日刊IWJガイド・非会員版「美浜原発3号機再稼働! 中・朝ミサイル標的に格好の日本海、東シナ海沿岸稼働原発8基! 6月も1週間切り、深刻な財政危機のIWJにご支援お願いします」2021.06.25号~No.3207号


┏━━【目次】━━━━━━━━━━━━━
■はじめに~関西電力美浜原発3号機が再稼働! 中・朝のミサイル標的に格好の日本海、東シナ海沿岸に稼働中の原発が8基に! 6月も残り1週間を切りました! ご寄付・カンパは目標額の22%にとどまっています! 深刻な財政危機です! 真実を報道するIWJにどうか緊急のご支援をお願いいたします!
■【中継番組表】
■<本日の再配信>本日午後8時から、今年5月10日に収録した「5.10 デンジャラス原発にレッドカード!老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟 高浜1.2号機 美浜3号機 口頭弁論後の記者会見と報告集会」を再配信します!
■財務省が518ページにおよぶ「赤木ファイル」を開示するも、黒塗り、欠落でますます深まる官邸ぐるみの組織的隠蔽疑惑! 赤木雅子さんは第三者委員会による再調査を要求!
■<IWJ取材報告 1>日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚が全て決めている!~6.23日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見 ― 政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由
■<IWJ取材報告 2>選手村への酒類持ち込み容認とコンドーム配布でバブル内外に感染拡大の可能性! IWJ記者の質問に尾崎治夫会長は「ワクチンは万能ではない」「不特定な感染を広げる要素は避けるべき」と回答!∼6.22東京都医師会緊急会見
■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」より、改正国民投票法がいかにひどい欠陥法かをテーマにした「岩上安身による小西洋之参議院議員インタビュー」4本をすべて、IWJサイトで6月末までの期間限定で特別公開中! ぜひ、ご登録を!!
■<お知らせ>IWJは「憲法を着る!」をテーマに今夏も新たなTシャツを製作・販売する予定です。現行の日本国憲法で、皆さまが好きな条文を教えてください!
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■はじめに~関西電力美浜原発3号機が再稼働! 中・朝のミサイル標的に格好の日本海、東シナ海沿岸に稼働中の原発が8基に! 6月も残り1週間を切りました! ご寄付・カンパは目標額の22%にとどまっています! 深刻な財政危機です! 真実を報道するIWJにどうか緊急のご支援をお願いいたします!

 おはようございます。IWJ編集部です。

 関西電力は6月23日、運転開始から40年を超えた老朽原発である美浜原発3号機を再稼働させたことを発表しました。原子炉は24日臨界に達し、7月27日に営業運転に入る予定です。

※美浜発電所3号機の原子炉起動予定および調整運転の開始予定について(関西電力、2021年6月22日)
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2021/pdf/20210622_2j.pdf

※美浜発電所3号機の原子炉起動について(関西電力、2021年6月23日)
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2021/pdf/20210623_1j.pdf

※(コメント)美浜発電所3号機の原子炉起動について(関西電力、2021年6月23日)
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2021/pdf/20210623_2j.pdf

 2011年3月の東京電力福島第一原発事故を受け、原子力規制委員会は2013年7月に発表した新規制基準で、原発の運転期間を「運転開始から40年とし、その満了までに認可を受けた場合には、1回に限り延長することを認める。延長期間の上限は20年」としています。

※実用発電用原子炉に係る新規制基準について-概要-(原子力規制委員会、2013年7月)
https://www.nsr.go.jp/data/000050063.pdf

 美浜3号機は1976年(昭和51年)12月に運転を開始しました。現在44年目です。

※美浜発電所の概要(関西電力)
https://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/mihama/about.html

 関西電力は2015年3月に原子力規制委員会へ美浜3号機の適合申請を行い、40年目となる2016年11月16日に、原子力規制委が20年の運転延長を認可しました。

※「例外」が常態化!老朽原発・美浜3号機の運転延長を規制委が認可!40年ルールの見直しは「今のところ考えていない」~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2016.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/345885

※「40年原則は完全に空洞化している」「(避難計画は)穴だらけ」「老朽原発の延長反対」――市民から怒りと不安の声が上がるなか、規制委が美浜原発の運転の20年延長を認可! 2016.11.16
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/346074

※美浜発電所3号機の運転期間延長認可について(関西電力、2016年11月16日)
https://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1116_1j.html

 現在、原子力規制委が新規制基準に適合とした40年超の老朽原発は、美浜3号機のほかに、関西電力高浜原発1号機と2号機、日本原子力発電東海第二原発の3基です。この中で美浜3号機は、40年を超えて再稼働した初の原発になりました。

 国際環境NGO FoE Japanと原子力規制を監視する市民の会は23日、「美浜3号機の再稼働に抗議する 危険な老朽原発を動かすことは許されない」との声明を発表しました。

