月別: 2013年8月
「国策として進めてきた原発の事故収束には、国の威信をかけて取り組んでもらいたい」~佐藤雄平福島県知事と田中俊一原子力規制委員会委員長との面会 2013.8.28
福島県の佐藤雄平県知事が原子力規制庁を訪問し、原子力規制委員会の田中俊一委員長と面会。佐藤知事は「今回の汚染水問題で福島県民は非常に不安な気持ちになっている。東京電力にはこれまでも万全を尽くすように求めてきているが、状況は悪化の一途を辿っている」と述べ、規制側に「東京電力に対しては、あらゆるリスクを想定して事前の対策を講じるなど、リスクの管理を徹底するよう指導するとともに、その取組に対する監視体制を強化し、国の責任において厳しく監視すること」などの要請を含む意見書を提出した。
「汚染水問題で、東電が技術的に少し足りないなということは明確になったと思う」~原子力規制委員会 田中俊一委員長 定例会見 2013.8.28
「東電からは根拠のない発表が多すぎるような気がする。ハッキリ言って内心あきれているところもある」
汚染水の漏えいをはじめ、次々と問題が表面化する東電に対し、田中俊一委員長は厳しい言葉を投げかけた。科学的、技術的な根拠に欠く情報発表が相次ぐ東電について規制庁は今後、監視を強め、データ収集の方法について議論やアドバイスをしていく方針。
「資源エネルギー庁は無責任に原発輸出を進めようとしている」 ~情報共有セミナー&政府交渉「原発輸出への不透明な税金投入を問う」 2013.8.28
「ベトナムのニントゥアン第二原発の受注に向けて、日本原子力発電が、税金25億円を使った事業化調査を実施。しかし、調査報告書などの内容がまったく公表されない」──。
2013年8月28日(水)13時より、東京都千代田区の参議院議員会館にて「情報共有セミナー&政府交渉『原発輸出への不透明な税金投入を問う』」が行なわれた。出席した福島みずほ参議院議員らは、原発輸出に関する多くの疑問を、資源エネルギー庁の担当官にぶつけた。
泉田知事、東電が汚染水漏洩の発表を遅らせたのは「選挙の影響」と批判 ~日本外国特派員協会主催 泉田裕彦新潟県知事 記者会見 2013.8.28
新潟県の泉田裕彦知事は28日、日本外国特派員協会で記者会見を開き、福島第一原子力発電所の事故をめぐる、原子力規制委員会と東京電力の事故対応を厳しく批判した。
国家戦略特区について「何か決まったかのような向きの報道もあるが全くの白紙だ」 ~黒岩祐治神奈川県知事 定例記者会見 2013.8.28
2013年8月28日(水)13時より、横浜市中区・神奈川県庁にて黒岩祐治神奈川県知事による定例記者会見が行われた。
記者団から、先週末に行われた政府主催の国家戦略特区の提案説明会に県が出席したことについて質問があると、黒岩知事は「何か決まったかのような向きの報道もあるが、全くの白紙だ」と述べた。
貯水タンクからの汚染水漏れ「レベル3(重大な異常事象)」に引き上げ決定 ~第20回原子力規制委員会 2013.8.28
福島第一原発の貯水タンクから高濃度汚染水が漏えいした問題で、原子力規制委員会はINES(国際原子力事故評価尺度)の評価を事故発覚当時のレベル1(逸脱)から、レベル3(重大な異常事象)に引き上げることを決定した。漏えい水の量は300トン、放出された放射性物質は約24兆ベクレルと換算されている。
「日本原電は悪足掻きをやめて廃炉事業をせよ」 ~原発再稼動申請抗議 日本原電本店抗議行動 2013.8.27
2013年8月27日(火)、「原発再稼動申請抗議 日本原電本店抗議行動」が行われた。参加者らは、「茨城の海を守れ」「何で再稼働できるのか」「東海第二原発を廃炉に」「日本原電は原子力から手を引け」など声を挙げた。
「東電は参院選に配慮して、報告を7月22まで遅らせたのではないか?」 ――共の会が、汚染水流出問題で多くの矛盾を指摘 ~東京電力と共に脱原発をめざす会による東電交渉 2013.8.27
「東電の体質は2年前から変わっていない。技術や人が足りないのなら、ちゃんとSOSを出して! 」ーー。
1998年から東電の隠蔽体質を鋭く指摘し続けてきた「東京電力と共に脱原発をめざす会」(共の会)が8月27日、東京電力本店と汚染水問題を中心に交渉を行った。議題にのぼったのは現在問題となっている福島第一原子力発電所の汚染水流出や、流出防止のために建設している遮水壁の問題、2013年11月から予定している4号機プール内の使用済み燃料取り出し作業、3号機から出ている「蒸気」についてなど、主に4点。共の会は、東電側の説明の矛盾点を指摘し、体質改善を迫った。
今まで東電社員2名が2、3時間で約930基のタンクをパトロールしていた ~第4回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ 2013.8.27
「汚染水漏えいは環境に影響するので、時間との闘い。がんばります、というレベルの話ではない」と、更田豊志委員は語った──。
