「私は、私たち一人ひとりが思考し、何が正しいのかを判断し、声を上げることは、間違っていないと確信しています。また、それこそが民主主義だと考えています」——。
毎週金曜日、国会前に立ち続けた若者が、背広で身を固め国会内でスピーチする。この光景を一体誰が想像できただろうか。安保法制の国会審議が大詰めの2015年9月15日、参議院「安全法制特別委員会」の中央公聴会が開かれ、SEALDsのメンバーであり、明治学院大学の学生でもある奥田愛基さんが民主党推薦の公述人として意見陳述した。
国会に立つことが決まった奥田さんはTwitterなどで「路上の声を伝えたい」と言ってきた。そして、まさにそれを実現した。安保法案に反対する市民が今、一番伝えたいことを代弁したのだ。
「仮にこの法案が強行に採決されるようなことがあれば、全国各地でこれまで以上に声が上がるでしょう。連日、国会前は人で溢れかえるでしょう。次の選挙にも、もちろん影響を与えるでしょう。
『三連休を挟めば忘れる』だなんて、国民を馬鹿にしないでください」
国会前から生まれた抗議行動は、この4ヶ月で、全国2000ヶ所以上、延べ130万人以上、数千回を超えると言われる運動へと発展した。その多くの国民の声が初めて、国会審議の内側で響いたのだ。
NHKが中継しなかったこの日の中央公聴会から、以下、奥田さんの意見陳述全文を掲載する。
■特集
9月15日中央公聴会、奥田愛基さん意見陳述全文
「ご紹介に預かりました、大学生の奥田愛基といいます。
『SEALDs』という学生団体で活動しております。
すみません、こんなことを言うのは非常に申し訳ないのですが、先ほどから寝ている方が沢山おられるので、もしよろしければお話を聞いていただければと思います。僕も二日間くらい緊張して寝られなかったので、僕も帰って早く寝たいと思っているので、よろしくお願いします。
初めに『SEALDs』とは、”Students Emergency Action for Liberal Democracy-s”。日本語で言うと、自由と民主主義のための学生緊急行動です。
私たちは特定の支持政党を持っていません。無党派の集まりで、保守、革新、改憲、護憲の垣根を超えて繋がっています。最初はたった数十人で立憲主義の危機や民主主義の問題を真剣に考え、5月に活動を開始しました。
その後、デモや勉強会、街宣活動などの行動を通じて、私たちが考える国のあるべき姿や未来について、日本社会に問いかけてきたつもりです。
こうした活動を通して、今日、貴重な機会をいただきました。今日、私が話したいことは3つあります。1つは、今、全国各地でどのようなことが起こっているか。人々がこの安保法制に対してどのように声を上げているか。
2つ目はこの安保法制に関して現在の国会はまともな議論の運営をしているとは言いがたく、あまりにも説明不足だということです。端的に言って、このままでは私たちはこの法案に関して、到底納得することができません。
3つ目は政治家の方々への、私からのお願いです。
まず第一にお伝えしたいのは、私たち国民が感じている、安保法制に関する大きな危機感です。この安保法制に対する疑問や反対の声は、現在でも日本中で止みません。つい先日も国会前では10万人を超える人が、集まりました。
しかし、この行動はなにも東京の、しかも国会前(だけ)で行われているわけではありません。
私たちが独自にインターネットや新聞などで調査した結果、日本全国2000ヶ所以上、数千回を超える抗議が行わわれています。累計して130万人以上の人が路上に出て声を上げています。
この私たちが調査したものやメディアに流れているもの以外にも、沢山の集会があの町でもこの町でも行われています。まさに、全国各地で声があがり人々が立ち上がっているのです。
また、声を上げずとも、疑問に思っている人はその数十倍もいるでしょう。
強調しておきたいことがあります。それは、私たちを含め、これまで、政治的無関心と言われてきた若い世代が動き始めているということです。これは誰かに言われたからとか、どこかの政治団体に所属しているからとか、いわゆる動員的な発想ではありません。
私たちはこの国の在り方について、この国の未来について、主体的に一人ひとり、個人として考え、立ち上がっているのです。
SEALDsとして活動を始めてから、誹謗中傷に近いものを含む、さまざまな批判の言葉を投げかけられました。
例えば『騒ぎたいだけだ』とか、『若気の至り』だとか、そういった声があります。他にも『一般市民のくせにして、何を一生懸命になっているのか』というものもあります。つまり、『お前は専門家でもなく学生なのに、もしくは主婦なのに、お前はサラリーマンなのに、フリーターなのに、なぜ声を上げるのか』ということです。
しかし、先ほどもご説明させていただきましたように、私たちは一人一人、個人として声をあげています。不断の努力なくして、この国の憲法や民主主義、それらが機能しないことを自覚しているからです。
『政治のことは選挙で選ばれた政治家に任せておけばいい』。この国にはどこか、そういう空気感があったように思います。
それに対し私、私たちこそがこの国の当事者、つまり主権者であること、私たちが政治について考え、声を上げることは当たり前なんだということ、そう考えています。
その当たり前のことを当たり前にするために、これまでも声を上げてきました。そして2015年9月現在、今やデモなんてものは珍しいものではありません。路上に出た人々がこの社会の空気を変えていったのです。
