日刊IWJガイド・非会員版「驚愕の新情報! 抗体検査での陽性が免疫所持を意味しない! 抗体検査が陽性でも、PCR検査、マスク着用が最重要! IWJはI・C・Lの研究報告書の概要を仮翻訳!」2020.10.31号~No.2970号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~レストランでは1テーブル4人以下! プライベートな集まりも10人を超えることはできない! 映画館、劇場は閉鎖、コンサートも音楽活動も禁止! それでも、春より交通量が激増!  現代詩人の見たスイスの感染状況!
■【中継番組表】
■「情報隠し」「焦点ぼかし」「論点ずらし」「友だち重視」「異論つぶし」の5つの統治手法を駆使して批判を押さえ込む安倍政権は「無知の無知」独裁政権! 10月のメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は「自民党が強く求める『敵基地攻撃能力』が『抑止力』と思い込むのは、日本を破滅に導く妄想である! 岩上安身による早稲田大学教授 水島朝穂氏インタビュー」をフルテキスト化し、注釈をつけて発行します!
■驚愕の新情報! 抗体検査で陽性であっても免疫があることを意味しない! エピデミック第1波後の数ヶ月間のうちに、集団の免疫力レベルが低下していた! 抗体検査で陽性であっても、ソーシャル・ディスタンスを取り、症状が出たらPCR検査を受け、マスクも着用することが最重要! IWJはインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究報告書の概要を仮翻訳!
■軒並み前年同期比割れ! 7月~9月のGDPが、米国は-2.9%、欧州は-4.3%、日本は、-6.2%! 日本は突出!! 世界の市場は米国のGDP伸び率よりも長期化するコロナ不況に注目!! 日経平均も5日続落!NYCダウも115ドル安(現地時間午前10時10分現在)!
■IWJは生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行し、Youtube Liveで生中継を行うプロジェクトを進めています! 権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していきます! どうか、IWJの取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!
■10月も皆様からの温かいご支援をいただきました。ここに感謝を込めて、ご寄付・カンパをくださった方々のお名前を掲載させていただき、御礼のしるしとさせていただきます! 本当にありがとうございます! 今後もご支援をよろしくお願いします!
■<本日の再配信1>本日午後7時より、2010年~2019年に収録した孫崎享氏インタビューのダイジェスト版、「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!? 」を、前半部分はフルオープンで再配信します!全編は会員限定です。
■<本日の再配信2>本日午後8時からは、2020年9月17日収録の「もはや日本は再生可能エネルギー後進国! 世界から遅れをとる一方!! 『容量市場』の導入は、旧電源と大手電力会社を守り、新電源と再可エネ拡大を阻害、一般家庭の電気料金は1万円アップ!? 菅総理は『行政改革』を唱える前に自身を筆頭に政治家と担当省庁の意識こそ改革を!」を、前半部分はフルオープンで再配信します!全編は会員限定です。
■【編集雑記 第44回 10月31日 六反田千恵】〜戦いの1日、そしてがっかり。でも明日はまた別の日!
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■はじめに~レストランでは1テーブル4人以下! プライベートな集まりも10人を超えることはできない! 映画館、劇場は閉鎖、コンサートも音楽活動も禁止! それでも、春より交通量が激増! 現代詩人の見たスイスの感染状況!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 一昨日の29日は十三夜でした。雲が厚く月見には最適と言えませんでしたが、雲の切れ間から月見を楽しむことができました。都市部では、月見の風習は失われつつありますが、地方ではまだ行われています。埼玉県の北部、桶川市では十五夜だけ見て、十三夜を見ないことを「片見月はいけない」と言って戒める風習が残っています。皆様の地域はいかがでしたでしょうか。

 さて、IWJでは、連日、欧州における感染の急激な再拡大の深刻さについてお伝えしています。スペイン、フランス、英国ばかりか、ベルギーの感染状況も深刻であることもわかってきました。

※ベルギーでの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者数の平均は、7日間一貫して増加(ロイター、COVID-19 TRACKER、2020年10月30日)
https://graphics.reuters.com/world-coronavirus-tracker-and-maps/ja/countries-and-territories/belgium/

 こうした感染中心地に隣接しながら、あまり報道されていないスイスの状況について、ベルン在住の現代詩人、ロミー・リーさんからレポートがIWJ編集部に届きましたので、ご紹介します。

 「事態は春よりも深刻になるだろう」。

 ロミー・リーさんは、静かな語り口ながら、欧州を襲った第1波を上回る第2波の衝撃の深さについての見通しを語っています。

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◆中継番組表◆

**2020.10.31 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】14:00~「反原子力の日行動 ―登壇:満田夏花氏(FoE Japan)、西尾漠氏(原子力資料情報室)ほか~デモ」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5

 「原発とめよう!東京ネッワーク」主催の、反原子力の日行動を中継します。これまでIWJが報じてきた反原発関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8f%8d%e5%8e%9f%e7%99%ba
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【タイムリー再配信 781・IWJ_YouTube Live】19:00~「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!?」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2010年~2019年に収録した、孫崎享氏インタビューのダイジェスト版を再配信します。これまでIWJが報じてきたオフショア・バランシング関連の記事は以下のURLからご覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%90%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%82%b0

