■■■日刊IWJガイド「『3.11津波の危険性を東電元幹部は認識していた』!!海渡雄一弁護士が岩上安身のインタビューで証言した『新証拠』の中身とは!/そして自民党が検討を開始した移民政策にネトウヨは目を逸らすのか!?」2016.3.11日号~No.1275号~ ■■■
(2016.3.11 8時00分)
おはようございます。IWJで記者をしている佐々木隼也と申します。
本日は3月11日。忘れることのできない、東日本大震災と福島第一原発事故が発生した日です。あれから丸5年。この5年を短いととらえるか、長いととらえるかは、人それぞれだと思います。しかしこの5年という歳月を、「原発事故はもう終わったことにしてよい歳月」として、人々の意識に定着させようとしている人たちがいることを忘れるわけにはいきません。
自民党・安倍政権を筆頭とする政界の原発推進勢力、電力会社などなど、「原子力ムラ」を構成する方々です。しかし、そうは問屋がおろしません。過去の自民党政権下で、3.11の津波と地震によるシビアアクシデントを「予測」でき、「未然に防げた」にも関わらず、コストを削るためにそうした安全対策をとらなかった旧経営陣と自民党の責任を追及して初めて、「では今後の原子力行政をどうしていくか」を議論する段階でしょう。
それらをすべてすっ飛ばして、ただ原発の再稼働だけを急ぐ安倍政権の姿勢を、僕ら国民はもっと厳しい眼差しで批判していかなければなりません、
昨日、福島原発告訴団・代理人の海渡雄一弁護士が、岩上さんのインタビューに応え、東電が繰り返し「想定外」と強調してきた巨大津波が、実は「想定外じゃなかった」、つまり想定していたし、対策もとりかけていたのに、経営陣がその対策をつぶすという重大な過失を犯していたことを示す決定的な「新証拠」がある、と明かしました。全日本国民必見のこの「新証拠」については、後ほど山本愛穂記者が詳しくお伝えしますので、お見逃しなく。
IWJは、2011年3月11日の事故以来、直後は東電本店に24時間張り付きながら、突発的に行われる会見を取材・中継しました。会見が定時開催になってからも、IWJは欠かさず人員を出し、この5年間、会見を中継し続けています。
この5年間で多くの国民が嫌というほど味わったように、東電は隙あらば、情報を隠ぺいしようとします。もし僕らがあの場にカメラを置いていなかったら、さらに情報は隠ぺいされ、責任追及は難しかっただろうと思います。
しかし、毎回東電の会見に人を派遣する、というのだけでも、人件費や経費がかかってしまいます。IWJは現在、厳しい財政難に直面しており、このままでは今の体制を維持できなくなるところまで、追い詰められています。どうかみなさまのお力で、IWJの取材活動を、お支えいただけないでしょうか。
※【岩上安身のツイ録】IWJの財政が悪化!このままでは7月末には最悪3千万円の大赤字の見通し!皆様、ご寄付・カンパでの緊急のご支援をお願いします!IWJのピンチをお助けください!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/290545
ありがたいことに、僕らのSOSに多くの方が応えてくださり、昨日(10日)現在で、会員数は5845人にまで増加しました。今回初めて会員となり、本ガイドを初めてご覧になっているという方、本当にありがとうございます。そして、これまでずっと会員として、またご寄付・カンパによって、IWJを支えていただいているみなさま、本当にありがとうございます。
しかし残念なことに、まだ、IWJの体制維持に必要な金額には達していません。経理責任者が急な体調不良でいなくなり、後任の方も4月からでないと本格稼働できないため、ひとり経営者である岩上さんは、日々の激務のかたわら、頭を悩まし続けています。そんな事情なので、まだ正確な収支を算出できていませんが、岩上さんがざっくり算出したところ、もし主たる収入である会費とご寄付・カンパの低迷が続けば、IWJの赤字は大きく膨らんでしまい、今期は最悪の場合、3000万円もの赤字を計上する可能性があるそうです。
しかし、この数日、会員登録をしてくださる方々が増え、ご寄付・カンパをしてくださる方々も増えています。本当にありがたいことです。うっすら希望の光が見えてきた、と岩上さんがつぶやいていました。ただ、ご寄付をしてくださった方がどなたなのか、ご自身についての情報、いわゆる「足あと」を残していない方も多く、その連絡先を調べたり、同定したりするのに手間どっています。この場を借りてお願いします。カンパした方がどなたなのか、お名前や連絡先、会員の方なら会員番号がわからないと、着金のご確認と御礼のメールも出せません。
