菅義偉総理の2021年6月17日の記者会見で、岩上安身は、フランスのマクロン大統領の「インド太平洋戦略で米国と連携しない」との発言を取り上げ、「本当にG7サミットで対中包囲網が結束したのか?」と質問を切り出した。
岩上は、国会で強行成立された重要土地規制法で端的なように「なぜ戦時独裁体制確立を急ぐ?」「もしそうなれば、日本は総理が言う民主主義国家グループから脱落する」「原発を抱えて対中戦争に挑む愚を避け、EUのように主権国家としてふるまわないのか?」と矢継ぎ早に菅総理を問い詰めた。
ところが菅総理は「対中包囲網なんか、私、作りませんから」と回答。 さらに「民主主義国家脱落」の指摘に、重要土地規制法の成立過程は「民主的」だったと言い逃れしつつ、改憲による緊急事態条項導入による内閣独裁については答えずじまいだった。岩上は会見後「対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか」とツイートした。