2013年8月27日(火)18時より、東京都港区にある原子力規制委員会にて、第4回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループの会合が開かれた。福島第一原発のH4タンクエリアにおける汚染水の漏えいを中心に、報告と議論がなされた。漏えいがタンクのフランジ部分からなのか、亀裂によるものなのか、原因の解明には至らなかった。
【IWJブログ】 緊迫するシリア情勢 「子どもたちを殺したのは誰か」~真犯人が特定されぬまま、戦争が始められようとしていることの不条理 2013.8.27
特集 中東
内戦が続くシリアの首都ダマスカス郊外で、21日、化学兵器が使用され、子どもを含む一般市民に多数の死傷者が出た。NGO「国境なき医師団」は24日に声明を発表し、3600人が病院に搬送され、355人が死亡したと発表した。CNNは「1300人が死亡か」と報じている。
事件は国連の調査団がシリア入りした直後に起きた。国連の潘基文事務局長は「衝撃を受けた」との談話を発表。安保理は緊急会合を招集し「強い懸念」を表明した。
原子力規制庁 定例ブリーフィング 2013.8.27
2013年8月27日(火)、原子力規制庁で「原子力規制庁 定例ブリーフィング」が行われた。
「はだしのゲン」問題 文科相、市教委の判断は問題なかったと強調 ~下村博文文部科学大臣 定例会見 2013.8.27
松江市教育委員会が小中学校に対して漫画『はだしのゲン』の閲覧制限を指示していた問題で、下村博文・文部科学大臣は27日、「それぞれの教育委員会が、それぞれ判断することがあってもおかしくない」と述べ、市教委の判断は間違っていなかったとする見解を示した。21日の会見で、市教委の指示を「問題ない」とした自身の発言を改めて強調したもの。
【特別寄稿】山本太郎氏の「市民に寄り添う政治家」とは? ~ブルキナファソ・故サンカラ大統領の思想と改革から学ぶ~(米川正子 元UNHCR職員・立教大学特任准教授) 2013.8.21
1週間に起こった出来事の中から、IWJが取材したニュースをまとめて紹介する「IWJウィークリー」。ここでは、【IWJウィークリー第14号】に掲載させていただいた、元UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)職員の米川正子氏(立教大学特任准教授)の特別寄稿を掲載します。
「8.15」終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ / 靖国神社キーワード集 ( IWJウィークリー第14号より) 2013.8.21
┏━もくじ━━━━━━━━━━━━━━━━
・終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ
・靖国神社キーワード集
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終戦の日、靖国参拝取材ルポルタージュ
僕が終戦記念日に靖国神社を参拝するようになってから、今年でちょうど10年目になる。
始めて靖国神社に参拝した18歳当時、靖国神社とは何か、ちゃんと理解していなかった。A級戦犯も祀られていることくらいはわかっていたが、ただ「戦争で亡くなった方々に手を合わせに行きたい」と思い、参拝した。
東京電力 記者会見 20:10 2013.8.26
2013年8月26日20時10分ごろから東京電力本店で定例記者会見が行われた。タンクから汚染水が漏洩したことに関して、パトロール体制、強化体制を説明したが、人員数や所要時間的に充分なパトロールが不可能ではないかと記者から質問が続いた。
若者の利害を代表する政党がない ~激動するエジプト情勢をどうみるか~『アラブの春』後の情勢に迫る 2013.8.26
特集 中東
2013年8月26日(月)19時より、東京都港区の明治学院大学にて、「激動するエジプト情勢をどうみるか~『アラブの春』後の情勢に迫る」が行われた。講師は、朝日新聞国際報道部長で、2011年1月に中東アフリカ総局長に赴任し、今年5月までの約2年半、エジプトのカイロ支局で取材活動をおこなった石合力氏。2011年1月にチュニジアのベンアリ大統領退陣で始まった、いわゆる『アラブの春』の原因や、エジプトで起きているデモの構造について語った。
史上最大の公害事件に加害者責任が問われないならば3流以下の法治国家だ ~福島原発告訴団の記者会見 2013.8.26
福島原発告訴団は26日(月)、司法記者クラブで記者会見を開いた。訴訟について不起訴観測報道が続いていることから告訴人らの考えを述べ、検察官・検察庁の再考を強く求めた。
東京電力 社長記者会見 18:30 2013.8.26
2013年8月26日18時30分から廣瀬社長による記者会見が行われた。社長直轄の「汚染水・タンク対策本部」を設置、タンク管理の緊急かつ抜本的な強化、海洋流出に対する中長期を含めた対策を加速することを発表した。
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