題について、お話しをうかがいました。

 詳しくはぜひ、本日の映像公開を御覧ください。

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【タイムリー映像公開 951・IWJ】17:00~
「米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回『台湾有事』急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員」
視聴URL: https://iwj.co.jp/wj/open/archives/420867

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 なお、上記URLでの公開は当日限りとなりますが、IWJの一般会員様は翌日から2ヶ月間、サポート会員様はいつでも、以下のURLから動画をご視聴いただけます。

※米中戦争対立激化時代の東アジア安全保障・第1回「台湾有事」急浮上で各国の軍拡競争激化 日本列島はミサイル要塞化! 新INF条約を樹立することは可能か?~岩上安身によるインタビュー第1045回 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員 2021.7.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/494064

 また、これまでの岩上安身による須川清司氏インタビューは、以下のURLから御覧ください。

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(1) 自発的対米隷従国家・日本が対中ミサイル前線基地兼戦場に!? 米国の対中戦略を読み解く! 岩上安身によるインタビュー 第1013回 ゲスト 東アジア共同体研究所 須川清司上級研究員 2020.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482747

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(2) バイデン新大統領の誕生で米中関係は? 米中覇権交代がコロナ禍で加速か!? 自発的対米隷従国家・日本はどうする!? 岩上安身によるインタビュー 第1017回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員 2020.11.10
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484505

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(3)バイデン政権でも米軍の戦略に変化なし? 米中両国のミサイル戦略の狭間で日本列島全土が戦場になる!! 岩上安身によるインタビュー 第1018回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員 2020.11.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/484696

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(4)政治とメディアが煽り続けた安易な「中国脅威論」!~岩上安身によるインタビュー第1022回 ゲスト 東アジア共同体研究所・須川清司上級研究員 2020.11.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/485330

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210720

IWJ編集部(岩上安身、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

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