日刊IWJガイド・非会員版「6月も残り2日ですが、ご寄付・カンパは月間目標額の36.1%! このままでは活動困難に! どうか緊急のご支援をお願いします!」2021.06.29号~No.3211号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~6月も残り2日ですが、ご寄付・カンパは月間目標額の36.1%にとどまっています! IWJの今期はあと1ヶ月! このままでは7月、さらに累積不足額が増えるだけでなく、期末は大幅赤字に転落、来期は活動困難に!! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!
■「世の中で起こっている事の真実を知るためにはIWJの存在は必要」「スポンサーに依存しない独自メディアで、政権に忖度しないので応援したい」「インタビューが非常に勉強になった。他の報道機関からは得られない情報」~応援、ありがとうございます! ご寄付いただいた皆さまからのメッセージをご紹介します!
■【中継番組表】
■デルタ株感染者急増でシドニー周辺をロックダウン! 南アフリカでもインド由来のデルタ株が感染の主流に! さらに変異したデルタ・プラス株の出現も! 一方、菅総理は羽田空港の視察パフォーマンスで水際対策批判をかわそうとするも、デルタ株すり抜けの現実で募る不信不安!
■バイデン米政権がシリアとイラクの武装勢力施設を空爆! 死者・負傷者の報道もある中、NHKは「外交交渉に影響を及ぼさない程度の規模だった」と耳を疑う解説! NHKに問う! 巻き添えで子どもも死亡しているのに、シリア、イラクの人命はそれほど軽いのか!?
■<IWJ取材報告>「おかしいものはおかしい。だめなものはだめ」! 武蔵野の豊かな「はけの道」を破壊する都市計画道路に本気のNOを訴えかける漢人明子候補!~6.27小金井市 無所属 漢人明子候補 街頭演説―応援弁士:保坂展人世田谷区長
■【緊急シリーズ特集!日本は歴史的分水嶺を越えた!? コロナ禍の陰で改憲と一体の国民投票法が成立!戦争への道を許すな!! 16】本日午後8時から2016年12月2日収録「『米軍の占領体制は今も継続されている』――謎の権力機関『日米合同委員会』の知られざる実像とは!? 『戦後最大のタブー』について訊く!~岩上安身によるインタビュー 第689回 ゲスト ジャーナリスト 吉田敏浩氏(2)」を再配信します!
■<新記事紹介>菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~0617菅義偉総理会見
■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」より、改正国民投票法がいかにひどい欠陥法かをテーマにした「岩上安身による小西洋之参議院議員インタビュー」4本をすべて、IWJサイトで6月末までの期間限定で特別公開中! ぜひ、ご登録を!!
■<お知らせ>IWJは「憲法を着る!」をテーマに今夏も新たなTシャツを製作・販売する予定です。現行の日本国憲法で、皆さまが好きな条文を教えてください!
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■はじめに~6月も残り2日ですが、ご寄付・カンパは月間目標額の36.1%にとどまっています! IWJの今期はあと1ヶ月! このままでは7月、さらに累積不足額が増えるだけでなく、期末は大幅赤字に転落、来期は活動困難に!! どうか緊急のご支援をよろしくお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 6月も残り2日となりました。IWJの期末となる7月末まで、あと1ヶ月です。しかし繰り返しお伝えしているように、IWJは設立以来最大の財政危機状態にあり、ピンチを迎えています。

 6月1日から28日まで間に151件、298万3400円のご寄付・カンパを頂戴しました。誠にありがとうございます!

 しかしながらこの金額は、5月までの不足分から算出し直した6月、7月の新たな月間目標額である826万7150円の36.1%にとどまっています。このままでは6月もさらに大幅に累積不足額を増やしてしまうことになります!

 さらに、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、あくまで現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数がさらに減れば、もっと状況は厳しくなってしまいます。

 これまでも皆さまからの会費、ご寄付・カンパに支えていただき、なんとか活動を続けてこられましたが、今期は大幅な赤字に転落する可能性も高くなってきました。そうなれば8月以降の来期は、これまでのような活動が続けられなくなる可能性もあります。

 日本社会をハンドリングしている支配層が狂気に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。どうかご寄付・カンパでのご支援や、まだ会員登録をされていない方は、会員登録をよろしくお願い申し上げます。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 そして、まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 赤字が重なれば、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。

 現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

 IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できてはおりません。

 他方、岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しているからです。

 しかもIWJから報酬を得ることなく「ただ働き」で働き続けているので、貯金は増えることなく、日々減り続けており、これ以上IWJに私財を投じれば、貯金が本当に底を尽いてしまうからです。

 つまり、岩上安身が「無報酬」を余儀なくされるような「異常」な状態が続くと、岩上安身がつなぎ資金を貸すこともできなくなり、IWJは行き詰ってしまうのです。

 多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 今期、IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

 政府は国民に対してろくに説明せず、マスコミも正面切ってまともに伝えようとしませんが、日本は今、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで自国は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。

 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「差し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

 その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」としていいように使われ、米中の覇権争奪の戦場とされてしまう悲惨な事態です。

 大手メディアは、まともにこの危険性を十分に伝えようとせず、従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目に合わされる可能性があるという事実をまったく知らされていません。

 6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りません」とうろたえ!~6.17菅義偉総理会見 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!? 2021.6.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

※「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」IWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見 2021.6.18
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493288

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます!

