2023年9月26日午前11時10分頃より、東京都千代田区の厚生労働省にて、武見敬三文部科学大臣の記者会見が開催された。
会見冒頭、武見大臣より、9月18日~23日の日程で、第78回国連総会にあわせて開催された、各種ハイレベル会合等への出席及び医療関係者等との面会・視察についての報告があった。
- 武見厚生労働大臣の海外出張について(厚労省、2023年9月15日)
続いて、各社記者と武見大臣の質疑応答となった。
IWJ記者は、新型コロナワクチンについて、以下の通り質問した。
IWJ記者「9月20日から、新型コロナワクチンの第7回接種が始まりました。メッセンジャーRNAワクチン接種は、パンデミック最中には緊急性を鑑みて、特例承認として進められましたが、いまやコロナも5類となり、切迫した状況であるとは言えません。
メッセンジャーRNAワクチンの接種を進める上で、いつまでこの特例承認が続くのでしょうか?」
この質問に対する、武見大臣の答弁は以下の通り。
武見大臣「現在、特例承認されているメッセンジャーRNAワクチンについても、このPMDA(医薬品医療機器総合機構)(※)の審査、及び、審議会(※)の審議を経た上で、その品質、有効性、及び、安全性をしっかりと確認した上で、薬事承認がされております。その安全性について、特段問題があるというふうに考えておりません。
その上で、新型コロナウイルス・ワクチン接種については、今年度(令和6年3月31日までの)は、特に特例臨時接種による接種を行います。
来年度以降は、安定的な制度のもとで接種を継続することを検討しておりまして、今後の承認のあり方についても適宜見直しを検討して参りたいと考えております」。
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(ホームページ)
- 第50回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会議事録(2023.9.8実施済み)
各社記者からの質問の内容など、記者会見の詳細については、全編動画を御覧いただきたい。