何とかみなさまのお力を貸していただければ、幸いです。まわりの知り合いに、IWJというメディアの存在と、IWJが一般市民の皆樣に直接支えられているメディアであることを、広めていただけないでしょうか。また、もし可能であれば、一般会員の方はこの機会にサポート会員に登録変更していただけないでしょうか。それでも月々3000円です。新聞の購読料金やNHKの受信料を考えると、彼ら大手新聞やNHKが報じない、様々な問題、事実、情報を常に可視化し続けてきたし、これからもしていくという意味で、より必要な情報源であるとの自負があります。
どうか、IWJがこのピンチを乗り越え、広告スポンサーのためのメディアではなく主権者である国民のためのメディアとして、危機を乗り越え、皆樣に貢献できるように、緊急のご寄付・カンパ、会員登録を何卒、よろしくお願い致します。
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本ガイドでは先ほど紹介した東電過失の「新証拠」の他にも、自民党が移民政策を検討し始めたという話題もご紹介します。ネトウヨ層(排他主義者達)を「裏切り」、背中からばっさり斬るような仕打ちでもあります。これでもネトウヨは安倍政権に対して、幻想を抱き続けてゆくのでしょうか。また、過激なトランプ氏の存在感が増す米大統領選について、「結局今どうなっているの?」という分かりやすいまとめもお届けします。ぜひ、後半を御覧になってみてください!
┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■「津波の危険性を、東電元幹部は認識していた」!!~まだまだ証拠はあると話す人権派弁護士のボディーブローに耐えられるか?!岩上安身による海渡雄一弁護士インタビュー(山本愛穂)
┠■「50年来のタブーを破って」自民党が移民政策検討へ!アベノミクス低迷で経団連と米国のご機嫌とりか?~過労死・ブラック企業・ヘイトスピーチが蔓延する日本のままで、移民受け入れは現代の奴隷制拡大の危険大!?(太田美智子)
┠■【米大統領選詳報】ミシガン州で驚異の逆転勝利をおさめたサンダース氏!ヒラリー氏を上回る潤沢な資金源は一般市民の少額献金!?トランプ氏の躍進を憂慮したハイテク企業のCEOと多くの議員達が極秘会合を実施!!
┠■セール実施中!IWJオリジナルグッズをなんと「半額」でお買い求めいただけます!(平山茂樹)
┠■『前夜』、『米国が隠す日本の真実』、『「今を伝える」ということ』も好評発売中!(平山茂樹)
┠■良書のお買い物は「IWJ書店」で!(平山茂樹)
┠■協賛・広告掲載のお願い(平山茂樹)
┠■日刊ガイドリニューアルのお知らせ(平山茂樹)
┠■わとはぷ~What happened today?「3.11の今日はナウシカ公開の日」(佐々木隼也)
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■「津波の危険性を、東電元幹部は認識していた」!!~まだまだ証拠はあると話す人権派弁護士のボディーブローに耐えられるか?!岩上安身による海渡雄一弁護士インタビュー
おはようございます。記者兼事務班の山本愛穂です。
先月2月29日、東京電力元幹部の勝俣恒久・元会長、武藤栄・元副社長、武黒一郎・元副社長の3名が、検察官役の指定弁護士らにより、強制起訴されました。
罪状は、「業務上過失致死傷罪」、2011年3月12日に起きた東京電力福島原発事故において、大津波を予測できたのに対策を怠り、漫然と原発の運転を続けた過失がある」との内容で、これは、昨年7月の東京第五検察審査会の基礎議決に基づいたものです。同事故の責任が刑事裁判で問われるのは初めてのことであり、画期的な裁判であると言えます。
法律の用語が羅列されると、難しく響いてしまいますが、この強制起訴の内容はいたってシンプルです。つまり、今まで福島原発事故に関する東京電力の責任を問おうとするときには、約15mを観測した津波を、東京電力が予見できたかどうか、という点が争点であり、2013年9月には、東京地検は前述の元幹部3人を不起訴処分としています。今回の強制起訴についても、東電幹部におもねる産経新聞社などは、「津波を予測することは、高度な業務義務」などと書いています。
・産経新聞
http://www.sankei.com/column/news/150801/clm1508010002-n1.html
しかし、津波の予測は、本当に産経が言うような「高度な業務義務」だったのでしょうか?
