日刊IWJガイド「続報・足立康史議員の『暴言』やまず/今日は米国で『スーパー・チューズデー』!/田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏らが高市早苗大臣の『電波停止』発言に抗議の記者会見!/本日14時から『海街diary』の是枝裕和監督がIWJに登場!「放送法」「BPO」について岩上さんがインタビュー!」 2016.3.1日号~No.1265号~


■■■ 日刊IWJガイド「続報・足立康史議員の『暴言』やまず/今日は米国で『スーパー・チューズデー』!/田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏らが高市早苗大臣の『電波停止』発言に抗議の記者会見!/本日14時から『海街diary』の是枝裕和監督がIWJに登場!「放送法」「BPO」について岩上さんがインタビュー!」 2016.3.1日号~No.1265号~ ■■■
(2016.3.1 8時00分)

 おはようございます。IWJで記者をしているぎぎまきです。

 このガイドを書いている2月29日、世の中では注目すべきニュースがいろいろとありました。日々、頭の中を出たり入ったりする情報の交通整理だけで精一杯だと思いますが、皆さんにとって日刊IWJガイドが少しでもその整理の役に立っていることを願い、今日も盛りだくさんの内容でお届けします。

 冒頭からお知らせがあります。現在、本ガイドは無料サポーターに登録されている方にも配信していますが、4月1日より、有料会員の方にのみ配信することになりました!

 これまでIWJ定額会員(有料会員)の皆さまとサポーターズクラブ(無料サポーター)に登録している方々にお届けしていましたが、今後、定額会員の方のみに日刊IWJガイドの「フルバージョン」を配信。それ以外の方々は、目次、中継番組表、岩上さんのインタビューや講演のお知らせ、IWJ物販の告知などのお知らせをお届けすることにいたします!

 この日刊IWJガイドは、会員の方向けに、その日の番組の配信の告知を目的にスタートしたのですが、次第に記事が拡充してゆき、今では御存知の通り、何人もの記者がびっしりと記事を書くメルマガに成長しました。各記者たちの「書きたい!」という意欲と、編集責任者である岩上さんの「書かせたい!」という意志があいまって、こうなっていったのですが、ここまでくると、この日刊IWJガイドの執筆と編集、発行自体が片手間仕事ではできなくなり、メインとなってきています。それだけのエネルギーと手間と人員を傾けているわけです。

 そこで、今後もこの路線をしっかり継続してゆくために、日刊IWJガイドのファンになってくださった方には、会員登録をお願いすることにいたしました。これまで以上に、充実した内容にいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 また会員の方でも、会費が未納となりますと、その間、アーカイブ視聴のサービスをご利用できなくなるだけでなく、この日刊IWJガイドのフルバージョンが届かなくなりますので、ご注意ください。

 なお、リニューアルに際して、この「日刊IWJガイド」の新たな名称として、メルマガとしてふさわしいタイトルを募集いたします! 採用(複数の場合)された方にはプレゼントも検討中! どしどしご応募ください! 宛先はこちらです。

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 切り替えは、4月1日配信予定の日刊IWJガイドから。無料サポーターの方、会費が未納付になっている方など、この機会に前向きにご検討いただき、ぜひ、定額会員へのご登録をお願いいたします!

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https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

 さて、重要なニュースの一つとして、昨日2月29日は、東電の元幹部である勝俣恒久・元会長、武黒一郎、武藤栄・両元副社長が業務上過失致死傷の罪で強制起訴されました。また、日本プレスセンターでは、田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、岸井成格氏ら6人が記者会見を開き、高市早苗総務相の「電波停止」発言に猛抗議。どちらのニュースも本ガイドで簡潔にまとめていますので、ぜひ最後までお読みください!

 そして、もちろん忘れてならないのが、米国の「スーパー・チューズデー」!本日の日刊IWJガイドの目次と中継予定をまずはご紹介します!

★本日のラインナップはこちら!

┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━
┠■【中継番組表】
┠■注目の米大統領戦「スーパー・チューズデー」は本日!トランプ氏旋風で安倍政権とのタッグが現実に!? 参院選で自民党大勝を阻止しなければいけない理由~メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」も発行!(ぎぎまき)
┠■田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、大谷昭宏氏、岸井成格氏、金平茂紀氏、青木理氏ら6人が高市総務相の「電波停止」発言に対し――「なめんな!」抗議の記者会見(ぎぎまき)
┠■「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」~本日、14時より岩上さんによる是枝裕和監督インタビューを行います!(山本愛穂)
┠■福島第一原発事故、東電・旧経営陣3人を強制起訴~3.11からまもなく5年、未曾有の「核被害」の余波は今も続く(平山茂樹)
┠■「岩上のボケ」「なぜおれの悪口を」~おおさか維新・足立康史議員がまた「暴言」「暴挙」!IWJへの重大な信義則違反に抗議する!(原佑介)
┠■IWJの大冒険!ドイツ取材のご支援をよろしくお願いします!
┠■今後の岩上さんのインタビュー予定をお知らせ!
┠■わとはぷ~What happened today?(ぎぎまき)
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◆中継番組表◆