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/458384
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【タイムリー再配信 782・IWJ_YouTube Live】20:00~ 「もはや日本は再生可能エネルギー後進国! 世界から遅れをとる一方!! 『容量市場』の導入は、旧電源と大手電力会社を守り、新電源と再可エネ拡大を阻害、一般家庭の電気料金は1万円アップ!? 菅総理は『行政改革』を唱える前に自身を筆頭に政治家と担当省庁の意識こそ改革を!」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 9月17日に収録した、「国会エネルギー調査会(準備会)有識者チーム」 、超党派「原発ゼロの会」改め「原発ゼロ/再エネ100の会」共催の「第85回 国会エネルギー調査会(準備会)」を再配信します。これまでIWJが報じてきたエネルギー政策関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/energy-policy

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/481183

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◆中継番組表◆

**2020.11.1 Sun.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【タイムリー再配信 783・IWJ_YouTube Live】18:00~「【トランプ勝利の予測的中!】米国マスコミの異常な『トランプ叩き』は仕組まれた罠だった!?米大統領選挙の裏の裏までせまる!岩上安身によるインタビュー 第683回 ゲスト 国際情勢解説者 田中宇氏」
視聴URL(冒頭以降は会員限定): https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2016年11月に収録した、岩上安身による田中宇氏インタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた田中宇氏関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e7%94%b0%e4%b8%ad%e5%ae%87

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/344317

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483507

横浜スタジアムで明日30日から来月1日まで行われる横浜ベイスターズ対阪神タイガース戦で、収容人数の8割から満員の観客を動員する人体実験!? IWJは関係省庁や自治体に直撃取材!!
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483518

日本学術会議任命拒否問題憲法15条を授権法の代わりに悪用し独裁を行う菅総理!! 岩上安身によるインタビュー第1016回 ゲスト 立命館大学大学院法務研究科教授 松宮孝明氏 後編
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483403

処理済汚染水(ALPS処理水)の発生量は減少しているが、貯留タンクの飽和時期(2020年夏)については修正しない!~10.29福島第一原子力発電所「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483537

菅政権発足後初の臨時国会について立憲民主党枝野代表が言及!IWJ記者の質問に対し 立憲民主党が政権を獲得した際には「あたり前」に学問の自由を保障すると回答!! ~10.30 立憲民主党 枝野幸男代表 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483597

◆昨日テキストアップした記事はこちらです◆

原子力規制委員会が外部から不正なアクセスを受けた可能性があるとしたことについて更田委員長は「審査、検査等に影響が出ないよう努めることにつきる」~10.28原子力規制委員会 更田豊志委員長 定例会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/483458

2020米大統領選挙シリーズ〈2〉 変わるアメリカ?―米国で支持を広げるプログレッシブな政治と外交の行方 ―講演:三牧聖子氏(高崎経済大学准教授)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482362

国士舘大学の二人の教授に対する理不尽な懲戒解雇と降格処分!その「地位確認」を求める法廷闘争で東京地裁の判決は「完全勝訴」!!~10.15 国士舘大学文学部【石橋教授解雇・津田教授降格】事件 東京地裁判決 記者会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482848

「優れた研究、または、業績」が評価基準で推薦される日本学術会議会員候補! 任命拒否とは研究業績を否定することに当たる!~10.9 第一部 第3回「学術会議任命拒否問題 野党合同ヒアリング」
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482334

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■「情報隠し」「焦点ぼかし」「論点ずらし」「友だち重視」「異論つぶし」の5つの統治手法を駆使して批判を押さえ込む安倍政権は「無知の無知」独裁政権! 10月のメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は「自民党が強く求める『敵基地攻撃能力』が『抑止力』と思い込むのは、日本を破滅に導く妄想である! 岩上安身による早稲田大学教授 水島朝穂氏インタビュー」をフルテキスト化し、注釈をつけて発行します!

 10月のメルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、今年8月26日に収録した、岩上安身による早稲田大学教授 水島朝穂氏インタビューをフルテキスト化し、詳細な注釈を付けて「まぐまぐ」で発行します! 第487号(その1)と第488号(その2)を昨日発行し、本日は第489号(その3)と490号(その4)を発行する予定です。

 「安倍さんって、自分が倒れていく力を使うんです。第1次安倍政権の最後にも、憲法改正国民投票法を強行採決して、通してしまった」

 今年8月26日に行われたインタビューで、水島氏は、イージス・アショア配備計画の撤回、その後明らかになった安倍総理の体調不良説にあわせるように、「敵基地攻撃能力」論が再浮上してきたことに警戒の色を示して、上記の言葉を口にしました。

 2020年、コロナ禍の夏、安倍晋三前内閣総理大臣は、6月17日に通常国会が閉会すると、約2ヵ月の間、記者会見も行わず、野党からの臨時国会召集の要求にもこたえず、国民の前から姿を消しました。

 8月17日と24日には「検査」と称して慶應大学病院に長時間、滞在。持病の潰瘍性大腸炎の悪化が囁かれていました。そして8月28日、突然、記者会見を開くと、体調悪化を理由に辞任を表明しました。

※安倍晋三総理が今月17日と24日に相次いで慶応大学病院を訪問!! 岩上安身が独自に入手した永田町のメモには、持病の潰瘍性大腸炎が再発し顆粒球吸着除療法(GCAP)による治療を行っているとの情報が!? 甘利明税調会長や麻生太郎副総理が火消しに躍起に!! 2020.8.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/480108

