日刊IWJガイド非会員版「4月最終日です! 今月ご寄付は28日時点で目標額まで149万6900円が必要です! どうか皆さまのご支援をお願いいたします!」2021.04.30号~No.3151号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~4月最終日となりました! 今月ご寄付は28日時点で目標額の約3分の2にとどまり、まだ149万6900円が必要です! 今期期首からの累積不足分も497万円! どうかIWJ存続のため、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします!
■【中継番組表】
■連休明け5月6日に予定されている国民投票法改悪案の強行採決! IWJは、GW中、この国民投票法改悪案反対の様々な特集企画を組み、世論に訴えます! その第一弾として、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」において「日本学術会議任命拒否問題で見えてきた『疑似法治主義』国家ニッポンの姿!菅総理は憲法15条を悪用して独裁を行なっている!その先には軍事研究への誘導がある!岩上安身による立命館大学大学院・松宮孝明教授インタビュー」(1)~(4)の4本を発行いたします! ぜひ、まぐまぐからご登録ください!!
■28日、参院でも憲法審査会が3年ぶりに開催される! コロナ禍をダシに憲法への緊急事態条項新設を主張する与党・維新議員に共産・山添拓議員は「感染拡大と医療崩壊の危険を招いているのは、憲法のせいではなく、無為無策で対応能力を欠く、菅政権」と指摘!「コロナに便乗して改憲論議を煽るのは、究極の火事場泥棒だ」と糾弾! 立憲・社民会派の小西洋之議員は安倍・菅政権下での悪政を列挙!「憲法審査会には違憲の法律の調査・審査の法的責務がある」と指摘!
■<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>ゴールデンウィーク初日、岩上安身は小西洋之参議院議員にインタビュー第2弾! 5月6日の連休明けにコロナ禍のドサクサに紛れて国民投票法改悪案が衆議院で可決!? 日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!
■<本日の岩上安身によるインタビュー>必見必聴!! 昨夜に引き続き岩上安身による小西洋之参議院議員への連夜のインタビュー第3弾! 「日本は『原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国』に!菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!(続)」をお送りします。
■福井県の杉本達治知事が美浜原発3号機、高浜原発1号機、2号機の再稼働に同意! 40年超の危険な老朽化原発の再稼働地元同意、国内初! コロナ無策で地方経済を疲弊させておきながら50億の交付金で「弱みにつけ込む」菅政権のインチキ「脱炭素」!
■<IWJ取材報告 1>「日本の原発は必ずなくなる。自然エネルギー推進の闘いは必ず勝つ。原発廃止と自然エネルギーの推進を同時に進めねばならない」~4.16「東海第二原発とめよう」集会 ―講演、河合弘之氏(東海第二原発訴訟弁護団共同代表)IWJ書店にて河合弘之氏サイン本「原発訴訟は社会を変える」入荷しました!
■<IWJ取材報告 2>「1年経って困窮者の状況はより深刻化している」! 1年ぶりの大人食堂実施を前に、雨宮処凛氏が国のコロナ困窮者への無策を厳しく批判!~4.28 GW大人食堂実施に先立つ記者会見
■<IWJ取材報告 3>迷走するワクチン供給体制! 自治体への配分量は不明! 高齢者への本格接種を目前に、いまだ接種が完了していない医療従事者からは悲痛な訴えも!~4.19第4回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング
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■はじめに~4月最終日となりました! 今月ご寄付は28日時点で目標額の約3分の2にとどまり、まだ149万6900円が必要です! 今期期首からの累積不足分も497万円! どうかIWJ存続のため、皆さまのご支援をよろしくお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 IWJは独立メディアとして、特定スポンサーに依存せず、権力におもねることも、媚びることもなく、活動し続けてきました。社名に独立を意味する「Independent」を入れたのは、日本の真の「自立」を願ってのことです。

 国家として「独立」することと、その国家の主権者は国民であること。「国民主権」は絶対に譲ってはならない。これはIWJの背骨を貫くポリシーです。

 日刊ガイド4月21日号で岩上安身は「ナチスの聖火リレーをやめない自民党と公明党の菅政権は、その裏で、あろうことかナチスドイツのヒトラーの独裁体制を樹立した授権法(全権委任法)に匹敵する緊急事態条項を含んだ、改憲案を容易に成立させられるようにする国民投票法の改悪を可決しようとしています! しかもコロナ禍で国民が苦しんでいるただ中においてです」と書きました。

 コロナ禍と五輪の陰でこっそりと改憲へのステップを踏み、国家緊急権によって内閣による独裁が可能となる緊急事態条項の導入をしようとする企みは、国会(立法府)を空洞化し、国民から主権を奪うものです。

 政府与党、衆議院憲法審査会は5月6日に改憲を容易にする国民投票法の改悪を採決しようとしていますが、こんな暴挙は絶対に許してはなりません!

 他のメディアはほとんどこの5月6日の採決の危険性をクローズアップしませんが、他メディアが見逃しても、真の独立メディアであるIWJは見逃しません。

※日刊IWJガイド「岩上安身による緊急事態条項を含んだ改憲への道を開く国民投票法改正案反対の檄文!4月21日までのご寄付は約191万円、目標額まであと6割! IWJにご支援ください!」2021.04.22号~No.3143号(日刊IWJガイド、2021年4月22日)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210422

 なぜ、平和なはずの日本に、独裁体制を築こうとするのか。これは戦時体制を築くためです。何のため、どの国との戦争なのか。米国の思惑によって日本が「鉄砲玉」に仕立て上げられ、中国との戦争に駆り出されるためです。

 IWJは、この危険性を10年前から見越して警告を発してきました。

 IWJは独裁にも、米国の従属にも、当然ながら中国への従属にも反対しています。日本は、真の主権国家であるべきです。

 「原発を抱えたまま破滅的な戦争」に突入することにも、もちろん反対です。このまま米国の「鉄砲玉」に、無自覚に仕立て上げられてはいけません。安倍政権と同様、菅政権も突き進む破滅的な対米従属の罠にはまってはなりません。我々は、主権国家の道に引き返すべきです。

 自由と民主主義・法の支配・人権だけでなく、極右・極左の両方の全体主義にも反対し、平和を維持しながら国民主権にもとづく日本国家の自立を求めるべく、IWJは報道・言論活動を行ってきました。

 そうした報道・言論活動を10年続けることができたのは、IWJの姿勢に共感してくださる一般市民の皆さまのご支援によって支えられてきたからです。本当にありがとうございます!