IWJでは、昨日、3月10日、脱原発弁護団全国連絡会共同代表の海渡雄一弁護士をお招きし、岩上さんによるインタビューを行いました。
海渡弁護士によれば、今回の起訴状は、「津波は予測不可能だった」という、従来の言説を真っ向から覆す内容だと言います。つまり、東電幹部らは15.7mの津波を事故前から予測していたこと、予測したうえで高さの合計20mに及ぶ防潮堤の計画を立てながら、この計画を中止していたことが明記されているのです。
海渡弁護士は、今回の強制起訴では、起訴された勝俣氏、武藤氏、武黒氏が具体的に防波堤計画の存在を把握し、関わっていたことを立証できる非常に具体的な証拠が多くあると述べながら、数百億円の予算を削るため、そして周辺住民からの反発を抑えるために防波堤建設計画を中止した元幹部らを批判していきます。
許しがたいのは、周辺住民からの反発を招くのを恐れた、という点です。安全ではないから、安全対策をとろうとしているのに、それを見ると住民が不安がる。だから安全対策を取らずに、あたかも安全であるかのようなプロパガンダだけしておこう、という点です。反原発運動が巻き起こるのを恐れ、抜本的な対策を怠ってきたわけです。そうした悪質なプロパガンダ戦略にかつても、今も積極的に加担して、電力事業者から多額の広告費をもらっているのが、上記の産経のようなプロパガンダ媒体です。電力事業者からの広告費を受け取らない、「独立」したメディアが絶対にこの国には必要なのだ、ということを思い知らされます。
さらに、「まだまだ証拠はたくさんある」と話す海渡弁護士は、インタビューの最中に、特別に情報を教えて下さることになり・・・?!
強制起訴の件とともに、3月9日の高浜原発3、4号機停止の仮処分決定、さらに緊急事態条項の危険性についてもおうかがいした貴重なインタビューを、ぜひご覧ください!そしてこの「新証拠」についての速報記事も、急ぎまとめましたので、こちらもぜひお読みいただければと思います!
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※※※速報記事※※※
※昨日の海渡弁護士へのインタビュー動画記事はこちら!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291122
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また、海渡雄一弁護士は、福島原発事故を始め、多くの訴訟に関わる日本きっての人権派弁護士として知られています。この機会に、ぜひ海渡雄一弁護士のアーカイブをご覧いただければと思います。
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※2016/02/25 電力会社が原発事故を起こしても「一定以上は責任を問われない」ようになる!?
〜院内学習会「原子力事業者の賠償責任有限化議論をどうみるか」(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288999
※2015/12/08 “看板の架け替え”だけでは許さない!~かつてのもんじゅ訴訟原告団らが廃炉を求める提訴を予告「規制委員会の勧告を応援します」
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/277897
※2015/11/25 表現の自由に関する国連特別報告者・日本公式訪問の延期に関するNGO共同記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/276259
※2015/09/07 パリのテロに便乗して「共謀罪」創設!?
