【岩上安身のツイ録】緊張が続くウクライナ、その深層 ナチス誕生前史としてのクリミア戦争 2014.3.5

記事公開日:2014.3.5 テキスト

※3月1日の岩上安身の連投ツイートを加筆し、再掲します(3月3日)。

 世界の注目の焦点は、ウクライナの首都キエフから、東方のモスクワ、そしてそのはるか南のクリミアに移った。

 16世紀以来、オスマントルコ帝国を、12度に渡る露土戦争(ロシアートルコ戦争)で叩きに叩いて、領土を拡張し、帝国を築いたロシア。そのロシアがさらに南下し、外洋に出るための出口としてボスポラス海峡まで支配しようとしたところ、イギリス、フランスの権益と対立、黒海に突き出したクリミア半島を巡って戦ったのがクリミア戦争である。19世紀、1853年から56年にかけての10回目の露土戦争のことをそう呼ぶ。


【岩上安身のツイ録】「ショック・ドクトリン」としての国家戦略特区〜作り出される「火事場」 2014.2.2

記事公開日:2014.2.2 テキスト

 田岡俊次さんのインタビュー、予想していた以上に盛り上がった。初対面なのだが、田岡さんの直近の関心はもっぱらソチ五輪でのテロ可能性にあり、チェチェンに注目。僕が独立後の初代大統領ドゥダーエフにインタビューしたことがあると告げると、クールな様子が一転、目を輝かせていた。

 ドゥダーエフ大統領にインタビューした際、彼に気に入られて、自宅にまで招かれた。チェチェンでは、自宅に招かれるとは、その家の主人が守る、ということを意味する。しかし、僕を守る約束をしたドゥダーエフは、その約束を果たせない。彼はロシアに爆殺されたからだ。


【岩上安身のツイ録】「強兵」が復活しつつある日本~岩上安身の父が語った日本軍の異常な理不尽

記事公開日:2014.1.30 テキスト

※1月21~22日の岩上安身の連投ツイートを再掲します

 日本軍の兵隊は糧食をほとんど持たずに戦場へ行かされた。現地調達。つまり現地の住民から食べ物を奪うのが前提。現地で多大な迷惑をかけ、食べ物が尽きるとたちまち飢餓に。

【悲惨な戦場】「軍人・軍属二百三十万人の戦没者、半数以上が餓死者」http://bit.ly/18tomr1

 僕の父は、一番辛いのが飢え、二番目が軍隊内の内務班教育のリンチ、三番目が病いと話していました。RT @lyricisttom: 今は亡き祖父が密林地帯で作戦中に前線から引き返すことになり、三日三晩ほぼ寝ずに虫を食べたり雨水を飲みながら退散をしたとよくお酒を飲むと言っていました。


【岩上安身のツイ録】国家戦略特区と営利事業化される教育~「奨学金」という名の学生ローン 2014.1.28

記事公開日:2014.1.28 テキスト

特集 2014東京都知事選

※1月27日の岩上安身の連投ツイートを再掲します。

 これから国家戦略特区について、連弾で情報発信する、と昼間も書いたが、まず、第一弾は、高士太郎さんのIWJブログ特別寄稿「都知事選の隠れた争点〜国家戦略特区とTPP」。特区のもつ危険性がひしひし伝わる内容。今夜これから、アップロードする。

 特区は、舛添氏が毎日街宣で唱えているような、「みんな、金儲けしよう」などというおめでたい話ではすまない。雇用、教育、医療など、生活に直結する分野を直撃する可能性がある。目を凝らして「現実」を見て欲しい。選挙を通じて、「争点」を凝視してもらいたい。


【岩上安身のツイ録】理不尽に抵抗する「勇気」~沖縄県名護市長選挙の取材を終えて 2014.1.25

記事公開日:2014.1.25 テキスト

※2014年1月25日の岩上安身のツイートを再掲します。

 IWJウィークリーのSTF、やっと手を入れ終えた。今号は沖縄の取材成果がぎっしり詰まっている。振り返ってみて、本当に励まされる。沖縄は癒しの島と言われるが、励ましの島でもあると思う。へこたれない。諦めない。タテもヨコも手をつなぎ合う。日本にもアメリカにももみくちゃにされてきた。

 だが、延々と恨むのではなく、日本人も米国人も中国人も迎え入れ、もてなし、交易と観光とで栄え、生き延び続けている。ミサイルが3発落ちれば沖縄はおしまい、と何度も聞いた。基地があるということは敵の標的になる蓋然性が高まる、ということだ。


【岩上安身のツイ録】「細川擁立劇」について考えておくべきこと~これだけある小泉政権と安倍政権の共通点 2014.1.14

記事公開日:2014.1.14 テキスト

特集 2014東京都知事選
★2014年1月13日の岩上安身の東京都知事選に関するツイートを再掲します。

 細川・小泉・小沢連合に世間が沸き立つのは当然だと思う。ビッグネームの合従連衡。政治的に鋭く対立していた小泉氏と小沢氏が、本当に手を結び合ったのか、という驚き。鍵を握るのはやはりマスコミを通じての影響力、大衆的な人気では、いまだに群を抜く小泉氏。