 しかし、今月4月も、コロナ禍のもとの現実は厳しく、IWJの運営に必要なご寄付・カンパの目標額に届いておりません。IWJの財政はピンチから脱出できていません。

 4月は本日、最終日となります。

 4月のご寄付は28日現在、162件、300万3100円と、目標金額450万円の67%、3分の2にとどまっています。月間目標額の450万円までは、あと149万6900円が必要です。

 また昨年8月から今年3月までの、今期第11期・8ヶ月間のご寄付の実績は、目標額と比べてみますとマイナスで、累積の不足分は497万円にのぼります。このままですと、今月、また不足額を増やしてしまいます。7月末の期末は大幅な赤字転落となってしまう危険性があります。

 IWJが真のジャーナリズムを今後も継続していくためには、皆さまの会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせませんが、IWJは今、どちらも不足しており、経済的に苦しい状況に直面しています。

 赤字が重なれば、これまでのような独立したジャーナリズム活動を維持して、IWJを存続させていくことは困難になってしまいます。

 現在、岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況は、その先、長続きすることはできません。

 IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できておりません。

 前期の第10期の期末の2020年7月末までは、岩上安身からの借入金残高は、233万5000円でした。

 その後、2度に分けて40万円を返済し、2020年9月末には岩上安身からの借入金の残高は193万5000円まで減らしていました。

 しかし、コロナ禍の急速な深まりとともに、会費が減り、ご寄付が減り、収入が急激に減ってしまって、資金繰りが非常に厳しくなってしまいました。

 そこで、2020年10月末と、明けて2021年1月20日にそれぞれ400万円ずつ岩上安身から借り入れを行い、残高は993万5000円にまで再び膨れ上がってしまいました。

 その後、IWJは岩上安身に返済できず、借入金残高は現時点まで、そのままの状態となっています。岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しており、これ以上は、貯金が底を尽いてしまうからです。

 先月3月末までに、多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、それらはすべてIWJの運営にあて、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 経理が、現時点で様々な要素(支出を必死に切り詰めたり、岩上安身の報酬を全額カットしたことなども含めて)を考慮に入れ、改めて試算し直したところ、今期の赤字転落を避けるためには、今後、第11期の期末となる、7月末までの約4ヶ月の間に、寄付・カンパが最低でもあと1800万円必要であるという結果が出ました。

 その金額を、残り4ヶ月で割ると、残りの各月のご寄付目標額は450万円となります。

 岩上安身の報酬を期首の時のまま支払っていたり、様々なコストカットをしていなかったら、残りの4ヶ月の目標額は1800万円では済まず、2000万円以上になっていたことは確実です。

 会費収入については、コロナ禍による会員の減少に伴い、前期比20%減の予想となっています。この現実は大変重くのしかかっています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、あくまで現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数がさらに減れば、もっと状況は厳しくなるでしょう。

 会員数の減少に伴う会費の減少により、なおさら、ご寄付・カンパでのご支援が本当に重要になってきています。

 前述の通り、IWJが特定のスポンサーや権力に対して、顔色をうかがうことなく、独立した自由な報道と言論をこれまで展開できてきたのは、市民の皆さまのご支援があってのことです。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に、独立メディアとして使命を果たすことで、こたえたいと思っています。

 IWJは、岩上安身以下、スタッフ一同、IWJを必要としてくださる皆さまのご期待に沿えるように、これからも懸命に頑張ります! そのためにもIWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

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店番号 057
預金種目 普通
口座番号 2043789
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支店名 新橋支店
店番号 022
預金種目 普通
口座番号 472535
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店番 008
預金種目 普通
口座番号 3080612
口座名 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル カンリブ

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◆中継番組表◆

**2021.4.30 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】9:25頃~「武田良太 総務大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 武田良太 総務大臣 定例会見を中継します。これまでIWJが報じてきた総務大臣記者会見関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%b7%8f%e5%8b%99%e5%a4%a7%e8%87%a3%e8%a8%98%e8%80%85%e4%bc%9a%e8%a6%8b
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【IWJ・Ch6】9:40頃~「田村憲久 厚生労働大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 田村憲久 厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣記者会見関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:10~「原発反対八王子行動(スタンディング)」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【IWJ_YouTube Live】19:00~「日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に!菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!岩上安身による 立憲民主党 小西洋之参議院議員インタビュー<続編>」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 岩上安身による小西洋之参議院議員インタビューを中継します。これまでIWJが報じてきた小西洋之氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%b0%8f%e8%a5%bf%e6%b4%8b%e4%b9%8b

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◆中継番組表◆

**2021.5.1 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【緊急シリーズ特集!コロナ禍の陰で着々と進む戦時独裁体制樹立の改憲!5月6日改憲国民投票法強行採決を許すな!! 2・IWJ_YouTube Live】19:30~「広告宣伝の制限なし!『異常に自由』な国民投票制度―― 憲法改正国民投票は改憲派に有利!! ~岩上安身によるインタビュー 第807回 ゲスト ノンフィクション作家・元博報堂社員 本間龍氏」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2017年10月に収録した、岩上安身による本間龍氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた国民投票関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%9b%bd%e6%b0%91%e6%8a%95%e7%a5%a8

