■■■ 日刊IWJガイド 「3.11から5年、被災者の思いとは~福島で現地取材を敢行!/『保育園』を『保健所』と言い間違えた安倍総理は、待機児童を『ペット』だと思っているのか?/財政危機の折、ご支援をお願いいたします!」2016.3.12日号~No.1276号~ ■■■
(2016.3.12 8時00分)
おはようございます。IWJでテキスト関連の業務を担当している平山と申します。
昨日は3月11日でした。2011年3月11日の東日本大震災、そしてそれにともない発生した東京電力福島第一原発事故から、丸5年が経過しました。地震が発生した14時46分には、私自身も、IWJの事務所でパソコンに向かいつつ、静かに黙祷を捧げました。
しかし、残念なことですが、この5年、日本という国は原発問題に限らず、あらゆる面でどんどん悪い方向に進んでいるように思えます。なし崩し的に進む原発の再稼働、国富を丸ごと米国発のグローバル資本に売り渡すTPPへの参加、庶民の家計をいためつける消費税増税、「朝鮮人を殺せ!」などという愚劣なヘイトスピーチを撒き散らす排外差別デモの横行、自衛隊を米軍の「下請け」として地球の裏側まで派遣することを可能とする集団的自衛権行使容認・・・。
そしてこの夏、参議院選挙で自民・公明、そしておおさか維新の改憲勢力が3分の2議席を獲得すれば、いよいよ改憲が現実のものとなります。安倍総理はまず、「ナチスの手口」(麻生太郎副総理の発言)にならって、基本的人権を停止し、あらゆる権力を公権力へと一元化できる「緊急事態条項」の創設に乗り出すでしょう。
IWJは2010年12月の会社設立以来、これら重要な政治課題を、いずれも精力的に報じ続けてきました。
2012年7月、当時の野田政権によって大飯原発3、4号機が再稼働された際には、首相官邸前で行われ、規制線が「決壊」して市民が路上に溢れた抗議行動を多元中継。また、大飯原発ゲート前で行われた抗議行動も徹夜で中継しました。福島第一原発への入構取材もはたしています。この入構取材は、これまでに10回行われ、動画アーカイブはいずれも公共性、公益性を鑑みて、全編フリーで公開しています。
※2012/06/29 6.29緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/21306
※2012/07/01 【福井】7月1日 大飯原発を封鎖します
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/21577
※ネットメディア初! 福島第一原発入構取材アーカイブス
http://220f1.iwj-beta.com/
TPPに関しても、「TPPを慎重に考える会勉強会」「民主党経済連携PT」をはじめ、山田正彦元農水相、岩月浩二弁護士、郭洋春・立教大学教授、PARC事務局長の内田聖子氏など、岩上さんによるキーパーソンへのインタビューを多数配信してきました。
※2016/03/07 「聖域もいずれ関税撤廃に」!? 日本農業新聞を含むほぼすべての大手メディアが取り上げないTPPの衝撃の真実!
岩上安身による山田正彦・元農水大臣インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290721
※2015/05/19 「TPPに反する法律は廃止され、将来にわたって立法できなくなる」
岩上安身による「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」弁護団共同代表・岩月浩二氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246065
※2013/02/21 「TPPは現代の植民地政策」 米韓FTAの惨状からTPPを考える ~郭洋春氏(立教大学経済学部教授)緊急インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/59749
※2015/08/11 「現在は、幕末・維新期に次ぐ第2の国難に見舞われた状態」ハワイでのTPP閣僚会合をどう見るか
~現地入りした山田正彦元農水相、内田聖子PARC事務局長に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257318
こういった、市民の生活に直結する重要な政治課題について報じることができたのも、皆さまに会員になっていただき、また、ご寄付・カンパをお寄せいただいたおかげです。改めて、厚く御礼申し上げます。
しかしながら、最近の「日刊IWJガイド」で連日お伝えしているように、IWJは現在、深刻な財政危機に陥っています。岩上さんによると、IWJの財政状況がもしこのまま続けば、今期は最悪の場合、3,000万円もの赤字を計上する可能性があるということです。これを最初に聞いた時には、「IWJ解散」という言葉が脳裏をよぎり、とても不安な気持ちになりました。
※【岩上安身のツイ録】IWJの財政が悪化!このままでは7月末には3千万円の大赤字の見通し!皆様、ご寄付・カンパでの緊急のご支援をお願いします!IWJのピンチをお助けください!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290545
この5年、IWJは幾度もピンチを迎えましたが、そのたびに皆さまからのお支えによって、それを乗り越えてきました。中継・配信規模の縮小は何度も議題にあがりましたし、原発事故発生後、1度も欠かさず中継を続けている東電会見に関しても、「撤退」が検討されたこともありました。
特に、IWJ最大のピンチだったのが、昨年、2015年2月21日の夜、岩上さんが出張先の北海道・帯広のホテルで、発作で倒れ、病院に緊急搬送された時です。岩上さんの病名は、冠動脈が狭まる「冠攣縮性狭心症(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)」でした。帯広で石川知裕・元衆議院議員の裁判報告会でコーディネーターを務めるという「男の約束」を果たした後、打ち上げで入ったバーに充満していたタバコの煙が引き金になったそうです。
※2015/02/21 【北海道】「石川さん、検察に対して『ツケを返せ!』と言ってくれ」 ──陸山会事件を振り返る
石川知裕前衆議院議員の裁判報告会(コーディネーター・岩上安身)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/234574
※日刊IWJガイド 「IWJ代表・岩上安身の体調悪化と入院のご報告」2015.2.22日号 ~No.893号~
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/21889
※日刊IWJガイド「続報:IWJ代表・岩上安身緊急入院のご報告とその後の経過報告」2015.2.23日号 ~No.894号~