デモや至るところで行われた集会こそが『不断の努力』です。そうした行動の積み重ねが基本的人権の尊重、平和主義、国民主権といった、この国の憲法の理念を体現するものだと私は信じています。
私は、私たち一人ひとりが思考し、何が正しいのかを判断し、声を上げることは、間違っていないと確信しています。また、それこそが民主主義だと考えています。
安保法制に賛成している議員の方々も含め、戦争を好んでしたい人など誰もいないはずです。
私は先日、予科練で特攻隊の通信兵だった方と会ってきました。70年前の夏、あの終戦の日、20歳だった方々は、今では90歳です。ちょうど今の私やSEALDsのメンバーの年齢で戦争を経験し、そして、その後の混乱を生きてきた方々です。
そうした世代の方々も、この安保法制に対し、強い危惧を抱かれています。私はその声をしっかりと受け止めたいと思います。そして議員の方々も、どうかそうした危惧や不安をしっかり受け止めてほしいと思います。
今、これだけ不安や反対の声が広がり、説明不足が叫ばれる中での採決は、そうした思いを軽んじるものではないでしょうか。70年の不戦の誓いを裏切るものではないでしょうか。
今の反対のうねりは、世代を超えたものです。70年間、この国の平和主義の歩みを、先の大戦で犠牲になった方々の思いを引き継ぎ、守りたい。その思いが私たちを繋げています。
私は今日、そのうちのたった一人として、ここで話をしています。つまり、国会前の巨大な群像の中の一人として、国会にきています。
第二に、この法案の審議に関してです。
各世論調査の平均値を見たとき、初めから過半数近い人々は反対していました。そして、月を追うごと、反対世論は拡大しています。『理解してもらうためにきちんと説明していく』と現政府の方はおっしゃられておりました。
しかし説明した結果、内閣支持率は落ち、反対世論は盛り上がり、この法案への賛成の意見は減りました。
選挙の時に集団的自衛権に関してすでに説明した、とおっしゃる方々もいます。しかしながら自民党が出している重要政策集では、アベノミクスに関しては26ページ中8ページ近く説明されていましたが、それに対して、安全保障関連法案に関してはたった数行でしか書かれていません。
昨年の選挙でも、菅官房長官は『集団的自衛権は争点ではない』と言っています。さらに言えば、選挙の時に国民投票もせず、解釈で改憲するような違憲で法的安定性もない、そして国会の答弁をきちんとできないような法案を作るなど、私たちは聞かされていません。
私には、政府は法的安定性の説明することを途中から放棄してしまったようにも思えます。憲法とは国民の権利であり、それを無視することは国民を無視するのと同義です。
また、本当に与党の方々は、この法律が通ったらどんなことが起こるのか、理解しているのでしょうか、想定しているのでしょうか。先日言っていた答弁とはまったく違う説明を翌日に平然とし、野党からの質問に対しても国会の審議は何度も何度も速記が止まるような状況です。
このような状況で一体、どうやって国民は納得したらいいのでしょうか。
SEALDsは確かに注目を集めていますが、現在の安保法制に対して、その国民的な世論を私たちが作り出したのではありません。もし、そう考えていられるのでしたら、それは残念ながら過大評価だと思います。
私の考えでは、この状況を作っているのは紛れもなく、現在の与党のみなさんです。つまり、安保法制に関する国会答弁を見て、首相のテレビでの理解し難い例え話を見て、不安を感じた人が国会前に足を運び、また、全国各地で声を上げ始めたのです。
ある金沢の主婦の方がFacebookに書いた国会答弁の文字起こしは、瞬く間に1万人もの人にシェアされました。ただの国会答弁です。普段なら見ないようなその書き起こしを、みんなが読みたがりました。
なぜなら、不安だったからです。
今年の夏までに武力行使の拡大や集団的自衛権の行使の容認を、なぜしなければならなかったのか。それは、人の生き死にに関わる法案でこれまで70年間、日本が行ってこなかったことでもあります。
一体なぜ、11個の法案を2つにまとめて審議したか、その理由もよく分かりません。一つひとつ審議しては駄目だったのでしょうか。まったく納得が行きません。
結局、説明をした結果、しかも国会の審議としては異例の9月末まで延ばした結果、国民の理解を得られなかったのですから、もう、この議論の結論は出ています。
今国会での可決は無理です。廃案にするしかありません。
私は毎週、国会前に立ち、この安保法制に対して抗議活動を行ってきました。そして沢山の人々に出会ってきました。その中には自分のおじいちゃんやおばあちゃん世代の人や、親世代の人、そして最近では自分の妹や弟のような人たちもいます。
確かに若者は政治的に無関心だといわれています。しかしながら、現在の政治状況に対して、どうやって彼らが希望を持つことができるというのでしょうか。関心が持てるというのでしょうか。
私は彼らがこれから生きていく世界は、相対的貧困が5人に1人といわれる、超格差社会です。親の世代のような経済成長も、これからは期待できないでしょう。今こそ、政治の力が必要なのです。
どうかこれ以上、政治に対して絶望をしてしまうような仕方で議会を運営するのはやめてください。
何も賛成からすべて反対に回れと言うのではありません。私たちも安全保障上の議論は非常に大切なことを理解しています。その点について異論はありません。しかし、指摘されたこともまともに答えることができないその態度に、強い不信感を抱いているのです。