**2016.3.1 Tue.**

【IWJ_NIIGATA1】11:00~「選挙カフェin人参」
視聴URL: http://www.ustream.tv/channel/iwj-niigata1
※「安保関連法に反対するママの会@新潟」主催の勉強会を中継します。講師は二宮淳悟弁護士。

【Ch1】14:00~「岩上安身による是枝裕和 監督インタビュー」
視聴URL: Ch1→ http://bit.ly/1biXzMu ツイキャス→ http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※映画監督の是枝裕和氏に岩上安身がインタビューします。

【Ch4】14:00~「日本外国特派員協会主催 野田武則・釜石市長 記者会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=4
※「日本外国特派員協会」主催の記者会見を中継します。

【再配信・Ch5】18:00~「TPPフォーラム『日本の農業と食の安全、協同組合の行方-海外の専門家が指摘する影響と問題点とは-』」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=5
記事URL: http://iwj.co.jp/wj/open/archives/288357
※2月22日収録の「公益財団法人生協総合研究所」主催のTPPフォーラムを再配信します。

【Ch6】18:00~「3月いよいよ批准案件審議入り!STOP TPP!! 官邸前アクション」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=6
※「STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会」主催の官邸前アクションを中継します。

【シリーズ特集:緊急事態条項 6・Ch1】20:00~「ナチスの手口『緊急事態条項』は独裁者が喉から手が出るほど欲しがる『切り札(ジョーカー)』!参院選までわずか!『ロックの会~IWJ Night』で梓澤、澤藤両弁護士が警鐘」
視聴URL: Ch1→ http://bit.ly/1biXzMu ツイキャス→ http://twitcasting.tv/iwakamiyasumi
※2015年12月9日収録の「ロックの会~IWJ Night」を再配信します。(Twitterアカウント @IWJ_ch1 にて実況ツイートあり)

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◆明日の中継番組表◆

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

**2016.3.2 Wed.**

【Ch未定】10:00~「原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!政府交渉」
※「『原発事故被害者団体連絡会』ひだんれん」主催の政府交渉を中継します。

【Ch未定】14:00~「原発事故から5年 被害者を切り捨てるな!全国集会」
※「『原発事故被害者団体連絡会』ひだんれん」主催の全国集会を中継します。

【Ch3】14:30~「原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見」
視聴URL: http://iwj.co.jp/channels/main/channel.php?CN=3
※原子力規制委員会 田中俊一委員長による定例会見を中継します。

【Ch未定】18:00~「NPO法立法過程記録 編纂・公開記念シンポジウム- 市民が法律をつくる、活動を記録する、共有して学ぶ」
※「認定NPO法人まちぽっと」主催のシンポジウムを中継します。

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■注目の米大統領戦「スーパー・チューズデー」は本日!トランプ氏旋風で安倍政権とのタッグが現実に!? 参院選で自民党大勝を阻止しなければいけない理由~メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」も発行!

 昨日の本ガイドでもお伝えした、アメリカ共和党と民主党の党内指名争いの天王山「スーパー・チューズデー」が、本日、米国で開催されます!

 スーパー・チューズデー(Super Tuesday)とは、アラバマ、アーカンソー、コロラド、ジョージア、マサチューセッツ、ミネソタ、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、テキサス、ヴァーモント、ヴァージニア、ワイオミングの13州とアメリカ領サモアで実施される、予備選挙・党員集会のこと。

 投票締め切りは現地時間の3月1日20時(米東部時間、日本時間3月2日、午前10時)で、開票結果が出るのは現地時間の翌日。日本に第一報が届くのがいつ頃になるのか分かりませんが、集団的自衛権の行使が容認される今後の日本の安全保障、そしてTPPなど、ますます米国の影響力に大きく左右される私たちにとって、大統領選挙の行方を大きく指し示すスーパー・チューズデーの勝敗に今からドキドキですね。

 「格差是正」を訴え急伸していたかに見えていた民主党のバーニー・サンダース候補ですが、地元、バーモント州以外では、ほとんどの州でヒラリー・クリントン候補が有利だと報じられ、サンダース氏は苦戦を強いられるのでは!?という声も。知名度と国務長官を経験したヒラリー氏に、高い支持が集まりそうです。

 しかし、やはり最も注目を集め、人々の話題をかっさらっているように見えるのが、過激な発言が目立つ不動産王で共和党のドナルド・トランプ氏。先日、白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)のデービッド・デューク元最高幹部がトランプ氏支持を表明したことも大々的に報じられました。

 「白人至上主義者の支持を受け入れるのか?」と問われたトランプ氏。当初は「デービッド・デュークは知らない。おそらく会ったこともない。白人至上主義者が何かも知らない」と回答を避けていましたが、この発言は嘘で、トランプ氏がデューク氏を認識していたツィートを投稿していた過去を、2月29日付のBBCが報じました。

