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「高速炉開発会議の審議の公開は検討中」――松野博一文部科学大臣 記者会見 2016.9.27
2016年9月27日(火)、文部科学省にて、松野博一文部科学大臣の記者会見が行われた。高速炉開発会議の初会合の開催時期の見通しや、審議を公開する必要性について問われた松野大臣は、「具体的な内容については経済産業省を中心に検討をおこなっている」と明言を避けた。
また、高速炉開発会議の構成メンバーの選定について問われると、「(世耕弘成)経済産業大臣と私(文部科学大臣)の2大臣を中心に最終調整をしているところだ」と述べた。
「もんじゅ」廃炉後も危険な高速実験炉「常陽」の利用は続く!? 世耕弘成経産大臣、「私が主催する高速炉開発会議で『常陽』の活用も含めて議論していきたい」 2016.9.27
政府は2016年9月21日、原子力関係閣僚会議で年末までに高速増殖炉もんじゅの廃炉も含めた抜本的な見直しを行い、今後の方針を決定すると発表した。その一方で核燃料サイクル政策は推進するとし、フランスと共同で高速炉の開発を進めるという発表もあった。フランスの技術実証炉「アストリッド」だけでなく、廃炉になると思われている日本の原型炉「もんじゅ」や実験炉「常陽」を引き続き利用していく可能性もゼロではなさそうである。
日本の武器ビジネスの現場はいま――「死の商人」国家へと舵を切った安倍政権の実態に迫る!『武器輸出と日本企業』著者・望月衣塑子氏に岩上安身が訊く 岩上安身によるインタビュー 第671回 ゲスト 望月衣塑子氏 前編 2016.9.26
特集 東京新聞社会部 望月衣塑子記者
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安倍政権のもとで、日本は「死の商人」国家への道を突き進むのか――
第2次安倍政権の発足以降、2014年4月の武器輸出三原則の事実上の緩和、2015年9月の安保法成立、10月の防衛装備庁発足など、日本を米国とともに「戦争のできる国」へと変えようとする動きが進んでいる。
海渡雄一弁護士が院内集会で共謀罪の危険性を指摘!今国会での法案提出見送りにも「諦めたとは言っていない。次の国会には必ず出てくる」と警戒! 2016.9.26
政府が一度は秋の臨時国会への提出を目指したものの、野党による強い反発を予想してか、提出が見送りとなった「テロ等組織犯罪準備罪(共謀罪)」。しかし、政府はこの危険な「共謀罪」の成立をいつまた狙ってくるか分からない。
2016年9月26日、衆議院第一議員会館で行われた院内集会で講演した海渡雄一弁護士は、「テロなど本当に重大な犯罪については、予備や共謀の段階から処罰できる制度に、既になっている」と現行法で対応可能であることを指摘。その上で、「今回は所得税法違反とか、えっと思うようなものまで、600以上もの犯罪が対象となる共謀罪を作ろうとしている」と、その危険性を語った。
再稼働反対!首相官邸前抗議 ~南海トラフ地震・津波が襲うリスク、避難計画を置去りにし再稼働に突き進む安倍政権に徹底抗議! 2016.9.23
「もんじゅ廃炉は目くらましでしかない!(日本政府は)フランスで建設予定の新型高速炉『ASTRID(アストリッド)』計画を共同で進めると言うが、もんじゅ同様、また莫大な金が使われる可能性が高い」
2016年9月23日、第214回「再稼働反対!首相官邸前・国会正門前抗議」が行われ、主催者発表でおよそ750名が参加。女性の一人はマイクを取り、もんじゅの廃炉は「目くらまし」だと批判した。
またも繰り返される排外主義者たちによるデモ!警視庁はヘイトスピーチ対策法の精神を理解しているのか!? 2016.9.25
今年6月のヘイトスピーチ対策法施行後も繰り返される、排外主義者たちによるデモ。
2016年9月25日(日)、ヘイトスピーチデモを繰り返し行ってきた団体が、またも銀座でデモを行った。表向きは、自民党安倍政権の対韓国政策を批判するものだが、その内容は歴史の事実をねじ曲げ、韓国及び韓国人を侮辱し貶めるものに他ならない。