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/21891
※日刊IWJガイド「続報2:IWJ代表・岩上安身の体調の経過報告と帰京のご報告」2015.2.24日号 ~No.895号~
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/21893
その後、岩上さんは、ほぼ半月にわたってすべての仕事をストップ。当時、コメンテーターとしてレギュラー出演していたテレビ朝日「モーニングバード」の出演もお休みしました。
岩上さんが休んでいる間、IWJのメインコンテンツである岩上さんのインタビューはストップすることになります。「岩上安身のニュースのトリセツ」といった原稿の執筆や、Twitterでの情報発信もできません。何よりも、岩上さんが自宅を担保に入れて借金してまでIWJに私財を投じて経営してきたからこそ、IWJは立ち上げることも存続することもできたので、岩上さんがいなくなれば、経営者も、株主もいなくなることになります。IWJが、この社会から消えてしまうのではないかという、瀬戸際に立たされました。それでも、皆さんのご支援のおかげで、IWJが解散するという最悪の事態は、なんとか免れることができました。
この「攣縮」による救急搬送事件から岩上さんが仕事に復帰して、まもなく1年が経ちます。数多くのインタビューや原稿の執筆、このボリュームアップした「日刊IWJガイド」の編集、さらには経営者としてのマネジメントなど、日々、休みなく、睡眠時間を削ってハードワークをこなしています。この間、『米国が隠す日本の真実』と『前夜・増補改訂版』という2冊の書籍も上梓しました。
岩上さんがこんなに頑張るのも、NHKをはじめ権力と結託する既存大手メディアが偏向報道を繰り返す今、市民が本当に必要としている「真実」を報じるためには自分たちが頑張らなくてはいけないという、使命感に駆られてのことではないでしょうか。
一昨日、3月10日に中継配信を行った岩上さんによる海渡雄一弁護士のインタビューは、その典型です。海渡弁護士らは、「何度も司法記者クラブで話したが、新聞は記事にしなかった」という衝撃の事実を、証拠にもとづいて明らかにしました。東電は地震・津波の危険性を予測していたし、対策も立てていた。福島第一原発の事故は防ぎえたのです!
※【スクープ速報!】「想定外の巨大津波」は実は想定の範囲内だった!
震災から5年、東電が「巨大津波」を予測できていた「新証拠」を福島原発告訴団・代理人の海渡雄一弁護士が岩上安身のインタビューで証言!「何度も司法記者クラブで話したが、新聞は記事にしなかった」衝撃の事実!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291231
数日前、深夜番で夜中まで日刊ガイドや各記事の執筆・編集・発行のための仕事をしている時、同じく徹夜で仕事をしていた岩上さんに、IWJの行方が不安でたまらなかった私は、おずおずと「IWJはつぶれてしまうのでしょうか?」と聞きました。すると岩上さんは「つぶれない!規模を縮小してでも何としてでも生き残る!」ときっぱりと言いきりました。「ご支援もお願いする。どんなに気恥ずかしくても、バツが悪くても、頭を下げ続けてお願いする」とも。泥まみれになって、地べたを這いつくばるようにしてでも、生きのび、かつ、真実を伝える仕事をするのだ、と。岩上さんの覚悟がひしひし伝わりました。
日に日に日本の政治状況が悪化するなかで、IWJは、「市民によって直接支えられるインターネット報道メディア」という設立時の理念を曲げず、既存大手メディアが報じない「真実」を報じ続けたいと思います。どうぞ、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
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※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
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さて、本日は、3.11にあわせて福島入りした高橋敬明記者による取材報告、ぎぎまき記者による原子力規制委員会・田中俊一委員長による「訓示」のレポート、そして佐々木隼也記者による待機児童問題のレポートなど、盛りだくさんの内容でお伝えします!
★本日のラインナップはこちら!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■5年目を迎えた「3.11」――福島で現地取材を敢行! 原発作業員の思いとは? 東電・廣瀬直己社長はわずか15分で会見場を後に・・・(高橋敬明)
┠■福島第一原発事故から5年、原子力規制委・田中俊一委員長が訓示「安全を確保するため、審査を粛々と進める」(ぎぎまき)
┠■「保育園」ブログ問題で圧倒的な庶民感覚とのズレを披露し続ける自民党議員たち!その筆頭の安倍総理は「保育園」を「保健所」と笑えない言い間違い(佐々木隼也)
┠■セール実施中! IWJのDVDやTシャツを「半額」でご提供しています! この機会にぜひ、お買い求めください!(太田美智子)
┠■『前夜』、『米国が隠す日本の真実』、『「今を伝える」ということ』も好評発売中!(太田美智子)
┠■良書のお買い物は「IWJ書店」で!(太田美智子)
┠■協賛・広告掲載のお願い(太田美智子)
┠■日刊ガイドリニューアルのお知らせ(太田美智子)
┠■わとはぷ~What happened today?(平山茂樹)
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◆中継番組表◆
**2016.3.12 Sat.**
【IWJ_SF】8:15~「サンフランシスコ・第44回月例11日反原発抗議集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※「No Nukes Action」主催の反原発抗議集会を中継します。
【IWJ_OKAYAMA1】10:00~「3.11への祈り ―追悼と脱原発のつどい―」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-okayama1
※「3.11への祈りおかやま実行委員会」による集いの模様を中継します。内容はトーク&ライブ、ウォーク、追悼会のほか、飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)による講演会を予定。
【Ch4】13:00~「イベント『緊急事態条項がヤバすぎるのでフェスで叫ぶことにしました。』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「明日の自由を守る若手弁護士の会」主催のイベントを中継します。ゲストは、濱田邦夫弁護士(元最高裁判事)、岡田憲治教授(専修大学/政治学)。