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/402623

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

免疫逃避変異E484Kとは?「第4波」変異株感染拡大にもかかわらず、過少検査でワクチンも打てないまま東京五輪強行開催の愚!〜岩上安身によるインタビュー1037回 ゲスト 国立遺伝学研究所・川上浩一教授
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491181

迷走するワクチン供給体制! 自治体への配分量は不明! 高齢者への本格接種を目前に、いまだ接種が完了していない医療従事者からは悲痛な訴えも!~4.19第4回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491150

日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! ~岩上安身によるインタビュー 第1038回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491229

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■連休明け5月6日に予定されている国民投票法改悪案の強行採決! IWJは、GW中、この国民投票法改悪案反対の様々な特集企画を組み、世論に訴えます! その第一弾として、メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」において「日本学術会議任命拒否問題で見えてきた『疑似法治主義』国家ニッポンの姿!菅総理は憲法15条を悪用して独裁を行なっている!その先には軍事研究への誘導がある!岩上安身による立命館大学大学院・松宮孝明教授インタビュー」(1)~(4)の4本を発行いたします! ぜひ、まぐまぐからご登録ください!!

 連休明けの5月6日に、国民投票法改悪案が、衆議院憲法審査会で強行採決されるかもしれません。

※15日、今国会初の衆院憲法審査会で立憲民主・道下大樹議員が「コロナ禍で投票できないのは憲法違反」と提議! 国民民主・山尾しおり議員は特措法にもとづく緊急事態宣言を問題視!「自民党改憲草案で『国会承認が必要』としていた方針は一体どこへ行ったのか?」(日刊IWJガイド、2021年4月17日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48667#idx-6

※コロナ禍のドサクサにまぎれて本日22日にも強行採決か!? 国民投票法改正案はイージーな改憲に直結している! しかも改憲には、あの安倍晋三前総理の影が! 国民投票法105条の国民投票運動規定にご注目を!(日刊IWJガイド、2021年4月22日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48692#idx-3

※「同じ法律の中身について『まずこれを採決をして、その次にこちらをやりましょう』なんて話は聞いたことがない!」衆院憲法審査会で「国民投票法改正案の採決をした上でCM規制と憲法本体の並行論議を」と求める与党側に、立憲民主・山花郁夫議員が反論! 5月6日に国民投票法の採決は行われるのか!?
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48696#idx-6

 国民投票法改悪案は自民党の改憲プランとセットです。国民投票法が、このままの形で成立すれば、緊急事態条項を含む自民党の改憲案が国会で発議される可能性が非常に高くなります。

 実際に発議された場合、国民投票にかけられることになりますが、改憲勢力にとって著しく有利になります。なぜなら、国民投票法第105条で、改憲に関するテレビ・ラジオのCMを投票期日の14日前までは、規制できない仕組みになっているからです。それまでたれ流し放題なのです。

 潤沢な資金を有する自民党や改憲勢力・団体が電通などと組んで、大量のテレビ・ラジオCMで国民を洗脳し、自民党の改憲プランを実現させるため、全精力を注ぐことは間違いありません。

 問題は、この改憲項目の中に、全権を内閣に集中させる内閣独裁条項ともいうべき緊急事態条項が入っていることです。一度、憲法に刻まれ、そして実際に発令されたら、民主主義も、三権分立も、国民主権も息の根を止められ、そしてもう後戻りは不可能です。独裁を解除する規程が存在しないからです。 

 つまり、5月6日に迫った衆議院の憲法調査会での国民投票法裁決から緊急事態条項発令による戦時ファシズム=国家総動員体制の樹立、そして現実の戦争までまっしぐらなのです。

 コロナ禍において、3回の緊急事態宣言を経験したことで、「緊急事態」という言葉に抵抗がなくなっている人もいるはずです。

 コロナ禍で3回も緊急事態宣言が発令されても何も危険ではなかったではないか。政府は独裁的な権力なんてふるえなかったではないか。心配のし過ぎだろう、と気の緩んでしまっている人々も多数いるはずです。

 あるいは、緊急事態条項自体が危険なのではない、その運用の枠組みが問題なのだという議論や、いや、むしろ、もっと厳しい罰則を伴った個人の自由の制限が必要だ、という議論が現に出てきています。

 どれも大きな勘違いをしています。災害や感染症対策のために出される緊急事態宣言は、現行の憲法秩序を根こそぎ引っ繰り返すようなものではありません。しかし、自民党が改憲のために用意している緊急事態条項は、名前こそ似ていますが、中身が根本的に違います。

 自民党の改憲案にある緊急事態条項には、「国会議員の任期を延長させられる」とありますが、これは、永遠に延長することができるということであり、その場合、選挙がなくなります。国民が政権を選択する権利が失われるのです。

 また、内閣が国会の審議を経ることなく、法律と同等の強制力をもつ「政令」を出すことができるようになります。国会が機能を停止させられ、内閣によって現行の憲法秩序を覆すような、どんな無茶苦茶な「政令」が出されても、国民は従属しなければならなくなるのです。

 これが改憲による緊急事態条項のもたらす内閣独裁体制であり、コロナ禍によって出されている緊急事態宣言とはまったくレベルの違う話なのです。なのに、その大きな違いやその危険性について政府もマスメディアもまったく国民に知らせようとしていません。

 IWJは、5月6月を見すえて、このGW中、この国民投票法改悪案の正体と緊急事態条項の危険性、対中国戦争の無謀さをお伝えする企画を連続してお送りします。

 まず、30日までに、メルマガサイト「まぐまぐ」で「岩上安身のIWJ特報!日本学術会議任命拒否問題で見えてきた『疑似法治主義』国家ニッポンの姿! 菅総理は憲法15条を悪用して独裁を行なっている! その先には軍事研究への誘導がある! 岩上安身による立命館大学大学院・松宮孝明教授インタビュー」(1)~(4)の4本を発行いたします。