 改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 どうぞ、今月6月と今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※ご寄付・カンパは「note」のページからでも可能です。「note」内でお読みになりたい記事をクリックしますと、「記事を購入する」欄の下部に「気に入ったらサポート」という緑のアイコンがありますので、そちらをクリックしますと、ご寄付・カンパ欄が表示されますのでそちらからお願いいたします。

※ご寄付・カンパを取り扱っております金融機関名です。よろしくおねがいします。(クレジットカードの場合は、上記URLからお入りください)

みずほ銀行
支店名 広尾支店
店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
口座名 株式会社インデイペンデント ウエブ ジヤーナル

城南信用金庫
支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
口座名 株式会社インディペンデント.ウェブ.ジャーナル

ゆうちょ銀行
店名 〇〇八(ゼロゼロハチ)
店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

 IWJが、権力の腐敗と、独裁と、亡国に至る無謀な戦争に対し、抵抗し続けてゆくためには、皆さまからのご寄付・カンパとともに、会員の方々の会費収入がとても重要になってきます。ぜひ皆さま、会員になって支えてくださるよう、お願いいたします!

 また、お知り合いの方にぜひIWJの存在や活動について、口コミやSNSを通じて、広めていただき、会員となって支えてくださるようにお伝え願います! どうぞご協力をお願いいたします。

 冒頭にも書きましたが、本日まで非会員の方にも、会員版の中身を公開してお送りする特別公開キャンペーンを続けてきましたが、ぜひこの機会にご関心を持たれた方は、会員登録をお願いいたします!

 一般会員にご登録いただくと、中継で見逃してしまったIWJの動画コンテンツを2ヶ月間、アーカイブでお好きな時に御覧いただけます! 入会金は無料。会費は月々1100円ですが、1年分まとめてお支払いいただければ1万1000円と2ヶ月分お得になっています!

 そして、現在一般会員でいらっしゃる方はぜひサポート会員へのお切り替えをご検討ください! サポート会員の方は、過去のインタビューも含めすべてのIWJのコンテンツをいつでも御覧いただけます。

 さらに、サポート会員にご登録いただくと、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」をすべて無料で閲覧することができます。「岩上安身のIWJ特報!」は、岩上安身によるインタビューを文字起こしし、詳細な注釈をつけたメルマガです。インタビュー動画を見る時間をなかなか取れない、インタビュー動画の内容をもっと詳しく知りたいという方には特におすすめです。

 5月31日時点の会員数は3761人、このうちサポート会員の方は1304人です。

 サポート会員へ移行してくださる方が増えれば、IWJの活動は今よりもずっと安定したものになります。サポート会員の人数が4000名に達すれば、それだけでご寄付やカンパをいただかなくても、活動資金をまかなえることになります!

 どうか、ぜひサポート会員になってIWJの活動をお支えいただけますよう、ご検討ください!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパはこちらからお願いします。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

※noteの記事からサポート(ご寄付)していただけるようになりました。

noteに会員登録し、IWJ記事の「気に入ったらサポート」からお手続きをお願いします。
https://note.com/iwjnote

 IWJでは、月払いをお選びいただいた会員の方の会費納入期限を、毎月15日に設定させていただいています。そのため、15日を過ぎた段階で、会費をお納めいただけなかった方に対し、やむをえず、会員の資格を一時停止する手続きを取らせていただいています。

 会員の皆さま、一部、会費を納め忘れている方がいらっしゃいます! ぜひ、急ぎお納めいただき、有効会員として「復活」してください!

 現在、会費未納等でいったん休眠会員となられている方も、 会員番号はすべて保存してありますので、会費をご納付いただければ、着金が確認され次第、いつでも再開できます! ぜひ、再開をお願いいたします!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■「世の中で起こっている事の真実を知るためにはIWJの存在は必要」「スポンサーに依存しない独自メディアで、政権に忖度しないので応援したい」「インタビューが非常に勉強になった。他の報道機関からは得られない情報」~応援、ありがとうございます! ご寄付いただいた皆さまからのメッセージをご紹介します!

 ご寄付いただいた方々から、応援、励ましのメッセージをいただきました。ありがとうございます! ここにいただいたメッセージをご紹介させていだきます。

======

岩上様、スタッフの皆様、いつもありがとうございます。世の中で起こっている事の真実を知るためにはIWJの存在は必要です。どうか存続しますように!今回は母の分と合わせてカンパいたします。(Y.Y. 様)

スポンサーに依存しない独自メディアで、政権に忖度しないので応援したいと思ったからです。(匿名希望)

6月3日の高橋和夫先生のインタビューが非常に勉強になったため。岩上さんの合いの手を含めIWJらしい他の報道機関からは得られない情報で、これからもこうした報道を続けて欲しい、また高橋先生のお話の続きや「ここだけで2時間話せる」と仰っていたという核合意についても是非聴きたいと思ってIWJ存続応援のために寄付させて頂きました。(I.T. 様)

真実の報道が必要。(青野 博行 様)

IWJ様のご存続を願いカンパをさせていただきました。6月21日にゆうちょ銀行に振り込みました。(匿名希望)

定期的なカンパです(中嶋 誠司 様)

赤木雅子氏・生越照幸弁護士 記者会見のフルオープンに座布団十枚。(M.S. 様)

======

 皆さま、本当にありがとうございます! たいへん励みになります。岩上安身を筆頭に、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆中継番組表◆

**2021.6.29 Tue.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch4】10:30~「第1回『経産省 家賃支援給付金詐欺実態 野党合同ヒアリング』―内容:経済産業省のキャリア職員2人が『家賃支援給付金』をだまし取ったとして逮捕された事件について、経済産業省より」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch4