【IWJ_MIE1】13:00頃~「No Nukes『原発ないほうがええに~2016』無駄かもしれやん でも、だまっとれへん」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-mie1
※「『原発ないほうがええに~』実行委員会」によるイベントの模様を中継します。(イベントは10時半から開始しますが、都合により中継は13時頃から開始になります。ご了承ください)
【IWJ_FUKUSHIMA1】13:10~「2016原発のない福島を!県民大集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
※「原発のない福島を!県民大集会実行委員会」主催の県民大集会を中継します。
【IWJ_KYOTO1】13:30~「バイバイ原発3.12きょうと」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「バイバイ原発3.12きょうと実行委員会」主催のイベントを中継します。
【Ch5】14:00~「甲状腺がん家族の会/3.12設立記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
※福島県で実施されている「福島県民健康調査」で甲状腺がんと診断された子どもたちの家族による、初の当事者団体設立の記者会見を中継します。
【IWJ_AOMORI1】14:00~「浪岡(青森市)の医療・介護を考える集い」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aomori1
※「浪岡の医療・介護を良くする会」(会長 大竹進氏)主催のイベントを中継します。
【IWJ_NIIGATA1】14:00~「社民党・福島みずほ副党首 講演会『つくりたい。こんな未来、こんな社会』」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※「『つくりたい。こんな未来、こんな社会』を語り合う会」主催の講演会を中継します。
【再配信・IWJ_SF】14:00~「サンフランシスコ・第44回月例11日反原発抗議集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-sf
※3月12日収録の「No Nukes Action」主催による反原発抗議集会を再配信します。
【IWJ_AICHI1】15:00~「3.12 NO NUKES DEMO 原発ゼロNAGOYA ACTION 福島を忘れない!川内・高浜・伊方原発再稼働反対!」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-aichi1
※「原発ゼロNAGOYA ACTION」主催によるイベントの模様を中継します。福島からの避難者や各政党からのスピーチを予定。
【再配信・Ch6】17:00~「緊急院内集会『「福島原発震災」後の日本の原子力政策を考える』」
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/7934
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※2011年4月収録の緊急院内集会を再配信します。講師は地震学を専門とする石橋克彦・神戸大学名誉教授。
【IWJ_KYOTO1】19:00~「沖縄は今!報告交流会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-kyoto1
※「京都行動」主催の報告交流会を中継します。講師は、辺野古ドリーム船長の北上田毅氏。
【3・11から5年再配信特集・Ch9】20:00~「百人百話第48話 佐々木道範さん『福島で生きる覚悟』」
記事URL: http://iwj.co.jp/feature/100100/list2/48sasakimitinori/
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
※2012年1月収録の「百人百話第48話 佐々木道範さん」を再配信します。
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◆明日の中継番組表◆
あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。
**2016.3.13 Sun.**
【IWJ_OSAKA1】8:00~「3・13自動車パレード」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※交運労協セメント生コン部会、生コン産業政策協議会が開催する、生コンミキサー車などによるパレードを中継します。
【IWJ_NIIGATA1】9:00頃~「社民党・福島みずほ副党首 街頭演説」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※社民党 福島みずほ副党首による街頭演説を中継します。
【IWJ_NIIGATA1】11:00~「社民党・福島みずほ副党首 国会報告会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※社民党 福島みずほ副党首による国会報告会を中継します。
【IWJ_OSAKA1】13:00~「さよなら原発関西アクション ―NO!高浜原発再稼働 『もんじゅ』を廃炉に!―」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-osaka1
※「さよなら原発 関西アクション実行委員会」が主催する集会を中継します。パレードのほか、広瀬隆氏、武藤類子氏らによる講演もおこなわれます。
【IWJ_SHIGA1】13:00~「原発のない社会へ 2016びわこ集会」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-shiga1
※「原発のない社会へ びわこ集会実行委員会」が主催する集会とパレードを中継します。集会では、井戸謙一弁護士による基調報告を予定。
【Ch未定】14:00~「SEALDs・安全保障関連法に反対する学者の会主催 街宣行動 『GIVE PEACE A CHANCE:未来を選びとる』」
※SEALDsと「安全保障関連法に反対する学者の会」主催による街宣行動を中継します。ゲストは落合恵子氏のほか、小川敏夫氏(民主党)、志位和夫氏(日本共産党)、初鹿昭博氏(維新の党)ら。
【再配信・Ch1】18:00~「岩上安身による『金融権力―グローバル経済とリスク・ビジネス』著者 本山 美彦・京都大学名誉教授インタビュー」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=1