 スーパー・チューズデーの勝敗に、トランプ氏とKKKのつながりが大きく影響するのか否か。投票結果に要注目ですが、「トランプ旋風」を否定せず、危機感をあらわにしているのが米国の大手新聞各紙です。

 ニューヨーク・タイムズは「ドナルド・トランプの連勝が続くが、彼を敗北に追いやる要素がないわけではない」と反トランプ・キャンペーンの展開を示唆。ワシントン・ポストは「考えられないことが現実になろうとしてきた。彼は米国を戦争犯罪に手を染めさせようとしている。ロシアのプーチン大統領を尊敬し、女性、ユダヤ人、イスラム教徒、メキシコ人、障害者を侮辱してきた。共和党のリーダーたちよ、トランプをどんな手を使ってでもストップしなければならない」とまで論じています。

 2月9日のニューハンプシャーの予備選の勝利スピーチで、「大統領になったら貿易において、中国、日本、メキシコなどをぶったたく!」と叫んだトランプ氏。また、23日のアイオワの集会では、トランプ氏は日米安保条約に言及し、「日本が攻撃されれば、米国は即座に救出に向かわなければならないのに、米国が攻撃されても日本は助けなくていい。これが平等な条約だろうか?」と、日本を名指しで批判しました。

 候補者が絞られるスーパー・チューズデーの結果次第では、「トランプ大統領」の可能性も出てきます。そうなれば、いよいよ私たちに問われてくるのは、今夏の参院選です。

 トランプ氏と安倍政権のちぐはぐタッグ・・・。到底現実のものとは思えず、想像するだけでめまいがし、悪寒がします。

 安倍政権は一方でナショナリズムを声高に叫びますが、他方で、徹底して対米追従です。トランプ氏があからさまに米国の要求を突きつけてきた時、安倍総理は、手もみして従い、そのツケを日本国民にまわすのでしょうか?

 いやいや、でもまだ分かりません。スーパー・チューズデーの投票結果はまたこちらのガイドでお届けしますのでご注目ください!

 ちなみに、昨日発行したメルマガ「岩上安身のIWJ特報!~カレル・ヴァン・ウォルフレン氏インタビュー」でも、このアメリカ大統領選の行方に触れています。

 ウォルフレン氏は、2015年11月13日に起きたパリ同時多発テロについて、アメリカをはじめとする有志国連合がシリアのアサド政権を攻撃する口実を作るための「偽旗作戦」であった可能性を示唆。そのうえで、このテロ事件は、アメリカの政界では「異端」であるトランプ氏やサンダース氏ではなく、国務長官を務めた経歴を持ち、「リベラル・ホーク」(リベラルなタカ派)とも言われるヒラリー氏の当選に有利に働くだろう、という見方を示しました。

 しかし、現段階で見てみると、アメリカ国内におけるイスラム教徒への「嫌悪感」を利用しているのは、ヒラリー氏ではなく、トランプ氏のほうです。テロ事件によって高まった嫌悪感情を、ヒラリー氏よりあからさまな言葉で表現して、人々の耳目を集めることに成功した、というべきなのでしょう。トランプ氏が大統領になった場合、アメリカのシリアをはじめとする中東政策はどのような方向に向かうのでしょうか。

 元アラスカ州知事で、2008年の大統領選では共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏は、トランプ氏に関して、「彼はイスラム国をぶちのめすだろう」と述べ、支持を表明しました。トランプ氏は、アメリカ国内においては「イスラム教徒の入国禁止」といった「暴言」を吐いていますが、具体的な外交・安全保障政策の内容については、いまだ明らかとなっていません。今後、トランプ氏がどのように発言するか、要注目です。

 また同時に、ペイリン氏の言うように米軍が本当にISを「ぶちのめす」かどうかも、見きわめなくてはなりません。ウォルフレン氏は、米軍がISを決してつぶそうとしない、その挙動の怪しさを的確に指摘しています。ヨーロッパでも、真実を伝えるメディアやジャーナリストがどんどん少なくなっているといいます。日本の状況も同様です。どこの国でも報道へ圧力がかかる中、IWJはそんな困難な状況でも、真実を追い続けたいと思います。

 この機会に、岩上さんによるウォルフレン氏インタビューを、全編、ぜひお読みください! 最新の情報をアップデートした、詳しい注解がついています! 必読です! メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」は、「まぐまぐ」でご購読いただけます。初月無料ですので、この機会にぜひ、ご購読ください!

※メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」ご購読はこちらから
http://www.mag2.com/m/0001334810.html

■田原総一朗氏、鳥越俊太郎氏、大谷昭宏氏、岸井成格氏、金平茂紀氏、青木理氏ら6人が高市総務相の「電波停止」発言に対し「なめんな!」――抗議の記者会見

 次も、私から昨日29日に行われた、重要な記者会見についてご報告します!