 立命館大学大学院法務研究科教授・松宮孝明氏は、菅義偉総理が憲法15条を根拠として日本学術会議の新会員に対する任命拒否を行った6人の学者のうちの1人です。

 2020年10月13日と27日の2回にわたって行われたこのインタビューでは、松宮教授は、菅総理による学術会議任命拒否問題の本質が、「独裁の論理」であることをズバリ指摘しています。 
 
 「憲法15条っていうのは、内閣総理大臣に、公務員の人事に関して完全にフリーハンドを与える条項だっていう風に、菅総理は読んでいることになる。

 これ、ヒトラーが政権掌握して全権を持った時のやり方と似てるんです。ヒトラーはワイマール憲法の中の緊急事態条項を使って、自分に全権を委任する『授権法』を帝国議会で通した。菅総理の今回の言い方は、それすらやらないで、憲法15条が授権法だって言っている。日本の法治主義の本当の危機が、今、来てるんです」

 学術会議任命拒否問題は、現在、進行中の、改憲に連なる国民投票法改悪案の強行採決と、その本質を共有するものなのです。

 「岩上安身のIWJ特報!」では、このインタビューをフルテキスト化し、詳細な注釈をつけて発行します。お時間がなく、動画は観られない方でも、テキストであれば、いつでもご自分のペースで読むことができます。

 ぜひ、「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

※「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから(月額税込880円、初月無料)
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

 また、IWJのサイトでは、サポート会員の方に「岩上安身のIWJ特報!」のバックナンバーを公開しています。サポート会員に登録すると岩上安身インタビューなどすべての記事を無制限で御覧いただけます。ぜひ、サポート会員登録してご利用ください!

※シリーズ:IWJ特報
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/series/iwj-dispatch

■28日、参院でも憲法審査会が3年ぶりに開催される! コロナ禍をダシに憲法への緊急事態条項新設を主張する与党・維新議員に共産・山添拓議員は「感染拡大と医療崩壊の危険を招いているのは、憲法のせいではなく、無為無策で対応能力を欠く、菅政権」と指摘!「コロナに便乗して改憲論議を煽るのは、究極の火事場泥棒だ」と糾弾! 立憲・社民会派の小西洋之議員は安倍・菅政権下での悪政を列挙!「憲法審査会には違憲の法律の調査・審査の法的責務がある」と指摘!

 4月28日、参議院で3年2ヶ月ぶりとなる憲法審査会が開かれ、憲法改正に関する自由討議が行われました。

※憲法審査会(参議院インターネット審議中継、2021年4月28日)
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

 各会派の意見表明では、自民党の石井正弘議員が、自民党が提案している改憲4項目の「緊急事態対応」について、自然災害の多発や南海トラフ、首都圏直下型地震を引き合いに出し、「災害緊急事態に際し迅速に対処する必要が高まってきている」と主張しました。

 しかし、災害時に国に権力を集中することが何の役にも立たないどころか、かえって機動的な現場での対応に支障をきたすことは、これまでにもIWJが報じてきました。

※2016年最大の喫緊のテーマ!「国家を守り、人権を制限するのが国家緊急権。多くの国で権力に濫用されてきた過去がある」~岩上安身によるインタビュー 第599回 ゲスト 永井幸寿弁護士 2015.12.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/279662

※「災害時に、国家緊急権は役に立たない」緊急事態条項・反対派の永井幸寿弁護士との議論で、賛成派の小林節氏に「地殻変動」 ~国家緊急権を徹底討論! 2015.10.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/271317

※自称「ジャーナリスト」の櫻井よしこ氏が、熊本・大分大地震のさなかに「緊急事態条項」創設を主張!熊本・大分大地震は「最初から国が前面に出て」「事態に対処することができたであろうと思われる」と大放言! 2016.4.28
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/299895

※「3.11では助けることのできる命が助からなかった」――自称「ジャーナリスト」の櫻井よしこ氏が事実無根のデタラメで改憲による「緊急事態条項創設」を煽動! 日本会議系集会で~根拠なきプロパガンダに永井幸寿弁護士が徹底反論!(前編) 2016.5.3
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※8・15平和のつどい ―講演:永井幸寿弁護士「災害をダシにして、憲法を変えてはならない」 2016.8.15
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/325716

※「災害をダシにして憲法を変えてはいけない!」――災害対策のプロ・永井幸寿弁護士が「緊急事態条項」をテーマに超党派の議員と市民の勉強会で講演~安倍政権をナチスになぞらえる指摘も 2016.10.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/341762

※【国会ハイライト】「災害をダシに憲法を変えてはいけない」〜永井幸寿弁護士が憲法審査会で意見陳述!緊急時の国会議員の任期問題は「参議院緊急集会」と公選法「繰延選挙」で対処可能!(前編) 2017.3.27
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/370892

※【国会ハイライト】「国家緊急権ないから住民に直接命令できない」中谷・前防衛相が緊急事態条項の必要性強調!永井弁護士は「総理の指示に従えば熊本でより大勢死んでいた」!(中編) 2017.4.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/373505

※いつでも独裁が可能!? いつまでも独裁が可能!? 憲法で堂々と独裁を肯定!? より危険性が高まった自民党新改憲の緊急事態条項!~5.21 岩上安身によるインタビュー 第872回 ゲスト 永井幸寿弁護士インタビュー 2018.5.21
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※災害が起きた後に権力を集中しても何もできない。災害をダシに憲法を変えさせてはいけない!「憲法に緊急事態条項は必要か」永井幸寿弁護士が11.17神戸で講演! 2018.11.17
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 岩上安身はコロナ禍で緊急事態宣言を出すことが可能となった特措法成立時の、安倍晋三前総理の2020年3月14日の記者会見で「自民党改憲案の緊急事態条項への布石、国民を慣らして安倍独裁を可能にするものではないか?」と質問しました。安倍前総理はこれに「国民投票によって国民の皆様が決めるもの」と独裁を否定しませんでした。