「お願いだから、高江に来て下さい」沖縄・高江で活動中の小口幸人弁護士が涙の講演 高江の現状と機動隊・沖縄防衛局らによる「違法行為の数々」を徹底解説 2016.9.24
特集 高江ヘリパッド
「(安倍)内閣は沖縄県に対して、どんな蛮行をやっても支持率が下がらないんだということを学んだんです。これは、福島県に対してもそうです」――。
米軍北部訓練場のヘリパッド建設が強行されている沖縄県の高江。その高江では、新規ヘリパッド建設を止めるべく、連日、市民らが抗議行動を行っている。
高江の現場に足を運び、弁護士として活動しているのが、沖縄弁護士会に所属する小口幸人弁護士である。小口弁護士は、全国から招集された機動隊や警察らによって行われる、道路封鎖や検問などの違法性を指摘し続けている。
桜井誠氏のチャンネルを開設し削除した「AbemaTV」の経営トップ サイバーエージェント藤田晋氏へ直撃取材!「AbemaTVの判断で閉鎖をいたしました」って、なぜ「他人事」? 2016.9.25
特定の民族を名指しして、「皆殺しにしてやる」「ぶち殺すから出てこい」と街頭で喚き散らしてきた桜井誠氏がインターネット上で個人チャンネルを開設したところ、批判や抗議の声がまたたくまに広がった。
批判が殺到したのは、「AbemaTV」の「桜井誠のズバリ言ったわよ!!」
直後、運営側の「AbemaTV」は、9月22日付けで、桜井氏のチャンネルページを閉鎖。共同出資する株式会社サイバーエージェントは、IWJの取材申し込みに対し、「AbemaTVの判断で閉鎖をいたしました」と「他人事」のような回答を寄せた。
「飯舘村のフレコンバックは180万個。一ヶ月に10万個のペースで増え続けている」ーーどしゃぶりの代々木公園に9500人が集結!9.22さようなら原発さようなら戦争大集会 2016.9.22
「飯舘村のフレコンバッグは180万個あると、国が発表しています。翌月には190万個。一ヶ月に10万個のペースで増え続けている」
2016年9月22日、東京・代々木公園にて「9.22さようなら原発さようなら戦争大集会」が行われ、大雨にも関わらず全国からおよそ一万人が集まった。
豊洲盛り土問題で小池百合子都知事、従来の都政を「無責任体制」と批判しつつも「犯人探しは目的ではない」――リオ・パラリンピックから帰国後最初の定例記者会見 2016.9.23
特集 築地市場移転問題
2016年9月23日(金)、東京都庁で小池百合子都知事定例記者会見が行われた。豊洲新市場の盛り土問題をめぐる一連の混乱について、従来の都の管理体制を「無責任体制」と批判しつつ、現在都の行っている調査などについて「犯人探しは目的ではない」と発言した。
盛り土問題をめぐっては、石原慎太郎元都知事が専門家会議の提案を無視する形で地下コンクリート案の検討を都に指示していたことが明らかになったが、小池知事は今後、石原元都知事や過去の市場長らに直接ヒアリングする可能性について聞かれると、「最終の報告書の結果次第です」と、可能性を排除しなかった。
スクープ!豊洲「盛り土」問題、「技術会議」は地下空間の存在を知っていた!~岩上安身が元日本環境学会会長・畑明郎氏に豊洲土壌汚染の実態を訊く!岩上安身によるインタビュー 第668回 ゲスト 畑明郎氏 2016.9.19
特集 築地市場移転問題
※緊急、公共性に鑑み、ただいま全編特別公開中です。
土壌汚染対策として「盛り土」が行われていないことが明らかとなった、豊洲新市場。9月17日には、2008年に東京都に対し「盛り土」をする提言案をまとめて解散した専門家会議(座長・平田健正氏)が再招集され、安全性を再評価することが決まった。
かつて東京ガスの工場が立ち並び、環境基準の4万3000倍のベンゼンが検出されたことがある豊洲。都民の食の安全を守るためには、土壌汚染対策は欠かせない。2011年3月11日の東日本大震災後には液状化が起こり、地下の土壌や地下水はかく乱され、汚染が際限なく広がっている可能性もある。