 声明では「規制委は、『例外中の例外』であるはずの延長運転をあたりまえのように認めている。経産省は、25億円の特別な交付金をばらまいてまで進めようとしている。エネルギー基本計画の議論でも、延長運転が前提となっている」と批判しています。

 さらに声明では、美浜3号機の特定重大事故等施設(テロ対策施設)の建設が遅れており、今年10月には運転を止めなければならないことを指摘。火山灰の評価の見直しで、電源喪失に至る可能性が明らかになったことや、基準地震動の過小評価などの安全上の問題点を指摘した上で「危険な老朽炉の運転を進めることは許されない」と抗議しています。

※声明:美浜3号機の再稼働に抗議する 危険な老朽原発を動かすことは許されない(FoE Japan、2021年6月23日)
https://www.foejapan.org/energy/stop_restart/210623.html

 他方、23日に規制委は、中国電力島根原発2号機の新規制基準適合を了承しました。

※第15回原子力規制委員会(原子力規制委員会、2021年6月23日)
https://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/010000644.html

 こちらは全国で唯一、県庁所在地に立地する原発です。避難計画の策定が義務づけられる30キロ圏内には、松江市、出雲市などのほか、鳥取県境港市、米子市なども含まれる山陰の中心地です。

 23日付け東京新聞は30キロ圏内の人口は約46万人とした上で、「そのうち、寝たきりの高齢者や障害のある人ら避難時に支援が必要な住民は約5万2000人。30キロ圏内人口が約94万人と最多の日本原子力発電東海第2原発(茨城県)周辺の要支援者約3万8000人を上回り、避難計画の実効性が課題となる」と報じています。

※県庁所在地に唯一立地する島根原発2号機が新基準「適合」 規制委が審査書案を了承(東京新聞、2021年6月23日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/112260?rct=national

 IWJはこれまで繰り返し、「日米安保のもとで北朝鮮や中国のミサイル攻撃の標的となる原発」という視点から、原発再稼働への批判を繰り返してきました。現在稼働中の原発は、関西電力美浜3号機、大飯4号機、高浜3号機、4号機、九州電力玄海3号機、4号機、川内1号機、2号機の、いずれも日本海、東シナ海に面した8基にのぼります。

※北朝鮮がミサイルを発射! IWJ記者が戦争リスクの想定と原発の廃炉について質問するも、「世界の平和は願っている」と危機意識皆無の東電!~3.25福島第一原子力発電所「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見 2021.3.25
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/490345

※原発直撃で広島原爆千倍のセシウム放出の危険性! 北朝鮮の弾道ミサイルが発射された日、電力9社はどう対応したのか?~「真の愛国者なら『今、原発を止めろ!』と声をあげるべき」河合弘之弁護士 2017.9.19
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/398490

※被害は核兵器より甚大!? ミサイル攻撃想定し、市民が高浜原発運転停止の仮処分を申請!河合弘之弁護士は「北朝鮮は日本の原発が防衛上の弱点と認識している」と懸念! 2017.7.6
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/388112

※【質疑全文掲載】「原発にミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』も考えていないのか。呆れてものも言えない」――山本太郎議員が原発×戦争リスクを追及!「福島の事故のようにまた泣き寝入りか」 2015.7.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/255492

 6月も残り1週間を切りました。いよいよIWJの期末となる7月末が迫ってきました。

 日本社会をハンドリングしている支配層が狂気に支配されている中、IWJは正気を保ちつつ、なんとか来期も存続し、他メディアでは読めない、IWJでしか観られない独自コンテンツを皆さまにお届けしたいと願っております。どうかご寄付・カンパでのご支援や、まだ会員登録をされていない方は、会員登録をよろしくお願い申し上げます。

 6月1日から22日まで間に116件、182万2400円のご寄付・カンパを頂戴しました。誠にありがとうございます。しかしながらこの金額は、5月までの不足分から算出し直した6月、7月の新たな月間目標額である826万7150円の22%にとどまっています。このままでは6月もさらに大幅に累積不足額を増やしてしまうことになります!

 さらに、コロナ禍による会員の減少によって会費収入が前期比20%減となり、IWJの財政は大きく悪化しています。

 前期の会費収入は8322万円でしたが、今期の予想はマイナス1672万円の6650万円になるだろうと予測しています。これは、あくまで現状で会員数が下げ止まり、維持されると仮定した予測です。会員数がさらに減れば、もっと状況は厳しくなってしまいます。

 このままでは、7月末の期末は大幅な赤字に転落して迎えることになってしまいます。それは即ち、IWJが存続の危機に直面することを意味します。

 IWJの活動にご期待、ご賛同いただける方は、ぜひ緊急のご支援をお願いいたします! 1人でも多くの方々からご支援いただき、1歩でも2歩でも目標額に近づきたいと願っています! 少額でもけっこうですので、ご寄付・カンパをぜひよろしくお願いいたします。

 そして、まだ会員ではない方は、この機会にぜひご登録を! 会員登録はしたけれど会費未納で休眠状態という方は、ぜひ再開して、会費をお納めいただき、会員としてIWJをお支えください。

