■■■ 日刊IWJガイド 「独裁国家化を強める安倍政権の目標が「米国従属下のファシズム国家」というマヌケさ!英語化はその下準備!?日本語は土着民のローカル言語に!?「英語化は愚民化」著者・施光恒氏インタビューを本日再配信!!明日のインタビュー第2弾も超必見!」2016.3.2日号~No.1266号~ ■■■
(2016.3.2 8時00分)
おはようございます。IWJ記者の原です。
昨晩から今日にかけ、米国では全米の13州とアメリカ領サモアで一斉に米大統領選の予備選挙などを行う「スーパー・チューズデー」を迎えました。各州の結果は、日本時間の本日午前から午後にかけ、順次、判明します。想像したくありませんが、仮に集団的自衛権行使やTPPなどが現実のものとなってしまえば、日本はますます米国の影響下におかれることになります。大統領選挙の行方は他人事ではなく、目が離せません。
日本では昨日の衆院本会議で、自公両党などの賛成多数で16年度予算案が可決、参院に送付しました。一般会計総額は96兆7218億円で、4年連続で過去最大を更新。午前の締めくくり質疑では、安倍総理が憲法改正について「3分の2の賛同が得ることができるもの、そして自民党の憲法改正草案に沿うものから、さまざまな意見や修正を取り入れながら努力をしていきたい」と改めて意欲を示し、「私は自民党総裁であり、(自民党改憲草案と考え方が)違うことはあり得ない」との考えを示しました。
何度も何度も安倍総理は、「今度の参院選で3分の2の議席をとれば改憲発議を行う」と繰り返しています。その場合、改憲のベースとなるのはあの自民党の改憲草案なのだと何度も明言しているので、これで自民党、公明党おおさか維新などの改憲勢力に一票を投じるならばそれは自民党の改憲草案に賛成することを意味します。
あるいは選挙にいかず、改憲に反対する政治勢力に自分の一票を投じなかった人も、結果として改憲の発議が行われたなら、改憲勢力を間接的にアシストすることになるのだとぜひご理解ください。
いいですか―、皆さんはあの改憲草案の中身を読みましたか―?ほんっとうに、あの改憲草案でいいんですか?取り返しがつかないですよ!?まだ考えがまとまってない、あるいは、中身を知らないという人は、全力ダッシュで『前夜』をお買い求めになり、はじめから終わりまで大至急お読み下さい!!
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171
本日の国会では改憲以外にも耳目をひきつけるやりとりがありました。話題の匿名ブログ「保育園落ちた日本死ね!!!」について認識を問われた安倍総理は、「匿名である以上、実際本当に起こっているか、確認しようがない」などと議論から逃走。
同ブログは、保育園に申し込んだが落選したという人物が「一億総活躍社会じゃねーのかよ」「子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?」「会社やめなくちゃならねーだろ」などと待機児童問題への怒りを爆発されたもので、言葉は乱暴ですが核心をついた内容であることから多くの共感を呼んでいます。重要ですので、これについては明日、詳しく触れます。
http://anond.hatelabo.jp/20160215171759
また、関西電力は一昨日2月29日、再稼働したばかりの高浜原発4号機(福井県)でトラブルが起き、原子炉が自動停止したと発表しました。その翌日の3月1日このトラブルの原因として反応しないはずの送電線から流れ込んだ電流に検知器が反応し警報が鳴ったのだと説明しました。トラブル発生は報道陣に公開している最中。同原発では20日にも原子炉補助建屋で放射性物質を含む水漏れが見つかるトラブルが発生。作業再開のめどは不明だとのことですが、事業者関電だけでなく、規制委の適合性審査の妥当性も問われそうです。
いろんな問題がありすぎて怒りのボルテージを保つのも大変な時代ではありますが、まもなく春を迎え、梅雨を経ればもう夏の参院選です。集中力をキープしつつ、今日も新たなニュースをチェックしていきましょう。