政治生命をかけた争いだとおっしゃいますが、政治生命と国民一人ひとりの生命を比べてはなりません。与野党の皆さん、どうか若者に希望を与える政治家でいてください。国民の声に耳を傾けてください。まさに、『義を見てせざるは勇なきなり』です。
政治のことをまともに考えることが馬鹿らしいことだと思わせないでください。現在の国会の状況を冷静に把握し、今国会での成立を断念することはできないのでしょうか。
世論の過半数を超える意見は、明確にこの法案に対し、今国会中の成立に反対しているのです。自由と民主主義のためにこの国の未来のために、どうかもう一度考えなおしてはいただけないでしょうか。
私は単なる学生であり、政治家の先生方に比べ、このようなところで話すような立派な人間ではありません。もっと言えば、この場でスピーチすることも、昨日から寝られないくらい緊張してきました。政治家の先生方は毎回このようなプレッシャーに立ち向かっているのだと思うと、本当に頭が下がる思いです。
一票一票から国民の思いを受け、それを代表し、この国会という場所で毎回答弁をし、最後には投票により法案を審議する。本当に本当に、大事なことであり、誰にでもできることではありません。それは貴方たちにしかできないことなのです。
では、なぜ私はここで話しているのか。どうしても勇気をふり絞り、ここにこなくてはならないと思ったのか。それには理由があります。
参考人としてここにきてもいい人材なのか分かりませんが、参考にしてほしいことがあります。
ひとつ、仮にこの法案が強行に採決されるようなことがあれば、全国各地でこれまで以上に声が上がるでしょう。連日、国会前は人で溢れかえるでしょう。次の選挙にも、もちろん影響を与えるでしょう。
当然、この法案に関する野党の方々の態度も見ています。本当にできることはすべてやったのでしょうか。私たちは決して、今の政治家の方の発言や態度を忘れません。
『三連休を挟めば忘れる』だなんて、国民を馬鹿にしないでください。むしろ、そこからまた始まっていくのです。新しい時代はもう始まっています。もう止まらない。すでに私たちの日常の一部になっているのです。
私たちは学び、働き、食べて、寝て、そしてまた路上で声を上げます。できる範囲で、できることを、日常の中で。
私にとって政治のことを考えるのは仕事ではありません。この国に生きる個人としての不断の、そして当たり前の努力です。私は困難なこの4ヶ月の中でそのことを実感することができました。それが私にとっての希望です。
最後に、私からのお願いです。SEALDsの一員ではなく、個人としての、一人の人間としてのお願いです。
どうか、どうか政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の『個』であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を持って孤独に思考し、判断し、行動してください。
みなさんには一人ひとり考える力があります。権利があります。政治家になった動機は人それぞれ様々あるでしょうが、どうか、政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見を聞いてください。
勇気を振り絞り、ある種、賭けかもしれない、あなたにしかできないその尊い行動を取ってください。日本国憲法はそれを保障し、何より日本国に生きる民、一人ひとり、そして私はそのことを支持します。
困難な時代にこそ希望があることを信じて、私は自由で民主的な社会を望み、この安全保障関連法案に反対します。
2015年9月15日、奥田愛基。ありがとうございました」
とりあえず、身だしなみちゃんと整えようよって思うかな。
髭は剃ろうよって思ってしまいました。
あと、言いたいことわかるけど、廃案にしてその後国際情勢のこと考えて、どのようにしていきたいのかも発言すべきかなと。
危機的状況なのならそれをどのように打開していくのかその考えも言う必要があるんじゃないのかなと思いました。
素晴らしい訴え。この文章は必ず歴史に残ると思います。力はないですが、私も頑張ります。
本当に素晴らしい内容の意見陳述です。よくもここまで心を打つ文章を考えたものだと感嘆しきりです。
自民、公明の議員連中に、この内容の欠片でも理解してもらうことを切に願います。
まだ子供が小さく、妻も妊娠中でなかなかデモに参加できず、声をあげている大勢の方々に対して申し訳なく思います。最寄りの駅前でデモをされている方々に「応援しています、頑張ってください」と声をかけるのが今は精一杯でした。雨の中でも声をあげていた方々には本当に頭が下がります。
奥田さん、本当にお疲れさまでした。
あなたの声が、多くの人の心に力強さと勇気を与えてくれました。私たちは独裁安倍政権に絶対に負けられません。
なぜなら、この国の主権は私たちなのですから。
与党議員400人以上いてもその中で安保法案に反対する議員が一人もいないんでしょうか、そんなに与党議員にしがみついていたい?強行採決すれば次の選挙で痛い目みることになるよ。
中国の水爆3発で日本は壊滅します。
核シェルターの建設を急ぐべきです。
世界一のお金持ち国である日本にできないことはありません。
核シェルターの装備率
スイス:100%
日本:0%
蛇足ですが、『日本国憲法』と称するものは無効です。
素晴らしい行動だと考えます。