 赤字が重なれば、これまでのようにIWJを存続させ、何ものにも忖度しない、権力にもスポンサーにもこびない、独立したジャーナリズム活動を貫き続けていくことは困難になってしまいます。

 現在、IWJ代表の岩上安身は自身の報酬を100%カットし、今期末まで「ただ働き」のまま、「手弁当」どころか「持ち出し」で、日々の激務に取り組んでいます。しかし、岩上安身個人にしわ寄せをする「異常」な状況が続いては、この先、IWJが存続し、活動し続けることはできません。

 IWJは、岩上安身個人からこれまで993万5000円借り入れており、まったく返済できてはおりません。

 他方、岩上安身が、IWJの危機に直面しても、これ以上私財を投入できないのは、すでに1000万円近い金額をIWJに貸しているからです。

 しかもIWJから報酬を得ることなく「ただ働き」で働き続けているので、貯金は増えることなく、日々減り続けており、これ以上IWJに私財を投じれば、貯金が本当に底を尽いてしまうからです。

 つまり、岩上安身が「無報酬」を余儀なくされるような「異常」な状態が続くと、岩上安身がつなぎ資金を貸すこともできなくなり、IWJは行き詰ってしまうのです。

 多くの方々からご寄付・カンパをいただきましたが、今年に入ってから、現状、ご寄付すべてをIWJの運営費にあてており、岩上安身への返済には1円も回しておりません。

 岩上安身も一人の人間であり、生活者であり、扶養しなければならない家族もいます。老後の貯えを削ることにも限界があります。

 今期、IWJが赤字転落した場合、岩上安身がこれ以上個人でIWJを支えるのは不可能です。

 私たちは、ご寄付や会費という形で、市民の皆さまから託された期待に対し、権力にこびず、忖度しない、特定スポンサーに買収されない独立メディアとして使命を果たしたいと思っています。

 政府は国民に対してろくに説明せず、マスコミも正面切ってまともに伝えようとしませんが、日本は今、急激な勢いで、勝算のまったくない、米国の国益と覇権を守るためだけで自国は守らない、無謀な戦争への道をひた走りつつあります。

 日本を破滅へと導く、改憲による緊急事態条項の導入を与党が急ぐのも、防衛省が隣国に届く、「差し違え」ミサイルを配備しようとしているのも、「重要土地調査規制法」の成立を急いだのも、すべて戦争準備のためです。

 その後に起こるのは、米中が覇権をかけて戦う戦争において、日本が「捨て駒」としていいように使われ、米中の覇権争奪の戦場とされてしまう悲惨な事態です。

 大手メディアは、まともにこの危険性を十分に伝えようとせず、従って、日本国民の大半は、自分たちがとてつもなく危険で悲惨な目に合わされる可能性があるという事実をまったく知らされていません。

 6月17日には、IWJ代表の岩上安身が菅総理に、18日にはIWJ記者が岸防衛大臣に、米国の戦略に隷従していくだけで日本の国民の安全は守れるのか鋭く質問を行いました!

※はじめに~菅総理会見で岩上安身が「内閣独裁体制になれば日本は普遍的な価値を重んじる民主主義国家のグループから脱落する」と指摘! 菅総理は重要土地取引規制法の強行採決を「極めて民主的」と言い逃れ、「米中対立に冷静に距離を置く道を探るべきではないか」との質問には、「対中包囲網なんか、私、作りませんから」とうろたえ! IWJの財政危機に、どうか緊急のご支援をお願いいたします!(日刊IWJガイド、2021.06.18号~No.3200号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48948#idx-1

※2021.6.17 【IWJ代表 岩上安身 質問】菅内閣総理大臣記者会見
https://www.youtube.com/watch?v=oCRXIL9IKRc

※<IWJ取材報告 1>米国防文書にもとづいて「台湾有事の際に最前線となる自衛隊と近隣住民の被害見積もりは?」と問いただしたIWJ記者の質問に岸大臣は「仮定の質問への回答はひかえる」とトーンに変化が!「台湾海峡問題は当事者間の直接対話で平和的解決を」~6.18岸信夫 防衛大臣 定例会見(日刊IWJガイド、2021.06.19号~No.3201号)
https://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/48950#idx-4

 IWJは、他のメディアが沈黙を続けても、断固として沈黙せず、タブーを破り、近づく亡国の戦争の危機について警鐘を鳴らし続けます!

 改憲による緊急事態条項によって、破滅に至る戦争への突入を阻止すべく、徹底的に抵抗し抜くためには、IWJの姿勢に共感し、IWJを支えてくださる市民の皆さまのご支援、ご協力が、どうしても必要です!

 どうぞ、今月6月と今期末の7月末まで、大幅な赤字に陥らないよう、ぜひ、ご支援、応援をよろしくお願いいたします!