 小泉氏の「自民党をぶっ壊す」再びか、と「期待」する向きがあるのも良く理解できる。が、ちょっと待ってもらいたいのは、小泉氏がぶっ壊したあとの自民党はどう再生したか、である。


【岩上安身のツイ録】自由人権協会 藤原家康弁護士の特定秘密保護法への指摘まとめ 2013.12.7

記事公開日:2013.12.7 テキスト

 昨日まで、各界から特定秘密保護法の批判が提出され、そのほとんどをIWJは生で報じてきた。それらをIWJウィークリーに掲載するべく、今、鋭意、編集中なのだが、鋭い指摘になるほど、と膝を打つ。自由人権協会の藤原家康弁護士の指摘である。

藤原弁護士曰く「憲法を理解していない人たちが作っているとしか思えない法律」と批判。「一番の問題は立法目的がないこと。何のために作るのか、という質問に答えられない」。これは正鵠を射ている。推進側だけでなく、批判側にも公安の権限拡大のためだろうと、的外れな批判が散見される。


【岩上安身のツイ録】特定秘密保護法案成立を受けて 2013.12.7

記事公開日:2013.12.7 テキスト

特集 秘密保護法
※2013年12月7日のツイートを掲載しています。

 11時23分、特定秘密保護法が参議院で可決。その間、NHKは何を報じているかと思いきや、ワールドカップの抽選の中継。国会前の抗議の群衆に議場内の様子が伝わり、コールは「採決撤回!」へ。ch4とch6で、IWJは今も中継中!

 特定秘密保護法は、可決したが、これからが本番。この法律は戦争遂行のための秘密保護法制。米中の覇権争いのために、原発を抱えたまま、日本にとって大義も国益もない戦争に突入し、この日本列島を戦場にしていいのか。破滅は回避できるか。それが問われ続ける。生き残りをかけた戦いが始まる。


【岩上安身のツイ録】「桜前線満開中継 継続中!」2013年の桜ツイートまとめ 2013.3.29

記事公開日:2013.3.29 テキスト

2013年3月21日

今日は、ややひんやりしているものの、陽光がまばゆい。光の春。外に出るとあちこちで桜が咲いてしまっている! 今年は不意打ちの春でもある。


【岩上安身のツイ録】 山口県が生んだ「奇兵隊内閣」~TPPのバトンは菅政権から安倍政権へ 2013.3.16

記事公開日:2013.3.16 テキスト

 皮肉なことに、昨日から山口県に来ている。安倍晋三氏の地盤。昨日の臨時記者会見もそのために出席できなかった。TPP交渉参加を表明する会見が行われている時間は、新幹線で移動中だった。伊藤博文に山県有朋、岸信介に佐藤栄作。幕末維新以降、長州・山口県が輩出した総理は数多いる。

 西東京を選挙区とするため、山口県の生んだ総理、という中に数えられないことが多いが、民主党の菅直人元総理も山口県出身。自らの政権を郷土の英雄・高杉晋作の編成した奇兵隊にちなんで、「奇兵隊内閣」と呼んだ。そしてこの菅内閣が最初に持ち出したのがTPP。野田政権を経て、安倍政権へ。


【岩上安身のツイ録】 イエズス会の狙い「植民帝国の拡大」は現代にも通ずる 2013.3.11

記事公開日:2013.3.11 テキスト

 走りながら充電するのが、僕らのような 仕事の基本スタイル。

 ほんの少しの合間を見つけて本を読む。

 昨夜から、藤木久志著『天下統一と朝鮮侵略〜織田・豊臣政権の実像』を読んでいる。


【岩上安身のツイ録】 「日露戦争以後の参謀本部は、決定的に無能であった」―大江志乃夫氏が日本軍の弱点を斬る 2013.2.20

記事公開日:2013.2.20 テキスト

 昨夜は『日露戦争スタディーズ』を読み、今夜は同書にも寄稿されていた歴史家・大江志乃夫氏の『日本の参謀本部』を読み出す。お会いしておくべき人だった。2009年に逝去。現在のような時代にこそ必要だった人。

 この『日本の参謀本部』のあとがきに、『戦略的思考とは何か』の著者で、対米追従を一貫して説き続ける元外務省官僚の岡崎久彦氏への、痛烈な批判が記されている。『日本の参謀本部』は85年刊。『戦略的思考とは何か』は83年刊。ともに中公新書である。後者は発刊された年に読んでいた。