 第1回『経産省 家賃支援給付金詐欺実態 野党合同ヒアリング』を中継します。これまでIWJが報じてきた野党合同ヒアリング関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E9%87%8E%E5%85%9A%E5%90%88%E5%90%8C%E3%83%92%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0
———————-

【IWJ・Ch5】11:55メド~「梶山弘志 経済産業大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 梶山弘志 経済産業大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた経済産業大臣関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b5%8c%e6%b8%88%e7%94%a3%e6%a5%ad%e5%a4%a7%e8%87%a3
————————

【IWJ・Ch7】18:30~「東京都議選・大田区 立憲民主党 斉藤りえ候補 街頭演説―応援弁士:福山哲郎幹事長」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7

 東京都議選 斉藤りえ候補の街頭演説を中継します。これまでIWJが報じてきた立憲民主党関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%ab%8b%e6%86%b2%e6%b0%91%e4%b8%bb%e5%85%9a
————————

【緊急シリーズ特集!日本は歴史的分水嶺を越えた!? コロナ禍の陰で改憲と一体の国民投票法が成立!戦争への道を許すな!! 16・IWJ_YouTube Live】20:00~「『米軍の占領体制は今も継続されている』――謎の権力機関『日米合同委員会』の知られざる実像とは!? 『戦後最大のタブー』について訊く!~岩上安身によるインタビュー 第689回 ゲスト ジャーナリスト 吉田敏浩氏(2)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年12月に収録した、岩上安身による吉田敏浩氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた日米合同委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%97%a5%e7%b1%b3%e5%90%88%e5%90%8c%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/349136

========

◆中継番組表◆

**2021.6.30 Wed.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【緊急シリーズ特集!日本は歴史的分水嶺を越えた!? コロナ禍の陰で改憲と一体の国民投票法が成立!戦争への道を許すな!! 17・IWJ_YouTube Live】20:00~「日本の上空に日本の主権がない!『横田空域』は事実上の訓練空域!日米合同委員会でつくられた『空の壁』!~5.27 岩上安身によるインタビュー 第940回 ゲスト ジャーナリスト・吉田敏浩氏(1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2019年5月に収録した、岩上安身による吉田敏浩氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた吉田敏浩氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%90%89%e7%94%b0%e6%95%8f%e6%b5%a9

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449523

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆昨日アップした記事はこちらです◆

【岩上安身のツイ録】菅義偉総理が会見で、岩上安身のG7サミットに関する質問に、「中国包囲網なんてない」と言い出した! 対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか!?
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493703

「おかしいものはおかしい。だめなものはだめ」! 武蔵野の豊かな「はけの道」を破壊する都市計画道路に本気のNOを訴えかける漢人明子候補!~6.27小金井市 無所属 漢人明子候補 街頭演説―応援弁士:保坂展人世田谷区長
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493665

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■デルタ株感染者急増でシドニー周辺をロックダウン! 南アフリカでもインド由来のデルタ株が感染の主流に! さらに変異したデルタ・プラス株の出現も! 一方、菅総理は羽田空港の視察パフォーマンスで水際対策批判をかわそうとするも、デルタ株すり抜けの現実で募る不信不安!

 昨日のこの日刊IWJガイドでもお伝えしましたが、東京都で新型コロナウイルス感染者がリバウンドの傾向、第5波の予兆を見せています。政府のアドバイザリーボード専門家は、国内のウイルスが今後急激にデルタ株(インド由来の変異株)に置き換わりながら、その強い感染力で感染が拡大すると予測しています。

※すでに第5波の兆しか!? 東京新型コロナリバウンドの兆候、東京五輪開会式の7月23日には従来株の1.95倍の感染力を持つデルタ株が68.9%を占めるとの予測も! サッカー南米選手権のブラジルではバブル内で感染拡大! 政府・組織委の「安心安全」には根拠なし!(日刊IWJガイド、2021年6月28日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/post/48996#idx-2

 そのような中、感染の抑え込みが比較的うまくいっているはずのオーストラリアで、感染拡大により、最大都市シドニー(ニューサウスウェールズ州)と周辺地域を2週間ロックダウンすることをBBCが報じています。

 27日付けBBCは、ニューサウスウェールズ州が27日、デルタ株の感染者が新たに30人確認され、計110人に達したと発表したと報じました。

 このBBC記事は「グラディス・ベレジクリアン州首相は同日、『この変異株はきわめて感染力が高いので、今後数日のうちに今日以上に感染者が増えると予想している。残念ながら、隔離されている人からすでに同居者全員にうつったと思われるので』と述べた」と報じています。

 さらに「ニューサウスウェールズ州のブラッド・ハザード州保健相は、デルタ株を『非常に手ごわい敵』と呼び、『現時点のあらゆる防御策について、デルタ株は反撃方法を理解しているようだ』と述べた」とも報じています。

※豪シドニー全域、ロックダウン デルタ株の感染者が急増(BBC、2021年6月27日)
https://www.bbc.com/japanese/57626936

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■バイデン米政権がシリアとイラクの武装勢力施設を空爆! 死者・負傷者の報道もある中、NHKは「外交交渉に影響を及ぼさない程度の規模だった」と耳を疑う解説! NHKに問う! 巻き添えで子どもも死亡しているのに、シリア、イラクの人命はそれほど軽いのか!?

