ジャーナリスト・大学教授らが討論集会 ~戦後ジャーナリズム最大の危機――安倍暴走政権にどう立ち向かうか 2014.10.31

記事公開日:2014.11.10取材地: テキスト動画
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(IWJ・松井信篤)

 12月10日に施行されようとしている特定秘密保護法や、日米防衛協定新ガイドラインの再改定などを推し進める安倍政権に対して、10月31日(金)、日本ジャーナリスト会議・マスコミ九条の会主催で討論集会が行なわれた。多くの人々が会場につめかけるなか、新聞・TV・雑誌などで活躍するジャーナリストや大学教授などがそれぞれ発言し、関心の高さをうかがわせた。

■ハイライト

  • 問題提起と提言
    問題提起 原寿雄氏(元共同通信編集主幹)/永田浩三氏(元NHKプロデューサー、武蔵大教授)/斎藤貴男氏(ジャーナリスト)
    司会 桂敬一氏(マスコミ九条の会呼びかけ人)
  • リレートークと討論
    トーク 北村肇氏(元毎日記者、「週刊金曜日」発行人)/竹信三恵子氏(ジャーナリスト、和光大教員)/金平茂紀氏(テレビジャーナリスト)/中野晃一氏(上智大教授、立憲デモクラシーの会)
  • フロアを交えた討論

都合が悪いことは追わないマスコミ

 元共同通信編集主幹の原寿雄氏は、「報道すべきものが報道されない時、どうしますか? それは批判の対象にならない。それが1番の問題」と話し、権力側が隠蔽したいものが報道されていない現実に警鐘を鳴らした。

 例えば、2014年6月30日付けの東京新聞によると、2004年~2008年にかけて自衛隊がイラクに派遣された際、イラク・サマーワの陸上自衛隊の宿営地が、13回にわたって22発のロケット攻撃を受けていたと原氏は言う。それは、航空自衛隊がバグダッド空港に到着する直前のミサイル攻撃だった報じられている。

 さらに、陸上自衛隊から20人、航空自衛隊から8人の隊員らが帰国後に自殺しているという。ところが、これに関するマスコミ報道では、NHKと東京新聞以外は追っていなかったと原氏は懸念を示し、取材と検証の重要性を語った。

 加えて、今なお冷めやらない朝日バッシングについて、「およそ新聞ジャーナリズムがやるべきことじゃないことを読売や産経が行ない、朝日の読者を取り込もうと火事場泥棒的な品のない行為」をしていると痛烈に批判した。

安倍首相の意向が反映されるNHK

 元NHKプロデューサーで武蔵大学教授の永田浩三氏は、昨年2013年10月、11月にNHK経営委員会のメンバーが入れ替わり、安倍首相と親しい人物が5人選出されたことに言及。今年1月25日には、NHK会長に籾井勝人氏が就任したことを振り返った。

 しかし、数は少ないが、そのような制度からも気骨のある番組は作られてきたことに触れ、「今こそメディアの役割は大きい、市民とともにあるべきだ」と主張した。

「新聞批判するのはいいですけど、いいものはいいと言っていただきたい」

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