ツイキャス視聴URL: http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286495
※2月8日収録の、岩上安身による『金融権力―グローバル経済とリスク・ビジネス』著者 本山
美彦・京都大学名誉教授インタビューを再配信します。配信時、@iwj_ch1ではインタビューの模様を報告ツイートします。こちらも合わせてご覧ください。
【IWJ_NIIGATA1】18:00~「福島みずほ 県央地区応援団のつどい」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※社民党 福島みずほ副党首を招いて開催されるつどいの模様を中継します。主催は「福島みずほ県央地区応援団」。
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■5年目を迎えた「3.11」――福島で現地取材を敢行! 原発作業員の思いとは? 東電・廣瀬直己社長はわずか15分で会見場を後に・・・
おはようございます。IWJで記者兼カメラマンをしている高橋敬明と申します。
今回、2011年3月11日の東日本大震災から5年目を迎えるにあたり、須原拓磨カメラマンとともに3月9日から福島入りし、取材を精力的にこなしました。
初日はまず、現役の原発作業員の方と直接コンタクトを取り、取材を行うことができました。
福島第一原発内部の労働環境は、事故から5年が経過したにも関わらず、これまでほとんど明るみになっていません。はたして、原発作業員の方々の「日当」はいくらなのか。安全は確保されているのか。そして、どんな思いで作業にあたっているのか。
取材では、給与明細、1日の放射線量の計測結果、健康診断書など、実物を持参していただき、詳しく話を聞くことができました。めったに聞くことのできない、現場からの”声”を収録できたと思います。編集作業が完了次第、配信いたしますので、どうぞご注目ください。
次に取材したのは、自称「ごくごく普通のおばちゃん」こと、福島で生活する、ひとりの女性です。もともと福島の自然が大好きで、福島第一原発からおよそ30km離れた山奥に立てたロッジの家庭菜園で、無農薬野菜を栽培していました。
しかし、5年前の事故ですべてが狂い、大好きな孫娘は地震当日に福島から避難させ、今でもはなればなれだといいます。事故から丸5年が経ち、大好きな孫娘に食べさせてあげたかった、無農薬の野菜は今も検査に回せば、汚染されてしまっている作物があるといいます。
そして、今日3月11日は、午前中に、楢葉町から避難している人たちが集まる仮設住宅に向かいました。突然の訪問だったのにも関わらず、4人の住民の方が取材に応じてくれました。
午後は、福島第一原発へ。取材陣の集合場所として指定された「Jヴィレッジ」から東電のバスに乗り込み、原発構内の拠点である免震重要棟に向かいました。
1分間の黙祷の後、東電の廣瀬直己社長が社員に向けて「訓示」を行いました。廣瀬社長には会見で、福島第一原発の現状や、先日発表されたメルトダウンを判断するマニュアルに関しての東電の会見あり方などへの疑問をぶつけましたが、いずれもはぐらかされ、時間切れ。廣瀬社長は、わずか15分で会見場を後にしました。
「たった2日間で何が分かるんだ?」「どうせメディアは3月11日しか来ないんでしょ?」――
被災者の方からは、そう言われるかもしれません。「『事故から5年』でネタになるかもしれないけど、私達にとっては365日なのよ」と。
全くもって、その通りだと思います。それでも、可能な限り、現場に向かいます。埋もれてはいけない声を埋もれさせないために・・・。
こうした福島での取材活動を行えるのも、IWJをご支援いただいている皆さまのおかげです。厚く、御礼を申し上げます。
IWJは現在、財政危機に陥っています。しかし、IWJはこれからも、福島のこと、福島第一原発のこと、被災者の方々のことを伝え続けたいと思っています。定額会員にご登録いただくか、ご寄付・カンパなど、ご支援くださりますよう、よろしくお願いいたします。
※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
また、被災した福島の「普通の人々」の声に耳を傾け続けてきた岩上さんによるインタビュー・シリーズ『百人百話』も、現在、再配信中です。微力ながら、IWJは、福島の人々の体験、生の声を聴き続けたいと存じます。これからもよろしくお願いします。
※【Ch9】20:00~「百人百話第48話 佐々木道範さん『福島で生きる覚悟』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=9
記事URL:http://iwj.co.jp/feature/100100/list2/48sasakimitinori/
書籍『百人百話』のご案内:http://iwj.co.jp/feature/100100/100100book/
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高橋記者、ありがとうございました!
高橋記者と須原カメラマンによる2日間の取材成果に関しては、準備が整い次第、配信いたしますので、どうぞご注目ください!次はぎぎまき記者から、田中俊一・原子力規制委員会委員長による「訓示」に関するレポートです!
■福島第一原発事故から5年、原子力規制委・田中俊一委員長が訓示「安全を確保するため、審査を粛々と進める」
おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。
福島第一原発事故からちょうど5年が経った昨日3月11日、私は原子力規制庁で行われた田中俊一委員長の訓示を取材しました。委員長は規制庁職員約600人を前に、「廃炉作業に尽力する」と話す一方、今後も原発の安全性を確保するため、新規制基準に沿って審査を「粛々」と進めると語りました。3月9日、大津地裁が福井県・高浜原発3、4号機の運転差し止めの仮処分を決定したことを受けての発言だと思われます。
田中委員長の挨拶に先立ち、会場では、現在の福島第一原発の状況を映した約15分の映像が流されました。汚染水問題や廃炉作業の進行具合を映し出すその映像を見て、私は改めて原発事故がこの世に産み落とした異様な光景に、胸が詰まりそうになりました。
※原子力規制委員会 田中俊一委員長訓示
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291300
巨大な汚染水タンクが敷地内いっぱいに並び、廃炉作業の過程で出る放射性廃棄物が山積みとなり、タイベックやマスクに身を包んだ原発作業員が高線量の中で作業する姿。映像には含まれていませんでしたが、福島原発の構内から一歩外に出れば、そこには「ゴーストタウン」と化した風景が一面に広がっています。草がぼうぼうと生い茂った廃墟には、今、山から降りてきたタヌキやキツネ、イノシシが住みついているといいます。