 「これは戦いですよ。この戦いに負けたら、戦前の『大本営発表』になります」――。

 テレビでよくお見かけする6人のコメンテーターやジャーナリストが、昨日、日本プレスセンターに勢揃いし、高市早苗総務大臣の「電波停止」発言に抗議する記者会見を開きました。呼びかけ人は、TBS「報道特集」の金平茂紀氏。出席者は、メインキャスターとしての降板が決定している、TBS「NEWS23」の岸井成格氏をはじめ、鳥越俊太郎氏、大谷昭宏氏、青木理氏がマイクを握りました。

 「権力が強くなればなるほど必ず腐敗し、権力は暴走する。これは政治の鉄則。政権の暴走にブレーキをかけ、止めるのがジャーナリズムの『公平・公正』なんです」。一般の「公平・公正」論とジャーナリズムのそれは根本から原則が異なると訴えたのは、岸井氏。テレビでは決して聞かれない力強い訴えが相次いだ記者会見でした。

 一方、鳥越氏は、高市総務相の「電波停止」発言は安倍総理のおごり高ぶった姿勢に裏付けられた「恫喝だ」とし、「メディアvs政府」の戦いの火蓋が切られたと、まるで「戦いに負けるな!」と報道関係者に呼びかけているようでした。

 実は鳥越氏は最近、IWJの会員になっていただき、さらにご寄付もお寄せくださった一人でもあります。会見後、IWJ記者がカメラを持って鳥越氏にコメントを求めた中で、岩上さんのインタビューにも応じてくれるとご快諾いただきました! IWJとしてぜひとも実現させたいと思いますので、ご期待ください!

 記者会見の模様はぜひ動画記事をご覧いただきたいのですが、6人が訴えたのは、一言でまとめると「なめるな!」ということに尽きます。本来、権力者を監視するのがメディアの使命ですが、今、安倍政権は政府批判をするテレビ番組、新聞、個々の論客に圧力をかけ、メディアに過剰に介入しているのは皆さんも知るところだと思います。

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・高市早苗総務大臣の「電波停止」発言に抗議するテレビ放送関係者らによる記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289637
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 権力者を縛るためにある憲法の目的を逆転させ、国民を憲法によって縛ろうとしている安倍政権。メディアへの介入もまた、権力を監視する本来の報道の目的を逆転させ、政府がメディアを監視するという本末転倒劇に他なりません。独裁政治への道を着々と整備している安倍政権の本性は、火を見るよりも明らかです。

 IWJは恫喝や圧力の対象にはなっていませんが、岩上さんはテレビのコメンテーターを降板させられていますから、圧力がないわけではないでしょうが、岩上さん自身もIWJスタッフも深刻になったり、萎縮したりしていません(鈍感なのかもしれません)。今後どのような圧力があるかわかりませんが、今から断言できます。IWJは一歩も下がりません。メディアとしての矜持を貫き、徹底的に筋の通った報道を貫きます!

 これまでも高市総務相の問題発言に関連した取材記事をお届けしてきましたが、ここで改めてご紹介します。

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・2016/02/12 電波停止は「テロの呼びかけ」があったような場合――政権批判は「テロ」扱いに!? 高市早苗総務相の不自然な釈明! 会見ではマイナンバー法の「抜け穴」についてノーコメント!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/287006

・2015/11/10 やらせ疑惑でNHKを厳重注意した総務省・高市大臣、11月10日の記者会見でBPOの意見書に反論! 配達ミスの続くマイナンバー、閉会中審査については「分かりません」!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274438
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 そして!今日は大変タイムリーなことに、14時から、BPO放送倫理検証委員会の委員を務めている是枝裕和監督に岩上さんがインタビューします!監督の作品を何本も見てきた私としては、今日はとても楽しみにしていた日。是枝監督のインタビューについて、IWJの山本愛穂記者が報告します!

■「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」~本日、14時より岩上さんによる是枝裕和監督インタビューを行います!

 おはようございます。IWJ記者兼季節就農者の山本愛穂(まなほ)です。

 本日、14時より行われる、映画監督の是枝裕和さんへの岩上さんによるインタビューについてお知らせいたします。

 是枝監督といえば、2004年、第57回カンヌ映画祭で主演の柳楽優弥さんが最優秀男優賞を受賞した『誰も知らない』(2004)や、フランスをはじめ各国で賞を受賞した『ワンダフルライフ』(1999)、吉田秋生原作の人気漫画を映画化した昨年公開の『海街Diary』(2015)など、数々の映画で、日本のみならず海外でも高く評価されている映画監督です。

 また、是枝監督は映画監督として活躍すると同時に、「しかし… 福祉切り捨ての時代に」(1991年)や、「シリーズ憲法 ~第9条・戦争放棄『忘却』」((2006年))など、多くの社会派ドキュメンタリーを制作していることでも知られています。

 現在、BPO放送倫理検証委員会の委員を務めている是枝監督は、昨年の11月7日、「BPOは政治家たちの駆け込み寺ではない」などと、自民党による報道圧力をご自身のホームページで批判しました。

※「放送」と「公権力」の関係について~NHK総合「クローズアップ現代」“出家詐欺”報道に関するBPO(放送倫理検証委員会)の意見書公表を受けての私見
http://www.kore-eda.com/message/20151107.html

 実は昨年11月の時点で、是枝監督に岩上さんによるインタビューを申し込み、監督にもお忙しい中ご快諾いただいていたのですが、岩上さんの体調不良により延期となっていました。今回は満を持して、待望のインタビューが実現!主に放送法とBPO問題、言論の自由についておうかがいします。

 是枝監督への、映画以外のテーマでのロングインタビューは大変貴重です。皆さま、この機会に、ぜひご覧ください!インタビュー前のおさらいしておくとGOODな記事はこちらです!