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◆中継番組表◆

**2021.6.25 Fri.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・Ch5】「東京都議選に関する内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch5
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【IWJ・Ch7】「東京都議選に関する内容」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch7
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【IWJ・Ch6】9:10頃~「田村憲久 厚生労働大臣 定例会見」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_ch6

 田村憲久 厚生労働大臣による記者会見を中継します。これまでIWJが報じてきた厚生労働大臣記者会見関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E5%8E%9A%E7%94%9F%E5%8A%B4%E5%83%8D%E5%A4%A7%E8%87%A3%E8%A8%98%E8%80%85%E4%BC%9A%E8%A6%8B
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【IWJ・エリアCh5・東京】18:00~「原発反対八王子行動」
視聴URL: https://twitcasting.tv/iwj_areach5

 「キンパチデモ実行委員会」主催の原発反対八王子行動を中継します。これまでIWJが報じてきたキンパチデモ実行委員会関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/kinpachi-demo-executive-committee
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【タイムリー再配信 934・IWJ_YouTube Live】20:00~「5.10 デンジャラス原発にレッドカード!老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟 高浜1.2号機 美浜3号機 口頭弁論後の記者会見と報告集会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 5月10日に収録した、「老朽原発40年廃炉訴訟市民の会」主催の記者会見と報告集会を再配信します。これまでIWJが報じてきた原発訴訟関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e5%8e%9f%e7%99%ba%e8%a8%b4%e8%a8%9f

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491970

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◆中継番組表◆

**2021.6.26 Sat.**

あくまで予定ですので、変更、中止、追加などがある場合があります。また電波状況によっては、安定した中継ができない場合もございますので、ご了承ください。

【IWJ・エリアCh2・福島】14:00~「廃炉・汚染水 説明・意見交換会」
視聴URL: http://twitcasting.tv/iwj_areach2

 「これ以上海を汚すな!市民会議」主催の意見交換会を中継します。これまでIWJが報じてきた福島原発事故関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%E4%BA%8B%E6%95%85
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【タイムリー再配信 935・IWJ_YouTube Live】20:00~「『洗脳教育され、人間ではなくて「立派な国民」だった!』沖縄戦で首里攻防戦に15歳で従軍した凄絶な戦争体験と平和への思い!~岩上安身によるインタビュー 第907回 ゲスト 故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さん (1)」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

 2018年9月に収録した、岩上安身による故・翁長雄志沖縄県知事の叔母・安子さんのインタビューを再配信します。これまでIWJが報じてきた沖縄戦関連の記事は以下のURLから御覧いただけます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%e6%b2%96%e7%b8%84%e6%88%a6

[記事URL] https://iwj.co.jp/wj/open/archives/431671

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◆昨日アップした記事はこちらです◆

日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚がすべて決めている!~6.23日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見 ― 政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493537

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■<本日の再配信>本日午後8時から、今年5月10日に収録した「5.10 デンジャラス原発にレッドカード!老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟 高浜1.2号機 美浜3号機 口頭弁論後の記者会見と報告集会」を再配信します!

 前述のように、関西電力美浜原発3号機が23日、再稼働しました。

 美浜3号機をめぐっては、高浜1号機、2号機とともに原則40年の運転期間の延長認可取り消しを求めて、市民団体「老朽原発40年廃炉訴訟市民の会」が名古屋地裁に行政訴訟を提訴しています。

 そこで本日午後8時から、今年5月10日に収録した、この訴訟の口頭弁論後の記者会見と報告集会を再配信します。

 この日は2016年4月に高浜原発について提訴してから18回目、2017年3月に裁判が始まった美浜原発については16回目の口頭弁論でした。

 最初に、弁護団から裁判の経緯について説明が行われました。今回から裁判長と裁判官一人が代わったとのこと。午前の高浜原発の裁判では、弁護団が老朽化についての総論を弁論更新したとのこと。午後の美浜原発の裁判では、弁護団が核廃棄物の問題について弁論更新したとのことです。

 裁判長からは、地震、火山、老朽化、廃棄物の4つに争点を絞った上でそれぞれの主張をするように要求されたとのことです。

 次回の弁論期日は高浜、美浜ともに8月4日、次々回は11月15日になります。

 訴訟団はホームページに訴訟資料をアップしています。

※訴訟資料
http://toold-40-takahama.com/resources/

 記者会見では中日新聞記者が、「美浜の断層の基準地震動について、被告(関西電力)反論がないという話があったが?」と質問。これに対して弁護団は、「反論がない。こちらの主張をずっと無視している」「結審直前に最終準備書面に出してくることがある。こちらが反論できないので。裁判所もそのままOKする」「裁判で向こうが反論しないと、まるで争点になっていないかのように扱われることもある」と答えました。

 詳しくはぜひ、本日の再配信をご視聴ください。

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【タイムリー再配信 934・IWJ_YouTube Live】20:00~
「5.10 デンジャラス原発にレッドカード!老朽原発40年廃炉・名古屋訴訟 高浜1.2号機 美浜3号機 口頭弁論後の記者会見と報告集会」
視聴URL: https://www.youtube.com/user/IWJMovie/featured

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■財務省が518ページにおよぶ「赤木ファイル」を開示するも、黒塗り、欠落でますます深まる官邸ぐるみの組織的隠蔽疑惑! 赤木雅子さんは第三者委員会による再調査を要求!