 安倍前総理は辞任を表明した後も「敵基地攻撃能力の保有」に固執。9月11日には、「イージス・アショア配備プロセス停止の代替として取り得る方策」として、「ミサイル阻止に関する安全保障政策の新たな方針を検討してきた」「今年末までに、あるべき方策を示し、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境に対応していく」との談話を発表しました。

※辞任表明後も「敵基地攻撃能力」保有に固執する安倍総理!自民党は昨日9月1日の総務会で党員投票なしの簡易総裁選を決定!「石破封じ」の上、菅氏へ総理総裁のポストを譲り「アベ政治」継承を強行! 2020.9.3
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/480504

 安倍前総理が辞任を表明する2日前の8月26日、岩上安身は、早稲田大学教授の水島朝穂氏にインタビューを行ないました。水島氏は、全国憲法研究会の代表や憲法再生フォーラム代表も務めてきた憲法学者で、IWJでは、2015年に安倍政権が集団的自衛権の解釈拡大を進めた安保法制について、2016年には緊急事態条項に関してお話をうかがっています。

※「自国が攻められたとき」という自衛権のハードルを下げ、戦争に突入した日本 水島朝穂・早大教授が岩上安身のインタビューで政府案・維新案を「違憲」と徹底批判!岩上安身によるインタビュー 第559回 ゲスト 水島朝穂氏 2015.7.12
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583

※世界の「緊急事態条項」を検証!自民党改憲草案の「異常性」に迫る~岩上安身によるインタビュー 第612回 ゲスト 早稲田大学法学学術院教授 水島朝穂氏 2016.2.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/252583

 今年8月26日に行われたインタビューで水島氏は、「そもそも、敵基地攻撃能力論は『頭の体操』として行われてきた」と述べました。

 「実行すれば大戦争を引き起こすため、やる気はないけれど、想定としてはありうる、というだけであり、歴代の総理大臣も『そういう考えもある』と言うだけにとどめてきた。そこに、無責任に飛びつく今の政治家たちは、あまりにも無知だ」

 水島氏はそう言って憤りました。そして、今回の議論では表向きは北朝鮮のみを「敵国」と見立てているが、実際には中国やロシアを「敵」と名指しすることに他ならないと指摘。それは、際限なき軍拡を招き、東アジア地域のパワーバランスを不安定にする危険性があると警告しました。

 水島氏は、安倍政権について、「自分たちが知識のないことを自覚していない『無知の無知』政権」であり、それゆえに知識のある専門家を平気で軽視し、「情報隠し」「焦点ぼかし」「論点ずらし」「友だち重視」「異論つぶし」の5つの統治手法を駆使して批判を押さえ込んできたと、痛烈に批判しました。

 その上で、「自民党内をどんどん中央集権化し、総裁の選び方まで変えてしまう。それは、ロシアやベラルーシのような独裁国家のやり方だ。今の自民党は、スターリン型になっている」と危機感を表明しました。

 詳しくはぜひ、「まぐまぐ」にご登録の上、「岩上安身のIWJ特報!」をご購読ください!

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http://www.mag2.com/m/0001334810.html

■驚愕の新情報! 抗体検査で陽性であっても免疫があることを意味しない! エピデミック第1波後の数ヶ月間のうちに、集団の免疫力レベルが低下していた! 抗体検査で陽性であっても、ソーシャル・ディスタンスを取り、症状が出たらPCR検査を受け、マスクも着用することが最重要! IWJはインペリアル・カレッジ・ロンドンの研究報告書の概要を仮翻訳!

 昨日もお伝えしましたが、英国の理工系の名門大学、インペリアル・カレッジ・ロンドンが、6月20日から9月28日の3か月間に、英国在住の36万5千人を対象に行った調査にもとづき、新型コロナウイルス感染症でできた抗体が、時間とともに減少するという研究結果を発表しました。

※Coronavirus antibody prevalence falling in England, REACT study shows(インペリアル・カレッジ・ロンドン、2020年10月27日)
https://www.imperial.ac.uk/news/207333/coronavirus-antibody-prevalence-falling-england-react/

 インペリアル・カレッジ・ロンドンが、6月20日から9月28日までの間に家庭で実施されたフィンガープリック・テスト(指先から血液を採取して行う検査)を分析したところ、抗体検査で陽性反応を示した人の数は調査期間中に26.5%減少し、ほぼ6%から4.4%になったことがわかりました。

 以下で、このインペリアル・カレッジ・ロンドンの調査報告書の概要を翻訳紹介します。

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■軒並み前年同期比割れ! 7月~9月のGDPが、米国は-2.9%、欧州は-4.3%、日本は、-6.2%! 日本は突出!! 世界の市場は米国のGDP伸び率よりも長期化するコロナ不況に注目!! 日経平均も5日続落!NYCダウも115ドル安(現地時間、29日午前10時10分現在)!