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・2016/02/09 メディア規制を強める安倍政権・高市大臣がテレビへ「電波停止」の恫喝的発言!BPO委員長代行の是枝裕和氏が「放送法」のカラクリを暴く!
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/286707
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 山本記者でした!是枝監督のインタビューは必見ですよ!

 さて、昨日29日、東電元幹部3人が強制起訴されました。これまで、「未曾有」であることを盾に、誰も過失を問われず、責任を追及されてこなかった福島第一原発事故。もうすぐ5年になります。3人の強制起訴については平山記者が報告します!

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■福島第一原発事故、東電・旧経営陣3人を強制起訴~3.11からまもなく5年、未曾有の「核被害」の余波は今も続く

 おはようございます。IWJでテキスト関連の業務を担当している平山と申します。

 昨日、2月29日(月)、2011年3月11日の福島第一原発事故に関連して、当時東京電力の幹部だった勝俣恒久・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・元副社長の3人が、業務上過失致死傷の罪で強制起訴されました。

 3人は、福島第一原発が津波で浸水する可能性について予測できたにも関わらず、適切な措置を取らなかったために原子炉建屋で水素爆発が起き、福島県大熊町の双葉病院の入院患者などに避難を余儀なくさせた結果、症状を悪化させて44人を死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われています。

 今回強制起訴された3人は、現在のところコメントを発表していません。東京電力も、「当社元役員が強制起訴されたとの報道は承知していますが、刑事訴訟に関することであり、当社としてコメントは差し控えさせていただきます」としています。

 IWJは、3人が強制起訴されるきっかけとなる告訴・告発を行なった「福島原発告訴団」による司法記者クラブでの会見を取材しました。団長の武藤類子氏は「原発事故から5年、告訴から4年の月日が費やされましたが、裁判が開かれることに感無量です」と心情を吐露。代理人の海渡雄一弁護士は「旧経営陣が経済的な理由で津波対策を先送りしたことを法廷で明らかにしてほしい」と話しました。

 司法記者クラブでの会見は中継できないため、20時からCh4で録画配信しました。動画のみの記事は既にアップしていますが、テキスト付きの記事に関しては、準備が整い次第、IWJのホームページにアップしますので、しばらくお待ち下さい。

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・2016/02/29 東電元取締役らによる業務上過失致死傷被告事件に関する起訴状提出についての記者会見(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289643
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 未曾有の大災害である福島第一原発事故から、まもなく5年が経とうとしています。いまだ多くの人々が福島からの避難を強いられ、 福島県内では小児の甲状腺がんも多数報告されています。今回の強制起訴により、福島第一原発事故の責任がはじめて司法の場で裁かれることになります。被害者の方々は、「5年経ってようやく・・・」という思いなのではないでしょうか。

 IWJは、福島第一原発事故の発災直後から中継をし続けている東電会見をはじめ、原発の再稼働、放射線被曝、子ども・被災者支援法などに関し、記者会見やシンポジウム、院内集会の模様を取材・中継し続けてきました。特に岩上さんによるインタビューシリーズ「百人百話」は、2冊の本にもなりました。

※百人百話 第一期
http://iwj.co.jp/feature/100100/list1/

※百人百話 第二期
http://iwj.co.jp/feature/100100/list2/

※百人百話 参院選直前特集
http://iwj.co.jp/feature/100100/list3/

※【IWJ書店】『百人百話』第一・第二集のご購入はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=53

 原発と放射能の問題に関しては、IWJは今後も変わらず追い続けていきますので、どうぞご注目ください!

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 事故から5年という長い時間、誰の責任も問われないという状況はあまりにも理不尽です。IWJでもお馴染みの海渡雄一弁護士によれば、元幹部3人が「有罪」になる可能性は低くはないと言います。理由は東電が津波対策を怠ってきた証拠が数々あるからと。今回の展開に要注目です!

 次は原佑介記者の登場です。2月28日に急遽行われた郷原信郎弁護士のインタビュー動画の紹介と、おおさか維新の会・足立康史議員がIWJを「偏向報道」だと非難していることに対する反論です!

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■「岩上のボケ」「なぜおれの悪口を」~おおさか維新・足立議員がまた「暴言」「暴挙」!IWJへの重大な信義則違反に抗議する!