秘密保護法、盗聴法、安保関連法…「戦争できる国」が進める「治安立法」の脅威!~海渡雄一弁護士、平岡秀夫元法相ら警鐘!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/261910
※サポート会員であれば、こうしたアーカイブをすべて無料で視聴することができます。どうか会員登録切り替えのご検討をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
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海渡雄一弁護士が指摘していたように、原発事故から5年間の年月が過ぎた今も、大手新聞社は原発について、生ぬるい追及を続けています。今回の強制起訴についても、いまだに「津波が予見できたかどうか」を争点にして報じる社もあり、海渡弁護士も失望したとお話しされていました。
そうした大手メディアとは違い、どこの政党からも、どんな企業からも援助を受けない、その名の通り「独立」を貫くウェブ・メディアのIWJは、広告主の顔色をうかがうこともなく、今日も事実にもとづく報道を続けています。
しかし、その代償として、皆さまからの会員費やカンパで運営するIWJの経営状態は、常に不安定な状態にあります。日々日刊ガイドで告知をしてご心配をおかけしているようで、本日もある会員の方からご心配と激励のお電話をいただきました。
ありがたく思うと同時に、申し訳ない気持ちですが、事実、現在IWJは大変難しい経営状態にあります。どうか、まだ会員登録されていない方は、ぜひ会員に、そして一般会員の方は、ぜひ、サポート会員への切り替えをご検討ください。また少額でも構いません、ご寄付・カンパによるご支援をいただければ幸いです。
今後とも、IWJをどうぞよろしくお願いいたします。
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…山本記者でした。続いては太田美智子記者より、自民党が打ち出した驚きの政策について、お伝えします!
■「50年来のタブーを破って」自民党が移民政策検討へ! アベノミクス低迷で経団連と米国のご機嫌とりか?~過労死・ブラック企業・ヘイトスピーチが蔓延する日本のままで、移民受け入れは現代における奴隷制拡大の危険大!?
おはようございます。IWJテキスト班の太田美智子です。
少子高齢化が進む日本の労働力不足を補うため、自民党が「労働力の確保に関する特命委員会」を立ち上げ、移民の受け入れについて検討を始めます。特命委員長に任命された木村義雄・参議院議員が「50年来のタブーを破って、外国人の労働力としての受け入れに関する議論に踏み込む」と話しています。
・自民党が移民に関する議論開始、3月中旬に特命委発足=木村参院議員 ロイター 2016/3/3 http://jp.reuters.com/article/idJPT9N13P02R
えっ!?安倍総理は昨年9月30日、国連総会でシリアなどの難民支援に約970億円を拠出すると表明した直後、難民受け入れを渋る日本政府の姿勢について外国人記者に問われ、「人口問題として申し上げれば、移民を受け入れる前に、女性の活躍、高齢者の活躍、出生率の改善をやるべき」などとちぐはぐな回答をして、世界中から呆れられたばかりです。
アベノミクスの底の浅さが露呈しつつある今、7月の参院選を前に、財界や米国のご機嫌とりではないか、と思わせられます。というのも、かねてから、経団連や在日米国商工会議所は日本政府に、労働力確保による経済成長の手段として、移民政策を持つよう求めてきました。
自民党のウェブサイトによると、15日に予定されている特命委の初回会合には、竹中平蔵氏が「最も信頼する友人」と呼ぶ、モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社経済調査部長のロバート・フェルドマン氏が講師として呼ばれていることも示唆的です。
私は以前、この日刊ガイドで、「グローバル化を目指すなら、難民も移民もばんばん受け入れてはどうか」と書きました。今もその考えに変わりはありません。しかし、人間を単に安価な労働力としか見ないまま移民を受け入れるなら、危うさしか感じません。
3.11から5年。まだ何十年もかかる福島第一原発事故の収束・廃炉作業の人手不足が問題となっています。言葉の壁などで就労が不利な外国人移民に働いてもらいたい、という思惑などもあるのでしょうか。
すでに「現代の奴隷制」とも言われる実態が、日本にはあります。この続きは、以下の記事にまとめましたので、ぜひこちらをお読みください!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291251
また、IWJはこの問題について監視を続けていきますので、どうぞご支援をよろしくお願いします。
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■【米大統領選詳報】ミシガン州で驚異の逆転勝利をおさめたサンダース氏!ヒラリー氏を上回る潤沢な資金源は一般市民の少額献金!?トランプ氏の躍進を憂慮したハイテク企業のCEOと多くの議員達が極秘会合を実施!!