 
 新型コロナウイルス感染拡大により、世界経済が混迷を極めています。新型コロナウイルス感染拡大が収束の目途を見せない中、欧州や米国の株価が暴落したことは昨日の日刊IWJガイドでお伝えしたとおりです。

※はじめに~ウォール街の大暴落再び! 新型コロナ感染症の世界的再拡大! 欧州各国の株価暴落に連動して米株式市場が5日連続で大暴落!! 日銀の大規模金融緩和維持決定に効果はあるか?! 本日午前9時からの東証寄りつきに注目!!(日刊IWJガイド、2020年10月30日)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/47712#more-47712(非会員版)

 そんな中、米国の商務省が、7~9月期の実質国内総生産(GDP)が前期と比べて33.1%増加したことを発表しました。米国のGDPは、4~6月に30%超のマイナス成長を記録しました。この米国のGDPの伸び率は、第二次世界大戦後に信頼性の高い統計が始まって以来、最大となりましたが、コロナ危機以前を超えるものではありません。

 他方、前年同月比で見ると、米国の7月~9月のGDPは、-2.9%とコロナ禍前の水準に戻っていません。欧州も-4.3%と同様で、米国や欧州と比べて、日本は-6.2%と突出しています。株価も5日連続して暴落しています。日本の投資家の判断は、景気低迷が、長期化するであろうとの見立てなのでしょうか。

※ユーロ圏7~9月GDP、年率61%増 コロナ前届かず(日本経済新聞、2020年10月30日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65686580Q0A031C2I00000/

 今回のGDP増の主な原因は、新型コロナウイルス感染拡大に対する政府の財政出動が個人消費つながったことにあります。一方で、ニューヨーク・タイムズによれば、この数値に示されてる伸びは既に退行しているというのです。

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■IWJは生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行し、Youtube Liveで生中継を行うプロジェクトを進めています! 権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していきます! どうか、IWJの取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 先日来お知らせしていますように、IWJでは現在、生き残りをかけて、全配信チャンネルをYouTubeへ移行する計画を進めています。そのためには、LiveUという機器の導入が必要となります。連日お伝えしてきた内容を以下の記事にまとめました。お時間のあるときにどうぞお目通しください。

※IWJの財政が本当にピンチです! 10月末は岩上安身個人から400万円を借り入れてしのぐことに! 他方、激変する情報環境の中で、生き残りをかけて新機材を導入、全チャンネルでYouTube Liveによる生中継を行えるように改革を断行します! IWJへのご支援を、ぜひ、よろしくお願いいたします! 2020.10.29
https://iwj.co.jp/wj/member/archives/483507#memberB

 レンタルしたLiveUのデモ機を用いた取材をアーカイブで公開しています。取材現場は日比谷図書館地下大ホールという、電波状況の厳しい地下だったにも関わらず、安定して中継を行うことができました。ぜひ御覧ください。

※ライブ中継13:40~ 憲法を変えさせない!誰も戦場に送らせない! ―「日の丸・君が代」強制反対!10・23通達撤回!― 学校に自由と人権を!10・25集会 ―講演:香山リカ氏(精神科医)
https://youtu.be/jgfzDGoHL6I

 IWJは政治的に権力におもねらず、大資本にも組み伏せられない、独立した自由な市民のためのインターネット報道メディアとして、時代の変化にあわせて柔軟な改革を進め、敏感に果断に対応していくことで生き延びていきたいと考えています。どうか、IWJの生き残りをかけた取り組みにご理解をいただき、ご支援をよろしくお願いいたします!

 他方、IWJは過去に例のないほど経済的なピンチに直面しています。

 IWJの第11期は8月1日からスタートして2か月半が過ぎました。しかしながら、8月のカンパ総額は月間目標額の36%にしか届かず、9月は月間目標額の26%の達成率にとどまっています。

 この結果、10月の月間目標額は9月の不足分が加算された995万3340円となりました。しかし10月1日から27日までのご寄付・カンパの総額は114万8969円であり、目標額の約12%という達成率にとどまっています。

 9月は8月よりも達成率が大きく低下してしまいましたが、10月もこのままではさらに低い達成率となってしまいます。今月はキャッシュフローが足りず、目前の固定費の支払いを乗り切るために今月、400万円をIWJが借り入れることが本決まりとなりました。

 言うまでもなく、岩上安身は富裕層でも資産家でもなく、地を這いつくばるように生きてきた一介のジャーナリストに過ぎず、岩上安身にIWJの財政危機を丸ごと救えるような私財があるわけではありません。

 IWJから岩上安身への役員報酬も、3期連続して50%カットし続けています。来月も、再来月も、岩上安身が私財を投じられるわけではありません。

 このままでは、IWJは11月以降、これまでのような活発な活動を継続することはできそうにありません。

 それでも、私たちは何としてもこれまでと同様、ジャーナリズム本来の志をまっとうした活動を継続し、できれば新たなネット環境にも適応する新しい技術にも挑戦し、独立市民メディアとしての使命を果たしていきたいと強く願っています。

 コロナ禍の状況下で、誰もが経済的に苦しい状況であると思います。そんなただ中で皆様にご寄付・カンパのお願いを続けることは非常に心苦しいことではありますが、特定のスポンサーに頼らない独立市民メディアであるIWJが、活動を継続していくためには、市民の皆様の会費とご寄付・カンパによるご支援が欠かせません!

 皆様と一緒に私たちもコロナ危機を何としても乗りきりたいと思います! 同時に日本が対米追従一本槍で、覇権をかけた米中対立のための、代理戦争の鉄砲玉にされるのを黙って指をくわえて見ているわけにはいきません!

