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ハルペリン×西山太吉 二人のキーマンが語る沖縄密約問題「日本政府は外国の反撃でなく、国民の反発を恐れて密約を結んだ」 2014.5.10
特集 秘密保護法
米国の元NSC高官で、沖縄返還交渉や、国家による秘密保護に関する国際原則「ツワネ原則」の策定にも関わったモートン・ハルペリン氏が2014年5月10日、弁護士会館で講演し、日本の特定秘密保護法の欠陥を指摘した。講演会には沖縄密約をスクープし、その取材方法を罪に問われた元毎日新聞記者・西山太吉氏も参加した。沖縄密約は本当に必要だったのだろうか。密約に深い関わりを持つ日米両国のキーマンが語り合った。
日本政府「米国との情報共有のために秘密法が必要」は、ただの口実 〜元米NSC高官ハルペリン氏が明言 2014.5.11
2014年5月11日、米国の国家安全保障会議(NSC)元高官、モートン・ハルペリン氏は、名古屋市の名古屋学院大学白鳥学舎翼館クラインホールで、「秘密保護法と国際人権基準・ツワネ原則」と題した講演を行った。
昨年末にスピード成立した日本の特定秘密保護法を、「ジャーナリストをはじめとする民間人に刑事罰を問い、しかも、政府の恣意性が入リ込む余地がある」として厳しく批判しているハルペリン氏。各国政府の秘密法の運用に縛りをかける「ツワネ原則」の策定者でもある立場から、日本の秘密保護法の国際基準からの逸脱ぶりと、同法を巡る日本政府の主張の「ウソ」を鋭く指摘した。
【大義なき解散総選挙11】岩上安身による緊急インタビュー 第421回 ゲスト 元米国防総省高官モートン・ハルペリン氏「米国政府は安倍政権に懸念を抱いている」 2014.5.8
「21世紀に民主政府によって検討された秘密保護法の中で最悪なものだ」――。
昨年末、安倍政権が国会で強行採決した「特定秘密保護法」について、痛烈に批判し話題となったモートン・ハルペリン元米NSC(国家安全保障会議)高官が、2014年5月8日に来日。岩上安身の緊急単独インタビューに応じた。
ハルペリン氏は米国防総省の高官時代、1966年から69年にかけて沖縄返還交渉に関わり、核密約などで日本側との交渉にあたった、外交安全保障の専門家である。ハルペリン氏はまた、情報公開と安全保障のバランスを定めた国際指針「ツワネ原則」作成に関わった、キーパーソンの一人でもある。
そんなハルペリン氏に岩上安身は、秘密保護法制定への「米国の関与」の有無、この法律を急いだ安倍政権の狙いと、そうした姿勢に対する米国の懸念、そして、日本と米国を含む民主主義国家が果たすべき情報公開の「責任」について、話を聞いた。
「国民主権に反し、憲法違反の秘密が残る。独裁国家だ」西山太吉氏 ~ヒミツの怖さ大公開!~特定秘密保護法案反対・京都集会~ 2013.12.1
「官邸は暴走機関車化している」「国防軍創設への下地作りだ」「最大の目的は、日米安保にまつわる外交秘密の防衛」「戦争する国家体制作り、警察権限と公安警察による情報統制の強化が狙い」──。特定秘密保護法案に対する出席者の懸念は一致した。
2013年12月1日、京都市左京区の京都大学文学部で、シンポジウム「ヒミツの怖さ大公開!~特定秘密保護法案反対・京都集会~」が行われた。「沖縄密約」スクープの西山太吉氏(元毎日新聞記者)をはじめ、村井敏邦氏(元龍谷大学教授)、小笠原伸児氏(弁護士)らが講演を行うとともに、この法案に対する参加者からの多岐にわたる疑問に答えた。
秘密保全法に反対する愛知の会結成1周年総会・春の大講演会 西山太吉氏講演 2013.3.30
2013年3月30日(土)13時30分から、名古屋市栄ガスビル・ガスホールで、「秘密保全法に反対する愛知の会結成1周年総会・春の大講演会 西山太吉氏講演」が行われた。
西山氏は『国家のウソが隠される!? 情報統制法=秘密保全法を許すな!』と題して、日本の戦後史が密約の上に作られ、現在に至っていることを解説した。その上で、急速に改憲に向かう安倍政権の動きを危惧し、「その中心に秘密保全法がある」と語った。
沖縄密約情報公開訴訟控訴審判決報告集会 2011.9.29
東京高等裁判所の二審判決を受けて開かれた、沖縄密約情報公開訴訟控訴審判決の報告集会の様子。