 米国防総省は27日、シリアとイラク国内のイランが支援する武装勢力施設への空爆を行ったことを発表しました。

 CNNによると、空爆はバイデン大統領の指示によるもので、28日付けCNNは「国防総省のカービー報道官は、今回の標的が選ばれたのは、イランが支援する武装勢力が無人機を使って、イラクにある米国の人員や施設に対する攻撃を行っていたためと説明。作戦施設や兵器の保管施設に対する空爆をシリアの2カ所とイラクの1カ所で行ったという」と報じました。

※バイデン米大統領、イラン支援の武装勢力施設に空爆を指示 イラク・シリア国境(CNN、2021年6月28日)
https://www.cnn.co.jp/world/35173014.html

 この空爆について28日付けAFPBBは「米国は空爆による死傷者数を明らかにしていないが、在英NGOのシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は、武装勢力の少なくとも5人が死亡し、複数の負傷者も出たとしている。国営シリア・アラブ通信(SANA)は、巻き添え被害で子ども1人が死亡し、少なくとも3人が負傷したと伝えた」と報じています。

※米軍、イラクとシリアの国境付近で空爆 武装勢力に報復(AFPBB、2021年6月28日)
https://www.afpbb.com/articles/-/3353818?cx_part=top_category&cx_position=1

 バイデン大統領によるイランが支援する武装組織への空爆は、今年2月25日以来2回目です。

※バイデン、戦争する大統領の姿あらわに! 「金融資本と軍産複合体に牛耳られた政権」(孫崎享氏談)米バイデン政権がシリア国内の民兵組織に報復攻撃! イランの支持を受ける7つの標的を500ポンド爆弾で空爆! 民兵数人が死亡! オースティン国防長官が攻撃を進言! バイデン大統領が許可、命令!(日刊IWJガイド、2021年2月27日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48387#idx-2

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、御覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■<IWJ取材報告>「おかしいものはおかしい。だめなものはだめ」! 武蔵野の豊かな「はけの道」を破壊する都市計画道路に本気のNOを訴えかける漢人明子候補!~6.27小金井市 無所属 漢人明子候補 街頭演説―応援弁士:保坂展人世田谷区長

 6月27日午後5時頃より、東京都議選に小金井市選挙区から無所属(立憲民主党、日本共産党、社会民主党、生活者ネットワーク、新社会党、緑の党グリーンズジャパン推薦)で立候補した、漢人明子(かんどあきこ)候補が、中央線武蔵小金井駅南口で街頭演説を行い、応援演説として、保坂展人・世田谷区長、松下玲子・武蔵野市長が駆け付けました。

 小金井市選挙区は定数1議席を、現職・つじの栄作候補(都民ファーストの会)、新人・広瀬まき候補(自民)と、新人の漢人候補が争っています。漢人候補は2013年まで小金井市議を4期16年つとめ、前回2017年の都議選に立候補したものの、次点となりました。

 街頭演説で漢人候補は、小金井市選挙区で争点となっている、自然豊かな動植物環境を破壊する、国分寺崖線と野川を通る都市計画道路の阻止について、次のように訴えました。

 「前回、大きな問題となったハケ(国分寺崖線)や野川という小金井の大切な自然環境、これを破壊することになる2つの都市計画道路、これをストップさせたいという市民の思い。そしてこの間、市民も、市長も、市議会も見直しを求めているのに、いまだに東京都はこの計画を推進しようとしている」。

 小金井市の南部は、立川市から世田谷区、大田区へと続く、古代多摩川の形成した河岸段丘・国分寺崖線が通っています。「はけ(ハケ)」とも呼ばれる国分寺崖線に沿って野川が流れ、湧水が多い特徴的な地形は、東京都の緑地保全地域にも指定され、地域住民に親しまれています。

※28 立川崖線・29 国分寺崖線(東京都)
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/natural_environment/tokyo/area/28_gaisen.html

※はけの道と湧水(東京都)
https://chiikishigen.tokyo/introduction/details/introduction_71.html

 一方、東京都が2016年に策定した「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」では、小金井市内の国分寺崖線や野川を貫く2本の道路が優先整備路線として位置づけられています。

※「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)」の公表について(東京都都市整備局、2016年3月30日)
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/kiban/tokyo/iken_kohyo.html

 応援演説でマイクを握った保坂区長は、自身が世田谷区長になってから東京都の都市開発計画の見直しを行なった経験を「東京都と丁々発止、ぶつかったからできた。何も言わずにやっている限り、日本中どこも同じような街になる」と強調しました。

 その上で保坂区長は「漢人さんは言わずもがな、最初の一言、おかしいならおかしい、だめなものはだめ、これは亡くなった土井たか子さんの名台詞でした。いいものはいいとも言いました」と述べ、この選挙区で1議席しかない都議会へ、漢人候補を送る必要性を訴えました。

 該当演説の終盤には、「今度は漢人、今度は漢人」と、その場にいた聴衆から歓声が上がり、盛り上がりを見せました。

 詳しくはぜひ、以下の記事を御覧ください。

※「おかしいものはおかしい。だめなものはだめ」! 武蔵野の豊かな「はけの道」を破壊する都市計画道路に本気のNOを訴えかける漢人明子候補!~6.27小金井市 無所属 漢人明子候補 街頭演説―応援弁士:保坂展人世田谷区長
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493665

■【緊急シリーズ特集!日本は歴史的分水嶺を越えた!? コロナ禍の陰で改憲と一体の国民投票法が成立!戦争への道を許すな!! 16】本日午後8時から2016年12月2日収録「『米軍の占領体制は今も継続されている』――謎の権力機関『日米合同委員会』の知られざる実像とは!? 『戦後最大のタブー』について訊く!~岩上安身によるインタビュー 第689回 ゲスト ジャーナリスト 吉田敏浩氏(2)」を再配信します!

