(再掲)ガンを作り、高値で抗がん剤を売りつける農薬、遺伝子組み換え、放射能、ワクチン…企業利益のためにリスクが隠ぺいされる日本 ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー 第三弾・後編 2015.5.9

記事公開日:2015.5.26取材地: テキスト動画独自
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(IWJテキストスタッフ・関根かんじ)

特集 TPP問題
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 「農薬、遺伝子組み換え技術、放射線。これらには良い面もあるが、影の部分も明らかにすべき。今やっているのは隠ぺい、ウソ、騙し。無責任、不誠実で非科学的です。企業の金儲けのために、人々が健康被害を受け続けているのは大きな問題です。大変な目に遭うのは自分たち。真剣に考えなければいけない」──。

 北海道がんセンター名誉院長の西尾正道氏は、2015年5月9日に岩上安身が行ったインタビューで、生活習慣病やがんが戦後に急増しており、生活環境や食生活の変化が深く関与しているのは明らかだと訴えた。

 インタビューの前編では、TPP、モンサント社の戦略、遺伝子組み換え食品や子宮頸がんワクチンの危険性について取りあげた(※)。今回の後編は、子宮頸がんワクチンの解説の続きから始まり、戦後、増え続ける日本人のがん、がん治療の現実、日本の医療費問題、福島原発事故での健康被害の真相に迫った。

 岩上安身が、「現在、開発中の抗がん剤は4年前の4倍の48種類。抗がん剤の世界市場は6兆2000億円。発展途上国に原発を建てれば、(がんは)もっと増えるでしょう。『兵器を作り、戦争を始めて、兵器を売る』のと同じ構図。需要は作られるということですね」と話すと、西尾氏は、「需要は増える。だって、がんを作って、抗がん剤を売るんですから」と応じ、医療のビジネス化に警鐘を鳴らした。

記事目次

■イントロ

  • 西尾正道氏(北海道がんセンター名誉院長)
  • 日時 2015年5月9日(金)15:00〜
  • 場所 IWJ事務所(東京都港区)

「原子力ムラ」と同じ構図の「医療ムラ」の体質

※以下、インタビューの実況ツイートをリライトして掲載します。

西尾正道氏(以下、西尾・敬称略)「80%の女性は(子宮頸がんの原因となる)HPVの感染があり、通常、90~99%は免疫で自然排除されます。ウイルスが潜伏したとしても10年くらいかかって前がん状態になる。20代の女性で前がん段階、10年くらいかかって30代で発がんする例が一番多い。

 また、前がん状態の細胞診では、炎症が起こっただけの異型細胞を見間違えることも多い。日本では3b診断(疑陽性)でも切除してしまい、やりすぎなところもあります。子宮関連のがんすべてで、40年前より(発症が)20歳ほど早くなっています」

岩上安身(以下・岩上)「全世界で、子宮頸がんワクチン接種の実績は220万人らしいですが、もっと増やしていきたいのでしょうね」

西尾「日本政府の試算では、死亡数を73.2%減少させ、190億円の医療コスト削減になるとしています。しかし、副反応対策を考えて、仮に2000人いる被害者に1000万円補償したら200億円になり、医療費削減の根拠は破綻します」

岩上「原発の試算と同じですね。過酷事故を想定していない。(原子力ムラと同様の)医療ムラですね。そして、いつも安全保障が後ろから現れる」

西尾「日本の子宮頸がん検診は先進国の中でもとりわけ低い。アメリカ85%、韓国68.7%、日本は37.7%。日本人は安い医療費に頼って、健康に対する真剣さが足りません」

リスク解明など、企業の不利益になることはやらない

岩上「これまではよかったけれど、これからはそうもいきません。資本の空洞化ができ、グローバル資本が横やりを入れてくる。TPPに入ったら、軍産複合体が政府を脅し、裁判でも太刀打ちできなくなります。被害者が訴えても、グラクソ・スミスクライン社はISD条項で『政府の施策やメディア管理が悪い』などと日本政府を訴え、賠償金を取る可能性がある」