 おはようございます。IWJ記者の原です。

 連日、おおさか維新の会の足立康史議員には頭を抱えさせられています。今日もまた足立議員の横暴について、お話させていただきます。

 2月24日、衆院予算委員会の中央公聴会で公述人として招かれた郷原信郎弁護士は、甘利明氏の「金銭授受疑惑」について、「あっせん利得処罰法の処罰の対象の、まさにど真ん中のストライクに近い事案である」と喝破。これに対し、「郷原さんは専門家じゃないんです、政治家なんです。政治屋なんですね」「そうした売名行為をされたことについて批判を申し上げる」などと噛み付いたのが、おおさか維新の会の足立康史議員です。IWJはこの足立議員の「暴言」をお伝えしてきました。

 一昨日、IWJは足立議員に電話でインタビューし、その後、IWJ代表・岩上安身が郷原弁護士に生中継で単独インタビュー。「甘利問題」の核心とともに、足立・郷原両者の主張を取り上げ、足立議員の「暴言」について報じました。

 そんな中で、足立議員が昨日、突如、IWJによる電話インタビューの全文を断りなく文字起こしし、IWJの質問を含めて自身のブログに掲載しました。

 IWJとして、電話インタビュー内でのやりとりを足立議員側が掲載することなどは認めていません。そうした申し出もありませんでした。我々IWJは、きちんと「取材」を申し込み、足立議員自身にしっかりと許可を得たうえで50分にわたるインタビューをいたしました。これはIWJの取材成果であり、その取材成果については、「郷原弁護士へのインタビュー内で使用する」「記事にも使用する」と、足立議員に用途をお伝えし、ご本人から承諾も得ています。しかし、足立議員は、一切こちらの許可なく、無断で、IWJの取材成果を自身のブログで公開したのです。これは信義にもとるやり方ではないでしょうか。

 電話インタビューで得た足立議員の主張は、やはりツッコミどころ満載。矛盾だらけです。追って記事化しますが、例えば、足立議員自身がブログで、郷原弁護士について「私が郷原公述人に違和感を覚えるのは(略)『法律家』『弁護士』等と繰り返し公正さを装っているからだ」などと書いておきながら、「僕がそう言っているんじゃなくて、世の中の人はそう思っていますよ、ということ」などと、「世の中の人」に責任転嫁する始末です。

 また、昨年6月4日の衆院憲法審査会で、参考人として招致された3人の憲法学者全員が、「安保法案は憲法違反である」との見解を示したことについて、足立議員は「当該審査会で明らかになったことは、安保法案の違憲性ではなく、参考人の選定が間違っていたということだけだ」と書いていましたが、この日の憲法審査会は、安保法案だけの議論ではなく、憲法全般の議論をするものでした。つまり、それぞれ異なった憲法観を持つ参考人が、たまたま安保法案については「違憲」で一致したわけですね。これを「選定が間違っていた」というのであれば、すべての憲法審査会に、安保法案が「合憲だ」と主張する憲法学者を呼ばなければなりません。

 そう指摘すると、足立議員は、「おっしゃるとおり」と認め、「いや、『間違っていた』ではくて、もしそれをことさら取り立てて、議論するのが間違っている、ということ」と話をすり替えたのです。意味がわかりますか? 「『選定が間違っていた』と書いているのでその説明はどうか」と聞くと、「本意はそういうことですよ、と伝えるのがあなたの仕事」という。屁理屈もいいところです。

 発言の根拠を問うと、「外形的に」と誤魔化し続ける、そんな調子でインタビューは進みましたが、これはあくまで「インタビュー」であって、目的は「取材成果の獲得」です。議論が目的ではありませんから、おかしなところがあっても、IWJとしては反論せず、「なるほど」「わかりました」と返答し、足立議員が喋るがままに任せていました(足立議員は、僕が「同意している」のだと勘違いなさっていたようですので、これについては後に本人に説明し、誤解は解けたと思っています)。

 しかし、紹介したとおり足立議員の主張はツッコミどころ満載であり、IWJとして、そのまま無批判に垂れ流すことはできません。実際に、岩上さんによる郷原弁護士インタビューの中で、電話インタビューで聴きとった足立議員の主張をパワーポイントにし、ひとつひとつ批判を交えながら取り上げました。この模様は、大急ぎで約30分のハイライト動画にまとめましたので、ぜひご覧ください。

※2016/02/28 おおさか維新・足立康史議員が「暴言」!? 甘利明氏「金銭授受疑惑」の真相に迫る! 岩上安身による郷原信郎弁護士インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/289552

 岩上さんによる郷原弁護士インタビューは視聴者の皆さんにも大変好評で、インタビュー終了後には、足立議員から僕のもとに直接電話が入り、「有意義なインタビューだった!」となぜか絶賛…。インタビュー内で使用した、足立議員インタビューの書き起こしを提供してほしい、と依頼されたのですが、これはIWJの取材成果であり、まだ記事化さえできておらず、内容が内容だけに「そのまま取り上げられない」という理由もあって、きっぱりと素材提供はお断りしました。