 本日午後8時から、昨日に引き続き、2016年12月2日に収録した「岩上安身によるインタビュー 第689回 ゲスト ジャーナリスト 吉田敏浩氏」の後半を再配信します。

 ジャーナリストの吉田敏浩氏は2016年に『「日米合同委員会」の研究~謎の権力構造の正体に迫る』(創元社)を上梓。同書は2017年に第60回JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞しました。

 「日米合同委員会」とは、日米間で結ばれている数多くの「密約」を生み出し、日本国憲法をも超越して在日米軍の事実上の「治外法権」をも可能とする、戦後日本の「闇の奥」とも言える組織です。

 この「日米合同委員会」に関しては、議事録も合意文書もすべてが非公開。しかし吉田氏は本書で、様々なルートから入手した資料の緻密な検証によって、その知られざる実像を可能な限り明らかにしました。

 日本の一部エリート官僚と在日米軍幹部による会議では、いったいどのようなことが話し合われ、そしてどのようなことが決められているのでしょうか?

 インタビュー後半では「横田ラプコン」「横田空域」と呼ばれる、首都圏上空に広がる米軍の独占的支配空域が話題となりました。

 日本の首都の上空でありながら、日本の民間航空機が入れない空域があることについて吉田氏は「これもまた日米合同委員会での密約にもとづいています」と語ります。

 吉田氏は「これも密約文書そのものは不開示なのですが、外務省の裏マニュアル『日米地位協定の考え方』からその内容は分かります。それによると、横田空域について『合同委員会の合意のみしかなく、航空法上積極的な根拠規定はない』などと書いてあります。日米合同委員会の密約文書では『事実上の問題として委任した』となっています。つまり法的根拠は何もないけれど、既成事実を合同委員会が追認する、ということなんです」と、明らかにしました。

 吉田氏によると、「日本には『安保法体系』と『憲法体系』のふたつが存在し、前者が後者を侵食している。そのことを可能にする装置として機能しているのが日米合同委員会だ。そしてそれが、今も米軍の占領体制を継続させている」と語りました。

 現在、吉田氏が提起したこの問題を、真剣に突きつめて考える必要があります。

 米国の傀儡である自民党を筆頭とする従米改憲派は、改憲による緊急事態条項の導入を急いでいますが、これは日本の「密教」であった「安保法体系」が、「顕教」であった「憲法体系」を完全にすり潰し、「安保法体系」に一元化して、米軍の言いなりとなる、軍事独裁体制をつくりあげ、日本をまるごと対中国戦線に投入しようという企みであるからです。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

———————————–

【緊急シリーズ特集!日本は歴史的分水嶺を越えた!? コロナ禍の陰で改憲と一体の国民投票法が成立!戦争への道を許すな!! 16・IWJ_YouTube Live】20:00~
「『米軍の占領体制は今も継続されている』――謎の権力機関『日米合同委員会』の知られざる実像とは!? 『戦後最大のタブー』について訊く!~岩上安身によるインタビュー 第689回 ゲスト ジャーナリスト 吉田敏浩氏(2)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

———————————–

 なお、YouTubeでのライブ配信は当日限りの公開となりますが、IWJの一般会員様は再配信終了後から2ヶ月間、サポート会員様はいつでも、以下のURLから動画をご視聴いただけます。

※「米軍の占領体制は今も継続されている」――謎の権力機関「日米合同委員会」の知られざる実像とは!? 「戦後最大のタブー」について訊く!~岩上安身によるインタビュー 第689回 ゲスト ジャーナリスト 吉田敏浩氏
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/349136

■<新記事紹介>菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~0617菅義偉総理会見

 菅義偉総理の2021年6月17日の記者会見で、岩上安身は、フランスのマクロン大統領の「インド太平洋戦略で米国と連携しない」との発言を取り上げ、「本当にG7サミットで対中包囲網が結束したのか?」と質問を切り出しました。

 岩上安身は、国会で強行成立された重要土地規制法で端的なように「なぜ戦時独裁体制確立を急ぐ?」「もしそうなれば、日本は総理が言う民主主義国家グループから脱落する」「原発を抱えて対中戦争に挑む愚を避け、EUのように主権国家としてふるまわないのか?」と矢継ぎ早に菅総理を問い詰めました。

 ところが菅総理は「対中包囲網なんか、私、作りませんから」と回答。さらに「民主主義国家脱落」の指摘に対しては、重要土地規制法の成立過程は「民主的」だったと強弁しつつ、改憲による緊急事態条項導入による内閣独裁については答えずじまいでした。「改憲による緊急事態条項の導入によって、内閣独裁にはならない」と、菅総理は否定しなかったのです。これは、戦時独裁体制を目指していると、暗に認めたようなものです。

 実は、これと同じような場面は、安倍前総理にも、見られました。2020年3月14日、安倍前総理が現役の総理の時代にも、岩上安身は、改憲による緊急事態条項について、問いただしています。

 2020年3月14日の安倍前総理記者会見での岩上安身の質問と安倍前総理の回答は下記の通りです。
 
 岩上「今回の(新型コロナ)特措法に盛り込まれた非常事態宣言、これが発令されたときに私権が制限されるということですけれども、報道それから言論の自由、ここは担保されるのでしょうか。