若い方が立ち上がるという事は大変良いことです。
自民党はテロは悪いと言っているが自分たちがやっている事はテロ組織のように感じます。
自民党若手議員もバカばかりで何も自分で考える事ができない人間ばかり親が親だからどうしようもない状況ですね。
お坊ちゃま安部、麻生その他構成員はそく日本から出ていくべきだと考える。
本人たちが抗争があっているシリア等へ行き戦争とはどのようなものか体験するべきです。
最後にぜひ国会を変えていって下さい、応援します。
本当に素晴らしい意見陳述、感激しました。
メディアはこの意見陳述を広めるべきです。
奥田さん、よく言ってくれました、ありがとう。
しかし、何より驚いたのが、奥田さんの最初の
言葉、「寝ている人が沢山いる」---信じられない。
こんな大事な法案を審議する場にいおいて、寝ている議員が
いるのですね。情けない!腹が立ちます。
寝ていた議員の名前を公表してほしいものです。
このスピーチは、自分の行動に対する言い訳ばかりで、何が反対で、どうして反対なのか。
この法案のどこが悪くて、それを無くしその代替えとしての案も無く、ただ反対と訴えてるだけで、本案の設定する緊急時に自分どうするのかが表現されていない。
我々が終戦記念日に心を痛め、原爆投下日に反戦を訴えてる頃、自国の軍備を隊列の中アピールし、海の上に人口的島を作り、それを浮沈空母としてごり押しし、
抗日記念を声高らかにアピールしている国と、その国の支援を受けているのを正当化し
安全
奥田さんの発言は、率直な思いとして、一人の人間としての心に響くものがありました。
全国で声を上げている人は、安倍首相の発言を見て、いてもたってもおれない気持ちに押されて動き出している。私もその通りです。そして、奥田さんの国会議員に呼びかけている発言を、しっかり受け止めてほしいです。
このような若者が、動き出したこの日本に、夢を持つことができました。
国民主権の声に耳を傾ける政治家が一人でも増えることを願っています。
定年退職者さんへ
普通の爆弾一発が原発に当たれば
それで日本は壊滅的打撃を受けます
原発を即時廃止すべきです
日本はもうじき一部の人だけが金持ちで
大多数の国民は貧乏な国に成ります
蛇足ですが戦争をやりたがってるのはアベチンと極右カルトです
日本国憲法には彼らを抑える力が有ります
私が今までの人生で
この人は優れた知性を持った賢い人だと思った日本人は5人しかいませんでした
朝永振一郎
羽仁五郎
武谷三夫
小室直樹
副島隆彦
今日の奥田さんは私にとって六人目の日本の知性ある賢人です
私より遥かに歳下なのに、今の私より遥かに賢いです
非力な私の知性では彼のような行動は出来なかったでしょうから
一番感銘したのは
奥田愛基さんの知性は借り物じゃないって事
彼の知性は彼が自分で鍛えた物です
ウヨサヨ与野党法案賛否嫌中韓親中韓反米親米問わず
殆どの人は何処かで借り物の知性で語っている
勿論一部でだが
その割合が多い人は以外と多い
これは私自身の反省でもある
奥田愛基さんは
知性は自分で鍛える物である事を
改めて教えてくれた
そう、私は今日年下の彼に学んだ
だから感じた新しい時代を
彼らの鍛えられた知性が創る若く新しい時代を
心に響く答弁でした。
個人としても、母としても、日本人としても、私は、彼の言葉に頷くばかりでした。
子供を育てながら、命を預かるありがたさと、大変さを日々感じます。
ごはんを作り、健康を管理し、排泄のお世話をし、子供たちの心を満たす努力をし、子供たちが今何を学びたがっているかを考えて、行動するだけで、毎日があっという間に過ぎてゆきます。
たくさんの人のお世話になりながら、育てている子供たち。
その子どもたちも、私たちも、お父さんやお母さんが作ってくれた今の日本が大好き、といえる社会にしたい。
今の生活には、時間もお金もなく、1歳児と2歳児を抱えてできることも限られています。
近年、気候の変動は激しく、近い未来に、噴火や地震、津波などの大きな天災が多くの場所で高い確率で起こるといわれている、原発をたくさん持つこの国で、なるべく子どもらを守りたいと思っていると、考えることがたくさんあります。
自ら声をあげるためにまず必要な、今の日本が抱えている問題をなるべくたくさんの側面から知るための勉強をする時間も、そういった勉強をして声を上げている多種多様な人々と言葉を交わし、議論する時間も機会も、ほとんど持てていません。
それでも、この国の未来が希望あるものに、と望む心はここにあります。
特定秘密保護法案の成立にも、年金情報を初めとした様々な情報が流出している中マイナンバー制度が進んでゆくことにも、多くの人が反対の声を本気で上げている中、安保法案の強行採決をしようとしていることにも、疑問を感じます。
控えめ、は大切に思うけれど、明確な問題提起もなく、説明もなく、議論もないままに、安保法案が可決されてしまうことに反対です。
どうして、必要だと判断されたのか。
今の日本が本当のところ、いったいどういう状況にあるのか。
どういう理由で、今、この国が困っているのか。
様々な側面からの問題提起があって、それから、どのような道が私たちの前にありうるのか、という議論をしたい。
「政治の素人の国民にはわからない」ではなく、国民というのは、一人一人誰もが、個人として、懸命に生き、考え、己の意見を持っている人の集まりだという前提に立って、きちんと議論してほしい、と、私も、強く強く思います。
心の声を、国会に届けてくれてありがとう、の気持ちでいっぱいになりました。