 強まる言論と報道への統制、あるいは菅政権による日本学術会議の6名の任命拒否という違憲・違法の動きの裏にも、軍事研究を解禁し日本を米国の従属国のまま軍事国家化してゆくという強い意志が存在します。1つ1つの事件の背景にあるこうした「俯瞰的視点」を持ちあわせていることも、IWJの特色であると自負しています!

 ぜひ、会員登録と、ご寄付・カンパによる緊急のご支援を、よろしくお願いいたします!

 また、ご友人や知人にIWJの活動をお知らせいただき、ご支援の輪を広げていただけるようお願いいたします! ぜひ、みなさまのお力で、SNS等を使って、IWJの良い点、優れた点を、口コミでお知らせいただければと思います。10月13日時点で会員登録いただいている会員様の総数は、4256名です。この数を皆様とともに、ぜひ伸ばしていきたいと考えております!

 下記URLに、ご寄付・カンパくださった皆様のお名前を記して感謝の意を捧げております。ぜひ御覧いただければと存じます。

※いつもIWJをご支援いただき、ありがとうございます。取材・報道活動にお力添えいただきましたみなさまへ心より御礼を申し上げ、お名前を掲載させていただきます<ご寄付・カンパのお礼とご報告>
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/category/information/donation

※ご寄付・カンパのご支援はこちらからよろしくお願いいたします! 1000円からクレジットカードの使用も可能です。ぜひご検討ください。
https://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html

■10月も皆様からの温かいご支援をいただきました。ここに感謝を込めて、ご寄付・カンパをくださった方々のお名前を掲載させていただき、御礼のしるしとさせていただきます! 本当にありがとうございます! 今後もご支援をよろしくお願いします!

 皆様、IWJへのご支援、ありがとうございます! 岩上安身とIWJスタッフ一同、この場をお借りして深くお礼申し上げます。ありがとうございます!

 来月11月より、感謝を込めて10月にご支援くださった方々のお名前を、順次ご紹介させていただきます。

 皆様、ありがとうございます!

 IWJは、ご寄付やメッセージをいただいた皆様の善意と期待に応え、どんな圧力にも屈することなく、真実をお伝えしてまいります。何よりもまず、このコロナ危機、経済危機という試練を乗り越えなければいけません! 今後とも、どうぞ、IWJをよろしくお願いいたします!

■<本日の再配信1>本日午後7時より、2010年~2019年に収録した孫崎享氏インタビューのダイジェスト版、「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!? 」を、前半部分は、フルオープンで再配信します!全編は会員限定です。

 本日午後7時より、2010年~2019年に収録した孫崎享氏インタビューのダイジェスト版、「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!? 」を、前半部分は、フルオープンで再配信します!全編は会員限定です。この機会に、会員になっていない方は、ぜひご入会をお願いします。

※IWJ会員ご案内ページURL
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 隣国の脅威をしきりに煽りながら、PAC3やイージス・アショアといった、米国の高額なミサイル迎撃システム導入を主張してきた安倍政権が、退陣間際にそれをおもむろに翻し、代わって「敵基地攻撃能力」の保有を検討しているかのような動きを見せ始めたことは、皆さまご存知の通りです。

 「敵基地攻撃能力」を保有するとはすなわち、「発射前のミサイルを無力化するために、相手の領土にまでとどく装備を持つ」(小野寺五典防衛大臣就任会見、2017年8月3日)こと。つまりは、日本が攻撃される前に相手国の基地を攻撃ための、中長距離弾道ミサイル等の武器を国内に配備することです。

 これは憲法の定める専守防衛の原則に反するのみならず、そのようなものを配備しているだけで、日本自身が相手国にとっての「敵基地攻撃能力」の標的になる可能性をはらむものです。IWJはその危険性について警鐘を鳴らし続けてきました。

 2020年8月26日には、岩上安身が憲法学者の水島朝穂・早稲田大学教授にインタビューを行い、そのような能力の保有がいかに国民の命を脅かすものかについて、お話しいただいています。

※自民党が強く求める「敵基地攻撃能力」が「抑止力」と思い込むのは、日本を破滅に導く妄想である!岩上安身によるインタビュー第1008回 ゲスト 早稲田大学教授 水島朝穂氏 2020.8.26
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/480088

 にもかかわらず、後継の菅義偉政権は、自民党総裁選における菅総理の「安倍政権を継承する」の言葉どおり、発足早々「敵基地攻撃能力」保有を検討しているふしがあることは、IWJでもすでにお伝えしてきました。

※敵基地攻撃能力の保有というけれど、攻撃すべき対象となる「敵国」のミサイル基地の数はいくつある?報復攻撃を受けた時の勝算は?「敵国」は中国なのか?いろいろ気になることを聞いてきた!~10.9 岸信夫防衛大臣会見 2020.10.9
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482346

 しかもそれは、政府の言い分とは裏腹に、日本の本土を防衛するためではなく、米国の新対中戦略の一環にほかならないと、東アジア共同体研究所上級研究員の須川清司氏は指摘しています。

 須川氏によれば、米軍は最近、それまでの「インド太平洋における広域分散」戦略を見直し、中国との最前線となる「第一列島線」の中に戦力を分散展開させるという、「スタンド・イン」戦略へと方向転換しました。その「第一列島線」の中には、日本列島や南西諸島がモロに含まれています。