米大統領選の各党候補者指名争いが、結果のみえない波乱を巻き起こしています。
米大統領選挙の民主、共和党の候補者指名争いが3月8日、民主党はミシガン州とミシシッピー州で、共和党はミシガン、ミシシッピー、ハワイ、アイダホの4州で行われました。ミシガン州の民主党指名争いでは、事前のあらゆる世論調査で、ヒラリー氏の支持率がサンダース氏を大きく(最大20ポイントも)上回っていたにも関わらず、サンダース氏が逆転勝利をおさめるという脅威の番狂わせも起こりました。
かつては自動車などの工業生産で知られ、現在そうした産業の低迷に苦しむこのミシガン州において、一貫してTPP反対の立場を鮮明にしてきたサンダース氏の政治姿勢が勝利につながったのではないかと見られています。
サンダース氏の選挙活動の強さの源として報じられているのは、何百万人もの市民の少額献金を中心とした、潤沢な選挙資金です。これは、主に大企業から巨額献金で構成されるヒラリー氏の選挙資金を大きく上回るといいます。サンダース氏が、11州と1準州で予備選挙・当大会が争われた「スーパーチューズデー」で大敗した後でも、20ドルから40ドル程度の少額献金の流れはとどまる事を知らないと報じられています。
こうした少額献金は、献金者の経済状況を悪化させることはありません。そのため、サンダース陣営はそうした資金を直ちに使い、直ちに集めることができるのです。そして今回のミシガン州での劇的な逆転勝利を受けて、サンダース氏への少額献金運動はさらに拡大すると見られています(MSNBC Rachel Maddow Show 3月8日付:http://on.msnbc.com/1QCmd17)。
3月9日付のCNNは「(ヒラリー氏は、)サンダース氏が攻撃するウォール街とのつながりについてうまく反論できていないことを示唆している。また、サンダース氏の掲げる経済政策がこれから投票の行われるオハイオ州やイリノイ州、ウィスコンシン州といったラストベルト(米国中西部・北東部を中心とする、かつては重工業、特に鉄で栄えたが、今は沈滞した工業地帯)地域でも支持を得られる可能性が出てきた」と報じました(3月9日付CNN日本語版:http://bit.ly/1RzhT0d)。このため、いったんはヒラリーでほぼ確定、とも言われた民主党の候補者争いが、長期化する見通しが出てきました。
もちろん、ヒラリー氏も負けてはいません。実は、ヒラリー氏がここまで優勢を誇っているのには、「黒人層の厚い支持」があります。いったいどういうことなのでしょうか?
また当然ながら、共和党で首位を独走する不動産王のドナルド・トランプ氏の躍進からも、目が離せません。そして最近、扇動的で侮辱的な言動で物議を醸しているトランプ氏の躍進を阻止するための、ある「秘密の会合」が開かれました。その会合とは…?
続きは以下、別途記事としてアップしました。ぜひ、こちらをご覧になってみてください!記事全編を御覧いただくには、会員登録が必要です!ぜひ、この機会に会員登録をよろしくお願いします!
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・【米大統領選詳報】ミシガン州で驚異の逆転勝利をおさめたサンダース氏!ヒラリー氏を上回る潤沢な資金源は一般市民の少額献金!?トランプ氏の躍進を憂慮したハイテク企業のCEOと多くの議員達が極秘会合を実施!!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/291249
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■『前夜』、『米国が隠す日本の真実』、『「今を伝える」ということ』も好評発売中!