 森友学園問題で自殺した近畿財務局職員の赤木俊夫氏が、財務省からの文書改竄の指示の経緯をまとめた「赤木ファイル」を、財務省が開示しました。

 赤木さんの妻雅子さんが国に賠償を求めた訴訟で、赤木さん側がこれまでファイルの開示を求めていたことに対し、財務省が22日、赤木さんの弁護士にファイルを開示し、23日に行われた口頭弁論で証拠として提出されました。

※ここから先は【会員版】となります。会員へのご登録はこちらからお願いいたします。ぜひ、新規の会員となって、あるいは休会している方は再開して、ご覧になってください!

https://iwj.co.jp/ec/entry/kiyaku.php

■<IWJ取材報告 1>日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚が全て決めている!~6.23日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見 ― 政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由

 6月23日、東京都千代田区の日本外国特派員協会(FCCJ)で、医師であり、NPO法人医療ガバナンス研究所・理事長の上昌広氏が、政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由について、記者会見を行いました。

 上氏はまず、自らの経歴を、「血液内科で、白血病の治療を東京大学や国立がんセンターで行ってきた」「感染症との戦いの経験が多々ある」と現場の経験を訴え、「診療のかたわら、東京大学の医科学研究所で医療制度の研究に従事してきた。何人かの大臣や都知事などと一緒に医療制度の議論をしてきた」と研究の実績も紹介しました。

 「皆さんは、どうしてコロナがこのように問題になっているのか、不思議に思っているのではないか?」

 上氏はそう述べて、会見の本題に入りました。

 「結論から言うと、霞が関の縦割り(行政制度)がうまく機能していない」

 上氏はそう指摘し、「日本の医療政策は医師免許を持った約300人の厚生労働省の官僚が決めている」と明らかにしました。

 そして上氏は、これらの官僚について「(大学の)医学部を卒業し、ほとんど臨床経験を積まないまま、日本の官僚制度にまったく無試験で、テストもなく採用される」と、問題が起こる背景を説明しました。

 2020年に日本にもコロナウイルスが入ってきたとき、日本のコロナ対策をリードしたといわれる鈴木康裕・前医務技監は、毎日新聞のインタビューに答えて「医師が必要と判断した患者は全て検査できるようにする、というのは正論だが、そうした場合にも検査ができなかった。それについては我々は頭を下げるしかない。申し訳ないというしかない」と述べています。

※医師が必要と判断した人のPCR検査もできず…鈴木前医務技監「頭を下げるしかない」(毎日新聞、2020年10月24日)
https://mainichi.jp/articles/20201024/k00/00m/040/116000c

 上昌広氏によるFCCJでの記者会見の全編動画は、以下のURLで御覧ください。

※日本の医療政策は、医師免許を持っていてもほとんど臨床経験のない約300人の厚生労働省の官僚が全て決めている!~6.23日本外国特派員協会主催 上昌広氏 記者会見 ― 政府の新型コロナ感染症対応が迷走した理由
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493537

■<IWJ取材報告 2>選手村への酒類持ち込み容認とコンドーム配布でバブル内外に感染拡大の可能性! IWJ記者の質問に尾崎治夫会長は「ワクチンは万能ではない」「不特定な感染を広げる要素は避けるべき」と回答!∼6.22東京都医師会緊急会見

 6月22日、東京都千代田区の東京都医師会館で、東京都医師会による緊急記者会見が開かれました。

 東京都医師会は6月18日付けで、田村憲久厚生労働大臣、丸川珠代東京五輪担当大臣、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会、小池百合子東京都知事に対し、「オリンピック・パラリンピック開催についての意見書」を提出しました。

※オリンピック・パラリンピック開催についての意見書(東京都医師会、2021年6月23日)
https://www.tokyo.med.or.jp/23819

 尾崎治夫・東京都医師会会長は冒頭、「東京オリンピック・パラリンピックに向けて東京都医師会として、きちっとした警鐘を出すべきであるというお話があって、こうした形で18日に出させていただいた」と、意見書提出の趣旨を説明しました。

 質疑ではNHKの記者が「オリンピックの競技会場では酒類の提供を検討をしているということですが、このことを医師会はどのように受け止めているでしょうか?」と質問しました。

 それに対して、尾崎会長は「感染症対策の面から言っても、オリンピック開催、私もアスリートファーストとしてやって欲しいというふうに考えていますけども、やはり観客をどうするか、そこでアルコールを提供するのはどうするかといった、競技と直接関係あるのかなというふうに思うわけで、やはりここは見直すなりしていただきたいというふうに思っています」と、競技会場での酒類の提供には反対する立場を示しました。