 要は、米国を守るための、中国の方向へ向けた中長距離弾道ミサイルを、日本の国内に多数配備させるというプランなのです。岩上安身は2020年10月14日に須川氏にインタビューを行い、詳しくお話をうかがいました。

※米中戦争前夜における日本主体の安全保障論(1)自発的対米隷従国家・日本が対中ミサイル前線基地兼戦場に!?米国の対中戦略を読み解く!岩上安身によるインタビュー 第1013回 ゲスト東アジア共同体研究所上級研究員 須川清司氏 2020.10.14
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/482747

 日本を米国の対中ミサイル前線基地にしようというこの構想は、元を辿ればオバマ政権の「アジア回帰(ピボット・トゥ・アジア)」戦略に行き当たります。ブッシュ政権が対テロ戦争にかまけている間、国力も国際社会におけるプレゼンスもすっかり低下させてしまった米国は、その間にめざましい発展を遂げた中国を脅威とみなすようになりました。

 そこでオバマ政権は、中東からアジア太平洋地域に「軸足を移す(ピボット)」方針に切り替えていきます。具体的には、米国のアジアにおける覇権を維持するための戦いにおいて、自らはその戦争から隔離された状態に置き、同盟国等にその戦いに係る費用や負担を分担させる(バランスをとる)、というものです。これを、「オフショア・バランシング」戦略といいます。

 要は、敵国と同盟国とで相打ちさせている間に、米本土は安全圏において漁夫の利を得ようという戦略なのです。安倍政権がしきりと中国や朝鮮半島の脅威を煽りつつ、集団的自衛権の行使を容認する安保法制やミサイル配備などを進めてきたのは、米国の「オフショア・バランシング」戦略に協力するためだったのです!

 岩上安身は早くも2010年から、元外務省国際情報局長の孫崎享氏とともに、この卑怯な米国の「オフショア・バランシング」戦略の危険性を指摘し続けてきました。

※【 孫崎 享 × 岩上 安身 Deep Night 第2夜】第2夜「自主防衛と核戦略〜米中の覇権ゲームの狭間で」(2010年7月27日、アイビーホール)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/event/deep-night/1870

※【PPVアーカイブ】孫崎享×岩上安身 Deep Night 第三夜 in 大阪「3.11と原発震災と日米関係」(2011年4月29日収録) 2013.10.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/105088

※【PPVアーカイブ】孫崎享×岩上安身 Deep Night 第四夜~「戦後史の正体」「米国の対日戦略」を読み解く~ 2017.10.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/106548

※『小説 外務省II~陰謀渦巻く中東』刊行企画!~岩上安身によるインタビュー 第627回 ゲスト 元外務省 国際情報局長孫崎享氏 2016.3.21
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/292847

 これらのインタビューをダイジェストにし、わかりやすく編集したものが、本日午後7時からお届けする「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!? 」です。

 岩上安身と孫崎享氏が10年も前から警鐘を鳴らし続けてきた、米国の「漁夫の利」戦略が、いま菅政権のもとで実現されようとしています。その欺瞞と危険性を改めて認識し、これを阻止するためにも、ぜひ、本日の再配信をご視聴ください!

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【タイムリー再配信 781・IWJ_YouTube Live】19:00~
「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!? 」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured  

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■<本日の再配信2>本日午後8時からは、2020年9月17日収録の「もはや日本は再生可能エネルギー後進国! 世界から遅れをとる一方!! 『容量市場』の導入は、旧電源と大手電力会社を守り、新電源と再可エネ拡大を阻害、一般家庭の電気料金は1万円アップ!? 菅総理は『行政改革』を唱える前に自身を筆頭に政治家と担当省庁の意識こそ改革を!」を、前半部分はフルオープンで再配信します!全編は会員限定です。

 上でお知らせしました、孫崎享氏インタビューのダイジェスト版、「米国が日本に新型中距離弾道ミサイルを大量配備!? 日本列島は米中露の核の戦場にされる!? 岩上安身は2010年から元外務省国際情報局長・孫崎享氏と共に『オフショア・バランシング』の問題点を指摘!! ついに現実に!? 」に引き続き、本日午後8時からはもう1本、前半部分は、フルオープンで再配信します!全編は会員限定です。この機会に、会員になっていない方は、ぜひご入会をお願いします。

※IWJ会員ご案内ページURL
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 2020年9月17日収録の、「もはや日本は再生可能エネルギー後進国! 世界から遅れをとる一方!! 『容量市場』の導入は、旧電源と大手電力会社を守り、新電源と再可エネ拡大を阻害、一般家庭の電気料金は1万円アップ!? 菅総理は『行政改革』を唱える前に自身を筆頭に政治家と担当省庁の意識こそ改革を!」です!!