西尾「日本政府はメチャクチャです。社会保障費削減のお金でオスプレイを買う。このお金の使い方は信じられません」

岩上「ウクライナ内紛などは日本の防衛と関係ないし、アメリカによる侵略です。その肩代わりをするんです。日本の軍事費は世界で4番目になりました」

西尾「子宮頸がんは、それでも検診率はトップです。早く見つけて、そこの部位をとれば済む。出産にも影響しません。今、子宮がんの6割が子宮体がんだから、その検診の方が重要です。それでもワクチン接種を希望する人は、リスクがわかった上で、自分の判断と責任で決めなければなりません。しかし、強制は論外です。

 問題は、遺伝子組み換え技術で作るワクチンの、アジュバント(免疫増強剤)の危険性がわかっていないという、二重のリスクがあることです。動物実験などをやって安全性を確かめればいいが、企業の不利益になることは何もやらない。リスクを解明させない研究体制を敷き、農薬や遺伝子組み換え作物、放射線などとまったく同じ構図です」

自己責任にさせるため「成人病」は「生活習慣病」に

岩上「カーン大学のセラリーニ教授のような実験をすればいいんですね。では、がん医療の現実について説明をお願いします」

西尾「がんの多発は、戦後の生活環境や食生活の変化が深く関与しているのは明らかです。今はそれに、被曝、農薬などの化学物質、遺伝子組み換え食品なども加わります。さらに認知症にも、それらの影響が言われ始めています。実は1945年を境に急激に『成人病』が増えます。1990年代に、これを『生活習慣病』と言い換えた。病気の原因を個人の生活習慣のせいにして医療費を払わせるためです」

岩上「私が倒れたのも食生活が悪かったのかもしれません。倒れてから、いろいろな人が生活習慣についてアドバイスしてくれました。しかし、(環境が要因なら)どうがんばってもダメかもしれないのですね」

西尾「一生懸命、働いていれば仕方ないです。買ってくる食品が、昔とは違うのですから。40年前、60歳以上がトップだったがん死亡率が、今は40代に若年化して深刻です。さらに悪いことに、若い人の死因のトップは自殺なんです」

岩上「もしかしたら、農薬などで、脳神経系に影響が出ている可能性があるのかもしれませんね。私も小さい頃にアレルギーがあって、大人から『根性がない』などと叱られていました。(農薬や添加物などの)幼少期からの長期的な曝露だけではなく、成人後の環境悪化も健康に影響するのでしょうか」

西尾「あると思います。幼少期からでなくとも、ずっと摂取しているんですから。放射線と同じで、子どもはより感受性が高いということです。がん罹病率は若年化している印象です。一番の原因は核実験ではないでしょうか。1960年代中頃に、大気中の核実験が中止になった。きっかけはイギリスの女医(アリス・メアリー・スチュアート)が、子どもの白血病は医療被曝が原因だ、とアメリカの議会で証言したことです。

 本来、科学者や医学者はそうでなくてはいけない。今は御用学者ばかりです。江戸時代に、2人に1人、がんで死んだなんて聞かないでしょ? 高齢化で(がんの発見が)増えたという先生もいますが、論外です。今、若年で増えているんですから」

「遺伝するがんは少ない」外部環境が圧倒的に影響する

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“(再掲)ガンを作り、高値で抗がん剤を売りつける農薬、遺伝子組み換え、放射能、ワクチン…企業利益のためにリスクが隠ぺいされる日本 ~岩上安身による西尾正道氏インタビュー 第三弾・後編” への 3 件のフィードバック

  1. 入江 伸幸 より:

    いつもためになる動画の配信ありがとうございます。

    ワクチンといえば母里啓子さん、
    薬害といえば浜六郎さんが思い浮かびますが、
    是非、お二方ともご健在のうちに、
    インタビューをしていただきたいです。

    政治も重要ですが、健康や命に直結する医薬品の真実を、
    多くの人に知ってもらいたいです。

  2. いたくらひろみ より:

    浜六郎はどんなひとなのでしょうか?

  3. A esgotamento linfática, massagem que visa enxugar os tecidos enquanto sistema linfático é, por algum motivo, compromisso. http://humblemovielist.com/uncategorized/american-psycho/

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