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第9条はもとより、「表現の自由」を規定した第21条、「拷問の禁止」を規定した第36条など、現行の日本国憲法と自民党憲法改正草案を逐条で比較し、徹底的に読み解いています。
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さらに、岩上さんと鹿児島大学教授の木村朗氏、政治経済学者の植草一秀氏、元衆議院議員の川内博史氏の4人による『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』も好評発売中です!
本書で岩上さんは、「安保関連法案の背後に潜む米国の『オフショア・バランシング戦略』」と題する原稿を執筆。なぜ、安倍政権は、あれほどまでに集団的自衛権行使容認にもとづく安保法制の成立を急いだのか?
その背景を、米国の世界戦略「オフショア・バランシング」を分析することで読み解いています。
他にも本書には、岩上さんと木村氏、植草氏、川内氏の4人によるクロストークも収録。原発の再稼働、IS(イスラム国による日本人人質殺害事件)や、TPP、沖縄県辺野古の米軍新基地建設問題といった政治課題に関して、突っ込んだ議論を交わしています。夏の参院選を前に重要な政策課題が山積みの2016年、必読の一冊ですので、ぜひ、お買い求めください!
※【岩上安身単独サイン入】『米国が隠す日本の真実~戦後日本の知られざる暗部を明かす』
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https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=158
さらに、IWJでは岩上さんが母校の早稲田大学で行った講義「『王様は裸だ』と君は指摘する(できる)だろうか?―ネットメディア・市民ジャーナリズムの可能性、あるいは耐えがたい認知的不協和について」を収録した『「今を伝える」ということ』も発売中です!
こちらでは、政・官・財と癒着した日本の「記者クラブ」の閉鎖性と、それを打破するインターネットによる市民ジャーナリズムの可能性について、岩上さんが分かりやすく解説しています。「メディア論」に関心のある方には、必読の一冊です!
ぜひ、お買い求め下さい!
※【岩上安身単独サイン入り!】『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=194
※『「今を伝える」ということ』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=193
IWJの物販サイトで購入できるのは、書籍だけではありません。昨年末に行われた「饗宴VI~『国民』非常事態宣言!露わになった『ナチスの手口』/国家緊急権を阻止せよ!」も早速DVD化。他にも、地球温暖化問題をめぐる横浜国立大学教授・伊藤公紀氏とのインタビューシリーズも発売しています。この機会に、ぜひお買い求めください!
※DVD【岩上安身サイン入り】『饗宴VI~「国民」非常事態宣言!露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=187
※DVD『饗宴VI~「国民」非常事態宣言!露わになった「ナチスの手口」/国家緊急権を阻止せよ!』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=188
※DVD『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー1』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=196
※DVD 『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー2』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=197
※DVD『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー3』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=198
※DVD『地球温暖化と原発ルネッサンス ~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー4』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=199
※DVD『地球温暖化と原発ルネッサンス~岩上安身による伊藤公紀氏インタビュー5』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=200
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■良書のお買い物は「IWJ書店」で!
IWJでは、岩上さんがインタビューした有識者の方々の著書を、サイン入りで販売するサービスを行っています。その名も「IWJ書店」。オープン以来、おかげさまで大変なご好評をいただいています。
現在、出版業界は、大変な不況に見舞われています。栗田出版販売や大洋社といった中堅の取次が相次いで倒産・廃業に追い込まれた他、2月26日には大手書店チェーンの芳林堂が倒産しました。私も、高田馬場駅前にある芳林堂には何回か行ったことがあるので、この倒産はショックでした。
この日刊IWJガイドで繰り返しお伝えしているように、IWJも現在、財政が危機的な状態にあります。この「IWJ書店」での売上も、IWJの貴重な活動資金となりますので、皆さま、ぜひお買い求めください!