 また、総理は改憲に大変熱心でらっしゃいますけれども、自民党改憲草案の中には9条の改憲とならんで、緊急事態条項が盛り込まれております。

 今回の特措法の非常事態宣言がひとつの布石となって、国民を慣らし、その後にこの緊急事態条項を導入するのではないか、という懸念があります。

 これは大変強力な内容、安倍独裁を可能にするような内容を含んでおります。その点につきぜひお答え願いたいと思います」

安倍総理「あのぉ、まず報道の自由は守られます。これは明確に申し上げておきたいと思います。

 それと、あのいわば、報道の内容を変えるようにお願いすると言った答弁については、それは訂正したと承知しております。すでにですね。

 えー、そして、あのぉ、緊急事態宣言については、先ほど申し上げましたように、国民のまさに生活、そして健康と命を守るためにこれは発動宣言するわけでありますし、これは各都道府県にそういう措置をとっていただくように、これはやっていただくようになるわけでございまして、これは我々がこの独裁するということではまったくないということであります。

 それと、これとですね、自民党の改憲案とはまったく別のものであると思います、そもそも憲法改正というのは、3分の2の発議があって、さらには国民の皆さまの国民投票によって、皆さまの過半数の皆さまの賛成を得て、成立するものであります。さらに国民の皆さまが決めるものであるということを、どうか理解をいただきたいと、このように思います」

 岩上安身の質問は、実質2問でした。

 最初の「特措法の緊急事態宣言」において報道の自由が守られるか」という質問については、安倍総理は「報道の自由は守られます。これは明確に申し上げておきたいと思います」と回答しました。また「独裁するということではない」と回答もしています。

 しかし2つ目の「これを布石として、安倍独裁を可能とする改憲による緊急事態条項を導入するのではないか」という質問に対しては、「これ(特措法の非常事態宣言)とですね、自民党の改憲案とはまったく別ものであると思います」と両者の違いを強調しましたが、改憲による緊急事態条項については、岩上安身が「安倍独裁を可能にする」とまで、厳しい言葉で質問しているにもかかわらず、驚くべきことに「安倍独裁」を否定しませんでした。安倍総理は、明確に質問の内容・主旨を理解しながら、「国民の皆さまが決めるものだ」と回答するにとどまったのです。

 この点は非常に重要です。

 「国民の喝采によってファシズムは誕生する」という警句通りのことを、安倍総理は口にしたのです。国民・有権者は、この言葉の意味を、ぜひとも、よく噛みしめ、考える必要があると思います。

 質問の事前通告なし、官邸との打ち合わせなし、当然、岩上安身の質問は、安倍総理も含め、官邸のスタッフも含め、IWJのスタッフも、事前に誰も中身がわかりません。そうした真剣勝負の「ガチンコ」の質問を投げかけられたために、安倍総理がいつも考えていたことが、自然に、口を突いて出てきたのではないでしょうか。

 「独裁を選ぶのは国民である」と安倍総理が考え、明言しているということは全国民に、肝に銘じてもらいたいと思います。

 このように、安倍前総裁も「独裁」を否定しなかったのです。そして、その後任の菅総理も独裁を否定しませんでした。

 これは、米国のための対中戦争に参戦する際、日本国民の同意など到底得られないので、事前に憲法に独裁条項を仕込んでおくということです。いざというときには、緊急事態条項を発令して、現行憲法秩序を停止し、国会を完全に空洞化し、独裁体制を敷いて内閣が一方的に出す「政令」を「法律」の代わりとして国民に命令を下すことを企図しているのです。

 その戦時独裁体制の準備を着々としていることを、総理会見で指摘しているのは並みいる記者の中で、たった1人、岩上安身だけであり、そして、安倍前総理、菅総理、2人とも「内閣独裁」を行うことを否定してないのです。この事実の重みは、いくら強調しても強調したりません!

 岩上安身は会見後「対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということか」とツイートしました。

※岩上安身のツイッター(2021年6月17日)

 「本日夜7時からの菅総理会見に参加してきた。最後の最後で当てられたので、ネット中継をご覧になった人もいると思います。菅総理は、G7で、欧州大陸諸国が米国の中国敵視の姿勢に距離を置く姿勢を示したことに敏感に反応したのか、『中国包囲網なんてない』と言い出しました」。
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1405511777442406411

 「2.あれれ、と思いつつ、私の質問にも、「重要土地規制法案は民主的な手続きで決めた」といいつつ、改憲による緊急事態条項で戦時独裁体制を築くことで普遍的な価値を重んじる民主主義国家のグループから脱落することの矛盾についてはスルー」。
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1405512575069028355

 「3.私は質問の締めくくりに、『米国の覇権を守るため、中国との戦争の先兵となることを自ら買って出て、原発を抱えたまま、破滅的な戦争に挑む愚は避けるべきだと思います。EUのように、米中対立に冷静に距離を置き戦争を避ける道をも探るべきではないかと考えます』」
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1405515619915554827

 「4.『それが従属国ではなく、主権国家のあり方ではないかと思いますが、総理のお考えをお聞かせください』と質問したところ、主権国家、というところには反応。しかし、対米従属路線や戦時独裁体制を築こうとしていることについては、反論も説明もなし。答えられない、ということかと思われました」。
https://twitter.com/iwakamiyasumi/status/1405518082626387969

 岩上安身が菅総理に行った質疑の全貌を、下記でぜひ御覧ください!

※菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は民主主義国グループから脱落」と指摘! 総理は重要土地規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に距離を」の質問に「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ!~0617菅義偉総理会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493691

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

※これこそ「ナチスの手口」!9条を含めすべての現行憲法秩序を眠らせ、日本改造を行う「緊急事態条項」 この上ない危険性!!
https://iwj.co.jp/wj/open/%E7%B7%8A%E6%80%A5%E4%BA%8B%E6%85%8B%E6%9D%A1%E9%A0%85%E7%89%B9%E9%9B%86

※IWJ書店で好評販売中【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く(会員様のみお買い求めいただけます。ぜひ会員にご登録いただきご購入ください)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」より、改正国民投票法がいかにひどい欠陥法かをテーマにした「岩上安身による小西洋之参議院議員インタビュー」4本をすべて、IWJサイトで6月末までの期間限定で特別公開中! ぜひ、ご登録を!!

 6月11日、参院本会議で憲法改正を定める改正国民投票法が、CM規制や最低投票率の問題など、公正・公平に関わる重大な欠陥を置き去りにしたまま、可決・成立してしまいました。

 法施行後3年をめどに、CMや運動資金に関する規制を検討し、必要な措置を講じることが附則に明記されましたが、与党側は「(措置が講じられるまで)法的に憲法論議や発議を妨げるものではない」と明言しています。

 衆参の憲法審査会では、自民の議員を中心に「コロナ禍に対応するため、憲法に緊急事態条項が必要だ」という意見が繰り返し主張されてきました。

 さらに法案成立目前の6月10日には、自民、公明、維新、国民民主などの議員からなる超党派の新憲法制定議員同盟が憲政記念館で開いた集会「中曽根康弘会長を偲び、新しい憲法を制定する推進大会」に、菅義偉総理がビデオメッセージを寄せ、緊急事態条項の創設を訴えました。

 10日付け産経新聞は、「首相は緊急時に限って政府の権限強化などを可能とする緊急事態条項を憲法に設けることについて『世論調査において賛成が7割近い』と指摘。その上で、『国家や国民がどのような役割を果たし国難を乗り越えていくべきか、憲法にどのように位置づけるかは極めて重く大切な課題だ』と指摘した」と報じました。

※新憲法制定へ推進大会 首相「改正は当然」(産経新聞、2021年6月10日)
https://www.sankei.com/article/20210610-RMVXWIT57VJUBEZO35X6ZEY3BI/

 自民党は憲法に戦時独裁条項である緊急事態条項を創設しようと、世論の誘導をはかっています。

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をフルテキスト化し、詳細な注釈をつけて、「岩上安身のIWJ特報!」として毎月発行しています。

 「岩上安身のIWJ特報!」では、今年4月22日に行われた「岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー」から、国民投票法「改悪」についてうかがった部分を抜粋して、5月31日に第516号(その1)を、そして6月6日に第517号(その2)から第519号(その4)までを発行しました。

 この4本の記事を、緊急性と公共性に鑑み、IWJのサイトで期間限定で特別公開しています。

※【第516号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その1) 2021.6.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492700

※【第517号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492877

※【第518号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その3)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492891

※【第519号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492910

 新聞・テレビが一体となったマスコミは、民放連が自主規制をせず、無制限に改憲CMを受け入れる方針のため、「改憲CMビジネス」で大儲けできる見込みがあり、テレビ局とそれぞれ一対となった大手新聞も含め、この国民投票法の「改悪」について、批判的に検証し、報じることは、まずありません!

 大新聞・地上波のテレビ局など、マスコミが頼りにならない今こそ、独立メディアであるIWJが、声を枯らして世にこの問題の先行きの危うさを伝えるべく、今回、有料メルマガを特別公開する次第です! ぜひ、多くの人に拡散してお知らせくださるよう、ご協力をお願いします!

 「目の前の危機(コロナ禍)から国民を守らない与党が、緊急事態のために改憲が必要だと言う。じゃあ、緊急事態条項で、内閣に特別な権限を与えて、何かできるんですか!?」(小西洋之参議院議員)

 岩上安身によるインタビューにおいて、小西議員は上記のように、有効な対策が打てずに新型コロナウイルスの感染を抑えられないような無能な政権が、あろうことかコロナ禍を利用して、憲法改正に有利なように、今国会で国民投票法を改正しようとすることに強い危機感を示しました。

 5月3日、菅総理は改憲派の憲法集会に送ったビデオメッセージで「新型コロナ対応で緊急事態への備えに関心が高まっている」と述べ、緊急事態条項の新設を訴え、国民投票法改正案を「憲法改正議論を進める最初の一歩」と強調しました。

 これは、国民がコロナで苦しんでいる、その窮状を悪用し、「特措法の緊急事態宣言」と「改憲による緊急事態条項」はまったく別物なのに、その差異をろくに国民に説明することなく、あたかも改憲による緊急事態条項の導入が、コロナ禍克服の決め手になるかのような虚偽のプロパガンダを展開して、国民を騙し討ちにしようとするものです。こんな卑劣な話はありません!

 岩上安身によるインタビューで小西議員は「現状、国民投票法のCM規制は空っぽで、多額の資金を用意できる個人や団体が、メディアに改憲賛成CMを流すことを規制できない。外国の資金でCMを作ることも可能だ。国民の皆さんが冷静な判断ができなくなる。今のままで国民投票、憲法改正をやるとめちゃくちゃになる」と強い懸念を表明しました。

 さらに小西議員は衆参ともに改憲派議員が3分の2を超える現状を説明し、「国民投票法を改正したら、いつでも憲法改正できるようになる」と、この法案が可決されてしまったあとの危険性の大きさを訴えました。

 小西議員は「衆議院選挙と改憲(国民投票)、ダブル選挙もできる。衆議院でもう1回、3分の2を取られたら、来年の参院選で国民投票と、ダブル選挙だってできる」と述べ、「これは本当、目の前の危機ですよ!」と強調しました。

 ぜひ、「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

 また、IWJのサイトでは、サポート会員の方に「岩上安身のIWJ特報!」のバックナンバーを公開しています。サポート会員に登録すると岩上安身インタビューなどすべての記事を無制限で御覧いただけます。

※シリーズ:IWJ特報
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwj-dispatch

 ぜひ、サポート会員登録してご利用ください!