「資源の乏しい我が国がエネルギー供給の安定性を確保するためには、原子力は欠かすことはできない」――。
3.11の前日、10日の記者会見で安倍総理は、今後も原子力を重要なベースロード電源に位置づけていく考えを強調しました。放射線量が低下しているとして、避難解除を進めていくと、「復興」をアピールした安倍総理は、廃炉作業や汚染水対策も順調に進んでいると語りました。すべては、「順調」に進んでいるのだと。選挙を意識してのことでしょう。
しかし、私の耳には、現実のともなわない浮ついた発言にしか聞こえませんでした。多くの人の耳にも、同じように聞こえたことと思います。安倍総理はあらゆるテーマで「裸の王様」を演じ続けています。その執拗さにはほとほと呆れますが、私たちもけっしてめげることなく、「裸の王様は裸の王様である」と指摘し続けたいと思います。
3月6日のデータでは、原発事故で避難した後、病状や体調が悪化して死亡する「原発関連死」の数が1368人にのぼったといいます。毎年、136人増えているのだそうです。また、避難指示が解除された自治体に関しても、帰還する住民の数は少なく、原発から半径20キロ圏内の双葉郡楢葉町では、帰還したのは人口の6%のみ。そのうち7割は60歳を超え、若い世代は戻らないことから「将来は消滅する地域では」と悲観する町民もいるといいます。楢葉町は、政府が帰還政策のモデルにしようと、商店街や電気、水道などのインフラ復旧をいち早く進めた自治体であるにも関わらず、です。
訓示の中で、田中委員長は、「就任以来、自分を支えて来たのは『福島のような事故を二度と起こさない』という強い誓いだ」と話しました。しかし、3月9日、大津地裁は原子力規制委の新規制基準に疑問を呈し、高浜原発2基の運転停止を命じる仮処分を決定しました。昨年4月の福井地裁の「新規性基準は緩やかにすぎる」と同様の判断をし、新規制基準の見直しを求めたのです。
原子力規制委員会・原子力規制庁が発足したのは、2012年9月。福島第一原発事故後、原発政策を推進してきた経済産業省が規制組織も担うという「規制の虜」状態が批判され、独立性の高い三条委員会として原子力規制委員会が誕生。しかし、田中委員長は大津地裁の決定をうけて、「今後も粛々と適合性審査を進めていく」と発言しており、そこには新規性基準の見直しが含まれていません。司法の判断を尊重せず、原発推進の政府と変わらない発言をするならば、独立した委員会の長である意味がありません。かつての「原子力安全・保安院」と変わってないじゃないか!と誰もが突っ込みたくなると思います。
IWJは、原発事故直後の2011年3月14日から、原子力規制庁がスタートする2012年9月まで「原子力安全・保安院」の記者会見を中継しています。14日は福島第一原発3号機で水素爆発が発生し、政府が20km圏外への退避指示を出した日。その当時、まだ10人にも満たない規模だったIWJは、私も含め、女性たちは避難し、残ったのは岩上さんと他には原佑介記者、佐々木隼也記者の2人だけ。2人は今でこそ経験を積んだ頼もしい記者に成長していますが、当時はほとんど未経験。
特に佐々木記者は、他の仕事を兼業しながらIWJの仕事に関わり始めたばかりでした。結局、その時も、岩上さんがツイッターで「ヘルプ」を発信したところ、手伝う!と志願してくれたボランディアスタッフが、全国から駆けつけてくれて、入れ代わりで保安院と東京電力に張り込み、2012年9月半ば、保安院の会見は、規制庁が発足する前日まで中継を続けました。
当時の緊迫感が伝わる会見は、見ていて少し辛いくらいですが、福島第一原発事故を風化させないためにも、また、規制庁に対し厳しい眼差しを向け続けるためにも、ぜひ、お時間のあるときに、過去のアーカイブをご覧になってみてください。いずれも、極めて資料価値の高い動画であると思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
※原子力安全・保安院による記者会見の動画アーカイブ
http://bit.ly/1LgdPWc
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ぎぎまき記者、ありがとうございました。次は佐々木記者に、「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログに関して、続報を伝えてもらいます。
■「保育園」ブログ問題で圧倒的な庶民感覚とのズレを披露し続ける自民党議員たち!その筆頭の安倍総理は「保育園」を「保健所」と笑えない言い間違い
おはようございます!IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。
「保育園落ちた日本死ね!!!」と題したブログをめぐり、自民党・安倍政権の理解のなさが、日に日に浮き彫りとなっています。3月9日(水)にはブログ記事に共感した母親ら5人が塩崎恭久厚労相のもとを訪れ、全国の母親たちの悲痛な訴えが書かれた署名を手渡しました。
この問題が日本中で紛糾してからわずか1週間足らずで、集まった署名はなんと2万7682筆。この問題の広範さ、切実さを物語っています。
3月4日と5日には、国会前で「保育園落ちたの私だ」と書かれたプラカードを掲げるスタンディング抗議も行われ、IWJでもこれを中継。抗議者一人ひとりにその窮状を聞きました。
※2016/03/04 #保育園落ちたの私だ ハッシュタグに続々と集まる怒りはついに国会前で生の声に!!0歳児も「落とされたのオレだ!」とデモに参加
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290389
※2016/03/05 保育園落ちたの私だスタンディング(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290502
署名について「しっかりと受け止めたい」と語った塩崎大臣は、これに先立つ国会の厚労委員会で、「息子夫婦の話」として、「目星をつけていた区の保育園に落ち、区外の認証保育園に月20万円近くかけて通い、4カ月待って区内の保育園を見つけた」という「苦労話」を披露しました。
いやいやいや・・・。まず、月20万円を払って認証保育園に通わせるなど普通の子育て世帯には無理な話で、しかも4カ月待って区内の保育園を見つけるなんて、むしろラッキーな話です。通常は、20カ所の保育園に落ちた、1年経っても見つからない、なんて話がザラです。
この問題をめぐり、庶民感覚との圧倒的なズレを披露している自民党議員たち。さらに3月10日(木)には、2月29日の衆院予算委員会で質問した民主党・山尾志桜里議員に対して「誰が書いたんだそれ」などとヤジを飛ばした一人である、自民党・平沢勝栄議員がテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、無神経な言葉を発しました。