現在発売中のラインナップで私がオススメなのが、九州大学准教授・施光恒氏の『英語化は愚民化』(集英社新書)です。大学での授業をすべて英語化するなど、現在、文科省によって進められている「行き過ぎた英語教育」が、日本人の思考力を奪いかねないものであり、TPPや集団的自衛権の問題と重ねあわせると、日本人の隷属化を推し進めるものであることが論理的に述べられています。ぜひ、お買い求め下さい!
※【施光恒さんサイン入り】『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』
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※【蓮池透さんサイン入り】『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=203
※【津田敏秀さんサイン入り】『医学者は公害事件で何をしてきたのか』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=206
※SEALDs×高橋源一郎『民主主義ってなんだ?』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=195
※【山口二郎さんサイン入り】『徹底討論 日本の政治を変える―これまでとこれから』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=150
※【山口二郎さんサイン入り】『いまを生きるための政治学』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=149
※【笹山尚人さんサイン入り】『パワハラに負けない!~労働安全衛生法指南』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=134
※【森まゆみさんサイン入り】『異議あり!新国立競技場~2020年オリンピックを市民の手に』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=125
※【井筒高雄さんサイン入り】『日本と日本人を危うくする安保法制の落とし穴』
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=151
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■協賛・広告掲載のお願い
IWJでは、IWJのトップページ、Ustreamの待機画面、そしてこの「日刊IWJガイド」に掲載する広告を募集しています。
IWJではこれまで、Googleアドセンス、Amazonアフィリエイトなど、ささやかながら広告をとらせていただいてきました。年末のイベント「饗宴」でも、毎年、協賛広告というかたちでご支援をいただいています。
IWJは、これからも、政府やスポンサーの思惑に左右されない独立系メディアとしての報道姿勢を貫いてまいります。広告を掲載させていただいても、その姿勢に変わりはありません。
広告の掲載に関して、IWJでは以下のプランをご用意しています。
1.トップページリンク(松プラン) 216,000円(税込)
2.トップページリンク(竹プラン) 108,000円(税込)
3.トップページリンク(梅プラン)
バナー広告 32,400円(税込)
テキスト広告 10,800円(税込)
4.Ustream広告
(静止画)Ch1 54,000円(税込)
(静止画)Ch2~Ch9 32,400円(税込)
5.Ustream広告
(動画)Ch1 108,000円(税込)
(動画)Ch2~Ch9 64,800円(税込)
6.メールマガジン広告
(日刊ガイド) 162,000円(税込)
※掲載期間はすべて1ヶ月の料金です。これらの料金に関しては、ご相談にも柔軟に応じます。IWJの各メディアを通じて、より広告効果のあがるタイアップやPRもともに考えていきたいと思います。
あわせてIWJでは、書籍広告も募集しています。これまで、孫崎享氏の『戦後史の正体』(創元社)、前泊博盛氏の『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』(創元社)、矢部宏治氏の『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル)などが、IWJでの広告をきっかけに、ベストセラーへと羽ばたきました。
この「日刊IWJガイド」をお読みいただいている出版社の編集者の方、ぜひ、IWJの書籍広告をご活用いただければと思います。
IWJの広告・協賛に関しては、下記のページをご覧ください。どうぞ、よろしくお願いいたします。
※協賛・広告掲載のお願い
http://iwj.co.jp/join/supportingad.html
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■日刊ガイドリニューアルのお知らせ
先日来お知らせしていますが、「日刊IWJガイド」に関して、重要なお知らせがあります!