 その後、大会組織委は、会場内での飲酒、アルコール飲料の持ち込み禁止と、会場でのアルコール飲料を販売しないことを発表しました。

※チケットホルダー向け新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン (Ver.1 2021年6月23日)(TOKYO2020)
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/spectators/covid-restrictions

 会見でIWJ記者は、選手村への酒類の持ち込みが禁止されていないことや、避妊具の配布を組織委員会が決定したことについて、感染拡大の観点から尾崎会長に以下のように質問しました。

 「先日、来日したウガンダの選手がワクチンを2回接種していたにも関わらず、新型コロナに感染したことが報道されております。ワクチン接種は重症化リスクや感染拡大を予防する効果はありますが、万能であることはないと思います。

※五輪ウガンダ選手団、2人目のコロナ感染 泉佐野市の宿舎で待機中(毎日新聞、2021年6月23日)
https://mainichi.jp/articles/20210623/k00/00m/040/324000c

 また、五輪期間中、選手村への酒類の持ち込みを禁止しないということや、避妊具の配布などを組織委員会が公表しています。

※選手村におけるコンドームの提供について(TOKYO2020、2021年6月22日)
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/news/news-20210622-03-ja

 スクリーニング検査から漏れた選手が入国し、その選手が選手村で酒類を含むパーティーや、濃厚接触をすることも考えられます。

 組織委員会のこの決定は、バブル内でクラスターの発生する確率や、感染拡大を高めるだけでなく、バブルの中に30万人の国内関係者が出入りするといわれている中で、バブル外にも感染が拡大する可能性があると思いますが、尾崎会長はどのようにお考えでしょうか?」

※五輪選手の「バブル」は効果なし? 国内から30万人が出入り、ワクチン用意は2万人分(東京新聞、2021年6月4日)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/108472

 これに対して尾崎会長は、以下のように答えました。

 「今、おっしゃったように、そういう予想の通りだと考えています。

 確かにワクチンは、従来のインフルエンザのワクチン等と比べても有効性が高く、重症化予防だけではなくて感染そのものもある程度防ぐという予測もされますけども、万能でないことは確かですよね。ワクチンを2回打ったから絶対に大丈夫だということは絶対にないと思います。

 リスク管理の上からは、なるべく感染の機会があることは避けた方がいいわけですよね。何が大事かといえば、選手が本当に安全な中で力を発揮して、競技ができるということが最優先ですよね。

 本当に守るべきであるのはどこなのかということを明白にして、それ以外のいろんな、不特定な感染を広げるような要素はやっぱり避けながらやっていくということが本来ではないかと私は思っています」

 尾崎会長は、あらためて五輪を契機に感染拡大をさせないために、必要最低限に縮小して開催すべきとの姿勢を示しました。

 東京都医師会の緊急会見の全編は、以下のURLで御覧ください。

※選手村への酒類持ち込み容認とコンドーム配布でバブル内外に感染拡大の可能性! IWJ記者の質問に尾崎治夫会長は「ワクチンは万能ではない」「不特定な感染を広げる要素は避けるべき」と回答!∼6.22東京都医師会緊急会見
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/493487

■メルマガ「岩上安身のIWJ特報!」より、改正国民投票法がいかにひどい欠陥法かをテーマにした「岩上安身による小西洋之参議院議員インタビュー」4本をすべて、IWJサイトで6月末までの期間限定で特別公開中! ぜひ、ご登録を!!

 6月11日、参院本会議で憲法改正を定める改正国民投票法が、CM規制や最低投票率の問題など、公正・公平に関わる重大な欠陥を置き去りにしたまま、可決・成立してしまいました。

 法施行後3年をめどに、CMや運動資金に関する規制を検討し、必要な措置を講じることが附則に明記されましたが、与党側は「(措置が講じられるまで)法的に憲法論議や発議を妨げるものではない」と明言しています。

 衆参の憲法審査会では、自民の議員を中心に「コロナ禍に対応するため、憲法に緊急事態条項が必要だ」という意見が繰り返し主張されてきました。

 さらに法案成立目前の6月10日には、自民、公明、維新、国民民主などの議員からなる超党派の新憲法制定議員同盟が憲政記念館で開いた集会「中曽根康弘会長を偲び、新しい憲法を制定する推進大会」に、菅義偉総理がビデオメッセージを寄せ、緊急事態条項の創設を訴えました。

 10日付け産経新聞は、「首相は緊急時に限って政府の権限強化などを可能とする緊急事態条項を憲法に設けることについて『世論調査において賛成が7割近い』と指摘。その上で、『国家や国民がどのような役割を果たし国難を乗り越えていくべきか、憲法にどのように位置づけるかは極めて重く大切な課題だ』と指摘した」と報じました。

※新憲法制定へ推進大会 首相「改正は当然」(産経新聞、2021年6月10日)
https://www.sankei.com/article/20210610-RMVXWIT57VJUBEZO35X6ZEY3BI/