【岩上安身のツイ録】 日本の雇用をボロボロにする自民党の経済政策 2013.1.24

記事公開日:2013.1.24 テキスト

 今日のMXテレビでも話したが、昨日、物価2%のインフレ目標を掲げて、量的緩和を行うことが決定し、他方、今日は公務員の報酬削減や、生活保護の給付削減がニュースとなる。このダブルバインドぶり。おかしいと、思わないのだろうか。


【岩上安身のツイ録】 「守ってあげる」と甘言を弄して不平等条約を押しつける~100年の時を超えても、変わらない米国の戦略、姿勢 2013.1.22

記事公開日:2013.1.22 テキスト

 TPPは菅政権の際に、「第三の開国」として、唐突に持ち出された。そのTPPが同時並行で進められている日米同盟の深化(軍事的属国化)と改憲(実は米国との集団的自衛権の行使容認)とリンクしていることに、もう多くの人が気づき始めていると思う。

 第二の開国は、第二次大戦での敗戦で、第一の開国は、幕末の日米通商条約の締結。鎖国を開き、貿易を求めるといえば聞こえはいいが、米国にとって有利な条件での貿易の要求は、黒船と大砲という武力による威圧を伴うものだったことは周知の通り。同時に「守ってあげるよ」という甘言も。


【岩上安身のツイ録】 663年、白村江の敗戦のあと、日本が受容した唐風文化の謎 2013.1.13

記事公開日:2013.1.13 テキスト

 虜になるような文体の持ち主というのに、時々出くわす。有名無名問わず、である。鈴木治という方がいる。美術史家らしいのだが、『白村江〜古代日本の政敵と薬師寺の謎』という著書を手にするまでそのお名前を存じ上げなかった。


【岩上安身のツイ録】ノーマン・フィンケルスタイン『ホロコースト産業』と『イスラエル擁護論批判』を読む 2012.5.16

記事公開日:2012.5.16 テキスト

※2012年5月16日の岩上安身の連投ツイートを再掲します

 ノーマン・フィンケルスタインの「ホロコースト産業」、隅から隅まで読了。そこまで精読しなくてもいいだろう、と自分で自分にツッコミを入れながら、でも隅々まで読まずにいられなかった。

 同胞の苦しみを商売にするホロコースト産業の凄まじさ。ホロコーストは、アメリカのユダヤエリートのゆすりのタネとして使われている、と、自らの両親がワルシャワ・ゲットーと強制収容所からの生還者であるユダヤ人のフィンケルスタインは、憤慨を隠さず、衝撃的な告発をする。


【岩上安身のツイ録】「桜前線満開中継は、風流の分かち合い」2012年の桜ツイートまとめ 2012.3.15

記事公開日:2012.5.4 テキスト

2012年3月15日

春の暖かさの実感は、いつも遅れてやってくる。今週末は、檀家寺で彼岸会。暑さ寒さも彼岸まで。とはいうものの、今年の冬は本当に長かった。これから春が駆け足でやってくるのだろうけれど。去年は花を楽しむ余裕がまったくなかった。今年は桜を少しは愛でられるだろうか。


【岩上安身のツイ録】「自然の恐ろしさと美しさ」 2011年の桜ツイートまとめ 2011.4.18

記事公開日:2011.4.24取材地: | テキスト

2011年4月18日

 仙台は快晴。地元の方々と車で、報道陣があまり入っていない仙台南部へと 向かう。 桜は満開。市内の西公園ではお花見が。添付は、大年寺山のしだれ桜。


【岩上安身のツイ録】近代ジャーナリズムの起源~「味のある」ジャーナリズムの回復を

記事公開日:2011.1.10 テキスト

※2011年1月10日の岩上安身による連投ツイートを再掲します。

 近代ジャーナリズムの歴史をざっと振り返ってみる。狭義のジャーナリズムに限定せず、情報伝達手段の飛躍的革新のエポックメーキングをあげるとなると、やはりグーテンベルクによる活版印刷技術の発明をあげないわけにはいかない。

 活版印刷技術は、火薬、羅針盤と並んでルネッサンス期の三大発明の一つ。活版印刷技術によって、大量の情報が伝達可能になり、出版印刷事業の成立だけでなく、宗教革命、近代科学革命の基礎ともなった、というのは、ご存知の通り。


【岩上安身のツイ録】「本当に大事なのは、情報の伝達力」~市民ジャーナリズムのススメ

記事公開日:2011.1.8 テキスト

※2011年1月8日の岩上安身による連投ツイートを再掲します。

 ジャーナリスト、と聞くと、何だか難しい職業のようなイメージを持つ方も多いが、そんなことはない。誰でもなれる、最も簡単で間口の広い仕事であり、営みである,と思う。ランナーと同じ。家の周りをジョグするのもランナー、五輪のマラソンのメダリストもランナー。

 ジャーナリズムの基本は、事実の伝達。事実をありのまま、できるだけ正確に伝える。これが、ジャーナリズムの基本。古代社会で狼煙をあげて情報伝達していたのも、ジャーナリズムのひとつ。