彼の言葉が、ひいては、私と同じく、彼の言葉に共感しているたくさんの国民の声が、この国の未来を担おうと仕事をされている政治家の方々の心にも届きますように…
ああ、あと1人小沢一郎さんを失念していました
小沢さんを入れて私の賢人は7人ですね
チョット前までの私だと
奥田愛基さんに未来の小沢一郎に成ってくれと言ってしまったかも
でも今はそんな知恵のない事は良いません
奥田愛基さん、あなたは何処までも奥田愛基で生きて行ってください
小沢さんは自身の目指す日本を残念ながら創れませんでした
奥田愛基さん、だから貴方は貴方が目指す日本を貴方自身で考えて
貴方の方法で目指してください
最後に一言
知恵と勇気
ああ、抵抗の精神を持って生きる人達のことも忘れてはいけなかった
例えば宇井純さんとかがいました
その時代は抵抗の精神の人は確かに沢山いました
知性に学び知性を鍛える
そして抵抗の精神
それが私の青春
奥田愛基さんを見て思い出しました
反対はわかりました。
対案出さないとね。
リーダーはわかりました。
でも、国民の代表ではない。
もし日本が攻められたら
責任を持ってあなたが盾になってください。
一点だけ言わせてもらいます。
政治家を先生と呼んでいますね。
とても残念に思いました。
ひとりの個人として、しがらみのない若者が、政治の現実を自然体で見つめた意見をきちんと述べられており大変勇気づけられました。権威のある大学教授等の固まった思想の意見よりも説得力がありうなずける点が多くありました。与党の自民党では無理ですので、平和の党を自認する公明党は1日も早くアクセル役よりブレーキ役となり冷静に、こうした若者の声を大事にしてほしいと思います。そして国会議員も党利党略とは別に個人としての考えをきちんと発信してほしいと思う。
奥田くん、素晴らしい陳述をありがとうございました。
ネット中継でライブで拝見していました。
書き起こしが読みたい、と思っていたところ、「最速」のお仕事、ありがとうございます、ぎぎまきさん!(感涙)
陳述の素晴らしさについては、読んで頂く他にはありません。
内容はもちろん、論法の組み立て方も、しっかりしていて舌を巻きました。
やはりきちんと勉強されている学生さんなのだと思いました。
奥田くんは「中央公聴会」でこういう陳述をしていました。
「この法案に関する野党の方々の態度も見ています。本当にできることはすべてやったのでしょうか」
これも、私たち国民の共通の思いです。
民主党を含めた各野党は「あらゆる手段を講じて今国会成立を阻止する」と報じられています。
時事通信がその「手段」について具体的にリストアップしています。
「野党問責連発、長時間演説も=安保成立阻止で「あらゆる手段」」(時事通信、2015.9.14)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015091400777&r=y
改めてその「手段」を記します。
〇鴻池委員長(自民)の不信任動議
〇山崎正昭参院議長(同)不信任決議案
〇中川雅治参院議運委員長(同)不信任決議案
〇内閣不信任決議案
〇安倍首相、中谷防衛大臣などへの問責決議案
〇フィリバスター(長時間演説)
〇ピケ(※1996年22日間にわたり参院委員会室を封鎖、採決を拒む)
〇牛歩
民主党国会議員に、江田五月さんという方がいます。
江田さんは現在、民主党の最高顧問をされています。
先月、江田さんは、「安保法案の行方」について、新聞の取材に、こう答えていました。
「参院議員会長だった2005年の郵政民営化関連法案の時は(衆院可決後、参院で)徹底審議をして採決で否決するという戦略が功を奏した。数では負けていたが、審議の中で自民党から乱れた。」
現在の民主党議員、野党議員はもちろん、自民党・公明党の議員の方の中にも、奥田くんが陳述で触れたような、「個」としてこのような「気概」がある方がいることを切に願います。
民主党はじめ野党には、上述の「手段」をすべて講じて頂きたいと切に願います。
私は上記のような内容を、「手段」も含めて、民主党の岡田代表と枝野幹事長に、昨日FAXしました。
気持ちが届くことを切に願っています。
なお。
「こんなこと」もあろうかと、私は今年の5月、「ちゃぶ台返し」のためのあるアクションを仕掛けました。
それが不要になることが一番いいのですが、万が一の時はそれが「発動」されることを願っています。
ちなみに、その「仕掛けたアクション」は、全く違法ではなく、極めて合法的で、もちろん「非暴力的」な内容です。
誰にでもできます。
ほんのちょっとのアイディアと、ほんのちょっとの勇気さえあれば。
国会情勢に関する最新の報道です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000010-asahi-pol
「自民、公明両党は16日夜か17日午前中にも特別委で採決を行う方針。」
・・・昨夜は「地方公聴会」直後に採決、って断じてたのに・・・民意が動かしましたね。
さらに。
「これに対し、民主など野党側は法案の成立阻止に向け、参院で安倍首相や中谷元・防衛相、岸田文雄外相らの問責決議案、衆院では安倍内閣不信任決議案をそれぞれ提出する方針だ。
自民党幹部は、これらの採決に1本あたり数時間かかるとみており、夜を徹して本会議を断続的に開き、遅くとも18日昼ごろまでの法案成立を想定している。」
昨夜の情勢とだいぶ変わってきましたね。
とにかく、上記のアクションを全部やれ民主党はじめ野党!!
