地域: 福島県
「汚染水はコントロールされている、と誰かが言ったが、全然されていない!」小泉純一郎元首相が福島で講演、原発再稼働を進める政府を徹底批判 2015.3.11
「あなたは総理在任中、原発を推進したではないか。辞めたら、今度は原発ゼロにするというのは無責任だ、という批判を、私はよく受ける」──。
そう語る小泉純一郎氏は、当時、原発推進論者たちから、「原子力は、資源の乏しい日本の経済発展には絶対不可欠。原発は安全。低コスト。クリーンエネルギー」と聞かされて、「それを真に受けていた」と振り返った。
しかし、福島第一原発の事故が起こり、自分なりに調べていくうちに、専門家が言ったことは全部、嘘だとわかった、と続けた小泉氏は、「総理を辞めたからといって、嘘がわかったのに、自分は頰かむりして寝ていればいいのだろうか」と語気を強めた。
第4回福島国際専門家会議 〜事故から4年:県民健康調査と福島県民の安全・安心 2015.3.15
2015年3月15日(日)、福島市の福島ビューホテルで福島県立医科大学が主催した第4回「福島国際専門家会議」が「事故から4年:県民健康調査と福島県民の安全・安心」と題して開催された。内堀・福島県知事、ICRP科学事務局長クリストファー・クレメント氏の講演に次いで、福島県の県民健康調査の状況や各国での取り組みなどが報告された。
「環境省には相手にされない。地元に的を絞り、民主的に進めることで白紙撤回を実現できた」──「塙町のバイオマス発電との闘い」講演学習会 2015.2.13
※3月13日テキストを追加しました!
木質バイオマス発電とは、山に放置された間伐材など、利用されない木材を燃料に使う火力発電で、太陽光や風力と違って、天候に左右されない再生可能エネルギーとして注目されている。福島県の塙町(はなわまち)で、2013年に持ち上がった木質バイオマス発電所の建設計画は、県内の森林除染で生じた木材を有効活用するとされ、総事業費60億円の半分を福島県の復興基金を使って、2014年後半には稼働する予定だった。
しかし、福島第一原発事故で、山林にも放射性物質が飛散していることから、塙町の住民らは焼却による健康被害や、放射性物質が濃縮される焼却灰処理の不安を訴え、建設反対運動は町長のリコールにまで発展。計画は白紙撤回された。
2015年2月13日、福島県郡山市の教職員組合で、鮫川村の指定廃棄物焼却炉の停止を求める仮処分の第4回審尋後、講演学習会「塙町のバイオマス発電との闘い──どの様にして白紙撤回できたか」が行われ、反対運動の先頭に立った、塙町木質バイオマス発電問題連絡会の吉田広明氏と金澤光徳氏が講演を行った。
「これだけでは、国が立証を十分尽くしているとは言えない」 黒塗りの証拠に裁判官も苦言──鮫川村の焼却炉「爆発」「同意書偽造」問題 第4回審尋後の記者会見 2015.2.13
※3月13日テキストを追加しました!
「国は、焼却炉建設地の賃貸者12名の同意があるとして、契約書を提出したが、12人の名前はすべて黒塗りになっていた」──。坂本博之弁護士は、今回は裁判官もそれに不服な様子を見せた、と話した。
鮫川村の指定廃棄物焼却炉とは、環境省が福島県鮫川村青生野地区に建設した実証実験炉である。8000ベクレル/キロ以上の指定廃棄物28トンを含む、総量600トンの放射性廃棄物を焼却するものだが、近隣住民への十分な事前説明がなく、地権者の同意書が偽造されており、さらに稼働した焼却炉がトラブルを起こして爆発、その事故の検証もされていないなど、多くの問題が指摘されている。
2015年2月13日、福島県鮫川村の指定廃棄物の仮設焼却炉をめぐって、地権者の1人である堀川宗則氏が、操業差し止めを求めた仮処分手続きの4回目の審尋(しんじん)が、福島県郡山市の福島地裁郡山支部で行われ、審尋後に郡山市役所内記者クラブで申し立て者や代理人らが記者会見を行った。
福島県内の廃棄物処理場等周辺における土壌中放射性セシウム濃度の調査結果に関する記者会見 2015.3.6
2015年3月6日(金)、福島県庁記者クラブで、放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会による「福島県内の廃棄物処理場等周辺における土壌中放射性セシウム濃度の調査結果に関する記者会見」が行われた。
「建設当時の安全基準のまま、原発を運転し続けてきた電力会社」――書き換えられていた津波リスクを国会事故調の協力調査員・添田孝史氏が指摘 2015.2.15
※ 2月28日テキストを追加しました!