 われわれ日本人は、あと4ヶ月ほどで、福島第一原発事故から10年目を迎えます。国や東電は、各方面から上がる度重なる警告に耳も貸さず、無責任な安全神話を振りまきながらずさんな運用を続け、あのような重大な事故を起こしてしまいました。

 当時IWJは、ほんの3ヶ月前に設立されたばかりでしたが、岩上安身もスタッフも一丸となり、これまでの生活を奪われた数多くの人々の現実を、正しく広く伝える活動に邁進しました。

 岩上安身がその後も数多くの有識者へインタビューを行いながら、国と東電の責任を厳しく追及し続けてきたことは、ご存知の通りです。また、被災者の方々にもひとりひとりお話をうかがいつつ、二度とあのような事故を起こさせないとの思いを常に新たにするとともに、脱原発および代替エネルギーの問題にも取り組み続けています。

※IWJインタビューシリーズ「百人百話」
https://iwj.co.jp/wj/open/100-100

 ところが、あれほどの事故を経験したというのに、安倍政権は次々と原発を再稼働させたばかりか、原発の新設も推し進めようとしました。放射能汚染問題も解決していないのに、恥ずかしげもなく虚偽の「アンダーコントロール」を世界に発信して、2020年東京五輪を招致しましたし、原発事故避難者への支援も次々と打ち切っていきました。あの事故を「なかったこと」にしたいのは明白でした。

 そして、安倍政権を忠実に引き継いだ菅義偉総理もまた、「安定的なエネルギー供給」を錦の御旗に、原発温存・推進に前のめりになっていることは、10月29日の日刊IWJガイドでもお伝えしてある通りです。すなわち、菅総理は10月26日に行った所信表明演説の中で、「省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立します」と述べたのです!

※菅総理の所信表明演説の「脱炭素社会の実現」は、原発の新規増設とセット! 原子力ムラの利権に固執している間に、世界は再生エネルギーの方向へ完全にシフト! 世界最大の市場・中国はEV車が好調、2035年までにガソリン車全廃!(日刊IWJガイド、2020年10月29日)
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20201029#idx-5

 IWJが一貫して追及してきた通り、安全性や核のごみ問題も解決されぬままに政府が原発推進に前のめりなのも、核兵器開発能力の維持という隠された「国家意思」があるからです。菅政権は「敵基地攻撃能力」保有の検討にも踏み出している気配がありますし、いま食い止めなければ大変なことになります。

※原子力ムラの逆襲が始まった!? 原子力損害賠償法改正案が今国会成立! 賠償額は福島事故以前の1200億円に据え置き! 他方、米国主導の国際原子力ムラ「NICE Future」に日本が事務局として参加! IWJは古賀茂明氏と海渡雄一弁護士に緊急直撃取材! 2018.12.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/437553

※原発の未来は暗い! それがわかっていながら原発にしがみつく理由はただ一つ! 核能力の保持! 原子力ムラのリーディング・パーソン、田中伸男氏のリアルと狂気! 2018.12.13
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/437544

 そこで本日は、再配信第2弾として、2020年9月17日に参議院議員会館101会議室で開催された、超党派議員連盟「原発ゼロ/再エネ100の会」が主催する「第85回 国会エネルギー調査会(準備会)日本でも電源選択の時〜再エネ100/24時間供給に向けた障害は?」をお届けします!

 「超党派議員連盟 原発ゼロの会」とは、休会中の河野太郎氏を除くと、共同代表を近藤昭一(衆・立憲民主)とし、世話人として長谷川岳氏(参・自民)、阿部知子氏(衆・立憲民主)、逢坂誠二氏(衆・立憲民主)、初鹿明博氏(衆・立憲民主)、山崎誠氏(衆・無所属)、真山勇一(参・立憲民主)、伊藤俊輔(衆・立憲民主)、笠井亮(衆・共産)、日吉雄太(衆・国民民主)、照屋寛徳(衆・社民)、柿澤未途(衆・無所属)の12名の世話人からなる団体です。

 同調査会では、再生可能エネルギーという分野において、太陽光、水、波、風、地熱、森林、どれをとっても日本は世界有数の資源大国であるにもかかわらず、原発にしがみつく政府がこの豊富な資源を十分に活かそうとしないために、日本はますます世界で取り残されていっている現状が次々と示されていきます。

 詳しくは、本日午後8時の再配信を、ぜひご視聴ください!!

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【タイムリー再配信 782・IWJ_YouTube Live】20:00~
2020年9月17日収録の参議院議員会館101会議室で開催された、超党派議員連盟「原発ゼロ/再エネ100の会」が主催する「第85回 国会エネルギー調査会(準備会)日本でも電源選択の時〜再エネ100/24時間供給に向けた障害は?」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■【編集雑記 第44回 10月31日 六反田千恵】〜戦いの1日、そしてがっかり。でも明日はまた別の日!

 こんにちは。IWJ記者の六反田です。昨日30日は秋らしい爽やかな1日でしたね。

 しかし実は、昨夜、29日から30日にかけての深夜はちょっとした「戦い」でした!

 いつもなら日刊IWJガイドの記事は19時から20時ごろにアップ、あとは編集長である岩上安身の赤チェックを反映して作業完了。しかし、29日はNYダウが4日連続で下落、5日目はどうなるの!? ということで、日本時間22時半にニューヨーク市場が開くのを、岩上さんと記事担当者、赤チェック反映担当者2名でいまかいまかと待っていました。少しでもフレッシュな情報を日刊に反映するために。

 市場オープンから一気に記事担当者を中心にみんなで、日中書き上げていた記事を最新の情報にブラッシュアップしていきました。最終的に記事が上がったのは午前3時で私は帰宅しましたが、そこから岩上さんが赤入れし終わったのが5時、赤反映担当者が作業を終えたのが6時。