まずは鴻池の不信任動議だ!
そして関係議員の不信任動議案や不信任決議案を連発しろ!
フィリバスターも!
ピケも!!
牛歩も!!
全部やれ!!
全国民が全力で応援しているぞ民主党はじめ野党!!
デモが起きてるぞ、すごい人数だぞ。
そんなふうになってるんだから廃案にしろ。
廃案にならないともっとデモするぞ。
政治家の皆さんも一人ひとりで考えて。
ぐらいのことしかいってないのでは…?
説明不足だとは言うもののどこが問題ということをはっきり提示せず
あくまで感情的にしかお話をされていないように感じます。
何が怖いってこれに賛同する人間が大なり小なりいることですわ…こわ…。
感情論の域を出ていない。
廃案を迫るなら代案ぐらいは出さないと。
お涙頂戴の綺麗事並べるだけでは、思考停止した国民は騙せても社会は動きません。
数値も根拠も足りない精神論では、検討できませんよ。議論が浅い。
感情論ですか?
安保法制による海外派兵に対する具体的で細かな言及が奥田君になかったことは事実ですね。
しかし陳述骨子は、日本国憲法を土台とした民主主義と国民主権を言っております。感情論ではないと思います。
法案審議の場面ではないし、短い陳述時間の中でこの骨格をキチンと述べたものだと評価致します。
奥田さんすばらしい。
この国に君のような人がいてくれてうれしい。
この法案がとおったら、日本の国の安全が増えるんじゃなくて、危険が増えるんだ。
だって、日本を守るためじゃなく、アメリカ軍に協力するための法案なんだから。自衛隊が「自衛隊」じゃなくなってしまう。
アメリカ軍の「誤爆」で多くの民間人が殺されてきた。日本の自衛隊がそのアメリカ軍に協力するってことは、私の税金が
そういうことに使われてしまうってこった。
兵器産業が儲かるだけ。
「髭は剃ろうよって思ってしまいました。」と言われますが、「髭の隊長」とやらはどうなのでしょうか!?
「廃案にしてその後国際情勢のこと考えて、どのようにしていきたいのかも発言すべきかなと。
危機的状況なのならそれをどのように打開していくのか…」は、奥田氏の発言の「安保法制に賛成している議員の方々も含め、戦争を好んでしたい人など誰もいないはずです。」が出発点になるのではありませんか!?
「核シェルターの建設を急ぐべきです。」とのことですが、「核シェルター」で生き延びてその後の生活はどうなるのでしょうか!?
自民党本部とアメリカ大使館にも一部だけでも展開して下さい。警視庁の警備にも現界があります。右翼の方々は皇居へ、学会員に信濃町にも‼︎
ヒマな空車のタクシードライバーは国会周辺をゆっくり走りませんか? 金曜は国会前で呑みながら抗議?年休?
右翼の街宣車は安倍の家に?
国防というものを真剣に考えているのか疑問に思う
また、偏向報道に影響を受けている人がかなり多いことにがっかりする。
安保関連法案がなぜ必要なのか?法案成立を急ぐ理由はなぜなのか?
ある程度自分で調べることができるよね?
この問題は先入観なしで考えてほしい。
今注目のSEALDsの中心メンバーということでそれなりの意見を期待したが、独善的で中身がない。
「国民が~、国民は~」という表現はいかがなものかと。
実にもったいない。
みんなが反対だから反対とか、感情論は誰でも言えること。
肝心の法案にメスを入れてない。
もちろんあの場に立ってスピーチをすることは大変なことだとは思う。
うーん、やっぱりもったいない、、、
お疲れさまでした。
安保法に反対する方々は、中国が南シナ海で他の国と争っている島々を埋め立てて、軍事基地化しようとしている現実をどう思いますか?