※総理会見で岩上安身が直撃質問!「報道、言論の自由は担保されるのか?」「非常事態宣言で国民を慣らし、改憲で緊急事態条項を導入!?」安倍総理は「安倍独裁」を否定せず「国民が選ぶこと」と回答!! 2020.3.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/469996

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■<昨日の岩上安身によるインタビュー報告>ゴールデンウィーク初日、岩上安身は小西洋之参議院議員にインタビュー第2弾! 5月6日の連休明けにコロナ禍のドサクサに紛れて国民投票法改悪案が衆議院で可決!? 日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!

 コロナ禍による緊急事態宣言下で迎えたゴールデンウィーク初日。4月29日夜7時から、岩上安身による 小西洋之参議院議員インタビュー第2弾をフルオープンで配信しました。

 ゴールデンウィーク明けの、5月6日には、衆議院で国民投票法の「改悪案」が採決される危険があります。この「改悪案」には、国民の投票機会を狭める2つの改悪ポイントが入っています。それら改悪ポイントについて、小西議員は4月22日の岩上安身のインタビューで詳しく語っています。

※日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! ~岩上安身によるインタビュー 第1038回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.22(IWJ、2021年4月28日公開)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491229

 第2弾インタビューは、コロナ禍緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、ゴールデンウイーク明けの5月6日と言われている衆議院での国民投票法改悪案の強行採決にフォーカスしました。

 まず、前回の振り返りも含めて、感染拡大第4波と3度目の緊急事態宣言を招くことになった安倍・菅政権によるコロナ対策の失政についてお話いただきました。

 4月23日の緊急事態宣言を発令した記者会見で菅総理は「緊急事態における法令の整備が必要だと痛感する」と述べています。

岩上「(菅総理は)医療機関にはお願いベースしかできないと。緊急事態において、いざというなら強権発動だと」

小西議員「今でも法律で、医療機関に協力を要請できる。しなければ公表までできる。強制に近いことできる。それを御願いベースしかないという総理は何もわかっていない」 

岩上「自民党政権は、ずっとPCR検査にすごく抑制的でしたね」

小西議員「とにかくどんどん検査をしていくことができてない。『ゼロコロナ』は、ほんとうにゼロをめざす」

岩上「東アジアではちゃんと対策できている国がたくさんある」

小西議員「RCEPの加盟国で、日本は感染者数が3番目に多い、看護師さん500名とか。五輪するためにコロナ医療を犠牲にするのは許されない。それは本当のオリンピックじゃない。ナチスがやってるような。今日も大阪過去最多。そんな状況で500人看護師さん動員するんですかね。そんなことしないと五輪できないんなら、できないですよ」

 小西議員は、菅政権が誤った法解釈で都道府県知事に特措法31条を使わせなかったこと、コロナに立ち向かう医療体制を構築する法律をいまだに作っていないことは「万死に値する」失政だと批判しました。そして、大手メディアはそのことを書こうとしないと嘆きました。

 脆弱なまま放置された医療体制のために、本来なら手術が必要な人も手術を延期され、緊急の心臓発作などを受け入れてくれる病院があるのかと不安に駆られている人もいます。

 インド由来といわれる二重変異株もすでに日本国内に入っています。厚労省は遅ればせながらやっと、昨日ようやく米国4州とインドを「新型コロナウイルス変異株流行国・地域に指定」しましたが、またも後手に回っています。

 第2部では、コロナ感染拡大の陰で5月6日に迫る改憲のための国民投票法改悪の採決についてお話しいただきました。

岩上「政府はコロナ感染拡大の陰で改憲のための国民投票法改悪を画策しています。5月6日に憲法審査会があって、その後ダダダっと改憲までなだれ込むのか」

小西議員「この国民投票法を改正すると、いつでも改憲できるようになってしまいます。おかしなことをやる政治家を止めているのは、憲法だけ。おかしなことをやってる政権には、法改正をやらせてはいけない」

岩上「憲法9条のことが書いてないから、声をあげなくていいと思っている左派の人も多い」

小西議員「9条はすでに壊されているんですね。自民党がやりたいのは9条よりも緊急事態条項です」

岩上「5月6日の採決を与党は迫っているということですが?」

小西議員「明日が正念場の1日になると思う。立憲民主党が改定案を出したんですね。今の国民投票法は、お金持ちがいくらでもCMできる体制。ネットも全く規制がないという極めて危険なもの。

 2007年の立法のときは民放連が自主規制するといったんです。それならばいいだろうと。会議録を見ればわかる。しかし、今になって、自主規制するなんて言ってないと言いだした。自主規制するということで今の国民投票法ができたのに、これでは欠陥法」

 昨日立憲民主党は修正案を出した。向こう3年以内にCM規制を入れる、それを受け入れるなら賛成してもいいと。与党はとにかくいったん国民投票法を改正しましょう、野党の言っているCM規制の話はその後でやりましょう、とまったくいい加減なことを言っています。与党はCM規制の問題と同時並行で憲法改正案の議論も進めましょうといっている。そんなやり方が許されていいはずはない」

 小西議員は、いまや衆議院も参議院も改憲派が3分の2以上を占め、いつでも憲法改正を仕掛けられるリスクが存在しているといいます。

小西議員「衆議院は、自公の議員がコロナ禍で銀座のクラブに行ったり、選挙買収などがあったりして、自公だけでは3分の2は取れないはずなんですが、無所属で残っている議員、それに維新が11名など野党の改憲勢力を入れると、衆議院は圧倒的に改憲派が多数」