これまでこの「日刊IWJガイド」は、IWJ定額会員(有料会員)の皆さま以外に、サポーターズクラブ(無料サポーター)に登録されている方にも配信してきました。
しかし、4月1日からは、定額会員の方のみに従来どおりの「日刊IWJガイド」の「フルバージョン」をお送りし、それ以外の方には、目次、中継番組表、岩上さんのインタビューや講演のお知らせ、IWJ物販の告知のみが掲載されたバージョンを配信することになりました。
この「日刊IWJガイド」をお読みいただいている皆さんにはお分かりいただけるかと思いますが、「日刊IWJガイド」の編集には、多大な時間と労力がかかっています。ネタ探しのリサーチに始まり、取材、原稿の執筆、デスクによる情報の集約、そして責任編集長である岩上さんの入念な原稿チェックを経て、発行しています。原稿の完成はいつも、深夜2時、3時になります。
昨年末の「饗宴VI」では、会員の皆さまから、この「日刊IWJガイド」に関して、「とても内容が充実している」「読みがいがある」など、お褒めの言葉をいただきました。誠にありがとうございました。こうした声をいただけるのも、この「日刊IWJガイド」が、デイリーメディアとして着実に進化している証拠だと思います。
無料サポーターの方で、これからも引き続きこの「日刊IWJガイド」を読みたい!という方は、ぜひ、「フルバージョン」が届くIWJ定額会員にご登録ください!
IWJの活動は、会員の皆さまからの会費およびご寄付によって成り立っています。IWJがこれからも活動を継続できるように、ぜひ、この機会にIWJの定額会員にご登録ください!
※会員登録はこちらです!
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php
なお、リニューアルに際して、この「日刊IWJガイド」の名称を変更することになりました。つきましては、新しい名称を広く募集いたします。
※新メルマガの名称はこちらまでお寄せ下さい
office@iwj.co.jp
切り替えは、4月1日配信予定の日刊IWJガイドからです。無料サポーターの方、会費が未納付になっている方など、この機会に前向きにご検討いただき、ぜひ、定額会員へのご登録をお願いいたします!
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■わとはぷ~What happened today?
福島第一原発事故により、日本全土を放射能の脅威で飲み込んだ3月11日は、奇しくも、映画「風の谷のナウシカ」が1984年に公開された日でもあります。
宮崎駿氏が原作・監督を務めるこの映画は、千年前の最終戦争(核戦争)により、巨大産業文明は崩壊し、「腐海(ふかい)」と呼ばれる、猛毒の瘴気(しょうき)を放つ菌類の森に覆われた世界が舞台です。
その腐海のほとりにある「風の谷」に生きる少女・ナウシカは、「腐海」が実は、大地の毒(放射能)を吸い取り、長い年月をかけて浄化する装置であることに気づきます。「汚れているのは土なんです。なぜ、だれが、世界をこんな風にしてしまったのでしょう」と訴えるシーンが印象的です。
チェルノブイリ原発事故が起きたのは、ナウシカ公開から2年後。宮崎監督はチェルノブイリ事故以前から、放射能の危険性、脅威に警鐘を鳴らしていたのですね。その先見性には驚かされます。
しかし、考えてみると、戦後直後から——広島と長崎に原爆が落とされてから以降、ずっと——多くの人が、核兵器、放射能、そして原発に対して、ずっと警告を発してきたのですね。僕は、3.11が起きるまで、そうした警告を頭の片隅では意識していても、、「今、この日本に存在する原発」にはまったく無頓着でした。
わずか70年前には日本には原爆が落とされ、わずか30年前には世界中にチェルノブイリ原発の放射能が降り注いだのに、本当にわずかな年月のあいだに、その危険性は忘れられて(忘れさせられて)いくものなのだな、と3.11を契機に深く実感しました。
だからこそ、この福島第一原発事故の記憶、事故を起こした責任、原因、背景を事細かに明らかにし、30年先、70年先に伝えていかなければならないな、と思います。IWJのアーカイブがその一助になれば良いと考え、今日も様々な現場を可視化し、市民の声を全国にお届けします!
皆樣にこうしてご支援をお願いしているからには、我々、一人一人が市民の皆樣のご期待にこたえられるような、まっすぐにジャーナリズムの使命を追求するメディアであり続けたいと思います。
本日も一日、IWJをよろしくお願い致します!
IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/ 】