平沢議員はヤジを飛ばしたことは詫びつつも、「これ、本当に女性が書いた文章なんですかね」などと発言。コメンテーターの高木美保さんから、「それ関係ないでしょう。女性とか男性とか関係ない」と、全国の母親の気持ちを代弁する反論を食らいながらも、「府に落ちない」という感じで「もうちょっと訴え方がある」「日本語としては汚い」などと、本質からズレた、あさっての方向から文句を繰り出しました。
※平沢勝栄議員、番組でヤジ謝罪。でも「本当に女性が書いた文書ですか」【保育園落ちた日本死ね】(2016年03月10日ハフィントン・ポスト、【URL】huff.to/1WcTBwO)
こうした、自民党議員たちのあまりに国民を馬鹿にした態度、国民の切実な生活問題に向き合わない姿勢に、自民党内からも「このままでは参院選に影響が出てしまう」と焦る声が噴出しました。これを受けて、そうした態度・姿勢の筆頭である安倍総理は、急ぎ方向転換を迫られました。
昨日11日の参議院本会議で、共産党の吉良よし子議員から「この切実な声を総理はどう受けとめているのでしょうか?」という質問に対し、しおらしく以下のように答えたのです。
「厚生労働大臣に届けられた署名を受け取って拝見しました。子どもが生まれたのに『保健所』に預けられない、仕事を続けられない。子供が生まれたのに『保育所』に…。子供が生まれたのに『保育所』に預けられない。仕事を続けられないという大変なご苦労、切実な思いが伝わってまいります。働くお母さんたちの気持ちを受け止め、待機児童ゼロを必ず実現させる決意です」
「保育所」を「保健所」という、シャレにならない言い間違えに、本会議場は一時騒然としました。やはり自身が思ってもいない答弁をすると、つい無理が生じてしまうのでしょうか。まさか本音では「1億総活躍」の妨げになる「待機児童」を、「邪魔になったペット」程度に思っているわけではないと思いますが。
いずれにせよ、この問題が顕在化する前からずっと繰り返している「待機児童ゼロ」というスローガンを、再び繰り返しただけの安倍総理。この問題の本質が、企業側の無理解(マタハラ)や、そもそも共働きをしないと家計を維持できない経済的困窮、保育士のあまりに低い給与など、国民から搾りとれるだけ搾りとり、大企業の株価ばかり偏重する安倍政権の政策に根ざしていることは、明らかです。
IWJでは、この保育園問題に通底するこれら大問題を、幅広く取材し、可視化してきました。ぜひ、以下の動画記事をご覧いただき、安倍総理をはじめ、理解のない議員たち、理解のない企業経営者たちにも視聴を薦めていただければ、幸いです。
※2015/06/26 “ブラック社会”の合法化に王手!? 破壊される「労働者保護」の“戦後レジーム”
世界的な派遣大国、長時間労働国・日本の未来を問う――吉良よし子議員、笹山尚人弁護士に岩上安身が訊く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/250646
※2015/11/25 企業側は産休を「取らせたくない」?
なぜ非正規で働く女性たちは産休すら取得できないのか!?~「マタハラNet」が記者会見で法の改正を要望!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276248
※2015/03/30 上司から女性部下へ「病気は不可抗力、でも、妊娠は自己責任でしょ?」──「マタハラ白書」が産休タブー職場の実態を公表
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/240924
※2016/02/06 経団連の言いなり政治に山本太郎が吠える!弱者斬り捨ての福祉政策、デタラメな安全保障、若者から年間400億円むしりとる奨学金ビジネス…「詐欺師の手口」の数々を告発!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286211
※2015/10/28 「健康で文化的な最低限度の生活」を規定した憲法25条を無視し続ける安倍政権!日比谷野音で4000人が生活保護切り下げ中止を求め大集会~「財源はあるんだ!」山本太郎氏が糾弾
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/272481
※2014/02/02 【東京都知事選】「保育園に入れない」「普通の母親のように早く家に帰ってあげたい」宇都宮氏に寄せられた悲痛の声
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/123250
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佐々木記者、ありがとうございました。それにしても、保育園を「保健所」と言い間違えるとは・・・。これは本当にシャレにならないですね。
次は太田美智子記者に、IWJオリジナルグッズのセールなど、耳より情報について告知してもらいます!
■セール実施中! IWJのDVDやTシャツを「半額」でご提供しています! この機会にぜひ、お買い求めください!
おはようございます。IWJテキスト班の太田美智子です。
現在、IWJオリジナルの各種DVDとTシャツを半額でご提供しています!
一部、サイン入りDVDの売り切れや、在庫が僅かとなっている商品も出てきていますので、お早目にご検討ください。
昨日は、5年前の3月11日の地震、津波、原発事故の衝撃と、その後の日々に思いをはせられた方が多かったことと思います。地震発生時、私は走行中の地下鉄に乗っていましたので、昨日、地下鉄に乗るときは少し緊張しました。
「あの節電キャンペーンとは何だったのか」――。2011年夏に収録した「DVD対談集
岩上安身×武田邦彦vol.3」のキャッチコピーです。福島第一原発事故後、国内の原発がすべて停止したため、電力が不足するキャンペーンが張られていました。本当に、何だったのでしょうか。こちらのDVDは500円(通常価格1,000円)でご提供中です。
ほかにも、堤未果氏や植草一秀氏らと岩上さんの対談を収めたDVD「クロストークカフェ」シリーズ(通常1,800円のところ900円)、孫崎享氏と岩上さんの対談DVD「Deep
Night」シリーズ(通常2,500円のところ1,250円)、「饗宴」II~IVのDVD、そして土壌汚染が深刻な豊洲への移転が着々と進む築地市場移転問題を追ったDVD「ドキュメント築地市場移転」(通常1,500円のところ750円)、各種Tシャツ(通常3,780円のところ1,890円)を半額でご提供しています。
オリジナルグッズの売上げは、財政状況が厳しいIWJにとって、貴重な活動資金となります。ぜひ、お買い求めいただき、IWJをご支援ください!
※半額セール中のオリジナルグッズはこちらから!