中国は南シナ海の次は、東シナ海、そして沖縄へと向かってくるでしょう。
第2次大戦後に、中国がチベットやウイグルに軍事侵攻して、チベット人、ウイグル人を虐殺・弾圧を続けている事実をどう思いますか? ウイグルでは46回の核実験を実行し、148万人が放射線に被曝しています。
中国は日本に核ミサイルの標準を合わせています。
安保法反対派は、上記事実に関する考えをお願いします。
少なくとも日本の二つの隣国は、現在も侵略国家です。
中国は、チベット侵攻、ウイグル侵攻、最近では南シナ海侵略。
ロシアは、最近のクリミア侵攻。
反対派は、第2次大戦後の世界情勢をあまりにも知らなすぎます。
反対派は、実際に日本に降りかかった際、どうするのでしょう?
話し合いや、憲法で、上記侵略が防げるなど、あまく考えているのでしょう。
反対デモ参加者の中で、「日本もスイスのように永世中立国になればいい」とコメントした方がいますが、
スイスは徴兵制を採用しており、予備役を含めると、国民の約10%が軍人です。
中立国はただ宣言すればいい、ということではありません。
宣言だけで済むなら、戦争、侵略、弾圧などの問題は、すぐ無くなるでしょう。
今はITの時代で何でも調べられます。
反対派の方々は、日本に迫る脅威を、少しでも調べることをおすすめします。
奥田さん!素晴らしい!
このような光景を、数ヶ月前誰が予測できたであろうか。
奥田さんの発言に「対案を」との反論をする者が見受けられるが、
そもそも安全保障関連法の成立には、
何らの必要性も重要性も緊急性もないのである。
加えて憲法違反!
廃案以外ないのである!!
「対案示せ!」で、論破できたかのような錯覚に陥り、いい気になっている奴ら、
本当に法案の中身がわかっていますか?
その説明を奥田さんの発言に求めるのですか?
自分で勉強して理解しようとはしないのですか?
私は、これだけは言いたい。
政府は、今、明白な憲法違反をしようとしている。
そのことを黙って見逃すことはできない。
だから声を挙げるのだ、と。
動画も見たけど、恐ろしく響かない。
流石、反対の為の反対と言われるだけはある。
言っていることは自身の行動についての言い訳、廃案にした後の国内のことを何も考えていない。
なにより焦点のあっていない目、これが駄目だった。
用意された文章を読んでいるだけだった。
文字起こしをFBに載せたというが、それで1万程度?
明らかに特定支持層の複垢です。ありがとうございました。
スピーチの内容批判するのはいかがなものか。
ご自身は行動されてるなら納得いきますが。
奥田くんの陳述で、実は私が一番感銘を受け、涙がこぼれそうになったのは、最後の一文です。
「困難な時代にこそ希望があることを信じて」。
奥田くんはじめ、今の若者たち、そして、今の日本を生きる私たちすべてにとって、さまざまな「困難」が立ちはだかっている時代です。
奥田くんも、今まで、そして今も、さまざまな絶望感を味わってきたことと思います。
それでも、「困難な時代にこそ希望があることを信じる」という結論に達してくれたことが、私は涙が出るほど嬉しいのです。
今日の最後に。
今までもたびたび、そして今日も、思い出して噛みしめる言葉があります。
「傷心を演じるのはやめなさい。
生きながらえよ、悪人どものじゃまをするために!」
(エーリヒ・ケストナー)
今を闘う心あるすべての方々にこの言葉をお贈りしたいと思います。
全国民とか国民の総意ってゆってるひとよくいるけど、その意味だと100%(子供から大人まで全部か、数千数万とかの統計とって100%)でないと総意でないんだけど?
だれもそんな統計とってないやん(まー、とれないけどw)。
なので総意とかゆうのは間違いなので、別な言い方をすべきだとおもわれ。
憲法には明文化されていませんが、憲法外的保障(憲法に規定のない保障)として、国民の権利としての「抵抗権」というものがあることをご存知ですか。
抵抗権:国家権力が人間の尊厳を侵す重大な行為をした場合に、国民が自らの権利や自由を守り、人間の尊厳を確保するために、ほかに合法的な救済手段が不可能となった時に、実定法上課せられた義務を拒否する抵抗行為のこと。国民が抵抗行為をすることで、憲法保障を回復する。その内容から実定化になじまないため、明文上規定されていない。
「国民」の「実定法上課せられた義務」って、何かなあ、と考えたとき、まず浮かぶのは、税金ですね。
もう税金払いたくないなあ。
今回の「安全保障関連法案」を「採決」するつもりなら、もう税金払わんとこうかなあ。
で、問われたら、
「抵抗権行使中です!!」
と、きりっと睨む(笑)
税金払わんかったら、政府、困るやろ?
あんたらの「生活費」もあたしらが出してるんやで。
ルールを破った「公僕」(政府与党の議員先生方のことだよ。もちろん安倍首相含む!)には、お給料は払いません!