※会員へのご登録はこちらからお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビューは、以下のURLから全編動画を御覧いただけます。こちらもぜひ、あわせて御覧ください。

※日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! ~岩上安身によるインタビュー 第1038回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491229

※5月6日の連休明けにコロナ禍のドサクサに紛れて国民投票法改悪案が衆議院で可決!? 日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1039回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491497

※国民投票法「改悪」案、5月6日にも衆院採決か!?  国民投票法の次はナチスばりの緊急事態条項を含む自民党改憲へなだれ込むリスクが! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1040回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491635

■<お知らせ>IWJは「憲法を着る!」をテーマに今夏も新たなTシャツを製作・販売する予定です。現行の日本国憲法で、皆さまが好きな条文を教えてください!

 IWJでは今夏も、新たなTシャツの製作・販売を予定しています。そして、もしも現在の自公政権で改憲が行われ、憲法に緊急事態条項が加えられてしまえば「永遠のお別れ」となってしまうかもしれない現行の日本国憲法の条文をあしらったTシャツにしたい、「憲法を着たい!」と考えています。

 そこで、IWJ会員、日刊IWJガイド読者の皆さまに、憲法の何条の条文が好きか、自分が着たいと思うか、ご意見を募集します!

 現在の与党・自民党が中心となって進めている、緊急事態条項の追加を前提とした改憲論議は、9条だけでなく、すべてを心肺停止させ、二度と復活させない、現行憲法を全否定するものです。

 そこまでの悪意が彼らの中には巣食っているのだということを直視し、現憲法を守るべく、その素晴らしさも、改善可能性も、のびやかに論じられ、邪悪な政治的意志の意図を見破り、抵抗と連帯の輪を広げていきたいとIWJは考えています。

 この機会に、憲法の各条文を改めて振り返り、ぜひ皆さまのご意見をお聞かせください!

 日刊IWJガイドでは、憲法21条の表現の自由と、憲法12条の国民の不断の努力について、その重要性を繰り返し記してきました。

 IWJが市民メディアとして活動しているのは、表現の自由を根拠とし、同時に我々IWJ自身がこの憲法を守るための国民の不断の努力として、この活動を行なっているのです。それを我々は忘れてはいけませんし、たくさんの方々に、我々を支えてくださることも、憲法12条の国民の不断の努力に相当するものであるということを伝えていきたいと思います。


第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
(2) 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

 岩上安身は12条、21条に加えて、一番好きな条文であり、かつ一番重要な条文のひとつとして幸福追求権をうたう13条をあげ、さらに憲法尊重義務を示す99条を推薦しながら、他にも素晴らしい、大事な条文が数多くあると述べています。


第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 例えば憲法前文もいいし、基本的人権を規定する第11条、法の下の平等を示す第14条、奴隷的拘束及び苦役を禁止する第18条、思想及び良心の自由を保障する第19条、健康で文化的な最低限度の生活を保障する第25条、拷問及び残虐な刑罰を禁止する第36条、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とする第97条、憲法を「国の最高法規」と規定する第98条なども素晴らしい条文です。これを空文にせず「命」を吹き込み続けるのは、先にあげた第12条の「国民の不断の努力」です。

 こんな話を普通にできるように、このTシャツを契機に機運を高めたいと思います。現在の与党と一部のエセ野党が進めているのは、9条だけでなく、これらすべてを心肺停止させ、二度と復活させない、そうした現行憲法全否定条項なのだということ、そこまでの悪意が彼らの中には巣食っているのだということを直視して、現憲法を守るべく、その素晴らしさも、改善可能性も、のびやかに論じられ、邪悪な政治的意志の意図を見破り、抵抗と連帯の輪を広げていきましょう。

 また現行憲法と、自民党の醜悪で邪悪な改憲草案を全文読み比べる鼎談を、岩上安身と梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士との3者で行い、その内容を加筆した上で書籍にした『前夜』があります。ぜひ、憲法を手に取って、読んでみてください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く(IWJ書店)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 憲法をもっと素敵な方向に改めたい、と考えるのは自由です。しかし、憲法がもつ、主権者たる国民から権力者への制約として書かれたという本質、そしてそれが国の法秩序の最上位に存在し、最高法規とされていることを毀損するような「改悪」は決して許されません。

 自民党の改憲案は緊急事態条項の導入も大問題ですが、そもそも自民党案では、国民が権力者にあてて書いた権力の制約という憲法の本質が根本から侵されています。これは憲法と呼べる代物ではありません。

 そのこともぜひ、憲法が危機に瀕しているこの夏、Tシャツを着て、『前夜』をお読みになって、一人でも多くの方々と憲法について、語りあい、憲法12条に定められた「不断の努力」として、何をなすべきか、それぞれお考えいただけたらと存じます。

※ご意見は、下記メールアドレス宛てに、件名を「好きな憲法条文」としてお送りください。
メールアドレス:office@iwj.co.jp

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210629

IWJ編集部(岩上安身、富樫航、城石裕幸、木原匡康、六反田千恵、中村尚貴)

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 https://iwj.co.jp/
公式ツイッターアカウント 【 https://twitter.com/iwakami_staff