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■『前夜』、『米国が隠す日本の真実』、『「今を伝える」ということ』も好評発売中!
自民党の改憲草案を現行憲法と逐条で対比して、梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士、岩上さんの3人が鼎談し自民党の本音に迫った『前夜・増補改訂版』は、もうお手にとっていただけたでしょうか?
400ページ近い大部の書籍に文字がぎっしり詰まっていて、条文の解釈や条文にまつわる過去の出来事、TPPといった現在進行形の問題など、とても興味深い内容が幅広く語られています。
第6章の「司法」では、澤藤弁護士らが反対運動をしてきた裁判官の任官拒否問題のエピソード、裁判官に対する人事評価の他、三好達・元最高裁長官が「日本会議」の会長になり、「こういう方が、長年続いた保守政党の支配に従順に、矩を超えないように配慮」し、「抵抗的な、良心を貫いて取り組む裁判官は、地方の支部の裁判所にやられ」ている現状などが、実例を挙げて語られています。
下級裁判所の裁判官の任期(第80条)が現行の「10年」から自民党改憲草案どおりの「法律の定める任期」に変更されると、さらに裁判官が萎縮して、「多数派や体制派が喜ぶような判決が、当然予想される」と澤藤弁護士は言います。「任期を1年にするという法律も可能」となるからだそうです。「現在の10年の任期ですら、『こんな判決を書けば、上から嫌われ睨まれて、再任を拒否されるのではないか』という一抹の不安を考えなければならない」のに、1年ごとに再任の不安にさらされると、「上を見て仕事をするしかなくなる」と言うのです。
9日にも高浜原発の運転差し止めの仮処分が出たばかりですが、改憲によってこのような判決が望めなくなるとしたら……。とても生きづらい国になってしまいます。
日本をそんな国にしないためにも、ぜひ『前夜・増補改訂版』をお読みください!
※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
※【増補改訂版】『前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=169
さらに、鹿児島大学教授の木村朗氏、政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏、岩上さんの4人による『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』もお勧めです!
木村氏は「だれも語ろうとしない日本刑事司法の闇」という章で、刑事訴訟法改正案は「取り調べの一部可視化と引き換えに司法取引の導入や盗聴対象事件の拡大など、捜査当局の権限をこれまで以上に強化」するものであり、「新たな冤罪、市民監視の強化につながりかねない」と警告しています。
このほか、原発の再稼働、IS(イスラム国による日本人人質殺害事件)や、TPP、沖縄県辺野古の米軍新基地建設問題といった政治課題に関して、突っ込んだ議論を交わしています。夏の参院選を前に重要な政策課題が山積みの2016年に、必読の一冊です!
※【岩上安身単独サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=159
※『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158
また、「2015年度石橋湛山記念
早稲田ジャーナリズム大賞」の記念講座で、岩上さんをはじめ、新聞やテレビの記者など14人の講師による講義の内容を一冊の本にまとめた『「今を伝える」ということ』も販売しています!
この講座の中で、岩上さんは「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について―」と題した講義を行っています。IWJを立ち上げてまもなく起きた3.11当時のIWJの取材の様子も語っていて、個人的にも興味深い内容でした。
講義はジャーナリストを目指す学生を対象に行われたものですが、さまざまな立場の「取材者」の仕事や思いを知ることができる本ですので、誰にとっても興味深い一冊だと思います。ぜひ、お買い求めください!
※【岩上安身単独サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194
※『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193
昨年末に行われた「饗宴VI~『国民』非常事態宣言!露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」のDVDも好評発売中です。
※DVD【岩上安身サイン入り】『饗宴VI~「国民」非常事態宣言!露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187
※DVD『饗宴VI~「国民」非常事態宣言!露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188
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■良書のお買い物は「IWJ書店」をご利用ください!
IWJでは、岩上さんがインタビューした方々の著書をサイン入りで販売しています。
この日刊IWJガイドでも繰り返しお伝えしていますが、IWJも現在、財政が危機的な状態にあります。この「IWJ書店」での売上も、IWJの貴重な活動資金となりますので、皆さま、ぜひお買い求めください!
※【施光恒さんサイン入り】『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=202
※【蓮池透さんサイン入り】『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=203
※【津田敏秀さんサイン入り】『医学者は公害事件で何をしてきたのか』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=206
※SEALDs×高橋源一郎『民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195
※【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150
※【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149
※【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134
※【森まゆみさんサイン入り】『異議あり!新国立競技場~2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125
※【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151
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■協賛・広告掲載のお願い
IWJでは、www.iwj.co.jpのトップページ、Ustreamの待機画面、そしてこの「日刊IWJガイド」に掲載する広告を募集しています。
これまでも、Googleアドセンス、Amazonアフィリエイトなど、ささやかながら広告をとらせていただいてきました。年末のイベント「饗宴」でも、毎年、協賛広告というかたちでご支援をいただいています。
IWJは、これからも、政府やスポンサーの思惑に左右されない独立系メディアとしての報道姿勢を貫いてまいります。広告を掲載させていただいても、その姿勢に変わりはありません。
広告の掲載に関して、IWJでは以下のプランをご用意しています。
1.トップページリンク(松プラン) 216,000円(税込)
2.トップページリンク(竹プラン) 108,000円(税込)
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(静止画)Ch1 54,000円(税込)
(静止画)Ch2~Ch9 32,400円(税込)
5. Ustream広告
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(動画)Ch2~Ch9 64,800円(税込)
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(日刊ガイド) 162,000円(税込)
※すべて掲載期間1ヶ月の料金です。これらの料金に関しては、ご相談にも柔軟に応じます。IWJの各メディアを通じて、より広告効果のあがるタイアップやPRもともに考えていきたいと思います。
あわせてIWJでは、書籍広告も募集しています。これまで、孫崎享氏の『戦後史の正体』(創元社)、前泊博盛氏の『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』(創元社)、矢部宏治氏の『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル)などが、IWJでの広告をきっかけに、ベストセラーへと羽ばたきました。
この「日刊IWJガイド」をお読みいただいている出版社の編集者の方、ぜひ、IWJの書籍広告をご活用いただければと思います。
IWJの広告・協賛に関しては、下記のページをご覧ください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
※協賛・広告掲載のお願い
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■日刊IWJガイドがリニューアルします! 新しい名前のアイデアも募集中!