そういや、「法人税」は低減されたんでしょ。
経団連からのお達しで。
なんで「国民」の税金は低減されないのよ。
SEALDsには、
「抵抗権行使中!」
「抵抗権発動中!」
っていうかっこいいクールなシールを作ってほしい(笑)
ともかく。
沖縄の方々が、長きにわたって「闘って」きたことを思えば、今回の「闘い」は、まだ始まったばかりですね。
本当の「民主主義」を「始める」ための「闘い」が。
今年の、初夏の風吹く5月。
私が行った「ちゃぶ台返し」アクション。
それは、万が一の場合、しばらくして、発動可能となる。
安倍首相をはじめとする政府与党議員およびネトウヨは震えて待て。
ヒントは、
「東京ブラックアウト」(若杉冽著、講談社)。
今からでも間に合うよ。
我こそは!と思う人は、やってみ♪
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ここでネトウヨ対策をご紹介。
それは。
「無視」。
ネット歴100年のあたしが言うんだから間違いない。
なんたって、職場でMacの初代機を使って仕事してたんだからな(^^;)
なんたって、スティーブ・ジョブズよりネット歴長くなったからな(^^;)
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「本物の民主主義社会」は、今ネトウヨをされている方たちにも優しい♪
ネトウヨさんたちは、自然と消滅していかれます。
そういう社会を実現するために、今、あたしらは戦っています。
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それにしても。
おだやかな、お彼岸日和の秋の日々を、台無しにするようなことはしないでもらいたいっすね(にこやか)。
なんで今まで話合いしなかったの?文句ばかり…そんなの中継するな
何やら、奥田氏の発言に対して。イチャモンをつけておられる方がございますが、先ずは、
東京新聞(2015.9.19付け)夕刊の「文化面」の『伯父・火野葦平に向き合う 中村哲さん(アフガン支援の医師)』をお読みになっては如何でしょうか?
その一部をここに引用させて頂きます。
……
戦闘が終わっても、心の傷は死ぬまで消えない。伯父の自死を見て、戦争が破壊するのは体だけではないと実感した。アフガンでも米兵や武装勢力、住民の別を問わず、人々が心を壊される過酷な現実を見た。だからこそ集団的自衛権行使や安保法制をめぐる国会論議の「ゲームのような軽さ」にがくぜんとする。
「日本を守ると連呼するが、現代の戦争はもはや国同士の戦いですらない。もっと複雑で汚くてあざとい」
安保法制の根拠として、周辺国の脅威が盛んに語られることにも違和感を覚える。「武力行使が身を守ると信じるのは、妄信そのもの」と確信するからだ。運営する診療所がかつて襲撃されたとき、中村さんは「死んでも撃ち返すな」と仲間に言った。報復の連鎖を断ったことが、後々まで自分や仲間、事業を守った。
安全保障とは地域住民との信頼関係にほかならない。
……
更には、その「文化面」のコラム「コンパス」の一部を抜粋させて頂きます。
……憲法学者の木村草太さんはNHKテレビで「違憲であるという点で答えは出ている。政府はこれ以上、説明することはない」と話した。……
更に、8月19日の参議院特別委員会で、生活の党の山本太郎共同代表の米国の民間シンクタンクから出たレポート「アーミテージ・レポート」と、この国がやろうとしていることは、「完コピ」(完全コピー)だとの(国会議員は既にご存知と言われる)暴露発言です。
……「憲法違反の閣議決定から今回の憲法違反の安保法制、戦争法制までだけを見たとしても、何だこれ、アメリカのリクエスト通りじゃないか。おまけに原発再稼働、TPP、特定秘密保護法、武器輸出三原則の廃止、何から何まで全てアメリカのリクエスト通りに行(おこな)っている」
「アメリカ、アメリカ軍の要請、ニーズには憲法を踏みにじってでも、国民の生活を破壊してでも、真摯に全力で取り組むって、これ、どういうことなんですか?これ、独立国家って呼べますか? 完全コントロールされてんじゃないかよ! 誰の国なんだこの国は!」
東京新聞(2015.9.18付け)には「安保賛成派も官邸前で集会」との記事が載りその中には、「防衛力を高めて日本を守る体制をつくらないと、子どもや孫が心配で仕方ない」と言うのは千葉県松戸市の主婦○○さん(六三)、「九条を守れと言うだけで平和を守れるならこんなに楽なことはない」と語気を強めた。」との発言とかが紹介されております。
しかし、「日本国憲法前文」は次の言葉で結ばれております。
“われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。”
と掲げられているのです。
「九条を守れと言うだけで平和を守れるならこんなに楽なことはない」だからこそ、“日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。”と誇り高く名誉ある私達日本人は、どんな苦難が待ち受けていようと、先に紹介させて頂いた中村哲医師の “「武力行使が身を守ると信じるのは、妄信そのもの」と確信するからだ。運営する診療所がかつて襲撃されたとき、中村さんは「死んでも撃ち返すな」と仲間に言った。”との御発言に通じるのだと存じます。
それから、先の文中での「アーミテージ・レポート」の件に関しては、このIWJのサイトに紹介されておりました。
ですから、もう一件付け加えさせて頂くとしたら「蘭 光太郎氏」が掲げられただけではなく、素晴らしい日本人には、中村哲氏も、そしてこのサイトを運営されておられる岩上安身氏(いつもインタビューを拝見するたびに感銘を受けております)、更に、多くの日本人にバッシングを受けてしまう「東アジア共同体」に力を注がれておられる鳩山由紀夫氏等々大勢の方が居られると存じます。