「福島沖で大津波が起きるということは、決して荒唐無稽な想定ではなかった。政府の公式報告書で繰り返し予測されていた。しかし、土木学会と中央防災会議が、それを潰した」──。『原発と大津波 警告を葬った人々』(岩波書店、2014年11月)の著者、添田孝史氏は、このように語った。
東日本大震災以前から、福島県沖を含む海域での大地震と巨大津波の可能性を認識していたにもかかわらず、当時の原子力安全・保安院や東京電力の関係者らが、原発の津波防災対策を先送りしてきたことについて、福島原発告訴団は、新たな告訴・告発(2015年告訴)を、2015年1月13日に行った。
原発いらない!県と県民をつなぐ沈黙のアピール100回 ―対県交渉 2015.2.27
2月27日(金)15時より、通算100回目となる「沈黙のアピール」(代表・佐々木慶子氏)が福島市内で福島県との交渉を行った。
ふくしま集団疎開裁判 裁判の期日を決める進行協議後の学習会 2015.2.27
2月27日(金)、「子ども脱被ばく裁判」の日程を話し合う進行協議が福島地方裁判所で行われ、協議後、福島市のアオウゼで行われた学習会で弁護団長を務める井戸謙一弁護士が「子ども脱被ばく裁判のゴールとゴールまでの歩み方について」と題し講演を行った。
第18回 福島県「県民健康調査」検討委員会 2015.2.12
2015年2月12日(木)、福島県福島市のグランパークホテルエクセル 福島恵比寿2階「さくら」にて、「第18回福島県県民健康調査」検討委員会が開催された。
第2回 放射線の健康影響に関する専門家意見交換会 ―“リスクのバランス”について考える 2015.2.11
2月11日(水)、福島県郡山市熱海町の郡山ユラックス熱海にて、環境省と福島県の主催による放射線の健康影響に関する専門家意見交換会の2015年の第2回にあたる会が「“リスクのバランス”について考える」と題して開催された。
第5回「甲状腺検査評価部会」 ~県民健康調査 検討委員会~ 2015.2.2
2月2日(月)、福島市の福島ビューホテル本館にて、「福島県『県民健康調査』検討委員会第5回『甲状腺検査評価部会』」が開催された。
原発いらない金曜日 in 郡山 2015.2.6
2月6日(金)18時より、福島県郡山市の郡山駅西口広場で「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。
原発いらない金曜日 in 郡山 2015.1.23
1月23日(金)18時より、福島県郡山市・郡山駅西口広場で「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。
第26回 原発ゼロをめざす須賀川行動 2015.1.18
1月18日(日)11時より、福島県須賀川市のヨークベニマル須賀川西店前で「原発ゼロをめざす須賀川行動」が行われ脱原発を訴えた。この抗議行動は「原発ゼロをめざす須賀川の会」が主催して同所で月に1度開かれている。
「緊急セミナー in 福島」 切迫する放射線被ばくの健診対策 2015.1.18
1月18日(日)10時半より、福島市アクティブシニアセンター・アオウゼでFoEジャパン主催による「『緊急セミナー in 福島』切迫する放射線被ばくの健診対策」が開催された。環境省の「住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」から出された「中間取りまとめ」が1月21日までパブリック・コメント(パブコメ、意見公募手続)にかけられていることを受け、その問題点やポイントが議論された。
原発いらない金曜日 in 郡山 2015.1.16
1月16日(金)18時より、福島県郡山市・郡山駅西口広場で脱原発金曜行動「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。
原発いらない金曜日 in 郡山 2015.1.9
1月9日(金)18時より、福島県郡山市・郡山駅西口広場で脱原発金曜行動「原発いらない金曜日 in 郡山」が行われた。
検察は「加害者とともに笑う」のか? 鮫川村仮設焼却炉建設 偽の同意書をめぐる告発が「不起訴」に 2014.12.2
福島第一原発事故で汚染された稲わらなどの廃棄物(8000ベクレル/キロを超える高濃度放射性廃棄物)の減容化のため、福島県鮫川村に焼却施設を建設する際、環境省と鮫川村は近隣住民にほとんど知らせないまま、「その土地の共同地権者たちの同意を得ている」として建設を進めた。
それに対し、地権者のひとりである堀川宗則氏は、「同意はしていない。自分の署名と捺印は偽造された」と訴え、有印私文書偽造、同行使で告発。福島地裁に同施設の操業差し止め仮処分を申し立てた。
第17回「県民健康調査」検討委員会 2014.12.25
2015年12月25日、福島市杉妻町の杉妻会館で第17回「県民健康調査」検討委員会が開催された。