先日来お知らせしていますが、この「日刊IWJガイド」に関して、重要なお知らせがあります。
「日刊IWJガイド」はこれまで、IWJ定額会員(有料会員)の皆さま以外に、サポーターズクラブ(無料サポーター)に登録されている方々にも配信してきました。
しかし、4月1日からは、定額会員の方にのみ従来どおりの「日刊IWJガイド」をお送りし、それ以外の方々には、目次、中継番組表、岩上さんのインタビューや講演のお知らせ、IWJ物販の告知に限って配信させていただくことになりました。
「日刊IWJガイド」をお読みくださっている皆さまはお気づきかと思いますが、「日刊IWJガイド」の編集には、多大な時間と労力がかかっています。ネタ探しのリサーチに始まり、取材、原稿の執筆、デスクによる情報の集約、そして責任編集長である岩上さんの入念な原稿チェックを経て、発行しています。原稿の完成はいつも、深夜2時、3時になります。
昨年末の「饗宴VI」では、会員の皆さまから、この「日刊IWJガイド」に関して、「とても内容が充実している」「読みがいがある」など、お褒めの言葉をいただきました。誠にありがとうございました。こうしたお声をいただけるのも、この「日刊IWJガイド」が、デイリーメディアとして着実に進化している証拠だと自負しています。
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■わとはぷ~What happened today?
再び、平山です。本日は3月12日です。2014年のこの日、作家の大西巨人(おおにし きょじん)氏がこの世を去りました。97歳の大往生でした。
九州帝国大学を中退し、毎日新聞社勤務を経て、1942年から対馬要塞砲兵隊に入隊した大西氏。この時の経験をもとに、戦後になって大西氏は、超人的な記憶力を持つ主人公・東堂太郎が軍隊内の理不尽な規律に対し戦いを挑む長編小説『神聖喜劇』を執筆します。この『神聖喜劇』は、全8部・約4700枚の大長編で、戦後に日本語で書かれた長編小説の金字塔であるとされます。
私も学生時代、この『神聖喜劇』にチャレンジしたのですが、いまだ第2巻の途中で止まってしまっています。戦争の足音が再びひたひたと迫っている今だからこそ、戦中の軍隊内部の様子を精緻に描いた本作をぜひ読破したいと思っています。
昨年、映画監督の塚本晋也氏が大岡昇平の『野火』を映画化し、話題を集めました。戦後、日本の小説家は、戦地での体験をいかに小説として表現するかということに苦闘し、様々な作品を発表しました。大岡昇平『俘虜記』、梅崎春生『桜島』、島尾敏雄『出発は遂に訪れず』、古山高麗雄『プレオ―8(ユイット)の夜明け』など、あげればきりがありません。
戦場の悲惨さを、小説や映画といったフィクションの表現で後世に伝える方法もあれば、ノンフィクションやルポルタージュ、オーラルヒストリーといった表現で伝える方法もあります。
IWJの仕事はジャーナリズムですので、基本的には後者のスタイルを取ることになります。安倍政権が「軍事国家化」に突き進み、戦争が過去のものではなりつつある現在、IWJも、戦場の悲惨さをお伝えできるような報道に努めていきたいと考えています。
これまでにも、戦争をテーマとする児童文学を数多く出版している山中恒氏や、旧日本軍による従軍慰安婦問題を追及している戸塚悦朗氏、能川元一氏などに岩上さんがインタビューしています。この機会に、ぜひ、ご覧ください。
※2013/07/31 「日本の若者がアメリカの鉄砲玉になるなんて、僕は耐えられませんよ!」 ~岩上安身による山中恒氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93907
※2013/06/24 「日本軍慰安婦制度は、国内法上も国際法上も明らかに犯罪である」「韓国併合は無効である」~岩上安身による国際人権法学者・戸塚悦朗氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/86605
※2014/08/15 慰安婦問題、朝日「誤報」で高揚する「右派メディア」の主張を徹底論破~岩上安身による哲学者・能川元一氏インタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/161862
ジャーナリズムの先達、歴史家、文学者らによって、悲惨な戦争の真実はすでに十分に明らかにされてきたように、私たちはついつい思い込みがちです。しかし、実際には、未解明であったり、隠されていたり、焦点が当たっていない問題がたくさんあります。そのひとつが「戦争とドラッグ」というテーマです。
世界最強のドラッグである覚醒剤は、実は戦前の日本で生まれ、商品化までされた薬物です。一般人にも精力増強の薬品として用いられ、さらには戦時中の兵士に、あるいは徴用されて軍需工場で働く労働者に突貫作業のために投与された、日本という国の国策遂行と深い関わりがある薬物なのです。
清原容疑者の逮捕で、スポーツ、芸能界の覚醒剤汚染についてしきりに取り沙汰されていますが、そもそも覚醒剤はどこから生まれて、どのようにこの社会に根づいたのか。その根本や歴史をふり返る報道はほとんど見当たりません。こうしたテーマの深い掘り下げも、我々IWJが手がけるべきテーマだ、と、岩上さんから言われています。私が担当することになりそうです。頑張って調べてレポートしますので、少々お待ちください.
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
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