 自民党は憲法に戦時独裁条項である緊急事態条項を創設しようと、世論の誘導をはかっています。

 IWJではメルマガサイト「まぐまぐ」で、「岩上安身によるインタビュー」をフルテキスト化し、詳細な注釈をつけて、「岩上安身のIWJ特報!」として毎月発行しています。

 「岩上安身のIWJ特報!」では、今年4月22日に行われた「岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー」から、国民投票法「改悪」についてうかがった部分を抜粋して、5月31日に第516号(その1)を、そして6月6日に第517号(その2)から第519号(その4)までを発行しました。

 この4本の記事を、緊急性と公共性に鑑み、IWJのサイトで期間限定で特別公開しています。

※【第516号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その1) 2021.6.1
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492700

※【第517号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その2)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492877

※【第518号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その3)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492891

※【第519号】岩上安身のIWJ特報! 日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策! 「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビュー第1弾(その4)
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/492910

 新聞・テレビが一体となったマスコミは、民放連が自主規制をせず、無制限に改憲CMを受け入れる方針のため、「改憲CMビジネス」で大儲けできる見込みがあり、テレビ局とそれぞれ一対となった大手新聞も含め、この国民投票法の「改悪」について、批判的に検証し、報じることは、まずありません!

 大新聞・地上波のテレビ局など、マスコミが頼りにならない今こそ、独立メディアであるIWJが、声を枯らして世にこの問題の先行きの危うさを伝えるべく、今回、有料メルマガを特別公開する次第です! ぜひ、多くの人に拡散してお知らせくださるよう、ご協力をお願いします!

 「目の前の危機(コロナ禍)から国民を守らない与党が、緊急事態のために改憲が必要だと言う。じゃあ、緊急事態条項で、内閣に特別な権限を与えて、何かできるんですか!?」(小西洋之参議院議員)

 岩上安身によるインタビューにおいて、小西議員は上記のように、有効な対策が打てずに新型コロナウイルスの感染を抑えられないような無能な政権が、あろうことかコロナ禍を利用して、憲法改正に有利なように、今国会で国民投票法を改正しようとすることに強い危機感を示しました。

 5月3日、菅総理は改憲派の憲法集会に送ったビデオメッセージで「新型コロナ対応で緊急事態への備えに関心が高まっている」と述べ、緊急事態条項の新設を訴え、国民投票法改正案を「憲法改正議論を進める最初の一歩」と強調しました。

 これは、国民がコロナで苦しんでいる、その窮状を悪用し、「特措法の緊急事態宣言」と「改憲による緊急事態条項」はまったく別物なのに、その差異をろくに国民に説明することなく、あたかも改憲による緊急事態条項の導入が、コロナ禍克服の決め手になるかのような虚偽のプロパガンダを展開して、国民を騙し討ちにしようとするものです。こんな卑劣な話はありません!

 岩上安身によるインタビューで小西議員は「現状、国民投票法のCM規制は空っぽで、多額の資金を用意できる個人や団体が、メディアに改憲賛成CMを流すことを規制できない。外国の資金でCMを作ることも可能だ。国民の皆さんが冷静な判断ができなくなる。今のままで国民投票、憲法改正をやるとめちゃくちゃになる」と強い懸念を表明しました。

 さらに小西議員は衆参ともに改憲派議員が3分の2を超える現状を説明し、「国民投票法を改正したら、いつでも憲法改正できるようになる」と、この法案が可決されてしまったあとの危険性の大きさを訴えました。

 小西議員は「衆議院選挙と改憲(国民投票)、ダブル選挙もできる。衆議院でもう1回、3分の2を取られたら、来年の参院選で国民投票と、ダブル選挙だってできる」と述べ、「これは本当、目の前の危機ですよ!」と強調しました。

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 岩上安身による立憲民主党・小西洋之参議院議員インタビューは、以下のURLから全編動画を御覧いただけます。こちらもぜひ、あわせて御覧ください。

※日米首脳会談で対中強硬姿勢が加速! 菅政権はコロナ禍のドサクサに紛れて改憲のための国民投票法改悪採決を画策!「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! ~岩上安身によるインタビュー 第1038回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.22
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491229

※5月6日の連休明けにコロナ禍のドサクサに紛れて国民投票法改悪案が衆議院で可決!? 日本は「原発を抱いたまま米国の戦争に自動参戦する国」に! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1039回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.29
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491497

※国民投票法「改悪」案、5月6日にも衆院採決か!?  国民投票法の次はナチスばりの緊急事態条項を含む自民党改憲へなだれ込むリスクが! 「不要不急」の改憲の目的はナチスばりの戦時独裁体制の樹立!~岩上安身によるインタビュー 第1040回 ゲスト 立憲民主党・小西洋之参議院議員 2021.4.30
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/491635

■<お知らせ>IWJは「憲法を着る!」をテーマに今夏も新たなTシャツを製作・販売する予定です。現行の日本国憲法で、皆さまが好きな条文を教えてください!