 すると足立議員側は、自ら録音していたIWJの電話インタビューを書き起こしし、すべて掲載するという「暴挙」に出たのです。すぐにIWJは足立議員本人に電話し、「信義則違反ではないか」と抗議。ブログを取り下げるよう要請しました。すると足立議員は「岩上のボケが(素材提供を)断ってきただろ。なんでネットに出しているものを当人に渡せねぇんだよ。そういうことをやっている人間が(信義則違反などと)言えるのか?どうなんだよちょっと」と声を荒げ、いきなり電話をたたっ切る始末…。

 まったく論理的ではありませんし、「岩上のボケ」という言葉も、とても国会議員の発言…いや、社会人の発言とは思えません。

 IWJには、「書き起こしを足立議員に提供したのか」との問い合わせもきており、大変迷惑しています。また、足立議員はブログの中で、「IWJ岩上編集長による偏向報道は看過できない」などと書かれていますが、足立議員からは、「郷原弁護士インタビューの中で、変な切り取り方をせず、ちゃんとフェアに取り上げてほしい」と念を押されたので、かなりの程度、忠実に取り上げています。現に、インタビュー直後には、足立議員本人が電話をかけてきて「有意義なインタビューだった」と喜び、取り上げ方にも何ひとつ抗議しなかったわけです。これで、なぜ「偏向報道」などと言われなければならないのでしょうか。

 IWJは時間をおいてかけ直し、改めてブログの削除を要求しました。この時の足立議員の主張はおおよそ次のとおりです。

 「動画で文字起こしを使っているのだから(こちらもブログで使って)いいではないか。なぜ、岩上編集長は郷原弁護士インタビューの中で、おれを悪く言うのか。なんだ、あの偏向報道は。私の言っていることで、わからないことがあれば直接私に聞けばいい。なぜ私に聞かずに、一方的に私の主張に対して『意味不明ですね』などと言うのか」

 さらに足立議員が、「まるでおれがわけわからんことを言っているかのように報じたんだよ?君たち」というので、こちらは「そうですよ」と即答。「はぁ?」と露骨に不快感を示されたので、「足立議員の主張を聞いた上で、それでもわからないことがあるという意味です。お話を聞いた上で、おかしい考え方だと感じたので、批判的に取り上げている」と伝えました。

 そのうえで、足立議員が「であれば、また直接おれに聞けよ。おれに対して信義則違反だとは思わない?」と言うので、「思いません」と断じると、その理由を説明する間もなく、「うん、じゃあおれも思わないからサヨウナラ…(ブツッ…ツー、ツー、ツー…)」。

 …ちょっと笑ってしまいましたが、以降、電話しても出ていただけません。これが一般の方であれば「話の通じない困った人だなぁ」で終わりです。郷原弁護士は「低レベルすぎて関り合いになりたくない」とおっしゃっていましたが、その気持は当然だと思います。しかし、足立議員は国会議員。自民党中心に、国会議員の質の低下が叫ばれる昨今、ひとつひとつの失言や暴言を黙認してはならないと考えています。

 IWJはさらに抗議し、ブログを取り下げていただくとともに、「岩上のボケ」「偏向報道」といった、とても国会議員とは思えない品位のない「暴言」についても撤回、訂正、謝罪していただきたいと思います。

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 原記者でした!

 ドイツ取材にあたりカンパをお寄せいただいた皆さま、ありがとうございます。この場を借りて、御礼申し上げます。鈴木樹里記者は3月9日から、次の目的地フランクフルトでの取材を開始します。今日は、取材内容と鈴木記者本人の紹介を少し。引き続きの応援をよろしくお願いします!

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■IWJ鈴木樹里記者のドイツ取材ご支援をよろしくお願いします!

 2月27日に無事終了した、IWJ鈴木樹里記者によるベルリン取材。3月9日からはフランクフルトで開催される3日間(3月9日~11日)のイベント「原子力リスクに反対する正義と信仰」を取材する予定です!

 鈴木記者は今はアムステルダム在住ですが、元は福島県出身。福島第一原発事故が起きた2011年からIWJのために尽力してきてくれた被害当事者の一人でもあります。2014年にはオランダで行なわれた「核安全保障サミット」を取材。鈴木記者が3日間にわたって取材した報告ルポを紹介します!

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・【IWJルポルタージュ】核安全保障サミット in ハーグ 取材現場からの体験レポート~その差に愕然!プレスに開放的なオランダと閉鎖的な日本
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/133515
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 今回のフランクフルトでは、核の危険について国際的な議論が行われるということですが、最終日の11日は、SEALDsの奥田愛基さんとフランクフルト大の学生が対話集会を予定。もちろんIWJも中継予定です!