 参議院は定数45名で、3分の2は164名。私の計算だと改憲派は162名だったが、その後自民党に寝返る野党議員がいて、改憲派が3分の2を超えてしまった。衆参両院とも改憲派が3分の2を超えていて、いつでも憲法改正発議ができるようになっている」

 さらに、憲法改正が発議された後は、「改憲ビジネス」に飛びつくメディアによって、一気に世論の「洗脳」が進む、と岩上が指摘しました。

岩上「そのあとはもう一気です。資金の豊富な改憲派のCMがだーっと流される、メディアもそれで広告がたくさん入るので、どんどんCMを受け入れる。いわば改憲ビジネスです。いまどこもメディアは経営に苦しんでいるんです。だから、外資規制もゆるゆるの状態。改憲でもなんでもCMでお金が欲しい、そうなれば改憲を批判するような番組も作れなくなる。

 報道ステーション、古舘さんが辞めさせられたときも、実は番組スタッフまで解体させられた。1回だけ緊急事態宣言の素晴らしい番組を作ったが、それが逆鱗に触れてしまった」‪

小西議員「大変ですね。テレ朝に政府が圧力かけることは法的にはできないはずなのに。僕らももっとがんばらないと」

岩上「テレビは完全にスポンサーの言いなりです。そして、各官庁に記者クラブがあって、各社の記者が出向していて、省庁の職員がお茶出しをしていたりする。海外ではジャーナリストは独立しているんですが。

 だから、僕は出版ジャーナリズムを志したが、圧力を感じ始めていた時に、インターネットが普及してきて、個々の市民がカンパしてくれた。それではじめて独立したメディアってこういうことかと気がついたんです」

小西議員「マスコミもダメ、出版もダメということになると、国民にどうやって真実を伝えればいいのか。狭い国会の中で議論しているだけ。われわれも報道が命なんです。NHKも、何も真実を伝えていない。受信料を返せ、と。安保法制の時も一番大事なことを伝えていなかった」‪

岩上「記者もそう。記事を取り上げてくれなかったら終わりですから。戦っている人たちが潰されていくのを見てくると、みんな学習していきますよね。ずっと見てきましたら。ボロボロになった人もいますし」‪

小西議員「IWJも、(視聴者の)みなさんはこの場面しか見ていないけれど、この後ろにバックオフィスがあって、スタッフの皆さんが一生懸命番組を作っているんですね。これはコストがかかります。どうぞ、みなさん、IWJを支援してあげてください」‪

 小西議員から思わぬ応援をいただきました。ありがとうございます。

小西議員「僕はNHKの受信料の一部で公共報道基金のようなものをつくっていきたいとおもっているんです」

岩上「アメリカは新自由主義の国だけれど、一方でそういう公共政策があるんですよね。日本は恐ろしいほどない。その上で新自由主義をすすめている」

 自民党がめざす緊急事態条項の成立について、小西議員は強い懸念を示しました。

小西議員「一番恐ろしいのは国会がなくなることです。国会議員の小西も働けなくなるんですね。政府にやりたいようにやれるようになる。緊急事態までいったら終わりですね。

 たとえば、アパホテルの社長さんは筋金入りの改憲派なんですよね。そういう資金力のある人がどんどん改憲CMを出すということになると、影響力がすごい。CM規制がなければ、国民投票法は欠陥法です。

 5月11日に衆議院、6月16日参議院で可決となると、施行が3ヶ月後。やろうと思ったら、衆議院選挙と改憲国民投票を同時にできることになるんですね。

 昨日、4月28日の憲法審査会では、多くの国民が苦しんでいるコロナ禍の中で、なぜ今、こんな大事な問題をやるのか。不要不急の問題ですよね。自民の議員も維新の議員もなぜ今やるのかを説明できないんです」

 しかし、衆参両院とも与党は圧倒的に多くの議席を有しています。国民投票法の改悪を止めることはできるのでしょうか。

小西議員「参議院では憲法を守るためにあらゆる手を尽くしている。付帯決議には『立憲主義及び憲法の定める国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義に基づいて、徹底的に審議を尽くす』と入れました。一種のファイアウォールなんです、憲法を守るための。

 憲法審査会は、憲法99条によって憲法尊重の義務があり、憲法違反の議論も仕事の一つです。参議院では審査会をひらけば安保法制を始め、憲法違反もどんどん問い詰められる。それで、参議院ではあんまり開きたがらないんですよ。

 5月6日の衆院での可決を1日でも2日でも遅くすること、参議院ではファイアウォールを何枚も用意している。参議院で議論が煮詰まったまま国会閉会を迎えれば、廃案になる可能性もある。我々はそれを狙っているんだけれども」

 細い糸ですが、まだ国民投票法改悪を止めることのできる可能性はゼロではありません。事態の緊急性を鑑みて、岩上安身による小西議員のインタビュー続編を本日、4月30日にも敢行します。ぜひ第1弾、第2弾のインタビューと合わせて御覧ください。

※「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に!日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速!菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!(YouTube、2021年4月29日)
https://www.youtube.com/watch?v=9pLHlxjZDiQ&t=91s

■<本日の岩上安身によるインタビュー>必見必聴!! 昨夜に引き続き岩上安身による小西洋之参議院議員への連夜のインタビュー第3弾! 「日本は『原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国』に!菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!(続)」をお送りします。

 4月29日、夜7時から始まった小西洋之参議院議員への岩上安身のインタビューは、安倍・菅政権のコロナ失政と5月6日に迫る国民投票法の「改悪」案の衆議院採決の話題で、夜11時過ぎまで熱く盛り上がりました。
 
 本日4月30日は衆議院の憲法審査会が開催され、小西議員によると「正念場」になりそうだということです。事態の緊急性を鑑み、昨夜に続き、小西議員のインタビューを敢行します。
 