 IWJでは今夏も、新たなTシャツの製作・販売を予定しています。そして、もしも現在の自公政権で改憲が行われ、憲法に緊急事態条項が加えられてしまえば「永遠のお別れ」となってしまうかもしれない現行の日本国憲法の条文をあしらったTシャツにしたい、「憲法を着たい!」と考えています。

 そこで、IWJ会員、日刊IWJガイド読者の皆さまに、憲法の何条の条文が好きか、自分が着たいと思うか、ご意見を募集します!

 現在の与党・自民党が中心となって進めている、緊急事態条項の追加を前提とした改憲論議は、9条だけでなく、すべてを心肺停止させ、二度と復活させない、現行憲法を全否定するものです。

 そこまでの悪意が彼らの中には巣食っているのだということを直視し、現憲法を守るべく、その素晴らしさも、改善可能性も、のびやかに論じられ、邪悪な政治的意志の意図を見破り、抵抗と連帯の輪を広げていきたいとIWJは考えています。

 この機会に、憲法の各条文を改めて振り返り、ぜひ皆さまのご意見をお聞かせください!

 日刊IWJガイドでは、憲法21条の表現の自由と、憲法12条の国民の不断の努力について、その重要性を繰り返し記してきました。

 IWJが市民メディアとして活動しているのは、表現の自由を根拠とし、同時に我々IWJ自身がこの憲法を守るための国民の不断の努力として、この活動を行なっているのです。それを我々は忘れてはいけませんし、たくさんの方々に、我々を支えてくださることも、憲法12条の国民の不断の努力に相当するものであるということを伝えていきたいと思います。


第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
(2) 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

 岩上安身は12条、21条に加えて、一番好きな条文であり、かつ一番重要な条文のひとつとして幸福追求権をうたう13条をあげ、さらに憲法尊重義務を示す99条を推薦しながら、他にも素晴らしい、大事な条文が数多くあると述べています。


第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

 例えば憲法前文もいいし、基本的人権を規定する第11条、法の下の平等を示す第14条、奴隷的拘束及び苦役を禁止する第18条、思想及び良心の自由を保障する第19条、健康で文化的な最低限度の生活を保障する第25条、拷問及び残虐な刑罰を禁止する第36条、基本的人権を「侵すことのできない永久の権利」とする第97条、憲法を「国の最高法規」と規定する第98条なども素晴らしい条文です。これを空文にせず「命」を吹き込み続けるのは、先にあげた第12条の「国民の不断の努力」です。

 こんな話を普通にできるように、このTシャツを契機に機運を高めたいと思います。現在の与党と一部のエセ野党が進めているのは、9条だけでなく、これらすべてを心肺停止させ、二度と復活させない、そうした現行憲法全否定条項なのだということ、そこまでの悪意が彼らの中には巣食っているのだということを直視して、現憲法を守るべく、その素晴らしさも、改善可能性も、のびやかに論じられ、邪悪な政治的意志の意図を見破り、抵抗と連帯の輪を広げていきましょう。

 また現行憲法と、自民党の醜悪で邪悪な改憲草案を全文読み比べる鼎談を、岩上安身と梓澤和幸弁護士、澤藤統一郎弁護士との3者で行い、その内容を加筆した上で書籍にした『前夜』があります。ぜひ、憲法を手に取って、読んでみてください。

※【増補改訂版・岩上安身サイン入り】前夜 日本国憲法と自民党改憲案を読み解く(IWJ書店)
https://iwj.co.jp/ec/products/detail.php?product_id=171

 憲法をもっと素敵な方向に改めたい、と考えるのは自由です。しかし、憲法がもつ、主権者たる国民から権力者への制約として書かれたという本質、そしてそれが国の法秩序の最上位に存在し、最高法規とされていることを毀損するような「改悪」は決して許されません。

 自民党の改憲案は緊急事態条項の導入も大問題ですが、そもそも自民党案では、国民が権力者にあてて書いた権力の制約という憲法の本質が根本から侵されています。これは憲法と呼べる代物ではありません。

 そのこともぜひ、憲法が危機に瀕しているこの夏、Tシャツを着て、『前夜』をお読みになって、一人でも多くの方々と憲法について、語りあい、憲法12条に定められた「不断の努力」として、何をなすべきか、それぞれお考えいただけたらと存じます。

※ご意見は、下記メールアドレス宛てに、件名を「好きな憲法条文」としてお送りください。
メールアドレス:office@iwj.co.jp

 それでは、本日も1日よろしくお願いします。

※日刊IWJガイドのフルバージョン(会員版)は下記URLより御覧ください。
https://iwj.co.jp/wj/member.old/nikkan-20210625

IWJ編集部(岩上安身、渡会裕、富樫航、城石裕幸、六反田千恵、木原匡康、中村尚貴)

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