 そんな「戦いの1日」が開けて、30日12時15分からの西村康稔新型コロナ対策担当大臣の記者会見にかけつけました!なにしろ、30日は、横浜スタジアムでのベイスターズ対タイガース戦で、コロナ感染を抑制する「技術実証」名目の「人体実験」が始まるのですから、何をおいても行かなければなりません。

 西村大臣はこの「技術実証」という名目の「人体実験」をどのように考えているのでしょうか。やはり実験参加者に対する一定の保障や手当を国として用意すべきではないでしょうか。またプロジェクトの最終責任主体はどこなのでしょうか、集めたデータを誰が使うのでしょうか。聞きたいことがいっぱいあります。

 質問しやすい席を確保するために、会見開始の1時間前に会場に乗り込み、前から2列目の席を確保できました。上出来です。省によっては、フリーの記者には最後尾の席しかありませんから。次は機材の設営。三脚を立て、ビデオとブルートゥースマイクをセット、そしてLive shellとwifiの設定で30分。あとは西村大臣を待ちながら、昨夜、帰りがけに岩上と打ち合わせた質問を練りこみます。

 約15分遅れて西村大臣入室。まずは西村大臣から、年末年始の休暇の感染防止対策について全国知事会らとの打ち合わせがあったこと、幅広い業種で経済指標が上向いてきたこと、雇用や景気回復も上向きになってきていることなどの報告がありました。いよいよ質疑です。最初はまず「幹事社」から。これは慣例です。

 みなさんは「幹事社」って何かご存知でしょうか?

 私は、IWJで大臣会見などの取材をするまでは知りませんでした。各省庁には「記者室」が用意されていて、大手メディアの出向社員が常駐しています。いわゆる「記者クラブ」です。

 IWJのようなフリーの記者は1回の会見に参加できる人数は1名までと決められているので、いつも一人で機材を担ぎ込んで取材します。しかし、「記者クラブ」では会見の司会進行をする幹事社やテレビ中継などを持ち回りで担当し、一種の互助組合のように動きます。

 今日の幹事社は読売新聞。質問は年末年始の具体的対策について。次はNHKで、明日31日からはじまるハロウィーンで、市民が留意すべき点について。マスク着用、密の回避、手指の消毒ともう決まり切ったことですから、西村大臣の回答も滑らかです。西村大臣の回答が終わる前に手を挙げます。

 ここで職員から「今日は資産公開の話がありますから、質問は今手が上がっているお二方で、まずは朝日さんから」。サドンデスのような質問打ち切りですが、私も最後の2名のうちの一人ですからギリギリ滑り込み成功です!よっしゃ!

 朝日は国家公務員の働き方改革。そこなの?というくらい呑気な質問です。と、IWJ記者の脇に一人の職員がつつつっとやってきて耳打ちします。「大変申し訳ないんですが、もう時間がありません。わざわざ来て頂いたのですが、今日は質問なしでお願いします」。えええ!? さっき二人って言ったじゃないですか! こっちは半徹できてるんだよ!? しかも質問は今夜のベイスターズ戦のこと。「いや、今日の話なんです。今日ここで質問させていただかないと意味がありません」と訴えますが、職員は出入り口に立っている腕組みした上司らしき人物をちらちら見やりながら「いや、それは…」。目線の押し問答をしている間に、会見が打ち切られてしまいました。

 これでは記事になりません。皆さんにご報告することが何もない。何のために来たのだろうか・・・・・。

 会見のあった合同庁舎8号館を後にして、上る坂道もなんだか厳しい感じがします。すると、坂を登りきった首相官邸前交差点で、やや高齢の男性が3人で拡声器を持って何か準備をしています。「拉致を考える厚木市民の会」の青い幟、拡声器の前には横田滋さんの写真。拉致被害者家族の関係者でしょうか。許可を得て話を聞いていると、「学術会議は軍事研究に反対するな!反対するなら民営化しろ!」と言い始めました。拉致被害者の問題は日本にとって重要な課題ですが、相手国を敵視し軍事的に対立するようなアプローチはかえって問題の解決を遠くしてしまうのではないでしょうか。

 IWJメーリスに、大臣会見で質問できなかったこと、拉致問題を考える会の演説を聞いたが、敵対的な姿勢で残念だったことなどを書き送り、帰社するため、地下鉄に乗りました。岩上さんからすぐに返信がきました。

「六反田さんへ

 昨夜は遅くまで頑張って、寝坊しないで行ったのに、残念な結果でした。ご苦労様でした。

 こんな仕打ちは、IWJには都度都度、あります。他方で応援してくださっている人もいます。

 こんな空振りをさせられる悔しさ、書く場があります。編集雑記です。

 会員さんの目に見えないところで、僕らは相当な苦労をしている。それは伝えないと伝わりません。

 昨夜の、ニューヨーク市場の値動きを睨みすえながら、深夜にNHKが簡単に報じている記事の英文の原点にあたり、辻部さんが頑張り、塩澤さんが頑張り、僕も5時まで仕事をして、そして、質問したいことがあったのに、封じられて。御用メディアのつまらない質問しかなくて。

 悔しい、ということ、ぜひ、書いてください。

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 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
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IWJ編集部(岩上安身、辻部亮子、杉浦まりあ、六反田千恵、城石裕幸、尾内達也、中村尚貴)

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岩上安身サポーターズクラブ事務局
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