 フランクフルト取材でかかる経費の概算見積は、合計160,895円。これは交通費・宿泊費・通訳料などのミニマムなコストの合計です。オランダのアムステルダム在住の鈴木記者にお隣のドイツへ出張取材してもらうことになっていますが、日本からカメラマンや記者を派遣したら、もっと高くついてしまう所、欧州駐在のスタッフがいるからこそ、この金額で抑えられているともいえます。

 ぜひ、鈴木記者が今後も心置きなく取材に専念できるよう、皆さまからのご支援を何卒、よろしくお願いいたします!寄付やカンパのほか、IWJの会員になっていただくことが、IWJにとって安定した活動費用になります。

 この日刊IWJガイドをお読みのみなさまの中で、もしまだIWJの会員になっていないという方がいらっしゃいましたら、ぜひ、会員にご登録いただき、IWJの運営をお支えください!

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※IWJ定額会員へのご登録はこちらから
https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

※ご寄付・カンパもどうぞお願いいたします!
http://iwj.co.jp/join/pleasehelpus.html
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■今後の岩上さんのインタビュー予定をお知らせ!

 本日14時からの是枝監督のインタビューが終わっても、続々とインタビューが決定しています。今、アポイントメント中のものも決定次第、本ガイドでお知らせいたします。どれも見逃せません!要チェックです!

・3月3日(木)15時~ 施光恒さん(九州大学准教授)<後編>

※新刊『英語化は愚民化~日本の国力が地に落ちる』が話題沸騰中の施光恒さん。1月26日に放送したインタビュー前編は、大好評をいただきました。安倍政権が「成長戦略」の名の下に進めている「グローバル化=英語化」の危険性について、まだまだおうかがいしたいお話が沢山あります。

 自民党の丸山議員の「日本が米国の51番目の州になるのに憲法上、何か問題はあるのか」という発言が飛び出したあとでは、なおさらです!日本の支配層である自民党や政府、財界などの一部の狙いは、単なる「英語化」ではなく、日本が独立主権国家であることを失い、米国の一部になること、米国という帝国と一体化することなのではないか、という疑いが冗談ではなくなってきました。前編に引き続き、このインタビュー後編にどうぞご期待ください!

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・2016/01/26 『英語化は愚民化』著者・施光恒氏インタビュー(動画)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/284349
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・3月7日(月) 15時~ 山田正彦・元農水大臣

※元農水大臣で、TPP交渉差し止め・違憲訴訟の会幹事長(岩上さんも原告の一人です!)の山田正彦氏元農水大臣に、TPPをめぐる最新情報をお聞きします! 前回の、岩上さんによる山田元農水大臣インタビューもあわせてぜひご覧ください!

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・2015/08/11 「現在は、幕末・維新期に次ぐ第2の国難に見舞われた状態」ハワイでのTPP閣僚会合をどう見るか~現地入りした山田正彦元農水相、内田聖子PARC事務局長に岩上安身が聞く
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/257318
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■わとはぷ~What happened today?「五郎丸歩選手の30th Birthday!」

 本日3月1日は、ラグビー日本代表、五郎丸歩選手の30回目の誕生日!!ぱちぱちぱち!!!おめでとうございます。

 4つ上の兄が元ラガーマンだったため、その影響もあってか、かつては某大学のラグビー部マネージャーになることを夢見ていた私。京都市立伏見工業高校ラグビー部をモデルにして描かれたドラマ「スクール・ウォーズ」も大大大好きでした! ルールも知らない「にわかファン」どまりではありますが、いずれにしても、ラグビーは私にとって身近な存在です。

 五郎丸選手といえば、あのプレースキック前に行う謎のポーズ。あれ、どんな意味かご存知ですか?私の娘もワールドカップの時にはしょっちゅう真似ていましたが、あれ、実は「意味はない」と本人が答えているようですが、「なぜ、やるのか?」という問いに、五郎丸選手はこう答えたそうです。

 「試合環境はお客さんの数や天候などによっての不確定要素が多い中、そのような状況でも 自分の時間を作り出すのがルーティンの本質だ」

 つまり、天候や観客の数など自分のメンタルを左右する多くの要素がどうであれ、プレースキック前に自分の時間や空間を作り出す。そうやって、自分自身の感情の波立ちを抑え、集中力を高めるということなのだと思いますが、これは世界を舞台に活躍するスポーツ選手だけではなく、誰もが体得しておくといい「技」ですよね。

 皆さんは何かありますか?喧騒から身を置き、集中力を高めるため、瞑想やヨガをする方も多いのではないでしょうか。音楽を聞いたり、映画を見たり、読書をする。料理もいいですよね。私は2、3日に一度は走るように心がけていますが、自分の時間を作り出せているかというとまだまだで、サボらないように心がけるのが精一杯(笑)。でも、汗をかくのは本当に気持ちいいものです!健康な身体をいただいているので、今日もがむしゃらにマシーンの上でも仕事の上でも走り抜けたいと思います。

 では皆さま、本日もIWJをどうぞよろしくお願いいたします!

IWJ 株式会社インディペンデント・ウェブ・ジャーナル
岩上安身サポーターズクラブ事務局
公式サイト 【 http://iwj.co.jp/