 第3弾インタビューでは、小西議員による衆議院の憲法審査会のレポートのほか、2015年の解釈改憲による集団的自衛権の行使容認によって、2017年から2018年にかけて日本列島と日本国民が現実に戦場になる瀬戸際までいっていたことを示し、安保法制の違憲性を立証した小西議員の論考もご紹介いただきます。

 その他、米中対立が激化する中でバイデン政権が改めて強調する「同盟主義」の実相、「自由で開かれたインド太平洋」構想とクアッド、米軍の戦略と中国の戦略など、安全保障の問題を取り上げる予定です。どうぞ御覧ください。

 岩上安身による小西議員への第1弾、第2弾インタビューもぜひ御覧ください。

※日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! ~岩上安身によるインタビュー 第1038回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.22(IWJ、2021年4月28日公開)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491229

※「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に!日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速!菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!(YouTube、2021年4月29日)
https://www.youtube.com/watch?v=9pLHlxjZDiQ&t=91s

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【IWJ_YouTube Live】19:00~「日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に!菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!岩上安身による 立憲民主党 小西洋之参議院議員インタビュー<続編>」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured
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■福井県の杉本達治知事が美浜原発3号機、高浜原発1号機、2号機の再稼働に同意! 40年超の危険な老朽化原発の再稼地元働同意国内は国内初! コロナ無策で地方経済を疲弊させておきながら50億の交付金で「弱みにつけ込む」菅政権の「脱炭素」!

 4月28日、福井県の杉本達治知事が会見で、運転開始から40年を超える、関西電力美浜原発3号機と高浜原発1号機、2号機の再稼働への同意を表明しました。

※福井県知事が40年超原発の再稼働に同意 全国初、美浜3号と高浜1、2号(福井新聞、2021年4月28日)
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1307524

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■<IWJ取材報告 1>「日本の原発は必ずなくなる。自然エネルギー推進の闘いは必ず勝つ。原発廃止と自然エネルギーの推進を同時に進めねばならない」~4.16「東海第二原発とめよう」集会 ―講演:河合弘之氏(東海第二原発訴訟弁護団共同代表)

 4月16日午後6時頃より、東京都千代田区の東京学院にて、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」の主催で、「東海第二原発とめよう」集会が開催され、東海第二原発訴訟弁護団共同代表の河合弘之弁護士の講演が行われました。

 河合氏は、3月18日に、茨城県の日本原子力発電・東海第二原子力発電所について、水戸地方裁判所が、避難計画が整備されてないことを理由に、再稼働を認めない判決を言い渡したことについて、次のように述べ、講演を始めました。

 「今度の判決は歴史的な判決で、話したいことはいっぱいある。でも、難しい話はやめて、わかりやすく話す。また、これは、極めて画期的な判決でもある。何が画期的かと言うと、難しい議論をしないで、とにかく、『重大事故が起きた時に、人が逃げられない』、5キロ以内の約64,000人の人々はもちろん、ましてや30キロ圏内の約100万人が逃げられない。逃げられなきゃダメだよ。という、極めてわかりやすい理由。

 事故が起きたときに、人が逃げられなくなって、放射能に被爆して、蒸し焼きになって、死んじゃうかもしれないから、ダメだ、という、誰にでもわかる理由ということだ。この『誰にでもわかる』ということが歴史的に重要だ。

 今までの原発の裁判は、勝ったほうも負けたほうも、すごく高度な科学技術論争をやって、ハッキリ言って、皆さん、わからないと思う。実は、やってる弁護士もよくわからない(笑)。わかんないでやってるから、その精神的プレッシャーは大変なんです(笑)」

 河合氏の講演は、歯に衣着せず、ざっくばらんであると同時に、問題の本質を鋭く突いた内容でした。河合氏は、その講演を次のような発言で締めくくりました。

 「事故発生時のために、脱出シュートと酸素マスクが整備されていない飛行機は離陸してはいけない。だが、現状、原発だけが、避難計画がないまま稼働されようとしている。

 日本の原発は必ずなくなる。存在する基盤がなくなる。僕たちの自然エネルギーを広める闘いは必ず勝つ。でも、5年、10年、長ければ15年の時間がかかる。その間に、もう一度原発事故が起きたら、わやなんです。放射能だらけのところで自然エネルギーやっても意味がないでしょ?

 だから、原発を止める闘いと、自然エネルギーを広める闘いを同時に進めなければならない」

 河合弁護士の講演の一部始終については、ぜひ、全編動画でご確認ください。

※「日本の原発は必ずなくなる。自然エネルギー推進の闘いは必ず勝つ。原発廃止と自然エネルギーの推進を同時に進めねばならない」~4.16「東海第二原発とめよう」集会 ―講演:河合弘之氏(東海第二原発訴訟弁護団共同代表)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491075

※東海第2原発運転差止訴訟の勝訴をもたらした「歴史的判決」から、政府はトリチウム汚染水の海洋放出の問題、原発×戦争リスクまで! ~岩上安身によるインタビュー第1036回 ゲスト 東海第2原発運転差止訴訟・弁護団長河合弘之弁護士
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491024

※IWJ書店では、岩上安身による河合弘之弁護士インタビュー時にご案内しました「原発訴訟は社会を変える」河合弘之弁護士のサイン本が入荷いたしました。会員様限定販売になっております。これを機会にぜひ会員になっていただき、書籍のご購入をご検討ください。
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■<IWJ取材報告 2>「1年経って困窮者の状況はより深刻化している」! 1年ぶりの大人食堂実施を前に、雨宮処凛氏が国のコロナ困窮者への無策を厳しく批判!~4.28 GW大人食堂実施に先立つ記者会見