どうなる、新潟県知事選での「野党共闘」!? 無所属での出馬を決断した米山隆一氏に、民進・蓮舫新代表「会見の中身を聞いていない」と対応を明言せず 2016.9.23
新しく民進党の代表に就任した蓮舫氏による第一回目の定例会見が、2016年9月23日に党本部で行われた。
それと時を同じくして、同党所属の米山隆一氏(49)が、新潟県庁で新潟県知事選への出馬会見を行なった。米山氏は共産、社民、生活3党から推薦を受けたが、民進党新潟県連から出馬容認がえられず、無所属での立候補となる見通しだ。
「藤田祐幸さんは生き続けている」 反原発の物理学者で、元慶應大助教の藤田祐幸さんを偲ぶ会に広瀬隆氏、小出裕章氏らが参加――今、語られる藤田祐幸氏の「生き様」 2016.9.21
「波乱万丈、何もやり残したことはない」――。
この言葉は、「反原発」の物理学者で、元慶應義塾大助教の藤田祐幸氏が亡くなる数日前、藤田氏の長女・山田千晶さんに口にした言葉だという。藤田氏は2016年7月18日、がんで亡くなった。73歳だった。
豊洲新市場で独自の検査結果を公表した日本共産党・可知佳代子都議に訊く!土壌汚染対策の要望を無視し続けてきた石原都政の無責任極まる体質とは!?(聞き手・IWJ安道幹) 2016.9.20
特集 築地市場移転問題
「土壌と空気中の汚染については、今後、経年的に、いろんなところで測らないと実態は出てこないと思っています」――。
土壌汚染対策の「盛り土」が行われていなかったことが露見した、豊洲新市場。この問題について、これまで東京都議会で急先鋒となって追及してきたのが、日本共産党東京都議団である。2016年9月20日、IWJはこの豊洲新市場の土壌汚染問題について、日本共産党の可知佳代子都議にインタビューを行った。
「沖縄で起きていることは、私たち自身の問題」――沖縄・高江の現場で出会った若い世代が、沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会(ヘリパッド建設に反対する緊急行動)設立! 2016.9.21
特集 高江ヘリパッド
「私たちは、いま沖縄で起きていることを、沖縄のみの問題でない、日本全国の問題であると、すなわち私たち自身の問題であると捉えます」――。
2016年9月21日(水)、参議院議員会館で、「沖縄・北部訓練場のヘリパッド建設強行に反対する若者有志の会」の設立記者会見が、呼びかけに応じた国際環境NGO「FoE Japan」、国際環境NGO「グリーンピース・ジャパン」、国際人権NGO「ヒューマンライツ・ナウ」の3団体と、石橋みちひろ議員(民進党)、福島みずほ議員(社民党)、赤嶺政賢議員(共産党)の国会議員3名とともに行われた。
閣僚会議で「もんじゅ」の廃炉決定か!? 〜原子力規制委員会・田中俊一委員長が定例記者会見 2016.9.21
原子力規制委・田中俊一委員長による定例会見が2016年9月21日に行われ、同日夕方に開かれる高速増殖炉に関する閣僚会議を前に、記者からはもんじゅの廃炉に言及する質問が相次いだ。
原子力規制委は昨年11月、もんじゅを運用する日本原子力研究開発機構が保安規定違反を繰り返したとして、当時の馳浩文部科学大臣宛に勧告を発出した。
「中国脅威論のウソを見抜く」インサイダー編集長の高野孟氏が一刀両断――山田正彦の炉端政治塾 2016.9.17
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安倍政権が煽る「中国脅威論」をバッサリと切り捨てた。
元農林大臣であり弁護士の山田正彦氏が主宰する「山田正彦の炉端政治塾」において、インサイダー編集長の高野孟氏が2016年9月17日、講演をおこなった。
高野氏は、2016年9月5日、1年5か月ぶりに日中首脳会談におこなわれ、安倍首相と習主席は、防衛当局間による連絡体制「海空連絡メカニズム」の構築に向けた協議を加速することで一致したことを、とても良いニュースとして紹介した。