 4月28日、コロナ禍で困窮されている方のための「ゴールデンウィーク大人食堂」2回目の実施に先立って、主催者らが東京都千代田区の参議院議員会館で記者会見を行いました。

 昨年に続いて開催される今年の「ゴールデンウィーク大人食堂」は、5月3日(月)が15時から18時まで、5月5日(水)が12時から18時まで、千代田区麹町の聖イグナチオ教会で実施されます。

 コロナ禍なので炊き出しは行いませんが、お弁当をはじめとして、生活物資の提供、生活相談、医療相談、法律相談などを実施するとのことです。

 主催団体の一つ、一般社団法人反貧困ネットワークの雨宮処凛さんは、会見で「去年のゴールデンウィーク大人食堂は野戦病院のようだったが、1年後にも続いているとは(当時は)思わなくて」「1年前は(1年後は)コロナは収束しているかも知れないし、収束しなかったとしても国の方でも困窮者を何とかするような制度をちゃんと作ってくれると思っていた」「それが1年たってもなかなかできないどころか、状況はより深刻化していて、本当に大変な状況にあるという事は、非常におかしいと思う」と訴えました。

 詳しくはぜひ、全編動画を御覧ください。

※「1年経って困窮者の状況はより深刻化している」! 1年ぶりの大人食堂実施を前に、雨宮処凛氏が国のコロナ困窮者への無策を厳しく批判!~4.28 GW大人食堂実施に先立つ記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491448

■<IWJ取材報告 3>迷走するワクチン供給体制! 自治体への配分量は不明! 高齢者への本格接種を目前に、いまだ接種が完了していない医療従事者からは悲痛な訴えも!~4.19第4回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング

 4月19日午後2時より、東京都千代田区の衆議院本館にて、第4回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリングが行われました。ワクチン接種の進捗状況について、内閣官房と厚生労働省の担当官へ、野党議員からの質疑が行われました。また、高齢者へのワクチン接種体制などについて、高知市長・岡崎誠也氏がZoomにより、野党議員からの質疑に応じました。

 冒頭、立憲民主党・国会対策委員長代行の原口一博衆議院議員より、以下のとおり挨拶がありました。

 「岡崎さん、今日は本当にありがとうございます。お忙しい中。(中略)この要望書にも書いてあるように、国が予定よりも配分数を少なくしてきた場合には、予約したにもかかわらず、接種できない場合が生じる。そういう可能性がある。

 そもそも、ワクチンの配分については、計画的な運用をするために、毎週配分されるワクチンの最低保証量、数量を示して欲しいと、これが、私たちも聞いている多くの声です。(中略)

 そして、菅総理がなんとアメリカで、ファイザーの社長に直接、要請をするという、異例のことが起きました。ワクチンって確保されてなかったのか、ということが全世界を巡ったわけです(後略)」。

 原口氏は、続けて、厚労省職員の週の残業時間が増えていることについて触れ、以下のように語りました。

 「政治が色々なところで説明を要求する。ワクチン担当、厚労担当、コロナ担当と。本当に同情申し上げる。

 そんな中で、人間らしい働き方をするということが、一番大事なことだと思うので、私たちも更に配慮をして、この会を進めていきたいと思う。

 いずれにせよ、今危機的な状況になっている。(中略)今、日本全体に何を広げていけばいいのか、しっかり議論したい」。

 続いて、高知市・岡崎誠也市長より、高知市の新型コロナワクチン接種の現状と課題について説明が行われました。

 まず、現状の説明があり、高知市における「ワクチンの安定供給」、「新規ワクチンの薬事承認後の影響」、「医療従事者と高齢者用ワクチンの優先順位の明確化」、そして「接種情報の管理」について、それぞれの課題、要望、今後の取り組みについての詳しい紹介が行われました。

 その後、野党側が厚労省に対し、「宿題」として事前提示していた7つの質問について、省側の担当官が順次、回答しました。

 この7つの質問を巡る質疑応答の中で、高齢者へのワクチン接種の本格実施を5月に控え、肝心の、その接種を行う医師や看護師など医療従事者へのワクチン接種が完了していないケースが想定されることについて、野党議員と省担当官の間で議論が交わされました。医師会などからは、「ワクチン接種のないままでは協力できない」などの悲痛な声も上がっているとのことでした。

 これに対し、厚生労働省の担当官は「医療従事者の方を今回、コロナのワクチン接種に関しては一番の接種順位ということで位置づけしている。その理由は、やはり、現場でコロナ患者の方に頻繁に接するということで、接種を進めている。そういう意味ではまず、速やかにそうした方々へ接種することが大事だ」と回答しました。

 ヒアリングの最後に、ワクチン進捗フォローアップ野党合同チームの座長である、立憲民主党・長妻昭衆議院議員から、以下のようにまとめの挨拶がありました。

 「第1回目のヒアリングでも申し上げたが、『三頭立ての馬車』が迷走している。河野大臣が発言した内容を、厚労省も把握していない、と。やはり、情報共有をきちっとして、発信する前に共有をしてもらわないと、官僚も国民もみんな混乱する。

 東京では、今、累計で13万人の方が感染されている。東京の人口が1,400万人だから、100人に1人となる。接種をするお医者さんの立場に立つと、100人200人に摂取する場合、その中に『無症状で陽性』の方がおられる可能性は大である。

 医師や看護師の方には無理を頼んで接種を行なってもらうわけだから、これらの方々には、会場での接種の前にでも、優先的に接種するなど、臨機応変な通知を是非出して欲しい」。

 省側担当官の答弁とその後の質疑応答の一部始終については、全編動画にてご確認ください。

※迷走するワクチン供給体制! 自治体への配分量は不明! 高齢者への本格接種を目前に、いまだ接種が完了していない医療従事者からは悲痛な訴えも!~4.19第4回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491150

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、渡会裕、浜本信貴、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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